浅野温子、圧巻のパフォーマンス「よみ語り」
2月10日、第五回「古代歴史文化賞」記念シンポジウムが東京・銀座で開催され、女優・浅野温子がライフワークとしている神話、古典の「よみ語り」パフォーマンスを披露した。
古くから読み継がれてきた日本独自の物語に独自の解釈を加え、生演奏に合わせて声色を自在に変え、様々な役を一人で情感豊かに全身で表現する圧巻のパフォーマンスに来場した観客は息を呑んで見入っていた。(動画&フォト)
「古代歴史文化賞」記念シンポジウムについて
「古代歴史文化賞」は、古代史にゆかりの深い島根県・三重県・和歌山県・宮崎県・奈良県の5県が連携し、古代歴史の魅力を多くの人に分かりやすく伝える書籍を表彰することにより、歴史文化への関心を高めることを目的として設置されたもの。
2018年2月10日のこの日は、第五回開催を迎え、2017年大賞は、小畑弘己氏(熊本大学教授)の「タネをまく縄文人 最新科学が覆す農耕の起源」という書籍で、基調講演を行った。
会場には5県のブースが設けられ、さまざまな魅力アピールを行っていた。
宮崎県:日向神話旅
和歌山県:熊野本宮大社
奈良県:奈良の西国観音霊場・奈良の古道を歩く
島根県:隠岐の黒曜石・古代出雲歴史博物館(EXILEメンバを起用した「ご縁の国しまね」というポストカードも配布)
三重県:みえのご利益めぐり(伊勢神宮など)
浅野温子 圧巻の大迫力「よみ語り」
この日披露されたのは、『古事記よみ語り「日御子 イワレビコとイツセ、東を目指す」』(脚本:阿村礼子)。
単なる朗読劇かと思いきや、登場シーンから全身でパフォーマンスをする浅野温子。演奏は生演奏だ。
よみ語りという言葉通り、手には「本」を持ってはいるものの、ひとりで何役も演じ、そのたびに声色を変え、時には全身で演技をしながらダイナミックに「よみ語る」そのパフォーマンスは圧巻だった。
客席は息を呑んだように見入り・聞き入り、パフォーマンスが終了すると大喝采だった。
浅野温子は、2003年より、ライフワークとして「古事記」や神話、古典の諸地域民話などを題材とした「よみ語り」を始める。古くから読み継がれてきた日本独自の物語に独自の解釈を加え、現代語で脚色した内容で、生演奏に合わせて声色を自在に変え、様々な役を一人で情感豊かに全身で表現するというスタイルだ。全国の神社や世界遺産などで公演を続けている。
ダイジェスト動画
[4K]浅野温子 古事記よみ語りパフォーマンス 第五回「古代歴史文化賞」記念シンポジウム
[写真・動画・記事:Jun.S]
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。