Prime Original新ドラマシリーズ『犯罪者』完成報告記者会見

「この3人の一人で居たかった」高橋一生×斎藤工×水上恒司 Prime Original新ドラマシリーズ『犯罪者』完成報告記者会見

2026年6月2日、esports銀座studioにて、Prime Original新ドラマシリーズ『犯罪者』完成報告記者会見が行われ、高橋一生、斎藤工、水上恒司、松永大司監督が登壇。(動画&フォト)
本作は、人気脚本家・太田愛の同名デビュー小説を原作とし、映画『エゴイスト』などで知られる松永大司監督が全7話を単独で手掛けたクライム・ミステリーの意欲作だ。

会見レポート

会場には主演の高橋一生をはじめ、共演の斎藤工、水上恒司、そして松永大司監督が登壇。撮影から4ヶ月、徹底したリハーサルと演出を経て作り上げられた本作への熱い思いと、驚きの舞台裏が明かされた。

■トークノーカット動画レポート

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■フォトレポート

「犯罪者の皆様、どうぞ」という異例の呼びかけで幕開け

イベント冒頭、司会者から「犯罪者の皆様、椅子におかけください」と役柄にちなんだ(?)呼びかけがなされると、斎藤が即座に「あまり言われないですよね、犯罪者の皆様って……」と苦笑いしながらツッコミを入れ、会場は和やかな笑いに包まれた。
斎藤は事前のブリーフィングでも「犯罪者の方」と呼ばれ、登壇者全員が複雑な気持ちで振り返ったというエピソードを披露し、タイトルの持つ強烈なインパクトを改めて印象付けた。

本作は、白昼の駅前広場で起きた通り魔事件を入り口に、警察、政治、巨大企業が複雑に絡み合う群像劇だ。高橋は事件の真相を追う潔癖な刑事・相馬亮介を、斎藤は相馬を助ける元テレビマンのフリーライター・鑓水七雄を、そして水上は事件の唯一の生存者である青年・繁藤修司を演じている。

Prime Original新ドラマシリーズ『犯罪者』完成報告記者会見

松永大司監督/斎藤工/高橋一生/水上恒司

出演の決め手は「監督との対話」と「革命的なプロジェクト」への予感

出演を決めた理由について、高橋は「台本を読んだ後、監督とどうしてもお会いしたかった」と明かした。
相馬という役について「高い志を持ちながらも組織で孤立してしまう人間」と分析した高橋は、監督と長時間にわたり「今の時代に物を作ること」について深く語り合ったと言う。

Prime Original新ドラマシリーズ『犯罪者』完成報告記者会見

高橋一生(相馬亮介 役)

松永監督も「俳優として向き合う前に、人としてどういう人か知りたかった」と振り返り、4ヶ月という長い撮影期間を共にするための信頼関係を、撮影前から築いていたことが伺えた。

Prime Original新ドラマシリーズ『犯罪者』完成報告記者会見

松永大司監督

斎藤は、このプロジェクト自体に「既存の映像作品を覆そうというエネルギーが満ち溢れていた」と語り、ストリーミングという新たなメディアの形において「未来に紡ぐ、革新的で革命的なプロジェクト」であると確信したことが参加の決め手になったと力強く述べた。

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斎藤工(鑓水七雄 役)

最年少の水上は、大先輩である高橋と斎藤の存在が大きかったとし、「この3人のうちの1人にならなければいけないという思いが、自分にとって大きな糧になると信じて飛び込みました」と謙虚に、かつ熱い決意を語った。

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水上恒司(繁藤修司 役)

原作の「熱量」を世界へ届ける松永監督の挑戦

松永監督は、原作を手掛けた太田愛氏のデビュー作ならではの「これを描きたいんだという圧倒的な熱量」に強く影響されたと言う。
映像化困難と言われた本作に挑むにあたり、「うまくまとめるのではなく、はみ出るような作品に挑戦したかった」と語り、世界配信というプラットフォームを通じて日本の優秀な俳優やスタッフの力を世界に見せつけたいという強いモチベーションを明かした。

監督は本作を「作家主義」の作品と位置づけ、クリエイティブ面での決定権を自らが持つことを条件に全話を監督した。そのこだわりは凄まじく、初稿が上がるまであえて原作小説を読まず、脚本の構成に純粋にリアクションする形をとったという異例の制作スタイルも明かされた。

役者人生を変えた「2週間の入念なリハーサル」

会見の後半では、キャスト全員が口を揃えて「役者人生のターニングポイントになった」と語る松永組独自の演出術に話題が及んだ。

松永監督は、クランクイン前に約2週間という異例の長期間をリハーサルに費やした。高橋は「お芝居のベースを作り直して現場に入れたことは非常に貴重な経験だった」と語り、斎藤も「事前に行えることとすべきことが明確にある。この二段階の準備が映像現場でこれほど有効なのかと驚いた」と吐露した。

水上に至っては「これを1回経験してしまったことで、他の現場でもやらないといけなくなったのではないかと思うほど効果があった」と語り、「作り方の成功体験を得てしまった以上、もう他(のやり方)を選びづらくなった」と、クリエイターとしての意識さえも変えられたことを熱弁した。

