劇場全体で中村倫也の結婚をお祝い&トップニュースにしてほしくない伊藤沙莉の変顔。映画『宇宙人のあいつ』完成披露上映会舞台挨拶
2023年4月11日、TOHOシネマズ六本木にて、映画『宇宙人のあいつ』完成披露上映会舞台挨拶が行われ、中村倫也、伊藤沙莉、日村勇紀(バナナマン)、柄本時生、飯塚健監督が登壇。先日、水卜麻美アナとの結婚を発表した中村倫也を劇場全体で祝った。また、中村が伊藤沙莉から伝授されたという変顔のワザを伊藤沙莉がオリジナルとして披露したほか、本作にちなんで「宇宙に行くなら共演者の誰と行きたい?」というテーマにそれぞれが答えた。
舞台挨拶レポート
■動画(ダイジェスト)レポート
■全文書き起こしテキストレポート
※動画は権利関係上ダイジェストになりますので、舞台挨拶の(ほぼ)すべてのトークをテキストと写真で紹介します。
中村倫也(宇宙人/次男・真田日出男 役)
元気ですかっ!
客席
元気で~す!!!
中村倫也
今、感動して胃酸が出てます。汗じゃなくて。
MC(伊藤さとり)
改めまして、中村さん、ご結婚おめでとうございます!
キャスト&客席
(大拍手)
中村倫也
(いいともの拍手指揮をやりかける)
日村勇紀(バナナマン)(長男・真田夢二 役)
(客席に向かって)どうぞおめでとうと言ってください!!
中村倫也
違う!今、僕は“いいとも”をやろうとした!
日村勇紀
(笑)
もいっかい!イエーイ!!
客席
(再び大拍手)
中村倫也
(拍手指揮を途中でやめる)
伊藤沙莉(長女・真田想乃 役)
指揮、最後までやらないの?(笑)
中村倫也
これ、好きなんです♪15年くらいやってるんです♪
日村勇紀
おめでとうございます!
中村倫也
ありがとうございます!すみません!
▼ワザ?は伊藤沙莉からの伝授「ニュースのトップにしないで!」
-中村倫也さん、家族の中で、実は宇宙人という役の役作りは?
中村倫也
今までは、たとえば戦国武将の役だとゆかりの地に行って、お墓参りとかしてたんですけど、今回は土星に行きまして、まぁ遠かったです!7時間ぐらいかかりました。
日村勇紀
うるせぇな!
中村倫也
役づくりは特になにもしてないです(笑)
ノリ配分多めでやりました。
-映画の中でいろんなワザを披露してくれてますよね。あれの演出は?
中村倫也
最初のワザは飯塚監督に聞いてやったんですが、次からは主に(伊藤)沙莉にもらってました。
伊藤沙莉
ワザをあげたわけじゃなくて、変顔くださいっていうからそれをあげたんです。
中村倫也
変顔をどうしても沙莉に考えてほしかったんですよ。
若い頃、まだ無名時代から飯塚監督にお世話になっている2人で、その歴史があったんで、決して自分で考えるのがめんどくさかったわけじゃなく、ここはどうしても沙莉に考えてほしいって言いましたら、涙ながらに考えてくれました。“そうですよね”って言って。
伊藤沙莉
(笑)
倫也さんに、「みんなでスベろ。そういう絆を持ちたい。」って言われたんですよ(笑)
で、「わかりました。一緒にスベりましょ」って言って。ぜんぜん涙とか一滴も流してないです。
で、「こんな感じでどうですか?」って変顔したら、そしたらけっこうメインどころで使ってくれてました。
中村倫也
そうですね。高知城が出てくるんですけど、そこで使う時の顔は沙莉からいただいた、ありがたいお顔です。楽しみに。
日村勇紀
一回、その沙莉ちゃんのやつが見たい!
伊藤沙莉
えっ?でもこの顔をニュースのトップに使わないでくださいね!
中村倫也
やめる?
伊藤沙莉
そういうのはやめよ。気を使われたくない。やる!
日村勇紀
(オリジナルの)それを知ってた方が映画を観るお客さんはより楽しめると思うからね。
飯塚健監督
「ようい、ハイ」ってやるから、カットかかるまでやってね。
中村倫也
僕は後ろ向きでやっとくから。
飯塚健監督
「ようい、ハイ!」
伊藤沙莉
(中村倫也を見て)やってないじゃん!
伊藤沙莉
あ、まず私、飯塚監督からずっと教わって大事にしてきた「監督がカットかけるまで役者は演じ続ける」ってことを守れなくて心臓が止まりそう!
中村倫也
気にしすぎだよ!
