
撮影初ハグでカチコチ秘話も。黒川想矢&キム・ジアンが撮影を振り返る。日韓合作映画『3ミリの恋』舞台挨拶で語る「言葉と海を越えた絆」
2026年10月21日、ユナイテッド・シネマ豊洲にて、映画『3ミリの恋』完成披露上映会が行われ、黒川想矢、キム・ジアン、早瀬憩、パク・ジファン、大谷亮平、全辰隆(チョン・ジニュン)監督が登壇。日韓合作の撮影秘話や「言葉を越えた絆」を熱く語り、会場は大盛り上がりとなった。(動画&フォト)
佐賀県唐津市で釣りに明け暮れる高校生のタツヒコ(黒川想矢)は、韓国からの留学生ユンスル(キム・ジアン)と出会う。一枚の古い写真を契機に心を通わせる二人だったが、些細な言葉の行き違いからユンスルは突然帰国してしまう。
失意の中、地図上で唐津と釜山の距離がたった“3ミリ”であることに気づいたタツヒコは、想いを伝えるため国境を越える決意をする。
在日韓国人3世の全辰隆監督が描く、国境や言葉の壁を越えて惹かれ合う若者たちの等身大の感動ラブストーリー。
舞台挨拶レポート
■動画レポート
■フォトレポート
黒川想矢(タツヒコ 役)
皆さんこんばんは。タツヒコ役を演じさせていただきました黒川です。今日はお越しいただき、劇場に来てくださってありがとうございます。短い時間ですが、楽しんでいってください。よろしくお願いします。
キム・ジアン(ユンスル 役)
(日本語で)皆さんこんばんは。ユンスル役のキム・ジアンです。今日よろしくお願いします。ありがとうございます。
早瀬憩(ジュリ 役)
本日はお越しいただきありがとうございます。ジュリを演じました早瀬憩です。短い時間ですが、皆さんと一緒に楽しい時間を過ごせたら嬉しいです。よろしくお願いします。
パク・ジファン(チャンホ 役)
お越しいただき本当に感謝しております。今日は皆さんにとって楽しくて良い時間になればと思っております。よろしくお願いします。
大谷亮平(ミツオ 役)
アニョハセヨ。ちょっと韓国語で挨拶してみたかったので。皆さんこんばんは、大谷です。試写で僕も観たのですが、とても爽やかで素敵な作品なので、今回参加できたことをとても嬉しく思っております。本当に短い時間ですが、楽しんでいってください。よろしくお願いします。
全辰隆監督
皆さん初めまして。『3ミリの恋』の監督をした全辰隆(チョン・ジニュン)と申します。本日はお越しいただきありがとうございます。僕にとって初めての商業長編映画で、こういった舞台も初めてです。普段は話が長くなりがちなのですが、今日は豪華なゲストの皆さんがたくさんいらっしゃるので、なるべく短く話せるように頑張ります。今日は本当にありがとうございます。楽しんでいってください。
‐ いよいよ完成披露ということで、今日を迎えて黒川さん、改めてどんなお気持ちですか?
黒川想矢
ちょっと緊張していまして。映画の撮影がちょうど1年ほど前に終わったのですが、1年が経って、こうして色々な方に観ていただけるのがすごく不思議な感覚です。とても嬉しく思うと同時に、これからどんな感想をいただけるのかすごく気になりますし、ものすごく楽しみです。
‐ キム・ジアンさんは、今日を迎えていかがでしょうか?
キム・ジアン
多くの方々が協力してくださり無事に作品が完成して、こうして多くの方にお見せすることができて本当に嬉しいです。ありがとうございます。
‐ 黒川さんが演じるタツヒコは、あることをきっかけに特別なひと夏の経験をします。今回は日本と韓国の2カ国で撮影が行われましたが、両国での撮影を振り返っていかがですか?
黒川想矢
佐賀県の唐津での撮影と韓国の釜山での撮影が半分ずつで、録音技師の方や撮影の方など、韓国人のスタッフさんも結構いらっしゃいました。僕にとって海外でお芝居をしたり、スタッフやキャストの皆さんとご一緒させていただくことは本当に夢のようなことだったので、毎日が幻のようだなと感じていました。学ぶことがすごく多くて、日本と韓国はこんなに近いのに言語も文化も違い、撮影スタイルも違っていました。
日本では段取り、テストをしてから本番に入りますが、韓国では段取りをしてすぐ本番に入ることが多いらしくて。相手と演技をする時に、最初に自然と出てくる生の反応や感情こそが大切なんだと感じました。毎回どういう反応が起こるのかを楽しみながら撮影できたのが、良い思い出になっています。
‐ 監督、その場で生まれる生の感情が映し出されるということもあったのでしょうか?
