【インタビュー】TGC初出演直後の仲万美に直撃「カッコイイを貫きたい」
9月7日、さいたまスーパーアリーナで開催されたマイナビ presents TGC 2019 A/Wで、ジェンダーレスアンダーウェアブランド「W-MAGIC」のステージにて、9歳少女ドラマーよよかと、ダンサー仲万美によるパフォーマンスが披露された。
そしてステージ後の仲万美に直撃インタビュー。またステージのダイジェスト動画も紹介する。
「W-MAGIC(ダブル・マジック)」は、アーティストの五十嵐LINDA渉(イガラシ・リンダ・ワタル)が立ち上げたジェンダーレスなアンダーウェアブランド。
この日の「W-MAGIC」のステージも、五十嵐LINDA渉がプロデュース、「NO BORDER」「SEAMLESS」「PERFECT TO ME」のメッセージを発信する。
よよかの叩く力強いドラムからステージが始まり、続いて映画『グレイテスト・ショーマン』のタイトル曲「The Greatest Show」と共に、仲万美の登場。
仲万美ならではの“カッコイイ”を目指したというそのパフォーマンスは、タキシードをイメージした衣装に、シルクハットと杖という組み合わせは、映画からインスパイアされた仲万美の考案。
さいたまスーパーアリーナは、マドンナや椎名林檎のツアーのバックダンサーとして何度も足を踏んだハコだが、一人で踊るのは初めてという仲万美は、新しい感動があったという。
仲万美インタビュー
– 初のTGC出演はいかがでしたか?
仲万美
マドンナさんや椎名林檎さんのツアーのバックダンサーでさいたまスーパーアリーナには何度もお世話になっているんですが、こうしてステージで一人で踊るっていうのは初めてなので、違う見え方ができました。さいたまスーパーアリーナってこんなにデカイんだって改めて思いました。
– ランウェイでもお一人で踊られてましたしね。
仲万美
そうですね、気持ちよかったです。また違う新しい気持ち良さを感じました。
– 今日のこの衣装のポイントを教えて下さい。
仲万美
今日踊った曲は映画『グレイテスト・ショーマン』から(The Greatest Show)。オープニングでこれからショーが始まるということで、可愛い系よりはタキシードっぽい、杖もあって、シルクハット被ってが、絶対カッコいいと思いました。カッコいいを貫くには人と違うことをしたいなって思って。
– 万美さんの個性がとても出ていたと思います。では、衣装も振り付けも万美さんのコンセプトで?
仲万美
はい、そうです。
– 先日の「R&J」出演を振り返って『ジュリエットの「これは新しいステップへ移行するだけじゃない!」その言葉を胸に、止まらず突き進もうと誓います。』とツイートされてましたが、改めて、R&J出演は、万美さんの中でどういう変化がありましたか?
仲万美
もう、変化だらけですよ。千秋楽を終えて。
最初は弱気だったので、自分がここまでやりきれるとは当初は不安でしかなかったので。
やりきれるってわかった時にそれが自信にもなりましたし、もともとダンサーだったっていう万美が、ダンスだけじゃなくって、こういうこともできるんだって、周りの味方も変わって反響がありました。
けど、ジュリエットのセリフにもあるように、そこでは満足できないので。自分は。
もちろん、周囲からいただいた評価の言葉はありがたくいただきますが、まだまだ自分は上に行けると感じられるようになりました。
– なるほど。新たな自分の可能性に気づいたということですね。
仲万美
そうですね。やれば人間できるんだなって。
– そして、「私の生き方を邪魔をしているの私だった」ともツイートされていました。その気付きはどういうところからあったのでしょう?
仲万美
人間って、100%ポジティブじゃないじゃないですか。もちろんネガティブな部分もあって。
自分はネガティブが嫌いだけど、自信がない時は自信がないし、自分を責める時は責めるんだけど、でもポジティブに生きたいっていう人間からしたら、この感情、邪魔だなって思って。自分をダメにしているのは自分しかいないなって。
– 生きづらくしているのは自分だと。
仲万美
そうです。でも大事にしているのは自分なんですよ。どっちもどっちなんですよね。自分のことをダメにしているようで大事にしているし。大事にしているからこそダメな部分も見えるし。難しいですよね?(笑)
– なるほど。そういう意味で舞台の経験は自分の自信になって、自分を肯定するひとつの要素になりますよね。
– ところで話は変わりますが、万美さんはくまモンがお好きなんですか?
仲万美
はい(笑)昔から大好きです。自分が熊本出身だからかな。くまモン、家にいっぱいいるんですよ。
でももう過ごした時間は東京のほうが長いんです。でもやっぱり自分の出身が熊本なのは間違いないから、すごく熊本が好きです。
– それ以外に最近ハマってることありますか?
仲万美
ベタ(熱帯魚)を飼ってて、四六時中見ています。
でも見てるだけじゃなくて、例えばダンスとか何かを表現するのにインスパイアされるんです。ヒレの動きがすごく綺麗で。水に揺れているヒレのその動きが、あ、なるほどね!みたいな。
– なるほど。では振り付けのアイディアにも使えそうだと?
仲万美
例えば、「水の中にいるコンセプトでお願いします」みたいなオファーがあった時とか。
– さすが万美さんは根っからのダンサーですね。
仲万美
いえいえ。でもインスパイアされるのは大事ですし、見るものすべてに必ずなんらかの情報がありますからね。
– 今日はありがとうございます。これからのご活躍を期待しています。
仲万美
ありがとうございます。死ぬまでみんなを飽きさせないように精進します。
W-MAGIC ステージダイジェスト動画(期間限定公開)
W-MAGIC ステージフォトギャラリー
[ステージ写真:Ichigen Kaneda/ソロカット写真&インタビュー:Jun Sakurakoji]
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