
綾瀬はるか「最初は、千鳥・大悟さんと共演ですか?って」映画『箱の中の羊』完成披露試写会
2026年5月11日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて、映画『箱の中の羊』完成披露試写会が行われ、綾瀬はるか、大悟(千鳥)、桒木里夢、寛一郎、柊木陽太、野呂佳代、是枝裕和監督が登壇。(動画&フォト)
舞台は少し先の未来。息子を亡くして2年、建築家の音々(綾瀬はるか)と工務店社長の健介(大悟)の夫婦は、亡き息子の姿をした最新型ヒューマノイドを迎え入れる。
喜びを隠せない音々と、戸惑い「ルンバや」と呟く健介。
最新AIで“成長”していくヒューマノイドを通じ、止まっていた家族の時間が再び動き出す。しかし、予期せぬ事態が起こり、夫婦それぞれが抱く息子の死への想いが露わになっていく。
是枝裕和監督がオリジナル脚本で描く、切なくも温かい“新たな家族のかたち”の物語だ。
舞台挨拶レポート
■トークノーカット動画レポート
■フォトレポート
豪華キャスト登壇!冒頭の挨拶
イベントが始まると、是枝裕和監督、綾瀬はるか、大悟(千鳥)、桒木里夢、寛一郎、柊木陽太、野呂佳代が客席通路を通って華やかに登壇した。
綾瀬はるか(甲本音々 役)
皆さんこんにちは。今日は皆さんに見ていただけるとのことで、とても楽しみです。最後まで楽しんで帰ってください。
大悟(千鳥)(甲本健介 役)
どうも大悟です。登場する前に『映画の舞台挨拶って独特やな』なんて、経験したこともないのに言ってしまって、ちょっと恥ずかしいです(笑)。すごい雰囲気で緊張感がありますね。
桒木里夢(甲本翔 役)
本日はお集まりいただきありがとうございます。最後まで見ていってください。
大悟(千鳥)
(子供ながらに完璧な挨拶に)しっかりしてんなぁ!わしの挨拶、なんやったんやってなるやろ!(笑)
寛一郎(日高玄 役)
5月29日の公開に先駆けて、一足先に楽しんでいってください。
柊木陽太(今野詩季 役)
今日は短い時間ですが、よろしくお願いします。
野呂佳代(羽野佳澄 役)
(緊張からか笑いながら)この……この舞台挨拶のチームに入れていただけて嬉しいです。
大悟(千鳥)
何わろとんねん!
是枝裕和監督
初めてのお披露目なので、来ていただいた皆さんに感謝します。
制作秘話とキャストへの質疑応答
‐ 是枝監督、本作の着想はどこから得たのでしょうか?
是枝裕和監督
2年ちょっと前に、中国で『AIを使って死者を蘇らせるビジネス』が人気だという小さなニュース記事を見たのが最初です。実際に中国へ行き、起業した20代の社長にインタビューもしました。
今はまだ画像と音声データだけですが、10年以内にはロボット工学と組み合わせて『ただいま』と帰ってくるところまで広げたいと話されていて。それが実現した未来の設定で書いてみようと思いました。
‐ 綾瀬さんと大悟さん、お互いが夫婦役だと知った時の心境は?
綾瀬はるか
びっくりしました!『えっ、大悟さん!?』って(笑)。でも、すぐに面白そうだなと思いました。
大悟(千鳥)
こっちの方がびっくりですよ!監督に『綾瀬はるかさんの旦那役がわしでいいんですか?』って聞きましたから。そしたら監督は『大悟さんが思うほど違和感ないですよ』なんて言うてたのに、取材が始まったら『あの違和感がいいんですよね』って。あったんかい!ちょっと隠してましたよね?
‐ 監督、その「違和感」は計算だったのですか?
是枝裕和監督
見終わると『こういう夫婦もありだな』と思ってもらえるはずですが、最初は違和感があった方がいいんです。ご本人に面と向かって『違和感ありますね』とは言いにくいので、そこはちょっと隠してました(笑)
‐ 綾瀬さん、実際に共演してみて大悟さんの印象はどうでしたか?
