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映画『死ねばいいのに』公開記念舞台挨拶

【凍結注意!?】京極夏彦「SNS投稿時は気をつけて!」 奈緒&伊東蒼、初日に劇場でお忍び鑑賞!「バレずに泣いた」映画『死ねばいいのに』公開記念舞台挨拶

2026年7月4日、テアトル新宿にて、映画『死ねばいいのに』公開記念舞台挨拶が行われ、奈緒、伊藤蒼、京極夏彦(原作者)、金井純一監督が登壇。(動画&フォト)

本作は、京極夏彦のミステリー小説を金井純一監督が映画化。
何者かに殺害された鹿島亜佐美(伊東蒼)の素顔を知るため、謎の女性・渡来映子(奈緒)が彼女の知人たちを順に訪ね歩く。
職場の上司や元恋人らが自分本位な言い訳を並べる中、映子は「なら死ねばいいのに」という衝撃的な言葉を突きつける。
この言葉は相手への攻撃ではなく、人間の「業」や不条理を炙り出し、言葉の真意を問い直すものへと変容していく。SNS時代における言葉の重みと、絶望の先にある「生への祈り」を描いた重層的な心理ミステリーである。

舞台挨拶レポート

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■フォトレポート

映画『死ねばいいのに』公開記念舞台挨拶

金井純一監督/伊東蒼/奈緒/京極夏彦(原作者)

満員御礼で実施されたこの日、主人公・渡来映子を演じた奈緒は「『死ねばいいのに』というなかなかのタイトルの映画をどんな方たちが朝一番に観に来てくださったんだろうと思って、今日の日を楽しみにしてまいりました」とニッコリ挨拶。
公開初日に映画館で本作を鑑賞したそうで「皆さんが集中して観てくださっているのを感じて、上映後もすぐに言葉が出てくるというよりは、息が漏れるような、皆さんそれぞれ自分の中で噛みしめてくださっているのを感じて。とても幸せな時間でした」としみじみ報告していた。

映画『死ねばいいのに』公開記念舞台挨拶

奈緒

映子がその存在を追いかける相手・鹿島亜佐美役の伊東も、公開初日に映画館で鑑賞したとういう。「最後に主題歌が流れた時に、涙が止まらなくなってしまって。電気が思ったよりも早く付いたので恥ずかしくて…。一生懸命泣いてるのを隠して出ていきました」と照れながら「主題歌も含めて、最後まで『死ねばいいのに』という作品に浸った時間でした」と貴重な体験だと回想していた。

映画『死ねばいいのに』公開記念舞台挨拶

伊藤蒼

小説「死ねばいいのに」の原作者・京極氏は「朝から重たくてすいません。面白かったらそれは監督、スタッフ、キャストの皆様の功績です。面白くないと思ったら、それは私の責任です」とユーモアを交えてニヤリ。
「原作を書いたのは15年程前で、映画化企画自体も長い時間がかかりましたので、この日は来ないと思っていました。難産の末に生まれた感がある」と明かしながら「総スカンをくらうだろうと思ったら、そうでもなくて良い話が届くことに驚いています。…このタイトルでですよ!?なおSNSで発信する際はタイトルの前に#を付けてください。付けないと凍結される恐れがありますから」と笑わせながらも評判を喜んだ。

映画『死ねばいいのに』公開記念舞台挨拶

京極夏彦(原作者)

金井監督は「内容的に攻めたところもあるので、批判も多いだろうと思っていましたが、ビックリするくらい僕らの伝えたかったことがすごい伝わって。ときめいてしまいました。まるでラブレターが届いたかのような…まあ、書いた事はないですが」と高評価続々に声も弾む一方だった。

映画『死ねばいいのに』公開記念舞台挨拶

金井純一監督

奈緒と伊東は初共演。様々な作品を通して伊東推しだったという奈緒は「憧れもあるし、好きだし、御一緒出来るのが嬉しかった。どうしてもファン心が出てきてしまうので、最初はお顔を見ないようにしていました」と明かした。
初対面の本読みの際に亜佐美としての伊東のセリフを聞いた際に「映子になれると思った。映子のことを理解できないと思う部分もあったので、糸の端を掴んだような気持ちにさせていただけた」と役作りにおいても影響を受けたという。

一方の伊東も「奈緒さんは笑顔が素敵で、奈緒さんがいるだけでその場が明るくなるようなところがある。奈緒さんにお会いした時に、一目惚れしたかのような感覚があって、その時に亜佐美の中にもきっとこういう気持ちがあったんだろうと思いました。私は人見知りタイプですが、自分の中ではかなり珍しく、たくさん私の話を奈緒さんにしちゃったりとか、聞いて欲しくなったりとかして。私も凄く大好きなんです!」とリスペクトしきり。

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伊東蒼/奈緒

そんな二人の起用に京極氏は「怪獣映画で言ったらゴジラ対ガメラみたいなもの。これは大丈夫だろうと思った。そしてひたすら楽しませていただきました」と太鼓判を押していた。

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伊東蒼/奈緒/京極夏彦(原作者)