飯塚健監督
ここはそんなの無いじゃん。
伊藤沙莉
あぁ、良かった・・・
でも見てこの震え。これ今ガチ!
中村倫也
じゃ俺も。(手をプルプル)
伊藤沙莉
その伝染おかしいでしょ!
▼沙莉が沙莉として笑ってるシーンがある
-伊藤沙莉さん、家族の中の長女役はいかがでしたか?
伊藤沙莉
紅一点という役回りは、これまでもいろんな作品で私は経験がありますが、こんなに、放てば何かが返ってくるっていうこの安心感と信頼と、その中で生まれるものがたくさんあって、それは毎日毎日、撮影していて楽しかったです。その場の流れで生まれるものであの空気感になったんじゃないかなと思います。
-日村さんもいらっしゃいますから、笑うことをガマンすることも多かったのでは?
日村勇紀
いや、俺以外もね、沙莉ちゃんはなんでも笑うの。それが現場の空気をめちゃくちゃ良くするの。
俺たちはそれがすごい助かるけど、監督はその笑っているのをちょくちょく注意してましたよね?
飯塚健監督
たまにね。
伊藤沙莉
本番中ですから笑ってはいけないですからね。
飯塚健監督
でもよく観ると、笑っているところもOKカットで使っていたりします。
伊藤沙莉
確かに、ありますよね(笑)
柄本時生(三男・真田詩文 役)
いっこ、沙莉が沙莉になっているシーンがあるよね。
伊藤沙莉
明確に笑ってますね(笑)
飯塚健監督
それに時生くんが気づいているときもあるんですよ。
▼柄本時生の独特の?佇まい
-それが臨場感があって面白いと思うんですが、そういう中で日村さんは長男役でした。
日村勇紀
(長男役は)嬉しいですね。やっぱり、十中八九、みんな僕が宇宙人だと思うんですよ。でも中村倫也が宇宙人っていうところから始まりますから。
高知で3週間の撮影をやったんですけど、もう最高のメンバーでした。どんどんどんどん仲良くなっていきました。こんな兄弟がほんとうにいたら最高だなって、そんなメンバーでした。そういうのが作品にも出ていると思います。
そんな中、時生くんがね・・・。どうみんな?時生くんのことどう思う?
伊藤沙莉
(爆笑)
日村勇紀
俺が言うのもなんだけどさ、(時生くんは)スゴイでしょ?
中村倫也
具体的に言ってよ。
柄本時生
具体的に言ってくれてぜんぜん大丈夫ですよ。
日村勇紀
(時生くんの)佇まいがすごいでしょ?
中村倫也&伊藤沙莉
(座り込んで爆笑)
日村勇紀
50歳にもなって芸能界でこんなに仲良くなれるなんて思わなかったから、ほんとに最高でした。それは、この作品の映像に絶対に出ていると思います。
-みんな真の友だちになったってことですね?
日村勇紀
うん、絶対にそう思う。だって、(中村倫也が)結婚したってなったら、グループLINEがすごい動いたもんね。
伊藤沙莉
「誰?誰?」って。
日村勇紀
そして「おめでとう!」って。(身体全体で表現しながら)グワーって動いた。
中村倫也
グループLINEを身体で表現する人初めて見た!
日村勇紀&伊藤沙莉
(爆笑)
日村勇紀
スタッフさん含めて現場の雰囲気がすっごく良くて。
高知弁って語尾に「~ぜよ」って付けるんですが、みんなその口調で話すのが流行ってて、「さぁ、本番行こうか!ぜよ~」って。
俺はああいうのは大好きだった。
-みんな今でも繋がっているんですよね?
柄本時生
はい。ご飯会をウチの家でやったこともあります。
で、日村さんが「なんだこの家は。おもしろハウスじゃねぇか」って。
日村勇紀
いつかロケ番組なんかで時生くんちに行ってエアコンを見てほしい。あんな飛び出してくるエアコンはないよね。
中村倫也
思っている5倍くらいの大きさのエアコンなんですよ。
日村勇紀
それが各部屋にあるの。
柄本時生
人ん家の情報言い過ぎはダメよ!
-柄本さん、これでも現場の撮影はスムーズに進んでたんですよね?
柄本時生
はい。これでもみんな静かにする時は静かにしてますし。こんなにギャーギャーしてるわけじゃございませんので(笑)
中村倫也
こんなふうに時生がいい具合の立ち位置をキープしてくれるので、僕らは思う存分遊んじゃう。
柄本時生
たしかに。みなさん、すごかったですもんね。
中村倫也
楽しいんだもん。
▼中村倫也には宇宙人役がいい?
-飯塚監督は、キャスティングはどのように?
