【インタビュー&撮り下ろしフォト】中村里帆「アイドルっぽいことをやるのはちょっと気恥ずかしい」
2022年10月9日より放送・配信が始まったドラマL「推しが武道館いってくれたら死ぬ」。TVアニメ化もされた本作で描かれるアイドルグループ「ChamJam(チャムジャム)」のセンターを務める中村里帆に、アイドル役を演じての想いを聞いた。(サイン入りチェキプレゼントあり。記事文末参照)
本ドラマは、岡山県で活動するマイナー地下アイドル「ChamJam(チャムジャム)」と、彼女たちを熱狂的に応援するオタクたちの姿を熱く、切なく、尊く描く、ドルオタ青春コメディ。
松村沙友理が演じる主人公・えりぴよは、「ChamJam」のグループ内人気最下位メンバー・市井舞菜(いちい・まいな)に人生のすべてを捧げるドルオタ女子。その「ChamJam」のセンター・五十嵐れおを中村里帆、そしてガールズユニット・@onefive(ワンファイブ)のメンバーが演じる。
中村里帆インタビュー&撮り下ろしフォト
■とにかくアイドルを見尽くしました
-アイドルグループ「ChamJam(チャムジャム)」グループのメンバー、しかもリーダー役に決まった時のお気持ちは?
中村里帆(ChamJamのセンター・五十嵐れお 役)
最初はプレッシャーしかなかったです。アイドル経験者が他のメンバー役でいる中、私はダンスもほぼ未経験に近いのに、不動のセンター役。しかもどちらかと言えばあざとさゼロというか、アイドルらしくない性格なので、どうしようって毎日頭を抱えていました。
-では、そのアイドル役として取り組んだことは?
中村里帆
クランクインの1ヶ月ぐらい前から、メンバー役のみんなとダンスレッスンを始めたんですけど、それを通して、グループ感が出てきた感じはありました。
私は、歌もダンスもうまくはないですけど、どちらともとても好きでしたし、楽しんでやることが大事だとも思って、毎回楽しくレッスンをしました。そして、喋り方や声の出し方など、とにかくまずは外側からアイドルの研究をしようと思って、いろんなアイドルの動画を見たり、実際に地下アイドルのライブハウスに行ったり、とにかくアイドルを見尽くしました。
-本ドラマ原作のアニメ版もご覧になりましたか?
中村里帆
はい。まず漫画を読んで、その後、アニメも観ました。
-このドラマの物語についての印象を教えてください。
中村里帆
アイドルとオタクの絆の強さが印象的でした。単なる推している側と推されている側という関係だけじゃなく、一緒に目標に向かって頑張っている関係性を感じて、そこがとても羨ましいと思いました。モデルや俳優の仕事は、応援してくれてる方と実際に会うことってめったにないので・・・。本当に私のことを応援してくれている人いるんだろうかっていう気持ちにたまになります(笑)
-中村さんは、例えば今年の3月にカレンダー発売のお渡し会はありましたよね。
中村里帆
はい。あれはとても久しぶりのイベントでした。「ニコラ」という雑誌のモデルをやっている時は、1年に4回ぐらいはファンの方と会える機会があったんですけど、ニコラを卒業してからはそういう機会はほとんどありませんでした。
なので、お渡し会で、会った時に涙を流してくれたり、ここまで応援してくれてる子がいるんだって感じられるのは、やっぱりとても大きい活力になりましたし、もっとお仕事を頑張ろうっていう想いを改めて持つことができました。ファンの方からもらえるパワーは本当に大きいなと思います。
■アイドルっぽいことを、中村里帆としてやるのはちょっと気恥ずかしい
-共演の@onefive(ワンファイブ)の皆さんは現役のガールズユニットですが、何か教えてもらうことはありましたか?
