【インタビュー】愛甲千笑美「手作り感と親近感を感じてほしい!」1st写真集『会いたくなった?』
8月28日に発売となった『愛甲千笑美 1st写真集 会いたくなった?』。数多くの女性ファッション誌でモデルとして活躍する一方、経済情報番組のキャスターを3年半務めた経歴ももつ愛甲千笑美(あいこう ちえみ)に、初めての写真集についての想いを聞いた。
ファッション誌でのモデル活動を中心に、大手ブランドのイメージキャラクターやアパレルメーカーのウェブCM、コラボ商品のプロデュースなど活躍の幅を広げている愛甲千笑美。今回の初写真集は“自然体でありのまま”をコンセプトに、30歳(撮影当時)になった彼女のナチュラルな姿を収めている。
ランジェリーや水着での初めてのグラビアにも大胆に挑戦し、「新鮮でとっても楽しかった」と振り返る。同性も憧がれる引き締まった“艶やかボディ”にも注目。
愛甲千笑美 インタビュー&撮り下ろしフォト
■周りの人からは「新しい路線だね」って。
‐写真集のお話を聞いた時の最初のお気持ちはお聞かせください。
愛甲千笑美
写真集はずっと出したいと思っていた夢だったので、それが現実になってとても嬉しい!というひとことに尽きます。
‐発売前(インタビュー時)ですが、この写真集を最初に誰に見せたいですか?
愛甲千笑美
今日、出来上がった本をいただいたので、妹に見せたいです!一緒に住んでいるのもあって。
どんな反応かドキドキします。
‐身近な人で表紙や先行カットなどをご覧になった方の反応はいかがでしたか?
愛甲千笑美
妹や親友からは、「はまってるね!」「いいじゃん!」って高評価でした。
普段の延長線の私っていう気持ちもありつつ、ちょっと新しいものにも挑戦した撮影だったんですけれど、周りの人からは「新しい路線だね」って言ってくださったのが、意外に感じたのと同時にとても嬉しかったです。
‐「新しい路線」というのはどのあたりだと思われますか?
愛甲千笑美
私はファッションモデルのイメージが強いから、テニスウェアや水着など、そういうイメージが無いのと、表情もファッション誌では選ばれないようなカットも今回はあるので、そう思われたのかなって感じています。
‐今回の写真集のテーマのひとつになっている“自然体でありのまま”というのが、モデルとしての千笑美さんを見てきた人からは新しく感じられたのかもしれませんね。
愛甲千笑美
そうだと思います。
‐“自然体でありのまま”というテーマ含めて、写真集の内容はどうやって決まっていったのでしょうか?
愛甲千笑美
写真集を出すなら、こういう衣裳を着たいなとか、こういう風に撮りたいなというイメージがなんとなくあったので、それを提案させていただきました。
それを基に、チームみんなで意見を出し合って最終的に決めていきましたので、私のイメージどおりに仕上がりました。
‐例えばどういった提案を?
愛甲千笑美
学生時代、テニス部だったので、テニスウェアを着たいなと思っていたのと、「和」を感じられるようにしたかったので、旅館・浴衣も入れていただきました。お風呂もそうです。
■手作り感と親近感を感じてほしかった
‐タイトル「会いたくなった?」に込められた想いは?
愛甲千笑美
タイトルは話し言葉にしたいなと思っていたので、ほんとうにたくさんの候補を考えました。
でもなかなか決まらなくて、みんなで話し合う日に、ヒントをいただくなかで、思いついたのが「会いたくなった?」です。
‐なるほど。今回、素で自然体の千笑美さんがたくさん写っているということが、タイトルにも繋がるわけですね。「素の私に会いたくなった?」ということで。
愛甲千笑美
そうです!その意味を込めています!
手作り感と親近感を感じてほしかったんです。
表紙のタイトル文字もできるだけ、私の口元に近いところに置いてほしいとお願いしました。
文字も自分で書いたものです。
‐撮影にあたって取り組まれたことは?
愛甲千笑美
やっぱり身体づくりです。女性らしい身体になるように食事バランスを気をつけたり、お尻をキュッと上げるための筋トレを頑張りました。
痩せ過ぎたらよくないと思ったので、普段よりも食べていました。
‐ご自身が思うチャームポイントはお尻ですか?
愛甲千笑美
はい。お尻は努力で変えられますし、今回の写真集ではお尻をチャームポイントをにしようと思って取り組みました。
‐ファッションモデルとしての撮影では、お尻は出ないですもんね。
愛甲千笑美
そう、まったく出ないです。なので、今回の写真集で新しいチャームポイントを表現できたなと思います。
■反省会!
‐主に神奈川県の湘南でロケされたそうですが、撮影全体で印象に残っていることは?
愛甲千笑美
反省会です(笑)
水着の撮影に慣れてなく、1日目は試行錯誤だったので、夜にみんなで集まってその日の写真を全部見返して、このカットはここから撮った方がいいかなとか、明日はこうしてみようとか意見を出し合ったのが、みんなで写真集を作っている感じがしてとても楽しかったのが印象に残っています。
‐その反省会の成果が、2日目以降に活かされていったということでしょうか?
