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おうちで観るライブvol.9

【ライブレポ】無観客でのコール&レスポンスもベテランの域に。のん、無観客配信ライブ、おうちで観るライブvol.9開催

6月18日(金)に都内某所で、のんによる無観客配信ライブ、“NON OUCHI DE MIRU LIVE(#のんおうちで観るライブ)”が開催された。のんとギタリストのひぐちけいとのふたりで、昨年5月に始めたトーク&ライブ・シリーズも、この日で通算11回目。

ライブレポート

第1部はバンドでのライブ、第2部はゲームを交えたトークの2部構成。のんとひぐちけいをサポートするのは前回(vol.8/5月4日)に続いて、なかむらしょーこ(Bass)、ナガシマタカト(Drums)のふたり。

第1部

「わたしは部屋充」のMVが流れる画面は、20時を過ぎるとステージに切り替わる。のんの『森、道version、行くぞ~!』の第一声を合図にバンドが爆音を弾きだす。

おうちで観るライブvol.9

1曲目はノマアキコとユウ(チリヌルヲワカ)が書き下ろした「やまないガール」。間髪入れず「へーんなのっ」「僕は君の太陽」とキレッキレのロック・チューンを畳み込む。
配信画面には『のっけからカッコいい!!/疾走感が半端ない!!』と絶賛コメントが並ぶ。

おうちで観るライブvol.9

のん

4曲目は「ナマイキにスカート」でちょっとクール・ダウン。デビッド・ボウイの「チャイナ・ガール」を彷彿させる、ひぐちけいのカッティング・ギターで始まり、リズム隊はレトロなディスコ・ビートを刻む。のんはスタンド・マイクで、時にはダンスを交えながらキュートに舞い歌う。

おうちで観るライブvol.9

ひぐちけい

“おうちで観るライブ”は、毎回披露されるのんのアブストラクトなのにポップな衣装も人気のひとつ。この日は、ペール・ピンクのバルーン・スリーヴ・ワンピース。ボトムスは、フロントにのん監督の新作映画『Ribbon』(2022年公開予定)にちなんで”リボン”があしらわれたブリーチ・デニム。
足元は蛍光イエローのウィングチップ。髪型はネオロカ風のリーゼント・スタイル。ワンピースの裾をひらひらさせながら歌う姿に『可愛い過ぎる!!/髪型カッコいい!』とコメント欄にはリアクションが次々に寄せられる。

おうちで観るライブvol.9

トレード・マークの真っ赤なテレキャスター・ギターをかき鳴らし、ノマアキコ&ユウ(チリヌルヲワカ)コンビの提供曲「涙の味、苦い味」を熱唱すると、コール&レスポンス・タイムに。
無観客ではタイミングが掴みづらく、多くのミュージシャンが戸惑う中、のんは昨年2月29日の自身が主宰する音楽フェス”NON KAIWA FES”以来、通算10回超え。無観客ライブは、いわばベテラン。画面の向こうのオーディエンスとの間合いはすっかり心得たもの。見事にコール&レスポンスを務め『みんなと繋がったからパワーが湧いてきた!』と、アップチューン・ナンバーの「スーパーヒーローになりたい」「さぁいこう」になだれ込む。

おうちで観るライブvol.9

いつもの「おうちで観るライブ」は曲ごとにトークを挟むことが多いが、この日はコール&レスポンス以外は、殆どMCはなく、ノンストップで演奏。
冒頭に『森、道version、行くぞ~!』と宣言した通り、セットリスト&構成は先日、愛知県蒲郡で行われたフェス「森、道、市場2021」の再現。
のんは最終日(6/13) にceroのあと、くるりの前に登場。錚々たるミュージシャンが大挙参加する同フェスは、のんにとってはアウェイ環境。そんな中で、40分のステージを爆走し、集まったオーディエンスのハートをがっつり捕えたのだ。