中村里帆
いっぱい教えてもらいましたし、勝手に盗んだりもしてました。
ライブシーンのMCでも、私は表情や笑顔がワンパターンで、手の動き方もどうしたら可愛く見られるのかがいまいちわからなかったんですが、@onefiveの子たちを見ると、コロコロ変わる表情や手の動き方がとても可愛くて、これを盗まなきゃと思っていろいろ参考にしてました。
-今後、御自身のファンイベントなどでその経験は活かされそうですか?
中村里帆
できないかもしれないです(笑) このドラマでは“れお”という役を通してだからできたんですけど、中村里帆でやるのはちょっと気恥ずかしさがあるかも(笑)
-主人公・えりぴよ役の松村沙友理さんのコメントで、ChamJamの歌とダンスの完成度が高いとありましたが、そのレッスンの取り組みについて教えてください。
中村里帆
歌は個人レッスンでしたが、ダンスは先ほどお話ししたように、クランクインの1ヶ月ほど前から、皆で集まって、振り付けの先生に教えてもらいました。でも私はなかなかついていくのに必死だったので、@onefiveの子たちが私の横で踊って教えてくれることもあって、とても助けられました。
-ライブシーンの撮影は?
中村里帆
1曲の最初から最後まで一発撮りが多くて、間違えたらみんなに迷惑かけちゃうので、そこの緊張感はありました。でもやっぱりグループならではの良さ、横にみんながいるという安心感もあって、本番は楽しみながらできました。
あと、ジャンボたかおさん(五十嵐れお推しの“くまさ”役)の笑顔がとても温かくて、それを見るだけで、心が落ち着くところがありました。
-なるほど、ジャンボさんは、れお推しの役になりきっていらっしゃったんでしょうね。
中村里帆
そうですね。「れお~♪」って言いながらニコニコ笑う姿がクマさんみたいでほんとに可愛かったです(笑)
-今回の出演を通して、ちょっとアイドルにはまったなというのはありますか?
中村里帆
もともとアイドルには憧れていたので、今回、ドラマという形ですが、夢を叶えさせてもらって嬉しかったし、やっぱりステージ上で、大勢のお客さんの前で歌ったり踊ったりすることがとても楽しいなと思いました。
今からアイドルはちょっと難しいかもしれないけど、これからパフォーマンスのレベルをもっと上げていって、いつかまた歌やダンスに関わるお仕事ができたらいいなと思います。
■作品の撮影というより、ドキュメンタリー撮影をしていたような不思議な感覚
-クランクアップされたそうですが、撮影全体を通して何か印象に残っていることを教えてください。
中村里帆
いっぱいあるんですけど、その中でも特にライブシーンはどれもすごく印象に残っています。
4日間ずっとライブハウスでひたすらライブシーンを撮るっていう撮影もあって、役として不安なこともいっぱいあったんですけど、ChamJamのメンバーは、みんな本当にいい子で、私に自信もつけてくれました。
普段は、中村里帆という一人での活動なので、一人でどうにかしなきゃって思いが強いですが、ChamJamというグループ活動を通してみんなに支えられて、一緒に一つのことに向かって頑張るっていうのが本当に楽しくて、グループ活動っていいなって思いました。
あと、握手会のシーンは基本アドリブだったので、ファン役の方も本当に握手会に参加している気分で、すっごい真っ直ぐな目で「れおちゃんのこういうところが大好き!」とか、とても嬉しい言葉をたくさんかけてくれて、それにこちらが応えていくというのが、リアル感ありましたし本当に楽しかったです。
Perfumeもブレイク前はメンバー自らフライヤー配布を
-原作では、ChamJamのメンバー自らが、街頭でライブ告知のフライヤーを配るシーンがありますが、ドラマでもありますか?
中村里帆
あります。クランクアップ前の最後のシーンがその撮影でした。
-なるほど。個人的な話で恐縮ですが、同じアミューズさん所属のPerfumeさんが「ポリリズム」をリリースされる前の大ブレイク前夜に秋葉原でメンバー3人自身でミニライブのフライヤーを配布されているのを拝見したことがあります。
中村里帆
そうなんですか!
