【インタビュー】ドラマ初出演の14歳・岩田奏「これからも俳優の道を頑張りたい!」
放送中のドラマ「姪のメイ」(テレビ東京系列、TVer)でドラマ初出演の俳優・岩田奏(いわたかなで/14歳)。2023年公開の映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』で俳優デビューした彼に、ドラマの見どころや、自身の俳優としての取り組みなどの話を聞いた。
ドラマ「姪のメイ」は、本郷奏多と大沢一菜がW主演を務め、福島で暮らす人々と、他県から移住してくる人々との人間模様を描くヒューマンコメディードラマ。
岩田奏 インタビュー
■ドラマ初出演!
‐今作はドラマ初出演ということですが、撮影全体を通していかがでしたか?
岩田奏(平田純 役)
現場の雰囲気がとても良かったです。それぞれのキャラクターの役柄も仲が良いですが、共演者の皆さん同士もとても仲が良くて、その雰囲気の良さがドラマの雰囲気にも出ていると感じます。
ただ、僕が演じた“純”は、反抗期というのもあり、物語終盤までは、周囲に対してけっこうそっけない態度を取ります(笑)
‐演じられた“平田純”という少年のキャラクターをどう捉えて、どういう取り組みをされましたか?
岩田奏
純が悲しんでいたり、反抗しているところが描かれているシーンが多いんですが、でも学校では明るく楽しく過ごしていたりもすると思うので、そういったことをちゃんと踏まえた上で、悲しんでいるシーンや反抗しているシーンを演じることを意識するようにしました。
‐東京から移住してきた役を演じた、本郷奏多(小津 役)さんと大沢一菜(メイ 役)さんとの共演はいかがでしたか?
岩田奏
本郷さんは、思っていたとおりの優しい雰囲気で、かっこいい方でした。共演者やスタッフさんにしっかり気配りされていて、ほんとうに良い人だなって感じました。
そして、大沢一菜ちゃんは、会う前はシャイな子だって聞いていたんですけれど、積極的に話しかけてきてくれて、僕のことを、役に倣って「反抗期!」って呼んでくれたり(笑)、ほんとうに話しやすくて、お芝居もやりやすかったです。
僕は撮影が始まってしばらくしてから現場に入ったんですが、その時は既に本郷さんと一菜ちゃんの2人はとても仲良くなっていて、本物の叔父と姪に見えたのが印象的でした。
‐大沢一菜さんといえば、映画『こちらあみ子』で新人にして主人公を演じられて、且つ、とても個性的な俳優さんというイメージですよね。
岩田奏
『こちらあみ子』は僕も観ましたが、彼女は唯一無二のすごい俳優さんだと感じています。
■福島の海の広さと自然豊かな風景が印象的だった
‐福島ロケはいかがでしたか?印象に残っていることがあればお聞かせください。
岩田奏
特に印象に残っているのは海のシーンです。東京だとなかなか見られないような広い海とその水平線を見ることができました。
物語の舞台となっているワイン農園でも、とても自然豊かな山々などの風景が印象的でした。
‐このドラマの撮影を通して、福島の地元で生きる人々や、福島に移住される人々、それぞれの想いとして感じられたことはありますか?
岩田奏
監督のお話したことのひとつに、“純”が、東京から移住してきた小津(本郷)とメイ(大沢)にどうしてそっけない態度を取ってしまうのか?ということ。
純としては、平田家もそうだし、元々福島で暮らしてきた人々が、震災を経験して大変な思いもしてこれまで生きてきているけど、そういう苦労を知らない移住者たちと一緒に暮らすことの違和感をなかなか拭えないでいるんです。
でも、純の両親(田中美奈子、川田広樹(ガレッジセール))は、移住者を受け入れているのを見て、自身のそういう思いが良くないことも純は同時に感じています。
■お芝居が楽しい
‐俳優のお仕事を始められてまだ間もないですが、俳優の道に入られたきっかけは?
岩田奏
小5のとき、スカウトされて今の事務所に入りました。オーディションになかなか受からなかったこともあって、初めてのお仕事までは時間がかかりましたが、お芝居が楽しいと思えましたし、これからも俳優の道を頑張りたいと思っています。
‐お芝居のどういったところに楽しさを感じられていますか?
