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映画『黒牢城』公開御礼舞台挨拶

菅田将暉、天才軍師役も「国語は2点」と自虐!?本木雅弘は司会を差し置いて監督を質問攻め!吉高由里子 映画『黒牢城』公開御礼舞台挨拶

累計発行部数60万部突破!第166回直木賞と第12回山田風太郎賞をW受賞、「このミステリーがすごい!」第1位ほか史上初4大ミステリー大賞を制覇した米澤穂信の傑作ミステリーを映画化。映画『黒牢城』(こくろうじょう)が、全国351館で大ヒット上映中。
主演に本木雅弘を迎え、菅田将暉、吉高由里子、青木崇高、宮舘涼太、柄本佑、オダギリジョーら映画界を代表する豪華キャストに加え、ユースケ・サンタマリア、吉原光夫、坂東龍汰、荒川良々、渋川清彦、渡辺いっけい ら実力派キャストが集結。
メガホンを取るのは、世界三大映画祭の常連であり、『スパイの妻』(第77回ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞 受賞)、『クリーピー 偽りの隣人』など国内外で高い評価を得続ける黒沢清監督。監督にとってキャリア初の時代劇である本作は、第79回カンヌ国際映画祭「カンヌ・プレミア」部門に正式出品を果たし、万雷のスタンディングオベーションで世界を魅了。6月19日(金)に公開初日を迎えるやいなや、初週三日間の興行ランキングで邦画第1位の大ヒットスタートを切り、現在動員数 471,908人/興収 6億4,420万4,060円(6/29時点)を超え、日本中に“黒牢城旋風”を巻き起こしている。

舞台挨拶レポート

■動画レポート

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■フォトレポート

映画『黒牢城』公開御礼舞台挨拶

黒沢清監督/菅田将暉/本木雅弘/吉高由里子

満員御礼で実施されたこの日、籠城する有岡城で発生した不可解な事件の謎に挑む主人公・荒木村重を演じた本木は、「封切りから随分時間が経ちましたけれど、皆さんの映画の様々な見方が届いて来て感無量で御座います」と挨拶。
重ねて、「さまざまな感想が飛び交っていて、新しい視点を与えていただいています。これが映画の奥深さなんです。この映画は、ただ事件の謎解きをするだけではなく、黒沢監督はどうしてこういう映画を作って、どうしてこういう撮り方になったのか。それが最大のミステリーで最大の魅力。ミステリー映画を観るというよりも、黒沢さんの映画に対する美学と底知れぬ映画愛を確認する。そういう映画だと思います」と力説。

映画『黒牢城』公開御礼舞台挨拶

本木雅弘

続いて、織田方の危険な軍師・黒田官兵衛役の菅田は、公開後の周囲の反響について、「同業者とか映画界の人たちは、凄く面白がってくれた。うちの両親なんかは『久々に映画館で時代劇を観た』と言っていて、そこに自分が出ているという事も誇らしい気持ちになりました」と紹介。

映画『黒牢城』公開御礼舞台挨拶

菅田将暉

村重の妻・千代保役の吉高も「同業者からは黒沢組最高!と言われたり、Xで検索していないのに関連でこの映画の感想が出てきたりして、そういったものを見ると公開した実感が湧きます」と喜んだ。

映画『黒牢城』公開御礼舞台挨拶

吉高由里子

一方、黒沢監督は大河ドラマ『豊臣兄弟!』でトータス松本演じる荒木村重が話題になった事に触れて「トータスさん演じる荒木村重が出て来て。これが良かったですよね。本木バージョンとは全然違うんですけれども、トータスさんの村重も良い。人間味がある」と絶賛。

映画『黒牢城』公開御礼舞台挨拶

黒沢清監督

これに対し、大河ドラマで共演した菅田が「トータス松本さんから『本木さんの村重が素敵だった』という連絡が来ました」と座長を立てると、本木は「大河ドラマとクロスオーバーしたというのが私たちにとっては最大のプレゼント」と喜んでいた。

そんな中、本作に対する愛と黒沢監督へのリスペクトが溢れる本木は、進行そっちのけで黒沢監督による演出や村重への解釈、カット割りの魅力などを熱弁。
黒沢はロングショットを多用した狙いについて「大きなスクリーンで観るとちょうどいい。映画館で観る映画として最適なものにしたいと思っていました。この映像でこのくらいの長さだと、色々なものが見えて来て色々な解釈にも繋がる。それが映画表現の一番面白いところだと思っているので、そのような風にしてみました」と解説した。