綾瀬はるか
私は広島出身で、大悟さんも岡山で(方言が)近いんです。大悟さんだけ方言が自由だったので、聞き馴染みのある言葉で最初からしっくり来ました。
大悟(千鳥)
わしだけ甘やかされたみたいで。でも、ちゃんとやりましたよ(笑)
‐ 息子・翔を演じた桒木里夢くん、お芝居はどのように?
桒木里夢
是枝監督から、自分らしくやっていいよと言われたので普通に自分らしくやりました。
‐ パパ(大悟)とママ(綾瀬)の印象は?
桒木里夢
すごい方たちと共演できて、すごい体験だと思います。
大悟(千鳥)
すごい余所行き(よそいき)の発言するやん! 撮影現場ではわしの頭をずっと撫で回して、綾瀬さんにもベタベタやったのに(笑)
‐ 寛一郎さん、初めての是枝組はいかがでしたか?
寛一郎
楽しかったですが、怖かったです。『(桒木)里夢と同じように好きにやっていいよ』という演出だったので、逆にどうすればいいか……(笑)
大悟(千鳥)
わしとの掛け合いも、監督は介入せずに任せてくれましたね。
‐ 大悟さんとのエピソードはありますか?
寛一郎
初日に挨拶したら、大悟さんに『寛一郎って本名?長男?』って聞かれて。一週間後の撮影でまた会ったら、全く同じことを聞かれたんです(笑)
大悟(千鳥)
それは『2回目やん!』って突っ込めってことやん! わしがミスするわけないやろ!(笑)
‐ 前作『怪物』に続いて出演の柊木さん、前回との違いは?
柊木陽太
『怪物』の時は自分が小さすぎて周りを見ていなかったので、違いはあまりわからないかなと(笑)。でも撮影は楽しかったです。
‐ 綾瀬さん、撮影現場では子供たちとどのように過ごしていましたか?
綾瀬はるか
みんなが集まるとワイワイ遊んでいました。撮影がない時は『あっち向いてホイ』をずっとしていましたね。
大悟(千鳥)
子供が5、6人いるシーンで、みんな永遠に綾瀬さんのところに来るんですよ。わしは『綾瀬さん困ってるかな、いつやめるんやろ』と思って見てたんです。
そしたら、いざ撮影って時に、綾瀬さんの方から『撮影終わったら決勝戦ね!』って。まさかの、綾瀬さんの方がノリノリやったんや!って驚きました(笑)
‐ 野呂さん、夫婦役の角田晃広さん(東京03)との共演はどうでしたか?
野呂佳代
打ち合わせをしなくても、どういう夫婦かお互い分かった気がしてやりやすかったです。ただ、掛け合いをすごく練習しようと言ってくれて。練習から生まれる空気感があるんだなと学びました。
‐ 俳優としての大悟さんはどう見えましたか?
野呂佳代
勉強のために家族3人のシーンを見学しに行ったら、セットから降りてきた大悟さんが『どやった?俺の芝居どやった?』って聞いてきたんです(笑)
大悟(千鳥)
おい!バラエティ用の餌(えさ)を巻いただけやろ! そんなことバラすなよ。監督、これ絶対に今後バラエティで言われますよ(笑)
野呂佳代
あと、大悟さんがバラエティで『俺、今、是枝やってるから』って言ってるの、監督に報告しておきますね。
是枝裕和監督
画面に大きく『是枝』って文字が出るやつですよね? 写メ撮りました。もっと言ってほしいです(笑)
‐ 監督、大悟さんのどこが良いと思ってキャスティングされたのですか?
是枝裕和監督
人間味ですね。最近の若い男の子が失っているような、人間臭い感じを撮りたいと思いました。
大悟(千鳥)
(人間臭いのは)加齢による匂いかもしれないので、ご注意ください(笑)
‐ 綾瀬さん、是枝監督とは『海街diary』以来11年ぶりですね。
綾瀬はるか
監督は以前も穏やかでしたが、今回はさらに“すごい領域”に行かれている感じがしました。
大悟(千鳥)
初めてのわしにはその領域わからんかったわ!
