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街の上で

「延期したことは良かった」1年延期を経て公開『街の上で』初日舞台挨拶

2021年4月9日、ヒューマントラストシネマ渋谷にて、映画『街の上で』の初日舞台挨拶が行われ、主演の若葉竜也、そして、穂志もえか、古川琴音、萩原みのり、中田青渚、今泉力哉監督が登壇。コロナ禍によって公開が1年延びた今の気持ちについて語った。(動画&フォト)

今泉力哉監督が共同脚本に大橋裕之を迎え、オール下北沢ロケで挑んだオリジナル作品『街の上で』。下北沢の古着屋で働く荒川青のもとに訪れる「自主映画への出演依頼」という非日常的な出来事、いざ出演することにするまでの流れと出てみたもののそれで何か変わったのかわからない数日間、またその過程で青が出会う女性たちを描いた物語。

舞台挨拶レポート

■トークノーカット動画

舞台挨拶全編は動画で!

■バイトしていた映画館で公開できて感慨深い

今泉力哉監督
1年間公開が延びましたが、こうして満席のお客さんの前でお披露目できて、とても感慨深いです。
また、もう一つ感慨深いことがあって、この映画館が出来た時が2004年なんですけど、その時にここでバイトしてたんです。その場所でこうやってお披露目できることも自分の中で感慨深いです。

街の上で

若葉竜也/穂志もえか/古川琴音/今泉力哉監督

■なぜ朝ドラ出演を辞退しなかったのかって話

-延期を経て改めて公開となった今のお気持ちは?

若葉竜也(荒川青 役)
嬉しいと思ってるのはもちろんなんですけど、1年延期したことで、共演した女優さんの皆さんそれぞれ活躍されていて、この映画を知らなかった人たちが知る機会もたくさん増えたと思っています。
そういう意味で、1年延期したことは良かったと思っています。
僕も、図らずも朝ドラに出演させていただくことになり(笑)

街の上で

若葉竜也

今泉力哉監督
朝ドラが決まったとは知らずに脚本を書いているので、朝ドラに出たことで劇中のネタがひとつ潰れたっていう。
なぜ朝ドラを辞退しなかったのかって話ですよ。

若葉竜也
辞退しないですよ、朝ドラは(笑)

今泉力哉監督
そういう意味では古川さんも朝ドラに出てますからね。たくさんの朝ドラ出演者を生んで。成田さんもそうですしね。

■ヨガのようなほぐされる映画

-穂志さんはいかがですか?

穂志もえか(川瀬雪 役)
“街の上で”って、なんか新手のヨガみたいな感じだと思ってるんです(笑)
コロナ禍でみんながストレス溜まって、ギュッと縮こまっている中、この映画を見るとほぐされると思うんです。
そして映画館の外に出たら、街の匂いとか色を感じられるようになってると思うので、今、公開できて良かったと思う映画です。

穂志もえか

穂志もえか

古川琴音(田辺冬子 役)
いろんな方々から『街の上で』はいつ公開なの?楽しみにしているよって言っていただいていたので、こうして公開を迎えられて本当に嬉しい気持ちと、お待たせっていう気持ちがあります。
私は1年前に完成品を観たんですけど、今ご覧になる方は、また違う景色、世界を重ねてご覧になるんだろうなと思っていて、改めて今日来てくださって嬉しいです。

街の上で

古川琴音

 

萩原みのり(高橋町子 役)
これまで試写で観てくださった関係者の方々とか、ほんとうにめちゃめちゃ褒めてくれる作品なんです。この作品がまだ公開してなかったことが不思議なぐらいいろんな感想を頂いてて、これがこれから広まってくんだなって思うと、とてもゃ楽しみです。

街の上で

萩原みのり

中田青渚(城定イハ 役)
私も初めて観たのは1年前で、最近もまた観たんですけど、やっぱり日常が恋しくなるというか、この映画を観ると私はほっこりすると同時に、あの日々が早く戻ってきてほしいなって思わせてくれます。
この映画を観て下さった人の日常も早く戻ってほしいなって思います。

街の上で

中田青渚

■主演・若葉竜也

-改めて主演という形で若葉さんとご一緒されていかがでしたか?