金井監督は「撮影前に奈緒さんが伊東さんとご飯を食べに行って、別れた後に奈緒さんが家に帰って少し泣いたそうです。それを聞いて僕はもう大丈夫だと思った」と明かした。
これに奈緒は「(伊東と)色々な話をしてずっと笑って凄く楽しかった。帰る時に笑顔でバイバイと挨拶した時に『亜佐美と映子にもこういう時間があったかもしれない』と思ったら、急に寂しくなって。笑顔で別れた後に泣くという情緒がだいぶおかしい感じになってしまった」と照れ笑いも「本当に尊い時間でした」と懐かしんでいた。

映画『死ねばいいのに』公開記念舞台挨拶

劇中で亜佐美が「今、すっごく幸せ」と言い放つセリフにちなんで、“今、すっごく幸せ”と感じる瞬間や出来事を発表。

「極めて起伏のない人生を送っている」と自称する京極氏は「幸せだなと感じる時間はないか、あるいは生きていれば大体幸せという低めの安定がいい。平々凡々なもんですから」と意外な心境。

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金井監督は「サウナの後に水風呂に入った時は幸せ!」と笑わせた。

甘党という伊東は「甘い飲み物を飲んでる時が一番幸せ!」とニッコリ。

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奈緒は「眠りにつく時と起きた時が幸せ。ある時『人は小さく寝る時に死んでいる』という言葉を聞いて以降、上手くいかない事があっても、起きたら昨日の自分はいないと思うようになって、毎日そこでちょっとリセットされるところがあります」と持論を述べて「なので寝かせて欲しいです」と満面の笑みだった。

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最後に京極氏は「原作付きの映画は手間とお金をかけて力を入れた評論だと思います。原作通りである必要はないけれども、作り手たちが僕の小説を具体化してくれた作品であり、作品としては全く別だけれども同じ。原作小説を買ってくれとは言いませんので、立ち読みでもなんでも結構です。映画と同じような風景が見えるかどうか、確認していただけたら」とアピール。

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金井監督は「劇場でしか味わえないことがたくさんあると思います。気に入っていただけたら何度も観ていただいた上で、感想を広めてください」と期待した。

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金井純一監督/伊東蒼/奈緒/京極夏彦(原作者)

伊東も「幸せの答えはなかなか出ませんが、映子との間に生まれた空気はまさに幸せそのものだったと私は思いました。それをこの映画にたくさん詰まって残せたことが嬉しかったです。どんな形であれ、この映画が皆さんの心の中に残れば嬉しいです」と実感。

映画『死ねばいいのに』公開記念舞台挨拶

主演の奈緒は「撮影中は、どうして映子は生きてる時に亜佐美の名前を呼べなかったのだろうかともどかしく思う日々でした。でも私は『生きてその名前を呼び続けることはできるか』と最後に思うことができました。だから皆さん、どうか生きていてください。それがこの作品に携わった者としての祈りです」と熱弁。

映画『死ねばいいのに』公開記念舞台挨拶

続けて奈緒は「最後に。私は最近脳科学にハマっていまして、脳科学上、本は誰かに借りたりするよりも自分で買った方が内容は残るそうです。なので原作が気になった場合は、購入した方が色々とわかると思いますよ」と京極氏に代わって気の利いた見事なPR。主演の粋なコメントに京極氏も「おお、いい事を言うね!」と大喜びだった。

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金井純一監督/伊東蒼/奈緒/京極夏彦(原作者)

■フォトギャラリー

[動画・写真:三平准太郎]

映画『死ねばいいのに』

《INTRODUCTION》
S・D・P 配給により、俳優・奈緒が主演を務める映画『死ねばいいのに』が7 月 3 日(金)よりテアトル新宿ほか全国公開されます。本作は、現代を舞台に描かれた、京極夏彦による異色のミステリー小説「死ねばいいのに」(講談社文庫)を原作に、金井純一監督が映画化。
確かな演技力で観客を魅了し続ける奈緒が主人公・渡来映子を演じ、映子がその存在を探し回る亜佐美役には伊東蒼。亜佐美の生前の関係者に前原滉、髙橋ひかる、草川拓弥、田畑智子、平原テツら実力派キャストが集結した。

《STORY》
「亜佐美のこと 聞かせてもらいたいんです」 何者かによって殺された鹿島亜佐美。 そんな、彼女のことを知りたいと、渡来映子が亜佐美の職場の上司・山崎を訪ねてきて――。

出演:伊東蒼
前原滉 髙橋ひかる 草川拓弥
浅野竣哉 カトウシンスケ 木原勝利 日高七海 / 田畑智子 平原テツ
原作:京極夏彦「死ねばいいのに」(講談社文庫)
監督・編集:金井純一
脚本:喜安浩平
音楽:D flat
主題歌:This is LAST「アイリス」
製作幹事:S・D・P メ〜テレ
配給・宣伝:S・D・P
製作プロダクション:ダブ
©京極夏彦/2026 映画「死ねばいいのに」製作委員会
公式サイト:https://shinebaiinoni-movie.com/
公式 X:@shineba_movie #映画死ねばいいのに

2026年7月3日(金)よりテアトル新宿ほか全国公開

映画『死ねばいいのに』

本ビジュアル

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