大戦間期、若き英国人記者が目撃したソビエト連邦の“偽りの繁栄”
スターリン体制下のソ連という大国に、命がけでひとり立ち向かったジャーナリストの戦慄の実話を描いた『MR.JONES』(原題)の邦題が『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』に決定し、2020年8月14日(金)より全国公開することが決定。それに伴い日本版ポスタービジュアルも解禁となった。
日本版ポスタービジュアル解禁
邦題の背景には雪の降る寒空の下、こちらを見つめるウクライナの人々。「皆、狂うほどに餓えている—」のキャッチコピーが添えられ、その地に暮らしているであろう人々の苦悩する姿が描かれている。
そんな中、目を引くのが真っすぐな眼差しを向けるジョーンズ(中央)、斜めからこちらの様子を伺う表情のエイダ(右)、ジョーンズの陰に隠れこちらを睨むウォルター(左)。
それぞれの表情から、“スターリンの冷たい大地”に隠された闇に、記者としてどう向き合うべきなのかが示唆されている。
巨悪な力に屈せず、正しい道を選ばんとしたジョーンズの実録ドラマが、現代を生きる我々に問い質すものとは―。
映画『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』
【概要】
主人公:ガレス・ジョーンズを演じたのは実力派イケメン英国俳優のジェームズ・ノートン。TV「グランチェスター 牧師探偵シドニー・チェンバース」やNHKでも放映された、BBC制作の超大作ドラマ「戦争と平和」で主演を務め、次期ジェームズ・ボンド役とも噂される注目度NO.1の若手俳優だ。
そしてニューヨーク・タイムズのモスクワ支局に勤める女性記者:エイダをヴァネッサ・カービーが演じる。英国王室を舞台にしたNetflixドラマ「ザ・クラウン」では、エリザベス女王の妹で自由奔放なマーガレット王女を見事に演じ切り、英国アカデミー賞のTV部門において、昨年の最優秀助演女優賞を受賞。エミー賞にもノミネートされブレイクを果たし、近年では『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』や『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』にも出演し、硬軟を演じられる女優として日本でも話題を集めている。
さらにニューヨーク・タイムズのモスクワ支局長であり、ピューリッツァー賞も受賞した:ウォルター・デュランティを演じたのはピーター・サースガード。『ニュースの天才』にて全米映画批評家協会賞の助演男優賞を受賞し、『フライトプラン』など、数々のハリウッド大作に出演する演技派俳優が脇を固める。
本作の監督を務めたのは、米アカデミー賞ノミネート経験もあり、世界的に活躍するアグニェシュカ・ホランド(『僕を愛したふたつの国/ヨーロッパ ヨーロッパ』、『太陽と月に背いて』、『ソハの地下水道』)。
【STORY】
1933年、ヒトラーに取材した経験を持つ若き英国人記者ガレス・ジョーンズには、大いなる疑問があった。世界恐慌の嵐が吹き荒れるなか、なぜスターリンが統治するソビエト連邦だけが繁栄しているのか。その謎を解くために単身モスクワを訪れたジョーンズは、外国人記者を監視する当局の目をかいくぐり、すべての答えが隠されているウクライナ行きの汽車に乗り込む。やがて凍てつくウクライナの地を踏んだジョーンズが目の当たりにしたのは、想像を絶する悪夢のような光景だった……。
監督:アグニェシュカ・ホランド『太陽と月に背いて』『ソハの地下水道』
脚本:アンドレア・チャルーパ
出演:ジェームズ・ノートン「戦争と平和」(BBCドラマ) ヴァネッサ・カービー『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』 ピーター・サースガード『ブルージャスミン』
配給:ハピネット 配給協力:ギグリーボックス
© FILM PRODUKCJA – PARKHURST – KINOROB – JONES BOY FILM – KRAKOW FESTIVAL OFFICE – STUDIO PRODUKCYJNE ORKA – KINO ŚWIAT – SILESIA FILM INSTITUTE IN KATOWICE
8/14(金)新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国公開!
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