飯塚健監督
倫也に役を書く。何がいいかな?宇宙人だ!っていうのはそんなに悩まなかったですね。
中村倫也
なんで悩まないんだろ?
飯塚健監督
いい4人だなって、今見ても改めて思います。
-中村さんは日村さんのことがもともと親交もあって大好きなんですよね?役者として共演してどうでしたか?
中村倫也
もう十何年も前からバナナマンライブを見ていて、スーパー憧れの人なんです。で、いつかお二人と共演したいというのがありました。
日村さんのプレイヤーとしての能力の凄まじさは元々知っていたので、今回の作品でクランクインする前も、(日村さんは)「久々の映画の現場だから、心配だな」って言ってたんですけど、「ぜんぜん余裕ですよ」って僕は思ってました。じっさい、本作を観ると(日村さんのお芝居が)炸裂していて最高!って思うはずです。
日村勇紀
僕らのバラエティ番組に倫也くんが出てくれたりもあるんですけど、プライベートでも仲良くさせてもらって、ゴルフを一緒に行ったりとか。なのでお友だちの感じになっちゃって、こういう倫也くんの世界に俺が呼んでもらえるなんて夢にも思わなかったから、(撮影現場では)緊張しました。
「そっか、この人はお芝居する人なんだ」「声がいい」みたいな。
撮影本番中は更に(2人の顔の)距離が近くなるシーンもあるので、そうすると「肌が綺麗だ」とか、友だちの感覚では知り得なかった中村倫也いっぱい見れたんです。
この映画はそれが特に見れると思う。他の作品の中村倫也も良いけど、この作品ではさらに違う彼の凄さがいっぱい見れると思う。
飯塚健監督
ひとつ思い出したことがある。日村さんと倫也さんのシーンを撮った時、日村さんが「あんなに泣くんだね」って驚いていたこと。
日村勇紀
予告編にもあるんですけど、(中村倫也が)すごく泣くシーンがあるんです。あ、これ言ってもいいかな?
中村倫也
なになに?
日村&中村
(ゴニョゴニョ)
中村倫也
それなら言ってもいいよ。
日村勇紀
それは僕と2人っきりのシーンなんだけど、本番が始まる直前に僕のところにスっと来て、「日村さん、このあと僕はすごい泣きますけど、ビックリしないでくださいね。」って言うの。
そのあとのお芝居ではそのとおり、ボロボロ泣いたの。すごくない?
これは沙莉ちゃんもそうなんだけど、すごいんだよやっぱり俳優さんは。
俺はやっぱり(役者としては)素人だから、ビックリしないように気を使ってくれてるの。ほんとにプロだなって。それが言いたいです。
▼2人っきりで宇宙に行くなら共演者の誰と行きたい?
中村倫也
僕は監督です!
どうせ行くなら、なんか撮りたくないですか?
一緒に行ったらそりゃすごい盛り上がるし感動するだろうけど、せっかくだから撮ってもらいたいかな。
「宇宙にいったあいつ」(ってタイトルで)。
柄本時生
僕は日村さん!
日村さんはなんでも興味を持ってくれるんです。日村さんって、ほとんど知らない人の話でも2時間聞けるらしいんです。
なので、僕と行ったとしてもいろいろと話しかけてくれるんじゃないかなと。
伊藤沙莉
私は時生さん!
やっぱり落ち着くし、ずいぶん長らくお兄ちゃんとして接してきたので、気張らない関係でいられて、ボーっと宇宙の旅ができそう。宇宙の旅は長いので気を使わない方が。
中村倫也
どこまで行く気?俺は1日ぐらいだと思ってたけど。
伊藤沙莉
そうだったんだ?もっと無限に行くと思ってた。
柄本時生
あ、俺も無限派だった!
日村勇紀
(時生は)無限に俺といるの?すごいね(笑)
-帰れない設定の質問でした。
中村倫也
え?じゃぁ、なんか撮ってもムダ・・・?
日村勇紀
撮ってもムダだよね(笑)
中村倫也
電波、電波!
-日村さんは?
日村勇紀
俺は絶対に沙莉ちゃん!
伊藤沙莉
えっ?やった!
日村勇紀
可愛いもん!
中村倫也
シンプル~!
日村勇紀
全員可愛いんだけどね。監督もほんと可愛いし。
中村倫也
気の使い方を間違ってる!
日村勇紀
沙莉ちゃんてね、ほんと大女優ですよ!
こんな大女優がぜんぜん気を使わせないの!
この人ほど、壁がないというか、人の心にスッと入ってこれる女優は他にいない!
もう絶対に沙莉ちゃん!
伊藤沙莉
ありがとうございます!嬉しい!
