ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

佐藤勝利はどこか傷ついてる気がした。ドラマ「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント【詳細レポート】

2025年2月10日、ユナイテッド・シネマ豊洲にて、ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベントで行われ、W主演の佐藤勝利(timelesz)、髙石あかり、共演の西垣匠、森田想、メガホンをとった二宮健監督が登壇した。
 
本ドラマは、1970年に「週刊少年キング」で連載された鬼才・手塚治虫氏原作の壮大なSF青春ストーリー『アポロの歌』を現代解釈し、手塚プロダクション監修のもと実写ドラマ化。
幼少期の母へのトラウマで、愛を軽蔑して生きている大学生・近石昭吾(佐藤)が、幼なじみで、歌手になる夢を見てバーで働いている渡ひろみ(高石)を死なせてしまい、「何度生まれ変わっても1人の女性を愛し、結ばれる前に死ぬ」という女神の啓示を受け、いくつもの世界をさすらうパラレル・ラブストーリーとなっている。
オープニング主題歌は、Dragon Ashの「The Lilly」。また、エンディング主題歌は、家入レオが務める。

イベント【詳細】レポート

ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

客席後方からサプライズ登場したキャストたち(写真は、髙石あかり、西垣匠)

■「何度生まれ変わっても結ばれぬ恋をする」

‐佐藤さんが演じられた“近石昭吾”は、愛を憎むが故に「何度生まれ変わっても結ばれぬ恋をする」という女神の訓示を受け、いくつもの世界をさすらうことになります。あまり見たことがない佐藤さんの姿が印象的ですが、演じられてみていかがでしたか?
 
佐藤勝利(近石昭吾 役)
難しい役でした。自分が演じたことのないシチュエーションであったり、喫煙シーンもそうですし、ワンナイトのシーンがあったりとか、僕としては新境地な部分がありました。
でも、こういう役をずっとやりたいなと思っていたので、面白かったです。
ちなみに紙タバコの吸い方は“大人世代”の人に教わったのでリアルにできたかなという自信はあります。
ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

佐藤勝利(timelesz)

‐髙石さんは、バーで働く女性や、歌手など、立場がまったく違う人生へと転生する“ひろみ”を演じられていかがでしたか?
 
髙石あかり(渡ひろみ 役)
こんなにやりがいのある作品に出会えたのは、奇跡だなと思います。いろんな人生を演じ分けるんですが、とにかく一貫して大切にしようとしていたのは、とにかく昭吾を愛することの深さ。その深さは見返りも求めないですし、その愛の形が、エピソードごとに変わっていくんです。そういういろんな愛の形も感じられて、“ひろみ”からは、たくさんのことを学びました。
ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

髙石あかり

‐西垣さん演じる“下田”は、昭吾の友人として、昭吾と同じくいずれの世界でも現れますが、演じてみていかがでしたか?
 
西垣匠(下田 役)
僕も転生し続ける役なんですけど、どの世界においても常に昭吾の右腕。だけど、それぞれの人生は違うので、変わる部分と変わらない部分を常に意識しながら演じました。その点において、二宮監督といろいろ話し合いながら進めていくのがとても楽しかったです。
ロケもいろんなところに行けて、それも今までの撮影ではない体験でいたので、それも楽しかったです。
ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

西垣匠

‐筋トレもされていたとか?
 
西垣匠
そうなんです。ずっと筋トレしてました(笑)1シーンだけなんですが、脱ぐシーンがあったので、それのために(笑)
だから大変だったんですよ。差し入れがあっても全然食べられなくて・・・
 
佐藤勝利
(西垣さんは)身体づくりのために食事制限をしていて。地方ロケが多くて、美味しいものもいっぱいあったので、(西垣さんの)横で、僕は美味しそうに食べながら、羨ましいでしょって言いながら(笑)
 
西垣匠
だから、お惣菜屋さんに行って、食べられそうなレバニラを食べていました(笑)
 
‐森田さん演じる“康子”は、第一話では、ひろみの友人。世界が変わっても、役を変えて登場するということですが、髙石あかりさんとの共演を一番楽しみにされたということを伺っております。
 
森田想(康子 役)
そうです。(髙石さんのことが)純粋に好きなんです♪
本作のような、歳の近い方との共演はこれまであまりなかったので、純粋にコミュニケーションを取るのが楽しみだったのもありますし、佐藤さんと髙石さんという、見ていて幸福になれる二人だったというのもあって嬉しかったです。
ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

森田想

髙石あかり
見ていて幸福?
 