ちなみに今回のChamJamの振り付けは、Perfumeさんっぽいところもあるので、是非楽しみにしていただきたいです。
-楽しみにしています。でも改めて中村さんにとって、今回は通常の役作りに加えて、振り付けを覚えたりと、いつもとは違う形となりましたね。
中村里帆
そうですね。なので、ドラマの撮影期間中は、ChamJamというグループで活動をしてたように思えて。クランクアップした時は、作品が終わったというより、ドキュメンタリー撮影が終わったんだというなんだか不思議な感覚になりました。
ChamJamの子たちのキャラクターがステージ上と裏側が全く同じというのも、演じていてほんとうに楽しかったです。
-原作でもChamJamのメンバーは、表の顔と裏の顔が違うってことがないキャラクターとして描かれていますね。
中村里帆
はい。実際にもそういう感じだったので、ドラマでもその良い雰囲気がご覧になる方に伝わるんじゃないかなって思います。
-こういう劇中グループって、作品から飛び出して、リアルなイベントなんかで限定的に活動することってあったりしますが、このドラマでもそういうのがあるといいですね。
中村里帆
そうですね!
-期待しています!
■作品の現場にいさせてくれてありがとう!
-中村さんに推しはいらっしゃいますか?
中村里帆
このドラマのように、ここまで人生をかけて誰かひとり!っていうのはないんですけど、昭和のアイドルに夢中で、その中でも、中森明菜さんが大好きです。振り付けも完コピして踊ったりすることもあります。あとは、尾崎豊さんやチェッカーズさんも好きです。
-今もそうですし、来年にかけても出演作が続々と控えていらっしゃいますが、今の中村さんは、俳優としてそれぞれの作品にどのように取り組まれてますか?
中村里帆
作品ごとの細かな取り組みや気持ちの持って行き方はもちろん違いはありますが、お芝居をやりたくてもなかなかできない時期もあったからこそ、ひとつひとつの作品の現場にいさせてくれてありがとうございますっていう気持ちがあります。
現場に入れる幸せ、ありがたみをすごく感じながら、いつも行っています。
俳優活動は今後も自分の主軸になったらいいなと思います。
■迫力ある素敵なライブパフォーマンスを是非注目してください
-最後に、この「推しが武道館いってくれたら死ぬ」の見どころをご自身の役どころを中心にPRメッセージをお願いします。
中村里帆
私が演じた“五十嵐れお”は、いつまでも真っ直ぐで謙虚な気持ちを忘れない素敵な女の子です。過去にいろいろ辛い思いをしてきたからこそ、メンバーの気持ちの変化にも敏感に酌み取ってあげられる、とても素敵なリーダーでもあります。
だから私も、撮影中はみんなをよく見るようにして、れおの優しさと強さをちゃんと表現できたらいいなと思って、自分なりに頑張りました。
ライブシーンも本当に迫力ある素敵なライブパフォーマンスになっていますので、ぜひそこは注目していただきたいですし、メンバーのみんなが、ダンスや歌と共に、人間としての中身もどんどん成長していくので、その姿を温かく見守って応援していただけたらなと思います。
■撮り下ろしフォトギャラリー
[インタビュー・写真:三平准太郎]
中村里帆(なかむらりほ)プロフィール
1999年8月6日生まれ、高知県出身。2013年、雑誌『nicola』のオーディションでグランプリに選ばれモデルデビュー。
2017年より雑誌『Ray』のレギュラーモデルに。主な出演作は初主演ドラマ『シンデレラはオンライン中!』(フジテレビ系)、「高嶺のハナさん2」(BSTX)、「推しが武道館にいってくれたら死ぬ」(ABC)、連続テレビ小説「らんまん」(NHK)、映画『“それ”がいる森』(9月30日公開) など。
■中村里帆さん直筆サイン入りチェキ読者プレゼント
中村里帆さんの直筆サイン入り撮り下ろしチェキを抽選で1名様にプレゼントします。
NB Press OnlineのTwitterアカウント(@NB_Press_Online)をフォローの上、下記ツイートのRT(リツイート)で応募完了。
当選者には、締め切り日時から1ヶ月以内にTwitterのDMにてお知らせいたします。(参考:個人情報の取扱いについて)
応募締め切り:2022年11月6日(火)23時59分
ドラマ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」でアイドル・れお役を演じた#中村里帆 さんから直筆サイン入りチェキが届きましたので1名様に読者プレゼント🎁#ドラマ推し武道
応募:本TweetをRT&@NB_Press_Onlineをフォロー
締切:11/6 応募詳細は下記インタビュー記事にてhttps://t.co/rq8IXxdf5H https://t.co/Ls9bHICNcV pic.twitter.com/ziJH6c4NZb— NB Press Online (@NB_Press_Online) October 15, 2022
ドラマL「推しが武道館いってくれたら死ぬ」
松村沙友理演じる、“えりぴよビジュアル”初解禁!