本木は一つの質問に対して熱弁し過ぎて、途中「何に対して何を喋っているのか自分でもわからない…」と迷子になりつつも「舞台劇を見ているような人物の配置や動線の組み立ては、いつどういう風に考えているのか?」などと黒沢監督に矢継ぎ早に質問。

これに黒沢監督は「こんな事を言うと元も子もないかもしれませんが、こうすれば明日は撮り切れるかなと。時間は大きいです」と答えると、本木は「過酷な現場ではあるけれど、ほぼ定時に終わる。そんな映画の現場はない」と黒沢組のスケジュール事情を紹介。
黒沢監督は「定時に終わるのは社会人として当たり前です。定時に終われば次の日頑張れるわけで。みんなが順調にいって僕のプランも上手く伝われば定時に終わる。それを目指しています」と持論を展開した。

映画『黒牢城』公開御礼舞台挨拶

黒沢清監督/菅田将暉/本木雅弘/吉高由里子

先日のカンヌ国際映画祭での評価や日本での大ヒットの反響も経て、アメリカ・カナダ、フランス、韓国、台湾、インドネシア、ポルトガル、トルコ、チェコをはじめ世界30か国以上の国での公開が決定。
これに本木は「ある意味その予兆がカンヌで確認出来たところはある。登場人物が多くて関係性も複雑ながらも、だんだん何かが見えてくる。時代劇でありながら難しいセリフが散りばめられていても何か通じてしまうという。黒沢さんの何らかの手法が隠されていて…いやいや、また喋り過ぎちゃった」と興奮気味にまくし立てていた。

映画『黒牢城』公開御礼舞台挨拶

さらに7月10日より、一部劇場にて『黒牢城 モノクロ特別版』の上映が決定。当初デジタルで白黒にする事に対して懐疑的だったという黒沢監督だが「試写を観てみたら、これがめちゃくちゃいい。まず俳優の表情がわかる。遠くにいても白目とかが物凄くクッキリと見える。着ている服の模様もはっきりとわかる。カラーバージョンの方が情報は豊かですが、白黒にすることで情報が絞られる分、カラー版では見えていないものがクッキリと見えてくる。僕も驚きましたので、皆さんも騙されたと思って一度ご覧になってください。ビックリしますよ」と予告していた。

「黒牢城 モノクロ特別版」スチール1

「黒牢城 モノクロ特別版」

「黒牢城 モノクロ特別版」スチール1

「黒牢城 モノクロ特別版」

「黒牢城 モノクロ特別版」スチール1

「黒牢城 モノクロ特別版」

一方、吉高は映画を観た観客から寄せられた「吉高スゲエ!」「吉高様、黒沢作品の相性良すぎでござる」という感想を喜ぶと、黒沢監督から「吉高さんとは相性がいいなと思いました。吉高さんは現場で『え~?』とか『あ~』とか言いながらも、いざやるとなったら思いっきりやってくれる」などと評されて、吉高は照れながらも喜んでいた。

映画『黒牢城』公開御礼舞台挨拶

続いて、主人公の村重が歴史上「裏切者」と表現されることも多いが、本作では実はそうとは言い切れない人物像が描かれていることにちなみ、「みんなからこう思われてるけど実は違うところ」というトークテーマに。
吉高は、「緊張したことないでしょ?ってよく言われるんですけど…凄くします。どうせヘラヘラ喋ってるだけと思ってるかもしれないけど、今この場も緊張してます!何個の目で見られてると思ってるの!?」と観客に訴え、「生きていると、緊張してるか眠いかのどっちかなんです。そういうタイプの人間なんで(笑)」と名言のように述べていた。

映画『黒牢城』公開御礼舞台挨拶

続いて菅田は、「『黒牢城』での官兵衛役もそうですが、賢い役が続いていますが、僕は無茶苦茶バカです!国語とか全然出来なくて、台本を読むとか作戦を練るとかすごく苦手!」と役柄とは真逆な“意外な素顔”を告白。

映画『黒牢城』公開御礼舞台挨拶

そんな二人に対して本木は、「地頭が良いという事」とフォローしながら「二人のように地頭が良くて、それでいて気楽にいるように見える。そういう人たちに私は本当に憧れます」と羨望の眼差しを向け、笑いを誘った。

