感情の欠けた4人の兄弟姉妹を4人の監督で描く映画『almost people』公開決定
横浜聡子、石井岳龍、加藤拓人、守屋文雄、4人の監督が紡ぐ“感情の欠けた4人の兄弟姉妹”の物語を描く映画『almost people』が、2023年9月にユーロスペースにて公開決定。
本作の製作は株式会社コギトワークスで、国内配給にとどまらず、海外での公開を目指しており、セールスカンパニーを介さず、海外のミニシアターと直接交渉を行ない、世界各国17都市111館にアプローチ中だ(ロンドン、スコットランド、ダブリン、ニューヨーク、ボストン、シカゴ、ソルトレイクシティ、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、トロント、モントリオール、バンクーバー、シドニー、メルボルン、オークランド、シンガポール)。
■4人の監督によって描かれる、1本の映画
本作は、精力的に映画を撮り続け、多くのファンに支持されている横浜聡子、石井岳龍、加藤拓人、守屋文雄監督の 4人が織りなす、「感情の欠けた 4 人の兄弟姉妹」を描いた1本の映画。
■感情の欠けた兄弟姉妹を演じる俳優たち
“喜び”という感情が欠けた長男を『溺れるナイフ』、『菊とギロチン』、『あのこは貴族』などの話題作に出演が続く嶺豪一(みね ごういち)が、哀愁を帯びたコミカルな表情で演じている。
長女は『ローリング』など、数多くの映画作品で活躍する柳英里紗(やなぎえりさ)が、“怒り”の感情が持てずに戸惑う姿で存在する。
次男は映画、ドラマ、舞台など広いフィールドで活躍する井之脇海(いのわきかい)が“楽しさ”がわからない男を繊細に表現する。
末っ子の次女は新人俳優の白田迪巴耶(しらた みはや)が、“寂しさ”がわからないもどかしさを明るく溌剌(はつらつ)と演じた。
■ティザービジュアル解禁
解禁となったティザービジュアルは、感情があることが人間なのか、彼ら主人公たちが人間なのか。群衆を捉えることで、主人公たちの感情の折り合いと、本作に描かれた街の空気を表現している。
■菊地成孔/新音楽制作工房が音楽を担当
本作の音楽を担当するのは、音楽家・文筆家の菊地成孔と、菊地氏が結成した「新音楽制作工房」。コギトワークスが本作で行なっている「日本映画を世界のミニシアターへ届ける」という取り組みに共鳴し、参加を決意。これまでの映画音楽とは一線を画す映画音楽表現を展開している。
映画『almost people』
STORY
この映画は、あらかじめ『感情』の欠けた 4人の兄弟姉妹の物語です。
たとえば、喜び。たとえば、怒り。たとえば、楽しみ。たとえば、寂しさ。
彼らは、兄弟姉妹。どこか見覚えのある私たちの隣人、いや、もしかしたら私たち自身……?仮に、完全無欠の感情が備わっているのが『人間』の条件なのだとしたら、
彼らは『もうすぐ人間』になるでしょう……。
いや、それとも、いつまでも『もうすぐ人間』でいいのかもしれません。
そしてその兄弟姉妹を取り巻く、愛おしくもクセのある仲間や恋人の物語でもあります。
●長男 神尾光のはなし(演:嶺豪一/みね ごういち)
「感じたことがないんですよ、喜び。」と語る脚本家の長男。彼が脚本を手がける次回作の監督に“喜び”を探す宿題を出されます。果たして彼は“喜び”を見つけることができるのでしょうか。
●長女 神尾火水子のはなし(演:柳英里紗/やなぎ えりさ)
“怒り”の感情が理解できない長女は「怒らないの?」と問われても曖昧に微笑むしかありません。社会は”怒り”に満ちているのに、その感情を持たない火水子は、”怒り”を抱える人間と行動を共にすることで理解しようとします。そこで彼女の目に映る世界とは。
●次男 神尾太陽のはなし(演:井之脇海/いのわき かい)
“楽しい”ということがわからない次男は、恋人に「わたしといて楽しい?」と聞かれ、「好きだよ。ちゃんと」と見当違いに答えます。楽しさを分かち合えなくても、二人は一緒に居続けることができるのでしょうか。
●次女 神尾花子のはなし(演:白田迪巴耶/しらた みはや)
高校を退学して海辺の旅館で働く花子。その旅館にはどうやら花子に近しい人たちが集まってきます。寂しさがない花子の行く末は。
主演:嶺豪一、柳英里紗、井之脇海、白田迪巴耶
監督:横浜聡子、石井岳龍、加藤拓人、守屋文雄
脚本:いながききよたか
音楽:菊地成孔/新音楽制作工房
プロデューサー:関 友彦
企画・製作・配給:株式会社コギトワークス
公式サイト:https://www.almost-people.com/
公式Twitter:https://twitter.com/almostpeople_m/
公式Instagram:https://www.instagram.com/almostpeople_m/
2023年9月ユーロスペース(東京)にて公開決定
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