松永監督は、このリハーサルの目的を「個々が思い浮かべる景色を同じにし、共通言語を獲得するため」だと説明した。脚本にない前日譚を即興で演じたり、情報のベクトル(誰が誰に情報を伝えているか)を細かく確認したりすることで、現場での無駄を削ぎ落とし、純度の高い芝居を生み出す土壌を作ったのだという。

3人の関係性は「元カレと今カレ」!? 驚きの役作り

さらに会見が盛り上がったのは、主要キャラクター3人の関係性を説明するユニークな例え話だった。
松永監督はリハーサルを通じて、相馬、鑓水、修司の3人の関係が「元恋人と今恋人」のような空気感を持っていることに気づいたと言う。

「相馬(高橋一生)を中心に、旧知の仲である鑓水(斎藤工)が元カレ、新しく現れた修司(水上恒司)が今カレ。相馬が修司を連れて玄関から入ってくる時、斎藤さんはちょっと複雑な顔をしていた(笑)」と監督が暴露すると、斎藤も「確かにあの時は複雑な気持ちになりましたね」と認め、会場は爆笑に。
この「元カレ・今カレ」の概念は編集現場でも共有され、台本にはない深みのある感情表現の指針となったそう。

未解禁キャストへの期待と「デンゼル・ワシントン」の衝撃発言

会見時点では、メインの3人と監督、原作者以外のキャスト情報は未解禁。相関図も「はてな」だらけという異例の状態だったが、高橋は「刑事として絡ませていただく方々は本当に素敵な俳優さんが揃っていて、毎日現場に行くのが楽しかった」と豪華共演陣を匂わせた。

Prime Original新ドラマシリーズ『犯罪者』

相関図

松永監督も「映画で言えば8人くらいが主役を張れるような豪華な方々が出てくれる。まるで8本の映画を同時に撮っているような大変さだった」と、そのスケールの大きさを強調した。

そんな中、斎藤が自身の絡むキャストについて「デンゼル・ワシントンが演じていた小田嶋……あ、出ちゃいました?」と、共演者の青木崇高さんを思わせる(?)ジョークを飛ばし、「ヒントは日本の方でした」と慌ててフォローする一幕もあり、キャスト同士の仲の良さをうかがわせた。

最後に贈るメッセージ:現代社会への「挑戦状」

最後に、登壇者一人ひとりから視聴者へメッセージが送られた。

水上恒司
今後の制作の仕方が変わってしまう可能性がある作品です。一人の男が大人になっていく様、そしてボロボロになりながら体を張ったアクションもぜひ見ていただきたいです。

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斎藤工
関わった全ての人の新たな代表作になると信じています。日本映画、日本ドラマの底力をぜひ受け取ってください。これは自分のこととして繋がる接点がある物語です。

Prime Original新ドラマシリーズ『犯罪者』完成報告記者会見

高橋一生
まずは娯楽として楽しんでほしい。でもその根底にあるのは、人の純度の高さが世界と向き合っていくという話です。僕たちが撮影過程で感じた手応えが、結果として皆さんに響くと信じています。

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松永大司監督
立場によって正義や正論は変わる。自分たちが無意識に『共犯者』になっていないか、そんな問いを突きつける作品です。難しいことは考えず、まずは素晴らしい役者たちの演技を堪能してください。皆さんの力でこの記事が多くの人に届くことを願っています。

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松永大司監督/斎藤工/高橋一生/水上恒司

■フォトギャラリー

[動画・写真・記事:三平准太郎]

Prime Original新ドラマシリーズ『犯罪者』

《STORY》
あと10日……10日生き延びれば助かる──。白昼の駅前広場で起きた通り魔事件の被害者・繁藤修司(水上恒司)は、搬送先の病院に現れた見ず知らずの男から戦慄の宣告を受ける。フルフェイスのヘルメットを被った犯人は4人を刺殺し、修司と格闘した末に逃走、屋上で薬物中毒死を遂げたはずだった。
この事件を追う刑事・相馬亮介(高橋一生)は、警察を頑なに拒む修司の背後に、拭いきれない違和感を抱き始める。ほどなくして、修司の目前に音もなく迫る黒い影。間一髪で彼を救った相馬は、元テレビマン・鑓水七雄(斎藤工)を頼り、見えない敵へと挑む。
犯人死亡後もなぜ、修司は執拗に命を狙われるのか。そして追ってくるのはいったい何者なのか。通り魔という仮面の裏側で、蠢き出した巨大な陰謀。気がつけば3人は、この社会の深淵に口を開けた、決して触れてはならない暗部へと足を踏み入れていたー。

出演:高橋一生、斎藤工、水上恒司 ほか
原作:太田 愛『犯罪者』(角川文庫/KADOKAWA)
監督:松永大司
脚本:櫻井武晴
音楽:川井憲次
制作:PROTX
製作著作:PROTX
Ⓒ PROTX

配信日:2026年7月17日(金)より配信

Prime Original新ドラマシリーズ『犯罪者』

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