森田想
そう。それで作品に参加させていただくのが楽しみでした。
康子ちゃんは第1話でも、ひろみの友達として純粋にアシストして、そういう普遍的な女の子の友達関係の立ち位置ですが、世界が変わった先で康子子がどういう立ち回りになっていくのかは、脚本をもらう度に、全く違う世界の展開になっていくので、その点でも撮影に行くたびに楽しみにしていました。

ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

‐脚本、監督をされた二宮さんが、手塚治虫さんの漫画を題材とされた決め手は?
 
二宮健監督
僕が手塚治虫先生の漫画を小さい頃から大好きで、チャンスがあればいつか自分が映画としてやってみたいという夢があったからです。
で、今回そういうチャンスがあった時、僕が手塚先生の中で昔から一番やりたいと思っていたのが「アポロの歌」でした。
この「アポロの歌」には、手塚先生にしか描けない、とてもシンプルで純粋な愛の物語が強い幹としてあって、それをしっかりとこのドラマで捉えたいという想いもありました。
ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

二宮健監督

■佐藤勝利は、どこか傷ついてる

‐二宮監督から見て、キャストの皆さんの印象は?
 
二宮健監督
勝利くんには、手塚先生が描かれた“近石昭吾”像を託すことになるんですが、それとは別に勝利くんの中にある、多分パーソナルな部分だと思うんですが、そこを作品の中で掬い取ることを絶対にやりたいと思いました。この表現が正しいかわかりませんが、(勝利くんは)どこか傷ついてる気がしたんです。その傷ついてる気持ちみたいなものに、この作品の中で一緒に寄り添いながらそれを取っていきたいという気持ちが強くありました。
(言い換えると)たぶん、勝利くんの中で、まだ自分のパフォーマンスとして出していい、出してはいけないという整理がまだついていない部分の中で、これは共有してくれていいものなんだよっていう部分に触れてみたい気持ちがすごくありました。
 
二宮健監督
そして、髙石あかりさんは、作品としてしっかりと向き合うのが今回で2回目。1回目は同じMBSの「生き残った6人によると」というドラマでご一緒させてもらって、その時に僕は「俳優部を撮る楽しさ」みたいなものを改めて見つけ出した感動があったんです。
だから絶対また(髙石さんと)やりたいなと思っていました。
彼女はいろんなことが器用にできる人っていうのは、一回やってみてわかったので、だからこそ今回は、これできるよねっていうところの範疇を超えた球を投げてみました。
 
髙石あかり
投げすぎでした(笑)

ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

二宮健監督
2回目またお願いするっていうのは、そういう覚悟がないと、積み上がっていかないと思いますし、髙石さんもそういう覚悟でそこにやりがいや楽しみを見つけてくれたら嬉しいなとも思って撮影に臨みましたが、何回も感動させられて、また一緒にやれるのは幸せなことだなと思いました。
 
二宮健監督
西垣くんと森田さんは、(主演の2人と比べると)撮影日数は少なかったんですけど、2人共ほんとうにプロで、向き合えば合うほどいろんな引き出しが出てきて、主演の二人との関係性にどう自分が居れるかということをすごく考えてくれていました。なので、この二人が真ん中にいる時に、大胆にやってみようよという時に、いろいろな発見があるんだろうなって思ってましたが、実際にとても奥深い感覚を感じました。
西垣くんは本当にかっこいいし、これからいろんな役やると思うんですけど、多分こういう役が合うんだよなっていう、僕の中のアングルを見つけた気がします。
森田さんは本当に陽気で、周りに気配りができる人なんです。空気が読める人なんで、好きにやろうぜという雰囲気のときに、また新たな表現を見せてくれる。
ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

二宮健監督

■今だからこそ監督に聞いてみたいこと

‐逆にキャストの皆さんから、今だからこそ監督に聞いてみたいことはありますか?
 
佐藤勝利
先ほど僕が「どこか傷ついている」とありましたが、それは、僕が演じるにあたって恐怖心があるところで相談させていただいた部分のことでしょうか?
 