是枝裕和監督
10年前よりは、どう(演技が)出てきても受け止められる余裕は出たかもしれませんね(笑)
‐ 本作の綾瀬さんの役は、監督がイメージして書かれたそうですね。
是枝裕和監督
はい、当て書きです。多面的に描こうと思い、建築家という設定にしました。
綾瀬はるか
私、小さい頃から美術が得意で、模写や模型作りも好きなんです。
是枝裕和監督
本来は手元の吹き替えを用意していたんですが、綾瀬さんが『自分でできると思います』と言ってくれて。撮ってみたら本当に素晴らしくて、そのまま本人の手元を使いました。
カンヌ国際映画祭への意気込み
本作は第79回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されており、監督、綾瀬、大悟、里夢が現地へ向かう。
‐ カンヌに向けての意気込みをお願いします。
是枝裕和監督
ワールドプレミアで現地の反応を見るのが楽しみです。このメンバーで楽しい時間を過ごしたいです。
綾瀬はるか
丁寧に時間をかけて作った作品なので、より多くの方に見ていただけると嬉しいです。
桒木里夢
初めてのカンヌなので、しっかり見て覚えて、また(いつか)来ます!
大悟(千鳥)
心強いな!(笑) 飛行機10時間以上やけど大丈夫?
桒木里夢
みんながいれば大丈夫です!
‐ 大悟さん、初めてのカンヌはいかがですか?
大悟(千鳥)
レッドカーペットを歩くことになるんでしょ? 『控え室はどうなってるの?』って聞いたらみんなに笑われるんです。 俳優さんとかいっぱいおるから、あるんじゃないの?(笑)
‐ レッドカーペットでの秘策はありますか?
大悟(千鳥)
車から降りた瞬間に、わしが(エスコートで)綾瀬さんの手を取ることができるかどうか。 これが出せてたら大悟は冷静やけど、出てなかったらド緊張してると思ってください。
‐ 今スタッフから、階段でも手を出してくださいと指示が来ましたよ。
大悟(千鳥)
え、何段目まで出すの? ずっと? フランスのどっちのルール? 出して『やめてください』って言われたら恥ずかしいな(笑)
クロージングメッセージ
大悟(千鳥)
見た後に色々考えていただきたい映画です。期待外れかもしれませんが、大悟は笑かしてはいません。ちゃんとやってます!
綾瀬はるか
AIやヒューマノイドが題材ですが、とても人間らしい愛情や家族の物語です。見終わった後にじわっと残るものがあると思います。
是枝裕和監督
原案から立ち上げた久しぶりの映画です。この2年間で出会った人たちとの交流の中で、あの空気の中でしか生まれなかったものが映っていると実感しています。それが皆さんに届くと嬉しいです。
■フォトギャラリー
- 是枝裕和監督/野呂佳代/大悟(千鳥)/綾瀬はるか/桒木里夢/柊木陽太/寛一郎
- 是枝裕和監督/野呂佳代/大悟(千鳥)/綾瀬はるか/桒木里夢/柊木陽太/寛一郎
- 大悟(千鳥)/綾瀬はるか/桒木里夢
- 大悟(千鳥)/綾瀬はるか/桒木里夢
- 是枝裕和監督/野呂佳代/大悟(千鳥)/綾瀬はるか/桒木里夢/柊木陽太/寛一郎
- 綾瀬はるか
- 綾瀬はるか
- 綾瀬はるか
- 綾瀬はるか
- 綾瀬はるか
- 綾瀬はるか
- 大悟(千鳥)
- 大悟(千鳥)
- 桒木里夢
- 桒木里夢
- 桒木里夢
- 桒木里夢
- 桒木里夢
- 寛一郎
- 寛一郎
- 寛一郎
- 寛一郎
- 柊木陽太
- 柊木陽太
- 柊木陽太
- 柊木陽太
- 柊木陽太
- 野呂佳代
- 野呂佳代
- 野呂佳代
- 野呂佳代
- 是枝裕和監督
- 是枝裕和監督
- 是枝裕和監督/野呂佳代/大悟(千鳥)/綾瀬はるか/桒木里夢/柊木陽太/寛一郎
- 是枝裕和監督/野呂佳代/大悟(千鳥)/綾瀬はるか
- 大悟(千鳥)/綾瀬はるか
- 大悟(千鳥)/綾瀬はるか
- 大悟(千鳥)/綾瀬はるか/桒木里夢/柊木陽太
- 野呂佳代/大悟(千鳥)
- 是枝裕和監督/野呂佳代/大悟(千鳥)/綾瀬はるか
- 野呂佳代/大悟(千鳥)/綾瀬はるか
- 野呂佳代/大悟(千鳥)
- 野呂佳代/大悟(千鳥)
- 大悟(千鳥)/綾瀬はるか/桒木里夢