岩田奏
お芝居をすることそのものが楽しいと感じています。うまくいったときはもちろんですが、うまくいかないことがあったとしても。
‐今後の活動の抱負はありますか?
岩田奏
いただける役があるならばなんでも挑戦してみたいと思っています。あと、ドラムが得意なので、ドラマーとしての活動もしてみたいです。
‐ご自身でドラムの腕前を評価すると?
岩田奏
ドラムを始めて9年目というのもあり、自信はあります(笑)
‐ちなみにどんな音楽が好きですか?
岩田奏
バンドで言いますと、東京事変さんが好きです。ドラムが魅力的な曲も多いですし。
‐プロフィール欄を見ると、趣味に「シャーペン」とありますが、これは?
岩田奏
シャーペンがすごく好きで、機能やデザインがとても豊かだなと思うからです。今、40本以上集めています。
文房具店に行くとテンション上がりますし、新作もチェックするようにしていて、誕生日プレゼントやお年玉も全部シャーペンみたいな(笑)
■登場人物の心情に注目してほしい
‐最後にドラマ「姪のメイ」について、ご自身の役どころの観点も含めまして、見どころ含めたPRメッセージをお願いします。
岩田奏
このドラマは、いろんな人の気持ちを感じることができる作品です。一見するとそっけない態度の純だけど、実は両親への愛情はちゃんと持っているんだよということはもちろん、小津とメイの関係性がちょっとずつ変わっていくところや、その他の移住者たちも含めて、登場人物の心情に注目して観ていただきたいです。
岩田奏(いわた かなで)プロフィール
2008年11月22日、東京都出身。特技・ドラム(6歳~)、趣味・ギター、シャーペン、読書など。2023年に映画『雑魚どもよ、大志を抱け!』で俳優デビュー。上海国際映画祭、東京国際映画祭などで上映され話題となった同作でメインキャストの西野聡役を好演。日本テレビ系バラエティ番組『超無敵クラス』に出演。現在放送中のドラマ『姪のメイ』で福島に住む反抗期の少年・平田純役を演じている。
■撮り下ろしフォトギャラリー
[インタビュー・写真:三平准太郎]
木ドラ24「姪のメイ」
《INTRODUCTION》
東京在住の中小企業会社員・小津高一郎(本郷奏多)は、両親をなくした姪っ子・春日部メイ(大沢一菜)を一時的に引き取り、夏休みの間だけ福島県楢葉町で期間限定の仮移住をすることに。そこで出会ったのは東日本大震災からの復興を目指し、前向きに生きてきた住民たち、そして県外から志を抱いてやってきた移住者たち。彼ら、そして姪っ子とのふれあいを通し、何事にも無気力だった小津の心情に次第に変化が生まれる…。温かい人間模様と移住先で繰り広げられるクスッと笑えるヒューマンコメディードラマ。
主演:本郷奏多 大沢一菜
出演:田中美奈子 川田広樹(ガレッジセール) 橋本淳 清水葉月 土居志央梨 岩田奏 ・ 真飛聖
竹原ピストル / 関智一 須藤理彩
監督:清水康彦 大内田龍馬
脚本:小川康弘
制作:テレビ東京 イースト・ファクトリー
制作著作:「姪のメイ」製作委員会
制作協力:福島イノベーション・コースト構想推進機構 ふくしま12市町村移住支援センター
©「姪のメイ」製作委員会
公式サイト:https://www.tv-tokyo.co.jp/meinomei/
公式X:@tx_meinomei #姪のメイ
放送日時:2023年9月7日スタート 毎週木曜深夜24時30分~25時00分
放送局:テレビ東京 テレビ大阪 テレビ愛知 テレビせとうち テレビ北海道 TVQ 九州放送
BSテレ東 BSテレ東4K / 9月12日スタート 毎週火曜深夜24時~24時30分
福島テレビ 放送日未定
配信:TVer:https://tver.jp/
動画配信サービス「U-NEXT」にて各話放送直後より順次見放題配信スタート
広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」 にて見逃し配信
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。