二宮健監督
その部分もありますし、やはり、勝利くんのキャリアを見ても、普通の人とは違うキャリアで自分の中で整理しきれていない部分もあると思うんです。人前で(自分の表現を)開示していく機会が人よりも多かったと思うので、そうして積み上がっているパーソナリティーみたいなのは到底僕には分からないですし。
「傷ついた」という表現は強すぎて適切じゃないかもしれませんが、ただ、良い意味で、自分の立場や、目の前にある行動に対しての理解と、それに対する意欲に疑問を持っている人だから、物事を一面的に捉えてないというか、何か常に2つの可能性を感じながら生きてる人の両極にある可能性を捉えながら生きている人なのかなと感じたんです。そういう人だから語れる物語はあるなと思ったんです。
 
佐藤勝利
人として深みがあるという理解でいいですかね(笑)
あと、もうひとつ聞きたいことがあるんですが、監督として演出をするということは、その人の良いところ、悪いところを見つめるというお仕事でもあると思うんですが、僕もオーディションという場で、人を見つめるという経験を今まさにしているんですけど、監督はどういう目線で、あるいはどの入口から人の良さを引き出されていますか?
 
二宮健監督
やっぱり、フックになる言葉や行動を探したいと思うし、自分もそれを敢えて出したりする中で、どこでその人との接地面が見つけられるかっていうのは常に考えたいなと思っています。
絶対に何かあるんだと、まずは相手を信じないと始まらないので、どこでこの人が食いつく、どこで自分は反応できるだろうということに対しては敏感でいたいなとは、常に思っています。
 
‐髙石さんはいかがですか?
 
髙石あかり
今の信じるっていう言葉が、監督はすごく私たちのことを信じてくださっているなとも常に感じています。今回のお芝居でも、いったん自分のものを持ってきて監督にお見せして、それを(監督が)やってみようって判断してくださるってすごい覚悟だと思うんですよ。
なので、なぜそんなに信じられるのか?ということをお聞きしたいです。

ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

二宮健監督
髙石さんに関してはもう大前提すごく信じてますから。あと、信じてるっていうのは、その人が常に正解を出すっていう信頼だけじゃなくて、もっとこうした方がいいんじゃないかっていう時に、この人は多分自分のことも受け止めてくれるだろうなっていうことも多分信頼の中に入っていると思うんです。なので、そういうコミュニケーションがあれば、まずはやってみて、自分がどうリアクションできるか、またそれが重なっていくってことを、その人とはそれができるっていうことを感じてるからだと思います。
 
髙石あかり
いただきました!なるほど、ありがとうございます!

■「この人○○王」:撮影中に一番○○だった人エピソード

‐今回ドラマの中で重要な役どころ“シグマ王”にちなんで、「この人○○王」というテーマで、撮影中に一番○○だった人のエピソードをご紹介ください。緊迫した内容の本ドラマですが、静岡での泊まり込みロケの撮影現場は、楽しい雰囲気だったとも伺っていますので、ぜひ現場の裏側をお聞かせください。
 
森田想
「発想力王」
髙石さんのことです。髙石さんは、別け隔てのないすごくいい子なんですけど、みなさんご存知の通り言葉選びが変で、しゃべるときに慌てたりして、それも好きなんですけど、話しているときにどういう反応をしてくれるのかなというのをいつも楽しんでいます。
あと、撮影の合間に絵しりとりをして遊んでいるときに、それこそ果物の名前とか、そういうので良かったんですけど、(髙石さんは)古代樹を描いたんですね。それを私はまったくわからなくて、古代まで導き出せたんですけど、樹がわからなかったら、あかりちゃんが「この人は古代樹を知らない人だ」って煽り出したんです(笑)
絵しりとりでそれが出てきて頭もいいんだと思ってますます好きになりました。

ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

佐藤勝利
「すべての王」
これは西垣くんに。これは間違いないです。フェンシングでも本当にすごい人なんですよ!スポーツに関してもプロですし、お芝居もさすがでしたし、かっこいいし。
ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

佐藤勝利(timelesz)

西垣匠
国宝級みたいな感じで言われても・・・
 
髙石あかり
(笑)
 
佐藤勝利
本当に優しいし、全てが才色兼備の名にふさわしいぐらい。
 
西垣匠
言い過ぎですって!
 
