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MOTHER マザー

長澤まさみ「公開初日を嫌な思いで悶々と過ごした」。映画『MOTHER マザー』公開記念リモート舞台挨拶

7月4日、神楽座(東京・千代田区)にて、映画『MOTHER マザー』公開記念リモート舞台挨拶が行われ、長澤まさみ、阿部サダヲ、奥平大兼、大森立嗣監督が登壇。加えて、幼少時代を演じた、郡司翔(ぐんじしょう)(9)、浅田芭路(あさだはろ)(6)が、“両親(長澤・阿部)”にプレゼントするため、映画のテーマカラーでもある青いカーネーションの花束をもって登壇した。(動画&フォトギャラリー)

MOTHER マザー

この日の舞台挨拶は、神楽座はメディアのみで、一般客向けには、2020年7月3日にグランドオープンしたばかりのTOHOシネマズ池袋ほか、TOHOシネマズ全国5大都市15劇場に中継された。

TOHOシネマズ池袋

TOHOシネマズ池袋のようす

本作は、実話をベースにし、既成の価値観では測れない親子のあり方を問いかける感動の衝撃作。メガホンを取ったのは、『日日是好日』の大森立嗣監督。
主演の長澤まさみが、シングルマザーの秋子を演じ、社会の闇へ堕ちていく母親に挑戦。
また、秋子と内縁の夫になるホスト・遼を阿部サダヲ、息子・周平役を新人・奥平大兼が演じている。

長澤まさみは自身が演じた“秋子”という母親に「最後まで共感できなかった。公開初日を迎えて、自分自身も嫌な思いで悶々と過ごした。」と、演じる上でこれまで経験したことが無いという苦悩を明かした。
同じく、阿部サダヲも自分の役である“遼”という男のあまりの酷さに、映像を見てイライラしたという。スクリーン越しに観客に向かって「遼にイラっとした人は手を上げて」と呼びかけると、ほとんどが挙手。それを見て、「この役をやってよかった」と、役者としての満足感も覗かせた。

リモート舞台挨拶レポート

MOTHER マザー

神楽座から全国に呼びかけ(スクリーンはTOHOシネマズ池袋)

■リモートでお客さんにあいさつ!

– こういったリモート舞台挨拶はいかがですか?皆さんに声かけてあげてください。

長澤まさみ(三隅秋子 役)
本当にこんな大変な中、映画館に足を運んでいただき本当にありがとうございます。

長澤まさみ

長澤まさみ

奥平大兼(周平 役)
今日(の舞台挨拶)は、前回と違って(仕切りのアクリル板があって)特殊な環境でちょっと緊張してて焦り気味ですね(笑)

奥平大兼

奥平大兼

阿部サダヲ(川田遼 役)
こういうリモート舞台挨拶は初めてです。でも、お客さんの反応が見られるのも今日が初めてですね。
僕の“遼”っていう役、すごく嫌だな、イラッとしたっていう人は手をあげてください。
(スクリーンに写っているTOHOシネマズ池袋の観客席は大半挙手する)

阿部サダヲ
ハハハっ!
よかった、よかった!(この役を)やってよかったです!ありがとう!

阿部サダヲ

阿部サダヲ

大森立嗣監督
近くて遠い感じがしてちょっと不思議な感じです。
こんな時期に映画館に足を運んでもらって本当にありがとうございます!

大森立嗣監督

大森立嗣監督

■最後まで共感できない役だった

– この“秋子”は共感できないお母さんだと思います。その点についてはどのように考えて演じられましたか?

長澤まさみ(三隅秋子 役)
そうですね。共感しようと思っても共感できませんでしたね。最後まで。
わからないことっていうのもあるんだなっていうの知った作品、役だったように感じます。
昨日も公開初日を迎えて、自分自身も嫌な思いで悶々と過ごしました。
この映画が旅立って開放される嬉しさみたいなものもあったり。でも本当にそれを手放していいのかなって考えてしまったり。
こういう風に役を演じて、ここまでその役柄だったり作品に対して後ろ髪引かれる感覚になるってのは初めての経験でした。でもそれだけこの作品と役に向き合えたのかなと思うと、無駄な時間ではなかったかなと思えます。
なので、本当にたくさんの方に見ていただきたいなと、今は思ってますね。

長澤まさみ

長澤まさみ

■長澤まさみの“秋子”を間近で見て

– 長澤まさみさんがこの“秋子”を演じるということで注目されていましたが、それを間近で見ていた阿部サダヲさんはいかがでしたか?

