山下幸輝、生ダンス披露!そしてTOKYOボーズも。草野航大×松村龍之介×加藤ナナ 映画『TOKYO,I LOVE YOU』完成披露舞台挨拶
2023年10月26日、新宿ピカデリーにて、映画『TOKYO,I LOVE YOU』完成披露舞台挨拶が行われ、長編映画初主演となる山下幸輝、そして、草野航大、松村龍之介、加藤ナナ、オギー・ジョーンズ、中島央監督が登壇。本作の撮影を振り返ると共に、山下は劇中のダンスを披露。また、本作にちなんでそれぞれが考える【TOKYOポーズ】を披露した。
舞台挨拶レポート
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映画が完成した今の心境について中島監督は「作り始めてから2年。今、2年間の努力が報われたと感じています。みなさんに自分の物語として(映画を)楽しんでいただけたらと思っています」と笑顔でコメント。
東京タワー、新宿界隈、お台場を舞台にした3つの愛の物語が描かれる本作。
お台場編でダンサーのリヒト役を演じた山下は「帰国子女役なのでオーバーリアクションを意識して、身振り手振りの役作りをしました」と大きく身体を動かしながら説明。
「東京のいろいろなキラキラした景色が楽しめるし、僕らの(関係性の)キラキラしたものを観てほしいです」とアピールした山下は、劇中で英語のセリフにも挑戦している。「結構頑張りました。実は、英語は全然話せなくて。でも撮影前に監督から『英語、喋るからよろしくね!』と言われて」と監督からのリクエストの様子をモノマネで再現し笑いを誘いつつ、「先生についてもらって、いろいろとアドバイスを受けながら、(英語の)お芝居をしました」と役作りを明かした。
リヒトの親友シモン役の松村は「見どころは“幸輝”です!すごくかっこいいです!」とおすすめ。親友キャストの実年齢は自身より下だったが「友達のような距離感で接してくれました。みんなのかっこよさやアツさを(近くで)感じながら、おじさんキュンキュンしちゃうなって感じでした」と歳の差に触れつつ苦笑い。撮影はすごく楽しめたと話し、「友情、アツさ、真っ直ぐさなど、人間のいろいろな感情が観られます!」と注目ポイントを挙げていた。
東京タワー編で典型的なダメ人間のケンを演じた草野は、本作が初演技だったとミミ役の加藤の第一印象に言及。「すごく綺麗な方なので、ちょっとドキドキしてしまって。撮影中、(特に序盤に)足を引っ張ってしまって申し訳ありませんでした」と深々と頭を下げてお詫びする草野の姿に微笑みながら、加藤は「たくさん引っ張ってもらいました!」と感謝した。
草野は引きこもりでオタクの役は、コロナ禍で自宅にいることが多い環境もあり、自分と重ね合わせることができたとも語っていた。「ミミは不器用で、好きな人に思いを上手に伝えられない女の子。見ていてちょっとウズウズしてしまいます。天邪鬼っぽいところが自分に似ていたので、演技は初めてでしたがナチュラルにできました」と初演技の感想を伝えた加藤は、「今、恋をしている人、うまく恋愛ができない、思いがうまく伝えられないと感じている人は、勇気がもらえると思います」と太鼓判。
ケンがハマっているVRシーンの撮影について中島監督は「演技をモーションキャプチャーして、もう一度映像を作り直すという途方もない作業でした。やっている最中は大変だったけれど、出来上がってしまうとその苦労を忘れてしまう自分がいます」とニヤリとしていた。
オギー演じるジョージは、一人娘のカレン(小山瑠奈)と仲睦まじく暮らしているという役どころ。
「予告編にも出てくる棚田のシーンは、この世のものとは思えない景色です。ほとんどあの世です。あの世に行ったことはないけれど…」とジョークを飛ばし笑いを誘いつつ、「ほとんど洋画です!」と映像の美しさを大絶賛。
