【インタビュー】杉野遥亮「稽古初日に先輩に怒られる夢を見た」
2月28日に行われた「第32回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2021 SPRING/SUMMER」のTGC SPECIAL STAGEでソロとしてランウェイを歩いた杉野遥亮。兼重淳監督に「成長した」と言わしめた彼自身に俳優として取り組んでいること、そして6月からの初舞台への意気込みを伺った。(撮り下ろしフォト)
杉野遥亮インタビュー
■何をカッコつけてんだ?(笑)
-久しぶりのランウェイ、はいかがでしたか?
杉野遥亮
照れました。俯瞰で見た時に、自分、何をカッコつけてんだとかなっちゃうんです(笑)
-オンライン開催についてはどうですか?
杉野遥亮
目の前にはお客さんがいらっしゃらないですが、その先をイメージしながらやるのは僕にとって新鮮でした。だからこそ、他の出演者の方も「届けよう!」という思いが強くなっているのだろうなと感じましたし、オンラインということで、より多くの方が見ることができることはいいなと思います。
-今日ランウェイで披露し、今も着ていらっしゃるこのPOLIQUANTのお洋服はモードであり、そしてアウトドアのエッセンスも取り入れたものですが、普段はどんなファッションでしょうか?
杉野遥亮
それはもうめちゃめちゃシンプルですよ。トレーナーにパンツスタイルが多いです。最近は白Tにジーンズもかっこいいなって思ってるので今年の夏はそれを着たいなって思ってます。最近はできるだけシンプルがいいなって思うようになったんです。
-好きな女性のファッションはありますか?
杉野遥亮
これが好きっていうのはなくて、その人らしい服であればいいなって思います。
■自分でも成長したなって思う。
-映画『水上のフライト』で兼重淳監督にインタビューをさせていただいた時、「3年ぶりの杉野くんは頼れる俳優に成長していて、なにか質問しても自分の考え方キッチリ返ってくる」とおっしゃってました。この点について、杉野さんご自身で成長を感じるところがあれば教えて下さい。
杉野遥亮
自分が思っていることを発信して、ちゃんと相手に伝えることを意識して、それが少しずつできるようになってきたことは実感しています。自分でも成長したなって。
-以前のインタビューでエンタメの力で世の中を明るくしていきたいとおっしゃってましたが、たとえばどのようなことを考えてますか?
杉野遥亮
難しいですけど、極論を言えば、自分がしたいことをしていく。具体的なことはまだ自分でも思い描くことはできていないですけど、自分がしたいことをして、自分が楽しいと感じたりワクワクする気持ちを伝えていけたらなという思いです。
僕は俳優というお仕事をさせてもらっているので、ひとつは映画やドラマを通して伝えていく。いろんな作品に出演させてもらってそれを皆さんにお届けできることは喜びです。
-杉野さんのSNSを拝見していると、ほんとにユルイ投稿が多くて癒やされます。その辺はなにか意識されてますか?
杉野遥亮
笑ってもらえたらいいなとは思ってますね。自分が苦にならないペースで、自分が思っていること、怒っていることも含めて、笑ってもらって楽しく思っていただく発信ができればいいなと常に思っています。
■自分の中にある要素と台本からのインスピレーションで
-ドラマ「教場Ⅱ」(2021/フジテレビ系列)での杉野さんは、教官からアプローチをかけられ、押されるどちらかというと大人しいタイプの役で、その一方で、「アプリで恋する20の条件」(2021/日本テレビ系列)では強気なタイプ、という全く違う2役をうまく演じられていますが、ご自身の性格はどちらに近いと思われますか?
杉野遥亮
たぶんどちらの要素も自分の中にある部分ではあったかなと思います。たとえば「アプリで恋する20の条件」の長谷川誠の自分に正直な部分は、自分にも当てはまるスタンスだなと思いますし、「教場Ⅱ」の比嘉太偉智の自分に対しての責任感が強いところや自分では気づいてないけどストイックな部分は、自分にもあるなと思いました。
そういう自分にもある要素と、台本からインスピレーションを受ける部分を組み合わせて演じています。
■怒られる夢を見た
-6月に上演される舞台『夜への長い旅路』に出演されますが、映画との違いは感じられていますか?
杉野遥亮
舞台は正直まだまったくわからないです。この間、夢を見たんですよ。先輩方に怒られる夢。
夢の中で、たぶん稽古初日なんですけど、俺がちょっと演じたら「あ~・・・。もう脇で見てて」って言われて、そこからもう稽古に参加できなくなって・・・。
なので頑張ろう!って今から思っています。
-プレッシャーということでしょうか?
杉野遥亮
やっぱり初めてのことなので怖いと思う気持ちはあります。ドラマや映画とは表現の仕方も変わるんだろうなと思いますし。
でも、公演をやりきった時の自分を想像するとワクワクするし、先日、大竹しのぶさんが出演されている舞台「フェードル」を見た時も、こんな凄い方とご一緒できるんだってことを考えて、なんかもうむちゃくちゃワクワクしました。
だから、(舞台という)やったことのないことにチャレンジして、お客さまにちゃんと届けることが自分にできるのかというプレッシャーとワクワクの期待と半々ですね。
-舞台で、杉野さんのまた新しい一面が見られるのを楽しみにしています。
杉野遥亮
ありがとうございます!
■フォトギャラリー
[インタビュー:安田寧子/写真:桜小路順]
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