阿部サダヲ
長澤さんの出演作はこれまでずっと見てましたけど、こういう印象の役は無かったし、お母さんというイメージもなかったのでビックリしましたね。
こういうお母さんを演じられる長澤さんとご一緒できて良かったです#□×●・・・

長澤まさみ
大丈夫ですよ。本当に思ってることだけを言っていただけたら(笑)

阿部サダヲ
本当に思ってますよ(笑)本当に思っている時こそ、口ごもるもんなんですよ(笑)

阿部サダヲ

長澤まさみ
ありがとうございます(笑)

阿部サダヲ
なかなか女優さんが、自分のイメージを汚くするのって難しいと思うんですけど、完成した映像を見て、僕が演じた遼も、秋子もちょっとイラっとしたし、嫌だなっていう不快な感じがしたので、それは映画としてはすごくいいことだと思います。

長澤まさみ
ありがとうございます。でもこの作品、お母さんの話と思いきや息子の周平のお話ですもんね。
周平目線でこの映画を見てもらえると、また感じ方が違う。ほんとの主役はたぶん息子なのかなって思うところが私はあります。

奥平大兼(周平 役)
僕的には秋子目線で見てたというのもあったので、なんか不思議ですよね。難しいですね。

阿部サダヲ
そうですよね。初めて演技するわけですもんね。長澤さんの前で。

奥平大兼
そうですね。怖いですよね。

阿部サダヲ
長澤まさみさんのことは知ってたでしょ?

奥平大兼
もちろん!「キングダム」とかも見てましたし、学校でもすごい長澤さんが可愛いっていう話もありました。
そういう中で、息子役を演じることになりました!ってなったので、すごいですよね。実感なかったですね。

長澤まさみ
でも会って2回目で慣れちゃったもんね(笑)

奥平大兼
(笑)
1回目はめちゃめちゃ緊張してたんですけど、2回目からはもう慣れよう!って思いましたね。

奥平大兼

奥平大兼

■本当に思いっきり叩かれて泣いちゃった

阿部サダヲ
長澤さんにビンタされるシーンも凄かったよね

奥平大兼
本当にされるって知らなかったんです。フリだけで音を後から入れると思ってました。
すごい思いっきり叩かれたのでビックリしました。それがトリガーになって気持ちが入って泣いちゃいましたね。

長澤まさみ
腫れちゃうと困るので、テストの時は叩かなかったんですよね。

長澤まさみ

■エキストラをビビらせなきゃ!

– 阿部サダヲさんに怒鳴られるシーンもありましたよね。

奥平大兼
もともと阿部サダヲさんは、優しいお父さんの役をやられる方っていうイメージがあったので、間近でそういう演技を見ると、ギャップがあってこれもビックリしました。

阿部サダヲ
そうですね。とにかく嫌な思いをさせたいっていうか、不快な気持ちになってほしいって思って演じていたので、それが良かったのかもしれないですね。やっぱり大声って怖いですよね。

奥平大兼
めっちゃ怖かったですね。

奥平大兼

阿部サダヲ
ファミレスのシーンが撮影初日だったんですけど、やっぱり来てるエキストラの方たちもちょっとビビらせないといけないなっていう。
ちょっと優しい人なんでしょ、っていう感じがしたんですよ。俺、なめられてるなって感じがしたんで。
これは一発行かないとと思って、初日はけっこう頑張りました。

■純粋無垢に演じる子どもたちに救われた

– あらためて長澤さんの役はほんとうに難しい役でしたよね。

長澤まさみ
そうですね。本当に毎日悩んで、これでいいのかなっていう思いはありましたね。

– そして、周平の幼少期を演じた、郡司翔(ぐんじ しょう)(9)くん、その妹役の浅田芭路(あさだ はろ)(6)ちゃんは、のびのびとしてナチュラルな演技でした。長澤さんも子どもたちに救われた言葉をかけられたと伺いました。

長澤まさみ
そうですね。奥平くんもそうなんですけど、本当に子役の子たちは、息子・娘たちは、素直で純真無垢で、監督の言うことに、「はい」と答えて、誠実にお芝居をするので、その姿に、私が普段これでいいのかなって悩んでいる不安な思いに引っ張られることなく、前に突き進めたっていうところがありました。
なので、本当に子ども達には救われていましたし、実際演じた役柄が母親っていうところで、子どもたちから教わる事っていうのもやはりあるんだなっていうのを実感しながら演じてたところがあったように感じます。

– 怖がられたりしませんでしたか?

長澤まさみ
全然怖がってなかったんですよね。なんか仲良くしてもらってました(笑)
本当にお芝居が楽しかったようで、娘役の芭路(はろ)ちゃんなんかも、「これじゃ足りない、お芝居したいよー」って言ったりする子たちで、現場がお芝居をするっていうことをちゃんとわかっててやってるところにも驚かされました。
逆に私が彼らのその思いに引っ張られるって事が多かったですね。

長澤まさみ

■素敵なゲスト登場!

郡司翔くんと浅田芭路ちゃんが自分たちの“両親(長澤・阿部)”にプレゼントするため、映画のテーマカラーでもある青いカーネーションの花束をもって登場した。

MOTHER マザー

– 久しぶりに皆さんと会ってどうですか?

郡司翔(周平・幼少期 役)
一年ぶりに会って嬉しいです。

郡司翔

郡司翔(ぐんじ しょう/9歳)

浅田芭路(冬華 役)
久しぶりにみんなと会えて嬉しいです!

浅田芭路

浅田芭路(あさだ はろ/6歳)

– 映画の撮影現場はどうでしたか?

