鈴鹿央士主演映画『星空のむこうの国』のオリジナル版再上映を含む小中和哉ファンタスティック映画祭開催決定
鈴鹿央士・主演で、7月16日より映画『星空のむこうの国』が上映される。この作品の原点となるオリジナル版(1986年)が小中監督の過去作品と並んで《小中和哉ファンタスティック映画祭》と称し横浜シネマノヴェチェントにて上映されることが決定し、作品のラインナップも発表となった。
中でも注目なのは、32年ぶりのスクリーン上映となる『赤いカラスと幽霊船』(89)。横浜博覧会のテーマ映像として制作されたファンタジー短編映画だが、幽霊船のデザインをあのジブリ作品でおなじみの宮崎駿が手掛け、赤いカラスのマペットを『ピノキオ』(96)、『ハリー・ポッターと賢者の石』(01)などにも貢献したジム・ヘンソン・クリーチャーショップが制作と操演を担った。こちらもビデオ化はされたものの、DVDは未発売となり幻の作品として名を馳せている。
そのほか、草刈正雄主演『くまちゃん』(93)、柳葉敏郎主演『THE DEFENDER』(97)など、未DVD化作品が35ミリフィルム上映される。
映画祭では、これらの作品からセレクションした《ファンタスティック》な作品が日替わりで上映。また小中監督や出演者、スタッフなどを招いたトークイベントも多数開催され、往年の映画ファンにとっても絶好の機会であることは間違いない。リメイク版を鑑賞するためにも、小中監督作品を詳しく知ることができるこの映画祭となっている。
小中和哉ファンタスティック映画祭
日時:7月3日(土)~16日(金) ※火曜休館
場所:シネマノヴェチェント(横浜市西区中央2-1-8 岩崎ビル2F)
通常料金:通常料金:1500円均一
【トークイベント予定】※日時や出演者、内容に変更が生じる場合あり。
7月3日(土)15:00 『星空のむこうの国』『赤いカラスと幽霊船』上映後
有森也実(主演) 小中監督 スペシャルトーク(1時間半程度)
7月4日(日)15:00 『ウルトラマンティガ・ダイナ&ガイア 超時空の大決戦』上映後
斉藤麻衣(出演) 北岡龍貴(出演) 小中監督 スペシャルトーク(1時間半程度)
7月7日(水)19:00 『VAMP』上映後
髙間賢治(撮影監督) 小中監督 トーク(15分程度)
7月8日(木)19:00 『星空のむこうの国』『赤いカラスと幽霊船』上映後
木住野佳子(音楽) 小中監督トーク(15分程度)
7月3日(土)15:00 『赤々煉恋』上映後
板野一郎(アニメーション監督 リモート出演) 小中監督 切通理作トーク(1時間半程度)
7月11日(日)15:00 『VAMP』上映後
中丸シオン(主演) 高橋真悠(主演) 小中監督 スペシャルトーク(1時間半程度)
7月16日(金)18:30 『星空のむこうの国』『夢を追いかけて』上映後
小林弘利(脚本) 小中監督 トーク(15分程度)
※スペシャルトークは特別料金:前売り5000円 当日6000円(ゲストのサイン付き)
※詳細は劇場まで。
映画『星空のむこうの国』
君に出会って世界が色づいた。
星降る夜“運命の人”との“時空を超えた約束”は果たされるのか――
INTRODUCTION
1986年に小中和哉が22歳で監督した伝説のラブストーリー『星空のむこうの国』が35年の時を経てセルフリメイクで劇場公開。小林弘利による小説が1984年に集英社コバルト文庫より刊行されたが、小中から映画化を前提として執筆を依頼されたと明かしている。当時自主制作映画界で活躍していた小中の商業デビュー作。若手映像作家の助成を目的として池袋文芸坐が出資し公開にこぎつけた。有森也実事実上のスクリーンデビュー作である。出資元の池袋文芸坐をはじめ全国の映画館で公開されたが、長らくビデオが絶版、2002年のDVD化も限定的で絶版となってしまったため長らく鑑賞の機会が無く「幻の映画」として映画ファンの間では有名である。「SFマガジン」2017年10月号「オールタイム・ベストSF映画総解説」に選出されるなど、再評価の機運が高まっている。今回35年ぶりの映画化(セルフリメイク)で再び小中がメガホンをとり、フレッシュなキャスト達の魅力が存分に詰まった青春ラブストーリーが復活を遂げる!
主人公の昭雄を演じるのは、映画『先生!、、、好きになってもいいですか?』にエキストラとして参加していたところ、広瀬すずの目に留まり、同事務所に所属することとなった鈴鹿央士(すずかおうじ)。鈴鹿は「第33回 MEN’S NON-NO 専属モデルオーディション」でグランプリを獲得しメンズノンノの専属モデルに大抜擢されると、2019年『蜜蜂と遠雷』で衝撃のスクリーンデビューを果たす。以降実写版映画ドラマ・映画「ホリミヤ」で主演をつとめ4/25(日)より放送が始まるTBS 日曜劇場「ドラゴン桜」にも出演するなど、破竹の勢いで活躍を続けており邦画界の次世代を担う俳優として注目されている。本作では不思議な出会いから始まる物語を、令和版としてブラッシュアップし、爽やかに演じる。
ストーリー
高校生の昭雄(鈴鹿央士)は2カ月間、同じ美少女が現れる夢を毎晩見ていた。ある日、現実の昭雄の目の前に、そのひとが突然現れる。
彼女の名前は理沙。理沙はある約束を果たすため、もうひとつの世界線に生きる昭雄のことを、ずっと呼び続けていた。理沙の純粋な想いが、星空の向こうの国から運命の人を呼び寄せたのだ。今宵は33年に一度のシリウス流星群が地球に最接近する日。まっすぐに惹かれ合うふたりは、同じ星空を見て約束を果たすことができるのだろうか―?
鈴鹿央士 秋田汐梨 佐藤友祐(lol -エルオーエル-)
伊原六花 福田愛依 平澤宏々路 高橋真悠 川久保拓司/有森也実
監督:小中和哉/脚本:小林弘利 音楽:木住野佳子
製作:勝股英夫(エイベックス・ピクチャーズ) 石川光久(Production I.G)/ エグゼクティブプロデューサー:西山剛史 伊藤整
企画・プロデュース:穀田正仁 稲葉もも
プロデューサー:内部健太郎 関顕嗣/協力プロデューサー:小中明子/ラインプロデューサー:三好保洋
撮影:髙間賢治/照明:上保正道/録音:臼井勝/美術:中谷暢宏/衣装:天野多恵/ヘアメイク:さいとうあやこ/助監督:小原直樹/編集:松木朗/キャスティング:岩瀬恵美子
特殊視覚効果:泉谷修/VFX: 佐野和信
製作:映画「星空のむこうの国」製作委員会
制作プロダクション:FREBARI
配給:エイベックス・ピクチャーズ 宣伝:ガイエ
(C)2021「星空のむこうの国」製作委員会
2021年/日本/カラー/シネマスコープ/DCP5.1ch/93分
公式サイト:hoshizora-movie.jp
公式Twitter:@cinemalab_jp
予告編
7月16日(金)より、シネ・リーブル池袋他、全国公開!
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