-監督は?
飯塚健監督
僕も沙莉ですかね。
伊藤沙莉
うわ~っ!やったぁ!!
飯塚健監督
(沙莉と)語りたいですよね。土星の輪っか見ながら。
中村倫也
ちょっと待って!
主演が誰にも選ばれていない!!
全員
(爆笑)
中村倫也
この映画大丈夫か?おい!
誰か気を使えるだろ?
全員
(爆笑)
▼宇宙人はいる?
-中村さんに代表質問です。宇宙人はいると思いますか?
中村倫也
います!います!
だって、すっげぇ数の星があるんですよ。
いわゆる“宇宙人”っていうのは、銀河の片隅の地球にいる僕たちが想像したものにすぎなくて、それこそ細菌レベルだったら、絶対に(他の星に)あると思ってます。
-会ってみたいですか?
中村倫也
別に。地球楽しいし。俺、地球好きだし。
伊藤沙莉
宇宙人みたいな言い方!(笑)
中村倫也
地球だって宇宙だし。
▼最後にメッセージ
中村倫也
この映画は、なんて言えばいいんでしょう?っていう映画なんですよ。
描かれているのは、ある宇宙人が来たことによる面白おかしいノリ。そして、人と人の繋がりとか、家族の絆が描かれています。
この3年ぐらいで、人との繋がりについて一度は見直したことが皆さんもあったと思いますので、観ていただくと、きっと何かが思わぬうちにじんわり染みてくるような、そんな映画になっているといいなと思いながら作りました。
気楽に、まずは楽しんでいただけたら嬉しいです。ありがとうございました。
■フォトギャラリー
[記事・動画:三平准太郎/写真:山田健史]
映画『宇宙人のあいつ』
INTRODUCTION
主演の中村倫也が、真田家四兄妹の次男・日出男として家族になりすましてきた訳アリな宇宙人に挑みます! しっかり者の長女・想乃役を演じる伊藤沙莉(『ちょっと思い出しただけ』、真田家の親代わりの長男・夢二役にお笑いコンビ「バナナマン」の日村勇紀(『ペット』)、頼りない三男・詩文役の柄本時生『BLUE/ブルー』と、ケミストリーが期待される4人の素晴らしい役者陣が、息の合った4兄妹を披露します!
監督・脚本は、『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』『ステップ』の飯塚健が手掛け、完全オリジナル作品となります。
23年間も、真田家の四兄妹の次男・日出男として家族になりすましてきた宇宙人が、地球を離れるまでの残された三日間の中で、人間としてやり残したことに奮闘する物語です。《家族になりたかった男》が織りなすエイリアンコメディが誕生しました!
STORY
家族になりすまして23年―。人間の生態を調査しに土星から来た宇宙人は、
真田家4兄妹の「次男・日出男」として、長男・夢二、長女・想乃、三男・詩文と暮らしていた。家族というものがわからない日出男は、夢二から教えてもらう。
「兄ちゃん、家族って何?」
「自分よりも、大切なものがあるってこと。」
家族の様々な問題が起こる中、地球を離れる日が近づいてきてしまう。残された時間は、あと三日間―。
人間としてやり残したことへの日出男の奮闘が、今始まる!
出演:中村倫也 伊藤沙莉 日村勇紀(バナナマン) 柄本時生
関めぐみ 千野珠琴 細田善彦 平田貴之 山中聡
井上和香 設楽統 山里亮太
監督・脚本:飯塚健
主題歌:氣志團「MY SWEET ALIEN」(影別苦須 虎津苦須)
音楽:海田庄吾
製作:勝股英夫 大熊一成 小西啓介 黒岩克巳 佐竹一美 古味竜一
エグゼクティブプロデューサー:瀬戸麻理子 菊池貞和 宇田川寧
プロデューサー:高尾沙織 柴原祐一
共同プロデューサー:布川均 大畑利久 田中勇也
ロケーションプロデューサー:古味竜一 ラインプロデューサー:濱松洋一
VFXスーパーバイザー:齋藤大輔 長井由実
スクリプター:石川愛子 助監督:杉岡知哉 制作担当:加藤誠 宣伝プロデューサー:大﨑かれん
製作幹事:エイベックス・ピクチャーズ ポニーキャニオン
配給:ハピネットファントム・スタジオ
製作プロダクション:ダブ 制作協力:トーマス
後援:高知県 高知市 土佐市 四万十市 須崎市 津野町
©映画「宇宙人のあいつ」製作委員会
上映時間:117分
※撮影2022年3月24日~4月14日オール高知ロケ
公式サイト:https://happinet-phantom.com/uchujin
2023年5月19日(金)全国ロードショー
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