全辰隆監督
現場では必死だったのであまり記憶がないのですが、唐津での撮影の時は日本スタッフも半分くらいいたのですが、韓国に行ってからは撮影部も照明部も録音部も韓国スタッフになりました。韓国人スタッフの中に黒川くんがポツンといる状況で、その雰囲気が劇中のタツヒコとも重なる部分があるので、注目していただけたら嬉しいです。
‐ 黒川さん、確かに役と被るところがありましたね。
黒川想矢
唐津から韓国へ向かうフェリーでの移動中も撮影をしていて、これから始まる撮影への僕の不安と、タツヒコの不安が重なったような気がしました。そういう風にして撮影を進めてくださっていたのかなと思いました。
‐ 留学生として韓国からやってきたユンスルという役でしたけれど、唐津の印象はキム・ジアンさん、いかがでしたか?
キム・ジアン
日本には有名な観光地以外にも、こんなに美しい場所がたくさんあるんだなと感じました。日本の俳優さんたちの中で自分一人だけ韓国人として撮影に参加することになり、「上手くできるかな」という緊張や心配を抱えて撮影に入ったのですが、皆さんとても配慮して優しく接してくださり、言葉を交わそうと努力してくださって本当に感謝しています。そうした美しい自然の中で、素敵な俳優の皆さんと出会えたことも本当に良かったです。
‐ 黒川さんとキム・ジアンさん、コミュニケーションの言語は何で取っていたんですか?
黒川想矢
現場では単語を使いながら英語で話すことが多かったのですが、昨日ジアンさんに1年ぶりに会ったら、めちゃくちゃ日本語が喋れるようになっていて驚きました。僕ももっと勉強しないとやばいなと思いました。
キム・ジアン
韓国語も使って、日本語も……この機会に日本語をちょっと頑張ってみたいと思って、日本語を頑張って使いながら意思疎通をしてみました。
‐ クラスメイトとして二人を静かに見守るジュリという役どころですが、撮影現場で黒川さん、キム・ジアンさんとの共演で印象的だったことはありますか?
早瀬憩
静かに見守りたかったのですが、だいぶはっちゃけて二人の恋を応援してしまっているので、そこも見ていただけたらと思います。ジアンは私をお姉さんと慕ってくれて、慣れない日本に一人で来る不安も大きかったと思うのですが、一生懸命コミュニケーションを取ろうとしてくれて勇気をもらいました。想矢くんとは今回で3回目の共演なので安心感があり、かっちゃん役も含めた4人で、本当に学校生活を送っているような楽しい夏休みを過ごせました。
黒川想矢
撮影中に早瀬さんの台本がめくれているのを覗いた時、ジアンさんと会話するために韓国語と日本語がびっしり書かれているのが見えて、すごく嬉しい気持ちになりました。また共演できて嬉しかったです。
‐ 釜山でユンスルを探すタツヒコを手助けするチャンホという個性的なキャラクターを演じられていますが、初めて黒川さんと共演されてどんなことを感じましたか?
パク・ジファン
会った瞬間から本当に良かったです。共演できてとても嬉しいですし、彼は本当に不思議なタイプで、貴重な俳優だと思います。
‐ どんなところが不思議なんですか?
パク・ジファン
美しいものを見た時に、それを言葉で説明しようとすると返って野暮になってしまい、ただ心で感じるしかないと思うのですが、彼の魅力もまさにそうしたものなのだと思います。
‐ 黒川さん、言葉にできない魅力と言われていますが、今の話を聞いていかがですか?
黒川想矢
舞台に上がる前にパク・ジファンさんと会話する機会があったのですが、その時に「黒川くんはニンジンだね」と言われたんです。「この作品に合ったサイズのニンジンを育てられて良かったね」という意味らしくて。きっと僕の育てたニンジンは、監督やパク・ジファンさん、ジアンさんがたくさん栄養を与えてくださったおかげで出来上がったのだと思います。パク・ジファンさんは会うたびに素敵な言葉をかけてくださるので、映画の中でのやり取りもぜひ見ていただきたいです。
全辰隆監督
韓国で人に例えてニンジンと言うカルチャーがあるわけではないので初耳ですが、ニンジン映画なんでしょうね(笑)。
‐ タツヒコの父で厳しくも温かい眼差しを向けるミツオという役柄でしたが、高校生たちの恋模様は父親の立場からどんな風に映っていましたか?