佐藤勝利
先ほどあった話のように、食事制限や筋トレとかストイックなところもあるので、だから「レバニラ王」にしようかとも迷ったんですけど。
 
客席
(笑)
 
佐藤勝利
(西垣くんの)隙を見つけたいぐらい、すごいなって。
 
髙石あかり
「オープン王」
森田さんなんですけど、誰に対してもオープンで壁が1つもなくて、いろんな人と関わりを持っていて、私たちもそうですし、スタッフさんとか、いろんな方とお話をしているのを見ていましたし、打ち解ける能力が高くて。
昨日、私たちが初めて共演しましたという動画をSNSにあげていたんですけど、私が気づいてないくらいの速さで森田さんが手を握っていて、すっと心に入り込んできてくれるというか、ゼロ距離な方だなと思いました。

ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

森田想
嬉しいです。よく言われます。ゼロ距離になってしまうことは多々ありますね。今回もご一緒できる時間が楽しくて、そうなっていた可能性があります。
 
西垣匠
「キャンピングカー王」
俳優さんが移動するときの車ってだいたい車種が決まっているんですけど、静岡ロケをしていたときに、いつも派手めなキャンピングカーが停まっていたんですけど、撮影が終わったら勝利くんが入っていって、それでずっと移動していたんですよ。目立ってしょうがないなぁって思って印象に残っています。

ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

佐藤勝利
いろいろ説明することがあるな(笑)
大変なロケだとメイクする場所もなかなかなかったりして、撮影のたびに便利だなと思ったのが最初です。派手ではないけどデカくて、確かに目立ってはいたね。
 
西垣匠
(車の色が)ピンクじゃなかったですか?配色がアイスクリーム屋さんくらいのイメージでした。
 
佐藤勝利
違うよ!普通に白だよ。ヤバい、やっぱり西垣くんは“すべての王”じゃないな(笑)
 
二宮健監督
途中で(キャンピングカー)無くなってなかった?
 
佐藤勝利
撮影最後の日の前日ですね。エンジンがかからなくなったんです。ちょっと古めの車種をお借りしたんですけど、動かなくなっちゃって、マネージャーさんはなんとも言えない顔をしてましたね(笑)

■罰ゲームは誰に?

‐さて、最後のコーナーです。何度も転生するという愛の試練を受ける“昭吾”にちなみ、皆さんには“繰り返す愛の試練”と題した暗記ゲームを受けていただきます。皆さんは、本作にまつわる単語を答えていただき、前の人が言った単語を暗記して、自分の単語を重ねていってください。暗記が追いつかなくなった人が負けとなり、後日罰ゲームを受けてもらい、公式SNSでそれを公開します。
スタートの単語は監督からお願いします。
 
二宮健監督
「軍人将棋」
 
以降、二周して、三周目にさしかかったところでl・・
一周目:軍人将棋→デコルテ(森田)→転生(佐藤)→シグマ(髙石)→メガネ(西垣)
二周目:大学生(森田)→キャンピングカー(佐藤)→海(髙石)→レジュメ(西垣)
三周目:砂丘(森田)→
ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

暗記力バグツンの森田想

ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

一瞬の迷いもなく、サラサラと暗記力を披露する西垣匠と、危なかっしいがなんとかクリアしていく髙石あかり

佐藤勝利
軍人将棋、デコルテ、転生、シグマ、メガネ、大学生、キャンピングカー、海、レジュメ・・・・
えっと今(森田さんが)言ったやつ何だっけ??
 
佐藤以外の他キャスト
10、9、8、7・・・(タイムアップのカウントダウンを始める)・・・ゼロ!!
 
‐アウトです!意外と直前に出てきた単語を忘れてしまうものなんですね。
 
佐藤勝利
今、僕だけができない空気感になってますけど、皆さん、全国大会レベルの暗記力ですからね!
 
‐ということで罰ゲームを受けるのは佐藤さん。後日、公式SNSで発表いたします!

■最後にメッセージ

森田想
今日、第一話をご覧になった皆さんは、本 放送が始まったら、いろんな方に一緒に観ようって声をかけていただければと思います。
ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

森田想

西垣匠
キャスト陣、監督さんとの仲の良さは十分に伝わったとは思いますが、ドラマ本編はここまでハッピーな雰囲気ではありません。でもどんな描かれたかをされようとも、テーマは一貫して「愛」。これを皆さんも感じ取っていただけると思いますし、本放送を毎週楽しんでいただくのはもちろんですけれども、また何かのタイミングで見返していただきたいとも思っています。
ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

西垣匠

髙石あかり
この作品は、転生をしていく中で、“昭吾”というキャラクターは(前世の)記憶が全部あるので、(ドラマをご覧になる方は)“昭吾”の目線で観ていただくのも面白いですし、“ひろみ”として昭吾を愛する気持ちを重ねて観ていただいても面白い作品となっています。
そして、TVerなどの見逃し配信ももちろんですが、是非みんなと一緒に本放送をリアルタイムでも楽しんでいただけたらなと思います。
ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

