山之内すず、子ども時代の衝撃的体験とは?『E.T.』40周年記念トークイベント
2022年10月31日、東京ミッドタウン日比谷日比谷ステップ広場にて、『E.T.』製作40周年記念トークイベント付き上映が行われ、トークパートに笠井信輔(フリーアナウンサー)、山之内すず(俳優)の2人が登壇。長く愛され続ける『E.T.』の魅力について語り合った。
なお、本イベントは第35回東京国際映画祭の一環として。
トークイベントレポート
■山之内すず、劇中同モデルのBMXで登場
※山之内すずが乗ってきたBMXは劇中仕様を再現したもので、40周年記念復刻版として発売予定。
■山之内すずの『E.T.』の思い出
笠井信輔(フリーアナウンサー)
スティーヴン・スピルバーグ監督作品のこの『E.T.』の日本公開は、1982年12月4日で、今年で40周年。日本での配収は100億円。今の時代ならもっと大きな額になっていたかもしれません。
40周年の今年は、テレビ放送や、イベント、新商品発売などが企画されています。
すずさんの『E.T.』の思い出とは?
山之内すず
『E.T.』は私が生まれた時にはもう有名作で、実際に観たのは大人になってからなんですけど、子どもの頃に戻った気持ちになってスッキリできる作品だなと思います。
観るまでは心温まる作品かなと思っていたんですけど、まさかの展開があってビックリしたのを覚えています。
笠井信輔
『E.T.』の日本での封切り館は、この近くにある丸の内ピカデリーなんですが、すずさんは“封切り館”の意味はわかりますか?
山之内すず
わからないです。
笠井信輔
当時、一番最初にロードショーする映画館のことを“封切り館”と言っていたんです。少し経つと、二番館、そして名画座にバトンタッチされていきます。
ネット配信が無い時代ということもあって、映画作品がそうやっていろんな映画館を周っていったんです。
■『E.T.』の好きなシーン
笠井信輔
すずさんが好きなシーンは?
山之内すず
理科室でカエルの解剖をするシーンです。
エリオットがカエルが入った瓶のフタを開けて、「カエルが可哀想じゃないか!みんな逃げろ!」って逃したシーン。エリオットの優しい感情がよく伝わるからです。
■『E.T.』制作初期パネル展
笠井信輔
今、この近くで、『E.T.』の制作初期のパネル展もやっています。
■山之内すずの衝撃的体験
笠井信輔
当時7歳のドリュー・バリモア。ほんとうに天才子役だと思います。
山之内すず
ほんとに自然体のその歳の女の子という感じがします。
笠井信輔
7歳の女の子が宇宙人に会うなんて相当な体験だと思いますが、すずさんが幼い頃の衝撃的な体験って何かありますか?
山之内すず
一番衝撃的だったのは自分が川で溺れたことです。ほんっとに死ぬかと思いました。
その時身長が150cmあったんですが、水深が同じ150cmの川で溺れたんです。ジャンプしたら一応顔が水面から出るので、ずっとジャンプしていたら、近くにいた女の子とワンちゃんが助けてくれたんです。その2人には一生感謝しています。
■世界共通ポーズ
山之内すず
ほんとに40年経ってても愛され続けているのはすごいことだなと思いますし、映画を観る前から、自転車(BMX)で飛んでるシーンとか、指と指を合わせたらE.T.というのは、作品を観たことない人含めて、今でも常識として通用しているじゃないですか。すごいことだなと思います。
いつ、どこで覚えたのかわかんないけど、私もずっと(指と指を合わせるポーズを)やっている気がします。
笠井信輔
世界共通のポーズですよね。それぐらい皆の心に残っている作品だということですね。
■『E.T.』40周年記念ケーキ登場
■これからも長く長く愛され続けていく作品
笠井信輔
すずさんが考える『E.T.』の魅力とは?
山之内すず
SF好きな方はもちろん、そうじゃない方でも、子どもの時に観た時と、大人になってまた観た時と、また違う面白さがあると思います。
観る人がエリオットたちと同じ気持ちになって映画の世界に入り込んでワクワクしたり、一緒に悲しくなったり、いろんな気持ちが味わえる作品だと思います。これからも長く長く愛され続けていく作品だと思います。
笠井信輔
僕は、『E.T.』は子どもの頃の純粋な気持ちをよく表しているなと思います。子どもにとっては宇宙人も仲間であって、そしておうちに帰してあげるんだという、その点が心にすごく響くんです。我々大人になると異質なものはすぐに排除しようとしてしまいますからね。
■フォトギャラリー
[記事・写真:三平准太郎]
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