大谷亮平
自分が高校生の頃は海外の方との交流もあまりなかったので、10代のうちに海外の方と出会い、お互いの国のことや文化について話し合えるというのは、とても素敵な財産だなと思って見ていました。
‐ 大谷さんは日本と韓国の両国で活動されていますが、日韓合作の青春映画ということについてはどう感じられますか?
大谷亮平
言葉の違いなどで生じる問題や喧嘩、離れてしまうといった体験は自分自身にもあったので、すごく懐かしくもあり、応援したい気持ちにもなって微笑ましく見ていました。
‐ タイトルにある『3ミリの恋』の「3ミリ」という言葉に込められた思いを聞かせていただけますか?
全辰隆監督
韓国と日本の物理的な距離は変わりませんが、心理的な距離がどんどん近くなって仲良くなってほしいという思いで作りました。シナリオを書く中で「3ミリ」というキーワードに出会い、映画を観て「たった3ミリしかないんだ」と感じたら、ぜひ韓国に遊びに行ってみてほしいです。
‐ 長編映画として日韓合作で作るということへの思いもお聞かせください。
全辰隆監督
言葉や文化の違いはありますが、韓国は本当に近いです。この作品をきっかけに日本や韓国だけでなく世界に興味を持ってもらえれば、地球はもう少し平和で優しくなるのではないかと思います。
‐ 撮影中に印象に残ったエピソードや、釜山や唐津でのオフの日の過ごし方について伺えますか?
キム・ジアン
唐津で皆さんに色々なところへ連れて行ってもらったので、私からも黒川さんに釜山を案内してあげたいと思ったんです。私自身も釜山は初めてだったので少し迷ったりもしたのですが、服屋さんに行ったり、食べたいと言っていたビビンバやかき氷を一緒に食べたりして、本当に楽しかったです。
黒川想矢
韓国語が全然できなかったのですが、韓国で口内炎ができてしまって薬局で薬を買いたかった時、ジアンさんが通訳して助けてくれました。撮影以外の時間もみんなで一緒に過ごして仲を深められたのが、すごく良かったなと思います。
全辰隆監督
撮影がない日に4人で唐津の街やショッピングモールに遊びに行っていたと聞いて、「この人たちをキャスティングして良かったな」とすごく嬉しかったです。
‐ 撮影中で特に印象に残っているシーンやエピソードはありますか?
全辰隆監督
唐津と釜山で撮影したのですが、唐津の序盤で撮ったハグのシーンが一番テイクを重ねたカットでした。そこに注目していただけたら嬉しいです。
黒川想矢
唐津で最初に撮影した時はハグをしたことがなかったので、すごくカチコチになってしまって。韓国でもう一度撮り直すと言われた時に「やっぱりダメだったんだな」と思っていたのですが、映画を観たら唐津でのカットが使われていて驚きました。
全辰隆監督
編集の段階で、唐津で撮ったハグのカチコチ感が、等身大のタツヒコの魅力を一番表していると思って採用しました。1年前の黒川くんにしか撮れなかった貴重なシーンだったと思います。
‐ 最後に、これから映画を観る皆様へメッセージをお願いいたします。
キム・ジアン
映画には恋愛以外にもたくさんのメッセージが込められています。見終えた後にそのメッセージについて振り返っていただけたら嬉しいです。
(日本語で)映画を楽しんでいただければ嬉しいです。ありがとうございます。
黒川想矢
韓国と日本はすごく近いようで遠く、遠いようで近くて、言語や文化が違っても、言葉を越えて繋がることができるんだと感じていただけたら嬉しいです。本日は本当にありがとうございました。カムサハムニダ!