髙石あかり

佐藤勝利
「アポロの歌」という作品は、一貫して「愛」がテーマになっています。
シンプルなテーマだからこそ、現代では描かれる作品が少なくなっているようにも感じています。なので、改めて愛というものを見つめ直す時間になってほしいなと思いますし、手塚治虫さんが捉えた普遍的なことですが、愛の本質を改めて現代解釈版の「アポロの歌」、2月18日から放送がスタートしますので、ぜひ一緒に受け止めていただけたら嬉しいです。どうもありがとうございました。
 
二宮健監督
今、勝利くんも言ったように、愛の多様性が言われる現代にあって、愛を真正面に語ることができたら面白いんじゃないと、プロデューサーと話して企画しました。
人と人が出会って生まれる関係性は、普遍的なものだと思うので、それがどういう時代にあっても、人と人は出会うと思うので、そういう部分が皆さんの深いところに届くことを願ってます。
ぜひ放送も楽しんでいただければと思います。
ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

西垣匠/二宮健監督

ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

森田想/佐藤勝利/髙石あかり/西垣匠/二宮健監督

ドラマイズム「アポロの歌」1話先行上映&トークイベント

髙石あかり

■フォトギャラリー

[記事・写真:三平准太郎]

ドラマイズム「アポロの歌」

主演:佐藤勝利×髙石あかり 監督・脚本:二宮健で描く、現代解釈版「手塚治虫」!
繰り返す“愛の試練”により、人間の愛と業を見つめる、ダークファンタジー!
手塚治虫の“スターシステム”を登用し、全世界で豪華キャストを演じ分け。
“愛の試練”に立ち向かう昭吾とひろみの関係を大きく展開させていく――
 
《全体あらすじ》
「そなたは何度もひとりの女性を愛するだろう。だが、その愛が結ばれる前に、そなたは必ず死なねばならぬ!」
幼少期に起きた母親とのトラウマで、愛を憎むようになった近石昭吾(佐藤勝利)は、愛してもいない女性の家に転がり込んでは金をもらい生活を続けていた。幼馴染の渡ひろみ(髙石あかり)との関係だけは特別な何かを感じていたが、ある日、ひろみが自らに好意を抱いていることを知った昭吾は、愛を憎むが故に決定的な間違いを犯し、ひろみを死なせてしまう。行きついた世界で、昭吾は女神にある罰を言い渡された。
それは「何度生まれ変わっても一人の女性を愛し、結ばれる前に死ぬ」というものだったーー
逃れられない転生のループと女神の啓示により、昭吾はいくつもの世界をさすらいながら、愛と向き合うことになり…!?
 
■1話場面写真
 
出演:佐藤勝利(timelesz) 髙石あかり / 西垣匠 森田想 河井青葉 ふかわりょう / 池内博之
監督・脚本:二宮健
原作:手塚治虫「アポロの歌」
OP主題歌:Dragon Ash 「The Lilly」(Victor / MOB SQUAD)
制作プロダクション:ギークサイト
製作:「アポロの歌」製作委員会・MBS
©「アポロの歌」製作委員会・MBS
公式ハッシュタグ:#アポロの歌 #ドラマイズム
 
予告映像
YouTube player
 
2月18日(火)よりMBS 24:59~、TBS 25:28~他にて放送スタート!
放送後、TVerやMBS動画イズムにて、無料見逃し配信あり
ドラマイズム「アポロの歌」

原作情報

原作:手塚治虫「アポロの歌」より
1970年に「週刊少年キング」(少年画報社)で連載され、
同時期の『やけっぱちのマリア』と共に手塚治虫の性教育マンガとして大きな話題となった。
その後、『ダスト8』『アラバスター』『きりひと讃歌』と並び、この『アポロの歌 』も
人間のダークな部分を掘り下げた手塚治虫のノアール作品“黒手塚”と呼ばれる。
大きな叙情詩の中で、手塚が真っ向から愛を描き讃歌を謳った傑作として、
今改めて注目を集めている。
 
<あらすじ>
誰からも愛されず、誰をも愛せない近石昭吾。
幼少期の体験が原因で、男女が愛し合うことを憎むようになった少年は、
深い眠りの中で「愛」を説く女神に出会う。
夢かうつつか、与えられた試練は、生まれ変わり死に変わり、結ばれぬ愛を繰り返すことだったーー
アポロの歌

©Tezuka Productions

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA