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松崎ナオ

【イベントレポ】松崎ナオ「清く、ただしく inspired by ブルーアワーにぶっ飛ばす」

10月9日、松崎ナオが音楽を担当した話題の映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』(公開中)の主題歌を含むアルバム「清く、ただしく inspired by ブルーアワーにぶっ飛ばす」リリース記念&映画公開記念イベントとトークショーが渋谷三カ所にて行われ、イベント最終地shibuya gee-geにて行われた無料招待制ライブトークショーでは満員立ち見約80名の来場者を盛り上げた。

松崎ナオのライブと映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』の共通点は、笑いながらも感動して泣いてしまうこと!?

SHIBUYA TSUTAYA

箱田優子監督は、本日11日から公開される映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』について公開直前の心境を「緊張しているのか、嬉しいのかよくわからないフワフワ感があるけど、劇場でお客さんの顔を見ると安心するはず」と回答。

さらに松崎ナオがこの作品の映画劇中音楽を担当するきっかけについて、音楽プロデューサー篠崎さんからの紹介で初めて松崎ナオのライブに行き、魂震えるライブに感銘を受けてオファーをしたというエピソードを明かした。

ライブでは松崎ナオのアコースティックギターによる主題歌『清く、ただしく』を披露。
アコースティックギター1本で奏でる演奏とは思えないほどパワフルに歌い上げ会場の観客を魅了した。

HMV BOOKS SHIBUYA

松崎ナオ

松崎ナオ

「松崎ナオは音楽はかっこいいけどかなりMCはオッペケペーなんです。でもライブを観終わるとなぜか感動して泣いている、この映画にもそれが通ずるところがある。」という話を交えて松崎ナオを絶賛する箱田優子監督。
一方、松崎ナオは実際にこの映画のオファーが来たときのことを「やったことがないことをやるということがとても好きだけど、果たしてできるのか?という不安もあった。監督からもらった映像を通してまず観て、そこで真っ先に作ったのがエンディングテーマなんです。今回この映画音楽を引き受けたことは自分の新境地なんです」と当時の心境を告白。

ブルーアワーにぶっ飛ばす

箱田優子監督/松崎ナオ

監督から「映画全体を1つのライブのように観せたかったから、バンドで(映画音楽を)やりたいと当初から話していた中で、松崎さんと出会い、主人公の砂田と松崎さんがリンクしている部分を感じ、ある意味今回の映画は夏帆さん、シムウンギョンさん、そして松崎さんの3人が主演というような感じ。
でも!松崎さんから最初の音楽が上がってきたときは新宿のルノアールで大爆笑した。音楽にセリフなども入っていて、電子レンジ回っている音を口でブーンと言ったものを入れたりしていて、斬新すぎて頭おかしいんじゃないかな?と思った」と会場内を爆笑に誘った。

ブルーアワーにぶっ飛ばす

ライブセッションでは鹿の一族より鹿野隆広(Dr.)とのアコースティック編成で2曲披露。
1曲目は映画の中では笛を使用している劇中音楽を再アレンジした「かめのこ」、2曲目には主題歌の「清く、ただしく」を披露。1曲目では会場をあったかい気持ちに包むようなほんわかした気持ちになり、2曲目は1カ所目で披露したアコースティックギターにカホーンを加え更にリズム感があり、更にパワフルな歌声が会場に響き渡った。

鹿の一族

鹿野隆広(Dr.) (鹿の一族)

松崎ナオ

松崎ナオ

shibuya gee-ge

鹿の一族のアルバムリリースライブ、松崎ナオの「ライブ始まりますよー」の掛け声でスタート。ベースの鹿島、ドラムの鹿野、ボーカル松崎ナオ、メンバー揃って場が引き締まる。
1曲目はアルバム1曲目でもある「カラー」。ギターのイントロからドラムの8ビートが刻まれライブを煽った。そこから「ヤイヤイ」「PAAMAN(アルバムPより)」「トコトコ」が続き、トークコーナーへ。

箱田優子監督、そして音楽監修を務めた池永正二さん(あらかじめ決められた恋人たちへ)を迎えトークを展開。池永正二さんは「映画の公開が楽しみ。どういう風に捉えられるのか」と冷静に回答したが、一同全員から「そんな大人キャラじゃない!」と突っ込まれ会場は和やかムードに。

箱田優子監督も今回映画初監督、そして松崎ナオも初の映画音楽を担当。松崎ナオは「初めてだけど映画の流れの中に自然に音楽を付けられたことがとても良かった。」箱田優子監督も「松崎さんは器用じゃないのに、この作品でカッコ良いとこ、カッコ悪いとこ全て引き受けてくれた」とお互いに信頼を寄せ合った。