- 大悟(千鳥)/綾瀬はるか/桒木里夢
- 大悟(千鳥)/綾瀬はるか/桒木里夢
- 是枝裕和監督/野呂佳代/大悟(千鳥)/綾瀬はるか/桒木里夢/柊木陽太/寛一郎
- 是枝裕和監督/野呂佳代/大悟(千鳥)/綾瀬はるか/桒木里夢
- 大悟(千鳥)/綾瀬はるか
[動画・写真・記事:三平准太郎]
映画『箱の中の羊』
《INTRODUCTION》
現代社会やそこに生きる人々を鋭い視点と温かい眼差しで描き作品を作り上げてきた是枝監督が、最新作『箱の中の羊』で選んだ舞台は、“少し先の未来”。息子を亡くした夫婦はヒューマノイドを迎え入れ、再び家族としての時間が動き出します。やがて一家を待ち受ける、想像を超えた<未来>とは――。
日本映画では『万引き家族』以来、8年ぶりとなるオリジナル脚本。主演は綾瀬はるかと千鳥の大悟。夫婦を演じます。綾瀬は妻で、建築家の甲本音々(こうもとおとね)。大悟は夫で、工務店の二代目社長、甲本健介(こうもとけんすけ)。そして二人の息子、甲本翔(こうもとかける)、その姿をしたヒューマノイドには桒木里夢(くわきりむ)。200名以上のオーディションから抜擢されました。彼らが織り成す新たな“家族のかたち”に、世界中から期待の眼差しが向けられています。
そして先日、第79回カンヌ国際映画祭【コンペティション部門】への正式出品が決定!
是枝監督作品がカンヌ国際映画祭で【コンペティション部門】に選出されるのは、2023年の『怪物』以来3年ぶり、8回目の選出(本映画祭への出品自体は10回目)。
本作は国内に留まらず、早くも世界184の国と地域で配給が決定しており、NEONの配給が決まっている北米ほか、韓国、タイ、台湾などのアジア各国・地域、フランス、イタリア、ドイツ、イギリス、スペインなどヨーロッパ諸国、南米や豪州など全世界各国・地域で今後劇場の公開が予定されるなど、国際的な舞台においても期待と勢いが高まっています。
《STORY》
息子を亡くして2年、建築家の音々(おとね)と工務店の二代目社長を務める健介の甲本夫婦は、息子・翔の姿をしたヒューマノイドを迎え入れることになる。
彼が到着した日、「おかえり」と駆け寄り喜びを隠さない音々と、戸惑いを隠せない硬い表情の健介。「パパだよね」と問いかけられた健介は、「おじさんでええよ」と答えるのだった。
少しずつ動き始める家族の時間。静かに広がっていく波紋。ほどなく予期せぬ事態が起こり、夫婦がそれぞれに抱く息子の死への想いが露わになっていくのだった。夫婦とは?家族とは?彼らは大きな決断に迫られる。
そんな中、ヒューマノイド翔は密かにヒューマノイドの仲間たちとつながり始める──。
- メインカット
- 場面写真1
- 場面写真2
- 場面写真3
- 場面写真4
- 場面写真5
- 場面写真6
- 場面写真7
- 場面写真8
- 場面写真9
- 場面写真10
- 場面写真11
- 場面写真12
出演:綾瀬はるか 大悟(千鳥)
桒木里夢 清野菜名 寛一郎
柊木陽太 角田晃広 野呂佳代 星野真里 中島歩
余貴美子 田中泯
監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:坂東祐大
製作: フジテレビジョン ギャガ 東宝 AOI Pro.
制作プロダクション:AOI Pro.
配給:東宝 ギャガ
©2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro.
公式サイト:gaga.ne.jp/hakononakanohitsuji
公式X:@Hakohitsujifilm
公式instagram:@Hakohitsujifilm
2026年5月29日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
























































































この記事へのコメントはありません。