元アイドルの松村が、熱狂的ドルオタに変身!
◆INTRODUCTION◆
2022年10月クールドラマ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」は、岡山県で活動するマイナー地下アイドル「ChamJam(チャムジャム)」と、彼女たちを熱狂的に応援するオタクたちの姿を熱く、切なく、尊く描く、ドルオタ青春コメディ!
“推し武道”の愛称で親しまれている原作は、2015年より「COMIC リュウ」(徳間書店)にて連載されており、2020年1月にはアニメ化された人気作品です。
松村沙友理が演じる主人公・えりぴよは、「ChamJam」のグループ内人気最下位メンバー・市井舞菜(いちい・まいな)に人生のすべてを捧げるドルオタ女子!お金も時間も、全てを舞菜に注ぎ込むため、自分の服は高校時代の赤ジャージしか持っていないという徹底ぶり。そんなえりぴよのトレードマークである、“赤ジャージ”に身を包んだ、松村のキャラクタービジュアルを初公開!元アイドルの松村が、まっすぐに、懸命に、熱狂的に!アイドルを推しまくる主人公を快演します!
◆ドラマあらすじ◆
フリーターのえりぴよ(松村沙友理)は、地元・岡山のマイナー地下アイドル・ChamJam(チャムジャム)のメンバー・市井舞菜(伊礼姫奈)に人生の全てを捧げている熱狂的なアイドルオタク。収入の全てを推しである舞菜に貢ぎ、自らの服装は高校時代の赤ジャージのみという徹底ぶり。24 時間推しのことを想い、声の限りを尽くして推しの名前を叫ぶその姿は、いつしか“伝説”と呼ばれるようになり、オタク仲間からも一目置かれる存在となっていた。
一方で、内気でシャイな性格の舞菜は、単推し(=一人のメンバーを一途に応援すること)してくれるえりぴよを認知していながらも、緊張のあまり “塩対応”してしまう日々…。お互いを大切に想っているのにすれ違い続ける、もどかしく歯がゆい二人の関係はこれからどうなるのか…!?
『いつか舞菜が武道館のステージに立ってくれたなら…死んでもいい!』
そう断言する伝説の女性ドルオタ・えりぴよのまっすぐでひたむきな活動は、やがてChamJam もオタクたちも巻き込んでいく…!?
出演:松村沙友理
中村里帆 MOMO(@onefive) KANO(@onefive) SOYO(@onefive) GUMI(@onefive) 和田美羽・伊礼姫奈
原作:平尾アウリ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」(COMICリュウWEB/徳間書店)
監督:大谷健太郎 北川瞳 高石明彦
脚本:本山久美子
音楽:日向萌
音楽制作:ポニーキャニオン
制作協力:The icon
制作著作:「推しが武道館いってくれたら死ぬ」製作委員会・ABC
番組公式サイト:https://www.asahi.co.jp/oshibudo/
番組公式Twitter:@oshibudo_abc
ABCテレビ(関西) 2022年10月9日(日)よる11時55分
テレビ朝日(関東) 2022年10月8日(土)深夜2時30分スタート!
※ABCテレビでの放送後、TVver・GYAO!にて見逃し配信あり
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