今泉力哉監督
たぶんですが、若葉さんにとっては“主演”というのは関係なくて、現場では普段のように気負うことなくいてくれたので、めちゃくちゃ助かったし、若い共演者が多い中、若葉さんが受けてくれるから彼らがやりやすかった部分があって、どれだけ間違えようが拾ってくれるという空気がありました。ほんとに映画の空気を作ってくれていたと思います。

若葉竜也
僕は佇んでいただけですね。
役者として経験が浅い人も多かったですが、その意味もあって(映画の世界の常識的な)アプローチの仕方とは全然違うことをやってくれるので、それがすごく新鮮で、刺激的にリアクションが取れました。そういうものの重なりがこの映画を作っていった感じはありました。
ルノアール兄弟の左近洋一郎さんは、「ようい、スタート」がかかってからお芝居に入ることもわかってなくて、いきなりセリフを言い出すんですよね。それで、十何年ぶりかに本番中に吹き出しそうになりました(笑)
でも、役者ってそういう姿であるべきだなとも思いました。役者はプロに近づけば近づくほど嘘臭くなっていく職業だと思うので、如何に何者でもない自分でいられるかっていうことをすごく感じたし、背筋が伸びる思いでした。

街の上で

萩原みのり/若葉竜也/穂志もえか

■最後にメッセージ

今泉力哉監督
(映画の)中の世界と外の世界とでは見える世界が変わってきちゃってる部分がありますが、きっと戻ってくると信じてます。
ライブハウスでライブ見ることも、少しずつ戻ってきているので、もちろん気をつけながらも映画だけじゃなくて、いろんな文化に触れてもらえたらすごく意味があるなと思います。
ライブや人と飲んだりとかが、人との接触ごとがすごく尊いものになっちゃってるのは、実はこの映画が求めたことではなくて、勝手に高尚な映画になっちゃってるんですよ。もうちょっと娯楽として気楽に観てもらえるようにと作っていた部分もあるので、早く戻ってきてほしいのもありますし、この映画に限らず、それこそまもなく公開の若葉さんが出ている『くれなずめ』っていう映画もありますけど、そういういろんな映画とかきっかけにしていただければと。
そして、この映画が1年延期になったことで不安視していた部分があったんです。この映画を観ていただいたら、若い出演者たちを気に入ってもらって、次の仕事が決まるきっかけになる自信がある作品ですから、1年延びることがイヤだなって。
でも、この一年間、それぞれですごく活躍してくださって、逆にこの映画にお客さんを連れてきてくれるって状況になってることがすごく嬉しく思っています。

街の上で

今泉力哉監督

若葉竜也
コロナというものがこうやって世界を変えてしまって、僕自身、娯楽とか、映画のあり方っていうのを考えざる得ない状況になっています。
今までは余裕がある中で楽しむものだったものが、今は余裕がない人たちだらけになっていて、余裕を作るための娯楽に変えていかなくてはならないと僕は切実に思っています。
だから、日常生活がイヤになったとか、辛いことばっかでもうイヤだよっていう時に、最後、逃げ込める場所が映画館になったら嬉しいなと本当に切実に思っています。
そしたらきっと、この映画は明日だけ頑張ろうかなって思えるお守りみたいな映画になってると思うので、この映画見に来てください。
よろしくお願いします。ありがとうございました。

街の上で

街の上で

穂志もえか/古川琴音/今泉力哉監督

街の上で

中田青渚/萩原みのり/若葉竜也

街の上で

■フォトギャラリー

[写真:金田一元/動画・記事:桜小路順]

映画『街の上で』

あらすじ
下北沢の古着屋で働いている荒川青(あお)。青は基本的にひとりで行動している。たまにライブを見たり、行きつけの古本屋や飲み屋に行ったり。口数が多くもなく、少なくもなく。ただ生活圏は異常に狭いし、行動範囲も下北沢を出ない。事足りてしまうから。そんな青の日常生活に、ふと訪れる「自主映画への出演依頼」という非日常、また、いざ出演することにするまでの流れと、出てみたものの、それでなにか変わったのかわからない数日間、またその過程で青が出会う女性たちを描いた物語。

監督:今泉力哉
脚本:今泉力哉 大橋裕之
出演:若葉竜也、穂志もえか、古川琴音、萩原みのり、中田青渚、村上由規乃、遠藤雄斗、上のしおり、カレン、柴崎佳佑、マヒトゥ・ザ・ピーポー (GEZAN)、左近洋一郎(ルノアール兄弟)、小竹原晋、廣瀬祐樹、芹澤興人、春原愛良、未羽、前原瑞樹、タカハシシンノスケ、倉悠貴、岡田和也、 中尾有伽、五頭岳夫、渡辺紘文/成田凌(友情出演)
音楽:入江陽
主題歌:ラッキーオールドサン「街の人」(NEW FOLK / Mastard Records)
製作:遠藤日登思 K.K.リバース 坂本麻衣
プロデューサー:髭野純 諸田創
ラインプロデューサー:鈴木徳至
制作プロダクション:コギトワークス
特別協力:下北沢映画祭実行委員会/下北沢商店連合会
製作幹事:アミューズ
製作・配給:「街の上で」フィルムパートナーズ
(C)「街の上で」フィルムパートナーズ
公式サイト:https://machinouede.com/

予告編

2021/4/9(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開

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