■フォトギャラリー
- 瀬憩/黒川想矢/キム・ジアン
- 全辰隆監督/早瀬憩/黒川想矢/キム・ジアン/パク・ジファン/大谷亮平
- 全辰隆監督/早瀬憩/黒川想矢/キム・ジアン/パク・ジファン/大谷亮平
- 全辰隆監督/早瀬憩/黒川想矢/キム・ジアン/パク・ジファン/大谷亮平
- 黒川想矢
- 黒川想矢
- 黒川想矢
- 黒川想矢
- 黒川想矢
- 黒川想矢
- 黒川想矢
- キム・ジアン
- キム・ジアン
- キム・ジアン
- キム・ジアン
- キム・ジアン
- キム・ジアン
- キム・ジアン
- 早瀬憩
- 早瀬憩
- 早瀬憩
- 早瀬憩
- 早瀬憩
- 早瀬憩
- パク・ジファン
- パク・ジファン
- 大谷亮平
- 大谷亮平
- 大谷亮平
- 全辰隆監督
- 全辰隆監督
- 全辰隆監督
- 全辰隆監督/早瀬憩/黒川想矢/キム・ジアン/パク・ジファン/大谷亮平
- 全辰隆監督/早瀬憩/黒川想矢/キム・ジアン
- 全辰隆監督/早瀬憩/黒川想矢
- 黒川想矢/キム・ジアン
- 黒川想矢/キム・ジアン
- 早瀬憩/黒川想矢/キム・ジアン
- 早瀬憩/黒川想矢
- 早瀬憩/黒川想矢
- 全辰隆監督/早瀬憩/黒川想矢/キム・ジアン/パク・ジファン/大谷亮平
- 早瀬憩/黒川想矢/キム・ジアン
- 黒川想矢/キム・ジアン
[動画・写真・記事:三平准太郎]
映画『3ミリの恋』
《INTRODUCTION》
日本と韓国の歴史的背景を抱える男女を描いた短編映画『ミヌとりえ』で山形国際ムービーフェスティバル2022グランプリや東京インディペンデント映画祭2022準グランプリをはじめ国内外で多数の映画賞を受賞、続く最新短編映画『国道7号線』では第46回青龍映画賞最優秀短編映画賞ノミネート、第42回釜山国際短編映画祭観客賞受賞、第47回クレルモンフェラン国際短編映画祭 Short Film Market Picks選出と国際的な評価を確立しつつある在日韓国人3世の全辰隆(チョン・ジニュン)監督による初の長編であり商業デビューを飾る映画『3ミリの恋』が完成し、2026年11月6日(金)に全国公開いたします。
主演を務めるのは『国宝』、『怪物』など話題作に次々と出演し、存在感を増し続ける若手俳優・黒川想矢。また、ヒロインには韓国で動員1,000万人超えを達成し2024年のNo.1ヒット作となったホラー映画『破墓/パミョ』で注目を集めたキム・ジアンを迎えました。
《STORY》
佐賀県唐津市で、釣りに明け暮れながら高校生活を送るタツヒコ(黒川想矢)。夏休み目前のある日、タツヒコのクラスに釜山からの留学生ユンスル(キム・ジアン)がやってくる。ユンスルはなぜ、留学先に唐津を選んだのか――?
そこには、日本と韓国を結ぶある一枚の写真が関係していた。少しずつ仲良くなっていく二人だったが、タツヒコの何気ない言葉がユンスルを傷つけ、翌日ユンスルは突然、韓国に帰ってしまう。
そんな中、歴史の教科書に日本と韓国の地図を見つけたタツヒコは、唐津と釜山の距離を定規で測ってみる。それはたった“3ミリ”だった。そしてタツヒコはある決断をすることに――。
- メインカット
- 場面写真1
- 場面写真2
- 場面写真3
- 場面写真4
- 場面写真5
- 場面写真6
- 場面写真7
- 場面写真8
出演:黒川想矢 キム・ジアン/荒木飛羽 早瀬憩 ソウジ・アライ/
パク・ジファン チャン・へジン チェ・ドクムン/MEGUMI 一ノ瀬ワタル 大谷亮平
監督・脚本:全辰隆(チョン・ジニュン)
音楽:ノ・ヨンシム
主題歌:Leina「3ミリの恋」(MASTERSIX FOUNDATION/Sony Music Labels Inc.)
製作:吉村文雄 金子保之
制作プロダクション:東映東京撮影所
共同制作:ADRENALINE PICTURES
プロダクション協力:ダブ
配給:東映 東映ビデオ
韓国配給:BY4M
©2026「3ミリの恋」製作委員会
公式サイト:3mmlove-movie.com
公式X・TikTok:@3mm_love_movie
公式Instagram:@3mm_love
2026年11月6日(金)全国公開
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
















































































この記事へのコメントはありません。