郡司翔
スタッフさんもみんな優しくて楽しくできました。

郡司翔

浅田芭路
みんなとお芝居ができて嬉しかったし、周平とは一緒に遊んだり、ご飯食べたり、いっぱい楽しいことがありました。
お母さんとは、お布団でぐるぐる巻きにしてくれたり、お誕生日祝いをしたり。
お父さんはちょっと悪いお父さん役だったけど、でも面白くて、焼肉のシーンでは大爆笑して、思い出がたくさんできました!

浅田芭路

– 長澤まさみさんのこと怖くなかったですか?

郡司翔
怖くなくて、優しかったです!

MOTHER マザー

■最後にメッセージ

長澤まさみ
『MOTHER マザー』という映画が公開になりました。見てくださった方、本当にありがとうございます。
この作品を通して、親子の向き合い方みたいなものをそれぞれが考えたり、思うきっかけになるのかなと思いました。
ちょっとビックリするようなシーンも沢山あるかもしれませんが、でもこの作品が本当に言いたいところはそういったところではなくて、どこか普遍的なものを感じてもらえる、そんな問いかけがあるような映画になっているのかなと思います。

長澤まさみ

長澤まさみ

奥平大兼
映画の見方として、周平目線だけじゃなくて、秋子とか、いろんな人の目線から見れる映画です。
周平目線から見る世界と、秋子目線から見る世界とでは、色々考え方が変わってきたり、この映画の内容の感じ方が変わってくると思っています。
ご覧になって、こういう環境の子たちがいるっていうのを少しでも頭の奥底にでも置いてもらえればいいなと思っております。

奥平大兼

阿部サダヲ
今日はリモートで全国と繋がってるのがすごく嬉しいです。お客さんと繋がりたいっていうのがずっとありましたので良かったです。
そして、この子たちがいてくれないと、この“絵”がなかなか成立しないっていうのもあります。
本作は、実際に起きた事件が元になっていて、もしかしたら今、身近にそういうことが起こりかねない、起こるかもしれないっていう状況にいるってことを色々考えらさせられる映画だと思います。

阿部サダヲ

阿部サダヲ

大森立嗣監督
僕は映画を作る時に、俳優さんたちと一緒に作っていくことをいつも一番大事にしています。
特にこの映画は親子の関係を描いているんですけれど、僕たちのイメージをかなり超えてくる親子です。
それをどう受け取っていくかということを、俳優たちと一緒にコラボレーションしながら作っていきました。
その中に出てきた、奥平くんとか、長澤さんのこの映画の中の表情とかは、映画でしかできないことがひとつできたんじゃないかなと思っています。

大森立嗣

大森立嗣監督

長澤まさみ

■トークノーカット動画

舞台挨拶は動画でもどうぞ!

映画『MOTHER マザー』

INTRODUCTION
長澤まさみ×阿部サダヲ×《新人》奥平大兼×大森立嗣監督
母と息子。ひとつの殺害事件。実話をベースに描く感動の衝撃作——
男たちとゆきずりの関係をもち、その場しのぎで生きてきた秋子。シングルマザーの彼女は、息子の周平に奇妙な執着を見せ、忠実であることを強いる。そんな母からの歪んだ愛の形しか知らず、翻弄されながらも応えようとする周平。
彼の小さな世界には、こんな母親しか頼るものはなかった。やがて身内からも絶縁され、次第に社会から孤立していく中で、母と息子の間に生まれた“絆”。それは 17 歳に成長した周平をひとつの殺害事件へ向かわせる……。
何が周平を追い込んだのか?彼が罪を犯してまで守ろうとしたものとは——?事件の真相に迫るとき、少年の“告白”に涙する。

あらすじ
17 歳の少年が起こした殺害事件。すべてを狂わせた彼の母親は、怪物(モンスター)?
それとも聖母(マリア)だったか——。
男たちとゆきずりの関係をもち、その場しのぎで生きてきた秋子。
シングルマザーの彼女は、実の息子・周平に奇妙な執着を見せる。
幼い周平にとってもまた、頼れるものは母親しかいなかった。やがて身内からも絶縁され、次第に社会から孤立していく中で、母と息子の間に生まれた“絆”。それは成長した周平をひとつの殺害事件へ向かわせる——。
何が少年を追い込んだのか?事件の真相に迫るとき、少年の“告白”に涙があふれだす。彼が罪を犯してまで守りたかったものとは——?

出演:長澤まさみ、阿部サダヲ、奥平大兼、夏帆、皆川猿時、仲野太賀、木野花
監督:大森立嗣 脚本:大森立嗣/港岳彦 音楽:岩代太郎
企画・製作・エグゼクティブプロデューサー:河村光庸
配給:スターサンズ/KADOKAWA
製作:2020『MOTHER マザー』フィルムパートナーズ
(C)2020「MOTHER」製作委員会
公式サイト:mother2020.jp
公式Twitter:@starsands_movie #映画マザー

TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開中

MOTHER マザー

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