のんとギターのひぐちけいをサポートしたのは前回の「おうちで観るライブ」で初めてライブ共演したナガシマタカト(Drums)となかむらしょーこ(Bass)。

おうちで観るライブvol.9

ナガシマタカト

おうちで観るライブvol.9

なかむらしょーこ

森道フェスに続いて、この日は3度目の共演ながら、すっかり息のあった演奏を届ける。巨大な体軀から弾き出されるナガシマタカトのパワフルかつ繊細なドラム。小さな身体から繰り出されるなかむらしょーこ(Bass)の地を這うような粘質系ベース。盤石なリズム隊に加え、PAオペレーションを務める名匠、DUB MASTER Xが作り出す低音を強調した唯一無比の音響空間。今ののんにとって最強の布陣だ。何よりも、のん本人の歌と演奏が楽しそうで、フロント・マンとして画面向うを見据える様は堂々としたもの。

そして「のんおうちで観るライブvol.9」の前半、ラストに入る。『あ~。ここで前半戦終わっちゃうのか…。ときが戻ったらいいのにな』と「タイムマシンにおねがい」に。のんが音楽活動を始めた際にリリースした思い出の楽曲だ。これまでの彼女のライブでは度々、演奏されてきたお馴染みのナンバーだが、最強ラインナップに支えられてか、どこか余裕すら感じさせる凛とした佇まいで画面を圧倒。

また、この曲の演奏パートのみ画面のスクリーン・ショット撮影と、ハッシュ・タグをつけての拡散が解禁。生配信中はもちろん、アーカイブ配信時でもOKという太っ腹企画。SNSには視聴者が思い思いに撮影したスクショで溢れた。ラストは右腕を大きく掲げ、第1部を締める。

おうちで観るライブvol.9

第2部

後半、第2部は「おうちで観るライブ」恒例の出演者相互によるバトル&トーク・コーナー。のんはちょっと毒のあるガーリーなTシャツに着替え、再登板。

おうちで観るライブvol.9

3回目の共演となったお互いをもっと知りたいと5つのゲーム・バトルを用意。

おうちで観るライブvol.9

ストップウォッチを手に、30秒を正確にカウントできるかを競う 「30秒チキンレース」を始め、「甘栗早食い競争」や、コメント欄に並ぶユーザー名を、息継ぎなしで何人の名前を読み上げられるかを競うゲーム。
2分間で万歩計を動かし何歩刻めるか、スパーリング・ワインに用意されたアイテムをいかに見栄え良くデコレーション出来るか等を争うなど、様々な趣向を凝らしたゲームでバトル。
第1部の迫真のライブ・パフォーマンスとは打って変わり、ゆる~い雰囲気になった第2部だが、これも「おうちで観るライブ」の人気コーナー。
最終的に、このバトルはのんが勝利を収め、メンバー間の距離がグッと縮まったところで、エンディングはみんなで好きなモノを食べながらトークをする「もぐもぐタイム」に。こちらも、お馴染みの人気コーナーで、今回はのんのリクエストによるたい焼きとそれぞれが合うと思った飲み物をセレクト。

おうちで観るライブvol.9

100分近くに及んだ「おうちで観るライブvol.9」を締めた。

フォトギャラリー


この模様は、2021年6月27日(日)23時59分まで見逃し視聴ができる。チケットは6月24日(木)23時59分まで購入可。詳細は下段参照。

<のんおうちで観るライブvol.9/セットリスト>
日時:2021年6月18日(金)20:00
01.やまないガール
02.へーんなのっ
03.僕は君の太陽
04.ナマイキにスカート
05.涙の味、苦い味
06.スーパーヒーローになりたい
07.さぁいこう
08.タイムマシンにおねがい
09.わたしは部屋充

出演:
のん(Vocal&Guitar)、ひぐちけい(Guitar)、
なかむらしょーこ(Bass)、ナガシマタカト(Drums)

見逃し視聴期間:2021年6月27日(日)23時59分まで
配信チケット価格:2,200円(税込)
チケット販売期間:6月24日(木)23時59分まで
チケット購入URL:
ZAIKO:https://speedylive-non.zaiko.io/_item/340702

のん衣装協力
Jennyfax
ANREALAGE

●のんオフィシャルサイト
https://nondesu.jp/

 

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