
増田貴久×森星×萬田久子のビジュアルも披露!『ファッションフリークショー』アンバサダーお披露目会見
世界的ファッションデザイナー、ジャンポール・ゴルチエの半生を描くエンタテインメント『ファッションフリークショー』の2025年日本再上陸に際し、2025年6月5日(木)にセルリアンタワー東急ホテルにてアンバサダーお披露目会見が開催された。会見には、本作のアンバサダーに就任した増田貴久、森星、萬田久子が登場。日本オフィシャルフォトグラファーのレスリー・キーも登壇し、作品の魅力やアンバサダーとしての意気込み、そして初披露となる撮り下ろしビジュアルについて語った。
『ファッションフリークショー』は、ゴルチエの幼少期からトップデザイナーに至るまでの激動の半生と創造の軌跡を、音楽、ダンス、ファッションを融合させた舞台芸術として描いた唯一無二の自叙伝エンタテインメントである。2018年のパリ初演では好評を博し、数々の演劇賞にノミネートされた。
その後、2022年のロンドン公演を経て、2023年には東京公演を皮切りに世界ツアーを開始。同年ドイツ、ポルトガル、2024年にはイタリア・ミラノ、スペイン、オーストラリアを熱狂の渦に巻き込んだ衝撃作である。
2023年の日本初演では、ゴルチエ本人の来日も大きな話題を呼び、「想像を超えた」「最高のステージ」「一番美しいショー」など多くの賛辞が寄せられたという。
舞台では、パリコレクションを飾った実際のオートクチュール200着以上が登場する。ナイル・ロジャース、ダーリークなどのホットなポップミュージックにのせて、世界各国から集結したトップレベルのアーティストによるダンスパフォーマンスが観客を魅了する。
本作は「ファッションは自由。全ての人は美しく、フリーク」というゴルチエの信念を力強く表現し、ジェンダー規範、美の概念といった社会的なテーマにも触れながら、愛と人生を称える。2025年9月12日(金)から28日(日)まで、東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)にて日本再上陸するにあたり、新たな衣装の登場などアップデートも施されている。
『ファッションフリークショー』アンバサダーお披露目会見レポート
MCの呼び込みにより、アンバサダーの3名が順にステージに登壇した。
増田貴久は、アーティストとして多彩な表現を追求し、NEWSのコンサート衣装のプロデュースやスタイルブックの発売など、ファッションアイコンとしても活躍している。本日の衣装について「この服は問題をスカートで覆うというテーマがあり、ジャケットを腰のところに巻いてスカートみたいにするシーンがある」と説明。この洋服を着ると「心がギュッとなるというか、ワクワクする、すごい素敵なパワーを持った洋服」だと語った。
続いて登場した森星は、モデルとして国内外の雑誌、広告、パリコレクションなどで世界を舞台に活躍。サステナブルなライフスタイルや自由なファッション感覚で注目を集めている。本日の衣装のポイントについて、「ゴルチエらしさと、パンク精神があって、真面目さを取っ払った型破りで自由なセクシャリティの性質が混じり合った的なコーディネート」だと述べた。
この衣装は「コレクションにも出てくるコーディネート」であり、「ゴルチエの一つ転換期として大事だったファッションショーのシーンの時に出てくる」ものだという。
最後に登場した萬田久子は、長年にわたり第一線で活躍し、年齢や固定概念に囚われない自分らしい生き方を支持されている女優である。本日は帽子ではなく、羽のヘッドドレスを纏って登場した。衣装について「今日は帽子というか、これもドレスらしいんですよね」と述べ、カモフラージュアーミー柄がドレスになっていることにも感嘆。また、「シフォンの重なり。今日は美しさを重ねていきたい」と語った。
アンバサダー就任の感想とゴルチエへの印象
アンバサダーに起用された率直な感想を聞かれ、増田は「とても嬉しかったです」と即答。大好きなゴルチエのアンバサダーを務めることに「普通に本当に嬉しくてやった!ってすぐ声が出てジャンプしました」と喜びを表現した。
森は、まずこの3人でできることが嬉しかったと述べ、「各ジャンルで活躍されているお二人と」一緒にできることの喜びも話した。
ゴルチエのフリークショーは「何にも囚われてない、解放的な生き方が描かれてると思う」とし、モデルとしてファッションに携わる中で、ファッションをクリエイトしてきた存在であるゴルチエの生涯に改めて遡り、「ファッション産業を支え、盛り上げてきたゴルチエの解放的な生き方と表現の一人になれた」ことが嬉しいと語った。
萬田は、「時代を作るゴルチエのアンバサダーとして、この上ない喜び」だと述べた。ファッションは「私の人生において切り離すことはできないもの」であり、「本当に何て幸せなんだろうと思います」と語った。
2025年日本再上陸への期待
2025年の日本再上陸公演で楽しみにしていることについて、増田は「実は、前回のショーの時は、ドラマの撮影があって会場に行けなくて、まだ生では見れていないんです」と明かした。
そのため、「今回、日本再上陸ということで、とてもワクワクして喜んでます」と語った。
森は、「今回はパフォーマーの方々も変わっているということで、またバイブスも変わると思うので、その変化が楽しみです」と述べた。
萬田は、2023年の公演を観ており、「とっても面白いパワー」を感じたという。当時のエピソードとして、休憩中に会場を回ってきたパフォーマーがコンドームを配っており、それが自身のJボックスに入ったままだと話し、宝物のように思っていると述べた。それは「本当に解放的、自由で、それがとってもファッショナルだと感じています。ゴルチエは本当に時代を作っていく方だなっていうのは感じました」と語り、2025年9月12日からの公演は「できれば毎日行きたいくらい楽しみ」だと述べた。