映画『黒牢城』公開御礼舞台挨拶

終盤には、本木による『黒牢城』&黒沢監督愛トークに多くの時間が割かれた結果、舞台挨拶の終了予定時刻もオーバーし、台本にあった想定質問が1つしか出題出来なかったという状況に陥る場面も。
これに吉高が「本木さんの作品に対する探求心もそうですが、映画の撮影が終わってからもさらに探そうとしている」と舌を巻くと、菅田も「舞台挨拶で監督に撮り方を聞く主演はいない。自分が聞きたい事を聞く。もう愛でしかない!」と感激。
恐縮する本木を横に、吉高は「司会をぶった切って自分がMCをやろうとするし、結果質問事項は5個あったのに1個しか答えられないという…。本当は舞台挨拶も終わってる時間ですからね!?」と愛のあるイジリで場内は爆笑となっていた。

映画『黒牢城』公開御礼舞台挨拶

最後は、黒沢監督から「『黒牢城』を観たことで、荒木村重という人物に関して関心を持たれた方、あるいは映画館で映画を観るということが面白い体験だと気が付かれた方は、ぜひ映画を2回3回と観ていただきたい。『黒牢城』でなくても映画館で映画を観ていただけると嬉しいです」と、最大級の映画愛を込めたメッセージが送られ、盛大な拍手でイベントは終了となった。

映画『黒牢城』公開御礼舞台挨拶

映画『黒牢城』公開御礼舞台挨拶

黒沢清監督/菅田将暉/本木雅弘/吉高由里子

■関連記事

■フォトギャラリー

[写真・動画:三平准太郎]

映画『黒牢城』

《INTRODUCTION》
累計発行部数60万部突破!第166回直木賞と第12回山田風太郎賞をW受賞、「このミステリーがすごい!」第1位ほか史上初4大ミステリー大賞を制覇した米澤穂信の傑作ミステリーを映画化。『黒牢城』(こくろうじょう)が、2026年6月19日(金)に全国公開となります。
主演に本木雅弘を迎え、菅田将暉、吉高由里子、青木崇高、宮舘涼太、柄本佑、オダギリジョーら映画界を代表する豪華キャストに加え、ユース ケ・サンタマリア、吉原光夫、坂東龍汰、荒川良々、渋川清彦、渡辺いっけい ら実力派キャストが集結。
メガホンを取るのは、世界三大映画祭の常連 であり、『スパイの妻』(第77回ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞 受賞)、『クリーピー 偽りの隣人』など国内外で高い評価を得続ける黒沢清監督。本作がキャリア初の時代劇でありながら、今年5月に開催された第79回カンヌ国際映画祭「カンヌ・プレミア」部門に正式出品を果たした。

《STORY》
荒木村重(本木雅弘)は暴虐な織田信長のやり方に反発し、籠城作戦を決行する。城は織田軍に囲まれ孤立無援に。生と死に向き合う戦国の世にあって、村重は殺さずの信念を守る武将だった。
村重は妻・千代保(吉高由里子)を心の支えに、城と人々を守ろうと苦心する。
そんな時、城内である少年が殺される事件が発生。その後も怪事件が次々と起こる。容疑者は、密室と化した城内に居る家臣や身内の誰か。
城外は敵軍。城内は裏切り者。誰もが疑心暗鬼になっていく中、村重は牢屋に囚われた危険な天才軍師・黒田官兵衛(菅田将暉)と共に謎の解決に挑む。
事件の驚きの真相と、村重がたどり着いた決断とはーー

出演:本木雅弘
菅田将暉 吉高由里子
青木崇高 宮舘涼太 柄本佑
ユースケ・サンタマリア 吉原光夫 坂東龍汰
近藤芳正 矢柴俊博 木原勝利 河内大和 吉岡睦雄 上川周作 前田旺志郎 坂東新悟 荒川良々 渋川清彦 渡辺いっけい / オダギリジョー
原作:米澤穂信「黒牢城」(角川文庫/KADOKAWA 刊)
監督・脚本:黒沢清
音楽:半野喜弘
配給:松竹
©米澤穂信/KADOKAWA ©2026 映画「黒牢城」製作委員会
公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/kokurojo-movie/
公式X:https://x.com/kokurojo_movie
公式Instagram : https://www.instagram.com/kokurojo_movie/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@kokurojo_movie

2026年6月19日(金)全国公開

映画『黒牢城』

ポスタービジュアル

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