今回サントラという形ではなく制作した映画劇中音楽をアレンジし、映画にインスパイアされて鹿の一族がゼロからレコーディングした本アルバム。松崎ナオは「そもそもインストで音楽を作っている時から鹿の一族でレコーディングしていたし、その時は映像にインストの音楽を当てたけど、逆にそのインストを当てたシーンのこの人の気持ちはどんなんだろう?と考えた時に音楽を新たに作ったらどうなんだろう?という興味が沸いて作った。全ての曲が同じテーマを伝えている」とまさにインスパイアされて作ったことを回答。
2曲目の「ヤイヤイ」も映画の1シーンで主人公砂田が「ヤイヤイ」と言っているシーンからインスパイアされて作っているとトークした。映画を観てから音楽を聴いても、音楽を聴いてから映画を観るでも楽しめる、2つで1つの作品になっていると会場も納得。

トーク最後、箱田優子監督から「映画92分ですけど、映画自体が最後のエンディングの「清く、ただしく」に向かう1つのライブだと思っていて、今回オファーした際に作品に入り込んで作って欲しいと思っていたので、音楽に注目して映画を観ていただくのも1つの楽しみ方かなと思ってます」と締めた。

ライブはアルバムでは3曲目の「犬のおまわり」から後半開始。後半にかけてアップテンポになるこの楽曲で会場も一気にライブモードへ!後半2曲目には「かめのこ」バンドVerで披露。先程とは変わってバンド編成ではカッコ良さも加わった。
その後「ハハタップ」「回転レシーブ」「だけのもの(アルバム「鹿の一族」より)」を披露。ラスト本日3回目の「清く、ただしく」を披露。松崎ナオ渾身の歌声と鹿の一族の熱い演奏で長い夜を締めた。

映画主題歌でもある「清く、ただしく」のMV解禁!

MVも映画にインスパイアされてブルーアワーを彷彿する景色、そして松崎ナオが土手沿いを全力疾走している映像を8mm filmで撮影。
また、映画の1シーンともコラボレーションしている主題歌ならではの演出となっている。

清く、ただしくMV

YouTube player

松崎ナオプロフィール

1976 年生まれ、東京都出身。シンガーソングライター
1998 年にシングル「花びら」(Epic Records Jpan)でデビュー、これまでに9枚のアルバムをリリース。
NHK「ドキュメント72 時間」( 06~ )のテーマ曲「川べりの家」がロングヒットを記録。
2016 年から3 ピースバンド「鹿の一族」のボーカルとしても活動中。
2017 年12月、「椎名林檎と松崎ナオ」名義で「おとなの掟」を配信リリースした。
危うさを伴うストレートな歌声と内省的な歌詞、多彩なビジュアルイメージを喚起する作曲センスで唯一無二の世界観を持つアーティストである。
https://www.matsuzakinao.com/

鹿の一族プロフィール

シンガーソングライターとして活動していた松崎ナオが、2013年頃より鹿島達也と出会い、バンドとして活動。
2018年に鹿野隆広がメンバーとなり、現在の3ピースバンドスタイルとなる。過去2枚のアルバムをリリース。
https://shikanoichizoku.com/

映画『ブルーアワーにぶっ飛ばす』

【Story】
30歳の自称売れっ子CMディレクター・砂田(夏帆)は、東京で日々仕事に明け暮れながらも満ち足りた日々を送っている…ように見えるが、口をひらけば悪態をつき心は荒みきっている。
ある日、病気の祖母を見舞うため、砂田の嫌いな故郷に帰ることに。ついて来たのは、砂田が困った時には必ず現れる、自由で天真爛漫な秘密の友だち・清浦(シム・ウンギョン)。
しかし、再会した家族の前では、都内で身に着けた砂田の理論武装は通用しない…やがて全てを剥がされた時、見ようとしなかった本当の自分が顔を出す―。そして、一日と始まりと終わりの間に一瞬だけおとずれる“ブルーアワー”が終わる時、清浦との別れが迫っていた…。

出演:夏帆 シム・ウンギョン 渡辺大知 / 黒田大輔 上杉美風 小野敦子 / 嶋田久作 伊藤沙莉 高山のえみ /
ユースケ・サンタマリア でんでん 南 果歩
監督・脚本:箱田優子 製作:中西一雄 企画プロデュース:遠山大輔 プロデューサー:星野秀樹
撮影:近藤龍人 照明:藤井 勇 録音:小川 武 美術:井上心平 編集:今井大介 音楽:松崎ナオ
製作:「ブルーアワーにぶっ飛ばす」製作委員会
製作幹事:カルチュア・エンタテインメント
制作プロダクション:ツインズジャパン
配給:ビターズ・エンド 2019 年/日本/カラー/アメリカンビスタ/DCP5.1ch/92 分 (C)2019「ブルーアワーにぶっ飛ばす」製作委員会
公式サイト:www.blue-hour.jp

予告編

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大ヒット上映中!

ブルーアワーにぶっ飛ばす

TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2016 審査員特別賞受賞
第43回香港国際映画祭 ヤング・シネマ・コンペティション部門 正式出品
第19回ドイツ日本映画祭「ニッポン・コネクション」ニッポン・ヴィジョンズ審査員スペシャル・メンション受賞
第22回上海国際映画祭アジア新人部門 最優秀監督賞&優秀作品賞受賞
第21回台北映画祭国際 ニュータレントコンペティション部門 正式出品
第13回 JAPAN CUTS~ジャパン・カッツ!正式出品

 

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