岩橋玄樹「僕も嫉妬することあるので気をつけたい」『ABUSE IS NOT LOVE（暴力は愛じゃない）』サポーターとして記者会見登壇

2021.11.24

2021年11月24日、渋谷ストリーム・ホールにて、「イヴ・サンローラン・ボーテ ABUSE IS NOT LOVE 記者会見」が行われ、イヴ・サンローラン・ボーテが取り組む「ABUSE IS NOT LOVE」のサポーター・岩橋玄樹（King & Prince元メンバー）が登壇した。（フォトギャラリー＆動画）

■「ABUSE IS NOT LOVE」とは
「ABUSE IS NOT LOVE(アビューズイズノットラブ）」(＝暴力は愛じゃない)は、イヴ・サンローラン・ボーテがグローバルで取り組むCSR活動だ。
“恋愛関係”における親しいパートナーからの9つのABUSE(＝暴力）のサイン（①無視する、②脅す、③侮辱する、④操る、⑤嫉妬する、⑥管理する、⑦干渉する、⑧孤立させる、⑨萎縮させる)の認知と教育を広め、2030年までに200万人の教育を目指している。
2020年、“女性に対する暴力撤廃の国際デー”の11月25日（金）より日本でも本活動をスタート。
12月より、 NPO法人「女性ネットSaya-Saya」とパートナシップを組み、特に若者を対象とした「デートDV」の啓蒙活動である「チェンジプログラム」の支援をすることで、長期的にこの問題に取り組んでいくことが決定している。

■イヴ・サンローラン・ボーテとは
シックでエッジィのきいた、パリ発祥のラグジュアリークチュールブランドYSLのビューティライン。
メイクアップ、スキンケアやフレグランスを展開。「美しくなることで、大胆に人生に変化をもたらす」がブランドのミッション。

記者会見レポート

■トークノーカット動画

■まずは知ることが大切

岩橋玄樹

－今日はとてもシックなスタイルですが、ふだんそういったジャケットはお召になりますか？

岩橋玄樹
あんまりしないんですけど、今日これを着て鏡を見たら似合ってるので自分でもビックリしました。

－メイクもされてますよね？

岩橋玄樹
はい。今日はイヴ・サンローランのアイシャドーとリップをしていて、すごくテクスチャがいいです。最高です。

－やはり衣裳やメイクをされると気合が入りますか？

岩橋玄樹
入りますね。大人になった感じがします。

－今回の「ABUSE IS NOT LOVE」サポーターのお話が来た時の率直な感想をお聞かせください。

岩橋玄樹
ほんとに嬉しかったです。こういう場所に僕が立つことで、役に立つことができたらいいなと思います。
16歳から24歳の若い世代で起こりやすい問題なので、僕は今24歳なので、僕が発信することでより多くの若い世代の方々にメッセージが届けばいいなと思っています。

－イヴ・サンローラン・ボーテのこの「ABUSE IS NOT LOVE」の活動はどう思われますか？

岩橋玄樹
素晴らしい取り組みだと思うし、僕自身初めて知ったことですので、この問題を知っているか知らないかで今後、そういう状況に遭遇した時に取れる行動が違うのかなと思います。まずは知ることが大切だなと感じました。

■身近なパートナーからのABUSE（アビューズ＝暴力）の9のサイン

－身近なパートナーからのABUSE（アビューズ＝暴力）の9のサインを岩橋さんと一緒に見ていきたいと思います。

①無視する
機嫌が悪いとあなたを無視する
②脅す
あなたが断ると脅す
③侮辱する
あなたをけなす
④操る
言動を強制する
⑤嫉妬する
あなたの行動にやきもちを妬く
⑥管理する
あなたの行く場所や見た目を管理する
⑦干渉する
あなたのスマホを見たり、居場所を確認したりする
⑧孤立させる
あなたから家族や友人を切り離す
⑨萎縮させる
おかしいと言って、あなたに恐怖心を植え付ける

－これらをご覧になっていかがですか？

岩橋玄樹
意外と身近に起きそうなことばかりなので、スマホを見られたり、居場所を確認されるとイヤだなと感じます。

－“嫉妬する”もそうですけど、友だちとの恋バナの中でも普通に出てくるような、特に珍しいことではないですよね。

岩橋玄樹
はい。正直僕も、嫉妬をしたり、やきもちを妬いてしまうことはあるので、気をつけないといけないなと感じます。

－でも“焼きもち”って家族や友人にはあまり妬かないですもんね。

岩橋玄樹
そうですね。恋愛関係になるとそういう気持ちになってしまうってことが不思議に思うので、だからこそそういう問題が見えづらくなっているのかなと思います。

－恋愛だけモードが違ってより周囲が見えなくなるような、心の動き方が違ってくるんでしょうけど、“嫉妬する”は愛情表現のひとつと言われることもありますもんね。

岩橋玄樹
そうですね。愛情表現かなと思うんですけど、それが相手にとってはちょっと辛くなることがあるので、より考えないといけないなと思います。

－他に気になるものはありますか？

岩橋玄樹
“機嫌が悪いとあなたを無視する”ということは、恋愛関係じゃなくても、家族や友人だったり、人としてそういうことはやってはいけないと思うので、距離が近いパートナーだからこそもっとお互いを尊重し、思いやることが大切だと思います。

－確かに“脅す”や“侮辱する”もそうですよね。

岩橋玄樹
怖いです。

－人として普通にやるべきことではないですが、いざ恋愛になると、無意識のうちにやってしまうことがあり得るということなんでしょうね。これをきっかけに、皆さんが身近な人との関係を見つめ直すことができればいいですよね。

■最後にメッセージ

岩橋玄樹
すでにこの問題で困っている方々や、今後誰かがこういう問題に巻き込まれてしまうことを防ぐためにも、僕がなにか役に立つことができたらいいなと思っています。僕も勉強していきたいと思いますので、皆さんも是非この９つのサインをしっかり知っていただき、周りに困っている方々がいたら声をかけて、皆さんが笑顔で幸せな生活を送れることを心から願っています。今日はありがとうございました。