アンバサダービジュアル初披露
続いて、今回のアンバサダーポートレート撮影を担当した日本オフィシャルフォトグラファー、レスリー・キーが登場した。
レスリー・キーは、自身が着用している衣装が「ちょうど20年前に初めてジョンゴルチエのショーを見て撮影して本人からプレゼント」されたものであると明かし、「なかなか着ないだけど今日はお祝いとして着てきました」と語った。
2023年の日本初演時にはジャンポール・ゴルチエ本人のポートレートも撮影した経験があるという。『ファッションフリークショー』の魅力について「一言で愛と自由。このメッセージは強い。まだ見ていない人には絶対見て欲しい」と呼びかけた。
そして、レスリー・キーが撮影した3名の撮り下ろしビジュアルが初披露された。
まず増田のビジュアルが披露。撮影時の感想について増田は、「レスリーとは、何度もお仕事させてもらってますけど、いつも愛がある時間で、撮影中は本当に楽しくてワクワクしていました」という。様々なポーズを撮ってもらい、終わった後は「どっと疲れて、運動会が終わった後のような達成感を感じました。レスリーからは全部を引き出してもらった」と評し、「とても勢いのあるパワーがいっぱい詰まった撮影時間でした」と振り返った。
レスリーは、増田のビジュアルは「ジャンプしてもらって撮った写真だけど、増田さんの表情が乱れないんです」と振り返った。
続いて森のビジュアルが披露。森は「最高の愛があるチームワークの撮影でした」と振り、そして森にとって初めての宣材写真もレスリーだったという長年の縁があることを明かした。
最後に萬田のビジュアルが披露された。萬田は「レスリーさんは、自分自身を解放させてくれ、同時に導いてくださるすごい天才です」と称賛した。
レスリーは、萬田との撮影は「実は20年ぶり」だと明かした。初めて撮影したのは2005年に自身が作った写真集「スーパースター写真集」以来であるという。しかし、その間も友人として交流は続いており、今回の撮影が実現したことを「すごく意味に残る」と喜んだ。
あなたにとってフリークとは
会見の後半では、「あなたにとってフリークとは」というテーマで、事前にフリップに回答を記入したものを発表した。
増田の回答は「バスタイム」。その理由について、「お風呂出た後にお風呂全体を高温のお湯をまず全体にかけて、次に冷水をかけて、水切りワイパーで水を全部切ってマイクロファイバーシートで拭いてから出るんです。毎日お風呂入るたびに」と自身の習慣を説明し、「そういう人なんです。ちょっと変ですよね(笑)」と述べた。
森の回答は「FREEDOM」。フリークショーを観ることで「皆さんにも本当に自由な、それこそ自分の幼少期の時に戻って、僕って何が好きだったんだっけ?私何が一番ときめいてたんだっけ?っていう、自分幼いときに本当にワクワクしたもの、影響を受けたものにに立ち返るきっかけがもらえるから」と理由を述べた。
萬田の回答は「鬼才」。これは「ゴルチエのフリークという意味として」と説明。
そして「私もおかしなところがいっぱいあると思うんですけれど」と自身にもフリークな部分があることを示唆しつつ、人生は“なんとかごっこ”だと思っており、子供の頃の遊びのように“楽しませごっこ”をするのが好きであるという。
ゴルチエは「楽しませごっこをさせてくれる人」であり、自身も「それに乗っかっちゃ」うタイプだと述べた。
メディア代表質問
会見の最後に、メディアからの代表質問が行われた。
最初の質問は「本公演のキャッチフレーズ全ての人は美しくフリークにちなんで、お三方それぞれが考えるご自身の美しい点と、変な点を教えてください」というものだった。
増田は、変な点は「新幹線で2時間半とか、飛行機で2時間乗ってますみたいな移動の時間は、ただ移動する時間で、読書もしなければ音楽も聴かない。ただただぼーっとしているんです」と明かした。それをはりのメンバーに「変だよ」と言われて初めて気づいた習慣であるという。
森は「行動力」を挙げた。「直感で思い立ったらすぐやっちゃう」ところがあり、会社を作ったり、古民家を買ったりとかを思いつきでやることがあったという。後でうまくいかず後悔することもがあるが、自分にはそういう行動力があって、美点でもあり変な点でもあると思うと明かした。
萬田は、美しい点を自分で言うのは難しいとしつつ、「心が綺麗でありたい」と願っていると述べた。これには努力が必要で「いつも意識する必要があると思う」とも語った。
変な点については「みんな、私のことを全てがいちいち変だと言います(笑)それはもう慣れましたけどね(笑)」と自虐的に述べ、会場の笑いを誘った。
そして、「人生を計算して生きてきたと思ってたらほとんど誤算だったし、でもそれはそれでなんとかごっこということでいいじゃないですか」と楽天的な考えも示しつつ、「行きつくところう健康が一番だなっていうのは感じています」と語った。
次の質問は「今年のテーマカラーやテーマにしたいファッションは何でしょうか」というもの。
増田は、ゴルチエの洋服にあるスカートが好きだと述べ、「夏とかやっぱりスカートを履いていきたいなと思ってます」と今年のファッションテーマを明かした。
森は、仕事で様々な洋服を着る機会が多い中で、改めて自身のファッションとなった時に、「結構安全な方向や着心地のいいものにいっちゃうんです。でもそうすると面白みがなくなってしまうので、普段の私とは違う攻めた感じのファッションを試してみたい」と語った。
萬田は「私は、ベース黒で差し色にピンクや赤を入れることが多い」としつつ、「やっぱり遊び心とバランスが大事」だと語った。
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[写真・記事:三平准太郎]
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