カレン役の小山の印象は「とても綺麗な方。あまりにも綺麗な方で、初顔合わせの時は娘には思えませんでしたが…、撮影が始まったら、なんとかなりました(笑)」とホッとした表情を浮かべていた。
3つの物語を描く上での工夫について中島監督は「シンプルに物語を伝えたいけれど、親子の話をシンプルに作るだけでは面白くはならないので、常にひねりを考えていました」と、第2章で新宿界隈にキッチンカーを取り入れた理由を説明。どのエピソードにもひねりが入っていると補足していた。
「今までにやったことのないジャンルのダンスに挑戦した」と話した山下は、ダンスが好きなので苦労することはあまりなかったそう。そこで、あまりテイクを重ねなかったと明かした山下がダンスを少しだけ披露することに。「映像では観たけれど、生で間近で見るのは初めて。特等席!うれしい!かっこいい!惚れ直した!」と大興奮の松村の褒め言葉に、山下は照れ笑いしながらも「ありがとう!」と応え、会場からも大きな拍手が贈られた。
イベントではSNSで募ったファンからの質問に答えるコーナーも。
タイトルにちなみ「今、一番“LOVE”なモノ・人」という質問にオギーは「ネコ動画」、加藤は「ネコ」、草野は「インコ」、山下は「ココナッツ」、松村は「カードゲーム」、中島監督は「二歳の娘」と回答。
山下は仕事でハワイに行った際にココナッツの香りにハマったそうで、「(ココナッツの香りの)ボディクリームをいただいたり、柔軟剤を買ったり、ココナッツまみれの生活をしています」とうっとりとした表情に。
すると草野が「さっきも控室でココナッツのオイルを塗っていたので、みんなで匂いを嗅いでいました(笑)」と幸せそうな表情で話し、山下の両隣にいた草野と松村が山下に近づき匂いを確認。満面の笑みで「いい匂いです!」と観客に報告。
会場は拍手と歓声に包まれ、ココナッツの香りが漂うかのような和やかなムードに包まれた。
さらにタイトルにちなみ、登壇者全員で「TOKYO」ポーズを披露した後には、山下が「いろいろな愛の形を楽しんでください!」と呼びかけて、笑顔いっぱいのイベントを締めくくった。
■フォトギャラリー
[動画・写真:三平准太郎]
映画『TOKYO,I LOVE YOU』
《STORY》
日本の首都「東京」―この大都市のいくつかの街角で起こる、恋人、親子、親友たちの愛にまつわる物語。東京タワー、新宿界隈、お台場を舞台にした3つのオムニバスが、時に交差して描く人間賛歌!
日本に帰国したばかりのダンサー・リヒト(山下幸輝)が、余命3ヶ月と診断された脳腫瘍に苦しむ親友・シモン(松村 龍之介)を救うために、幼馴染の親友たちハル(羽谷 勝太)、ノア(坂井 翔)、ユージン(下前 祐貴)、レイ(島津 見)、ダン(西村 成忠)と力を合わせ、高額な手術費を工面しようとする。そして、リヒトと5人の親友たちが力を合わせ、シモンの命を救うための手術費を何とか稼ぎ出せる!と、いうその決定的な瞬間に、リヒトたちの運命の歯車を狂わせる出来事が起こってしまう・・・
果たして、リヒトを始めとした東京の様々な街で暮らす主人公達は、迫りくる危機と試練に抗い、自分達なりの愛を貫き通す事ができるのか?
出演:山下幸輝
草野航大 小山璃奈
松村龍之介 羽谷勝太 坂井翔 下前祐貴 島津見 西村成忠
オギー・ジョーンズ 加藤ナナ 奏みみ
長谷川美月 テリー伊藤 田中美里 他
監督・脚本:中島央
制作:株式会社ウィスコム
配給:ナカチカピクチャーズ
製作:「TOKYO,I LOVE YOU」製作委員会
特別協力:エアトリ
協力:港区
©TOKYO,I LOVE YOU FILM PARTNERS
公式サイト:https://tokyo-iloveyou.com/
公式X:https://mobile.twitter.com/TOKYO_ILOVEYOU
2023年11月10日(金) ロードショー
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