愛甲千笑美
活かされていきました。カメラマンさんとの息もどんどん合っていく感じがしました。
カメラマンさんも普段はファッション撮影を主にされている方なので、グラビア撮影をよくご存知のスタイリストさんとKADOKAWAの担当者さんからアドバイスいただきながら、一緒にグラビア撮影というものを心得ていくという進め方になりました。
‐ファッションモデルの撮影とグラビア撮影とではたとえばどういう点に違いがありますか?
愛甲千笑美
ファッション撮影ではストンと立たないといけないけれど、グラビア撮影では、身体の線がはっきり出る衣裳や、ランジェリーや水着のときは、腰を入れてメリハリを出したりするのが全然違いました。こんなに腰を反らしていいんだ!?ファッションモデル撮影でこんなポーズしたらすごい変になるけど、この服だとこれぐらい大げさにやった方が綺麗に見えるんだっていうのが発見でしたし、面白かったです。
‐お気に入りカットを理由と共に教えてください。
愛甲千笑美
朝、寝起きでまだ少し眠い状態で、メイクもせず、髪の毛もそのままで撮ったカットです。リアルでありのままな私っていう意味で気に入っています。
■実は恥ずかしがり屋
‐撮影時は30歳だったそうですが、30代を迎えたことについてご自身の中で何か想いはありましたか?
愛甲千笑美
29歳から30歳になった瞬間は涙が出るぐらい、私の中では大きなことでした。「30歳だぁ!」みたいな(笑)
節目にも感じましたし。
‐そういう意味では、30歳という節目で今回の写真集の撮影をできたことは良かったかもしれませんね。
愛甲千笑美
はい!とても嬉しかったです!
‐子ども時代の千笑美さんはどんな女の子でしたか?
愛甲千笑美
小学生の頃は外で遊ぶのが大好きな活発な女の子でしたが、人見知りで引っ込み思案でもあったので、あまり目立つことは好きじゃありませんでした。
‐テニスをやられていたのは?
愛甲千笑美
小中学生の頃です。今でも少しやっています。テニスは得意ですし、身体を動かすのが好きなのでスポーツ全般が好きです。
‐一方で韓国語が得意だとも伺いました。
愛甲千笑美
そうです。語学を勉強するのが好きで、韓国に留学していたことがあったんですが、韓国語は簡単だ!って思いました。
‐そういう女の子がどうしてモデルの世界に?
愛甲千笑美
なんでだろう?(笑)
でも今でも恥ずかしがり屋な部分は残っていて、今回の写真集にもそういう表情が時おり出ていると思います。
‐最近のオフの日の好きな過ごし方は?
愛甲千笑美
家の中を快適にしたくて収納便利グッズを買ってきたり、あとは料理を作ったりすることです。和食を作ることが多いですね。
■いろんなことに挑戦していきたい!
‐今回の写真集にはエッセイも載っていますが、どういうポイントで書かれたものでしょうか?
愛甲千笑美
自分が大切にしているものだったり、人生の転機や変化など、自分らしさが出るものをトピックとして書きました。
今回、エッセイを書くのを通して、文字を書くことが好きなんだなって改めて気づきました。とても楽しかったです。
‐2冊目の写真集を出してみたいというお気持ちはありますか?
愛甲千笑美
今回とても楽しかったので。是非出したいです!
‐2冊目の写真集を含めて、今後の抱負は?
愛甲千笑美
今回、新しいことに挑戦できて、とても楽しかったので、これからもファッション誌だけにとどまらず、いろんなことに挑戦していけたらいいなと思っています。
‐最後に『愛甲千笑美 1st写真集 会いたくなった?』のPRメッセージをお願いします。
愛甲千笑美
いろんなところにこだわって作った写真集なので、是非手にとってご覧いただき、隅々まで楽しんでいただけたら嬉しいです。表紙を外した裏表紙の写真にも注目です!
愛甲千笑美(Aiko Chiemi)プロフィール
1991年11月6日生まれ、宮崎県出身。
「CLASSY.」(光文社)、「美人百花」(角川春樹事務所)、「VOCE」(講談社)、「and GIRL」(DONUTS)、「MAQUIA」(集英社)、「美的」(小学館)など、数々の女性ファッション誌・ビューティー誌にレギュラー出演。人気アパレルブランドモデルをはじめ、「ビジネスクリック」(TBS)で3年半キャスターとして出演するなど、広告やテレビなど幅広いメディアで活躍。特技は韓国語と英語と中国語。
■撮り下ろしフォトギャラリー
[インタビュー・写真:三平准太郎]
■先行カット
(C)KADOKAWA (C)テンカラット 撮影/花村克彦
『愛甲千笑美 1st写真集 会いたくなった?』
(C)KADOKAWA (C)テンカラット 撮影/花村克彦
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