秋山ゆずき・浅川梨奈ダブル主演 音楽劇『Zip&Candy』ゲネプロ&初日会見
7月4日、音楽劇『Zip&Candy』初日公演を前に、初日囲み会見とゲネプロが行われ、ダブル主演の浅川梨奈と秋山ゆずき、そして、共演の校條拳太朗、米原幸佑が登壇し、全16公演への意気込みと舞台の見どころを語った。(ゲネプロ動画&フォトギャラリー)
本舞台の原作は、鬼才・にしのあきひろ二冊目の絵本として出版された『Zip&Candy』。ロボットファンタジーであるこの絵本を、なるせゆうせいがアレンジし、音楽劇として舞台化。
最新型少年ロボット「ジップ」と、旧型でメモリ容量も小さい少女ロボット「キャンディ」の二人の切なくて、心温まる成長ファンタジーだ。
浅川梨奈は、元SUPER☆GiRLSで女優として着実に実力をつけており、また、秋山ゆずきは、映画『カメラを止めるな!』のヒロインであり、今作がカメ止め後初主演舞台となる。
この2人がダブル主演で、8公演ずつ、ジップとキャンディを演じ分ける(全16公演中8公演がジップ浅川梨奈、キャンディ秋山ゆずき、さらに8公演がジップ秋山ゆずき、キャンディ浅川梨奈)。
ジップは、新型ロボットだがわがままで生意気な少年。一方、キャンディは旧型ロボットで、臆病だが夢見る優しい女の子。
初日会見で、ジップとキャンディのどちらが演じやすいかと聞かれて、浅川梨奈が「ジップは私が小学生の頃にそっくりで、つい役と自分とを重ねて見てしまうところがある。」と答えると、秋山ゆずきは「作品を読んだ時、最初はキャンディに気持ちを入れて読んでいたので、自分の中で近いのはキャンディなのかなと思う」と答えた。
そんな対象的な性格の2人が、ジップとキャンディという役を公演ごとに演じ分けるのが大きな見どころで、最低2公演観劇することがおすすめ。
ゲネプロでは、秋山ゆずきがキャンティ、浅川梨奈がジップを演じた。
旧型ロボットを表現したという秋山ゆずきの独特の動きや、最初横暴だったジップに対する優しさがとても健気で愛らしい。
また、生意気少年そのものを演じきっている浅川梨奈の迫力ある演技と歌。この2人の存在感と関係性が観るものを物語の世界に一気に引き込んで離さない。
公演は、7月14日まで俳優座劇場にて。
音楽劇「Zip&Candy」
公演期間:2019.7.4(木)~14(日)全16公演
場所:俳優座劇場
公式サイト:http://zipandcandy-stage.com/ (チケット予約もこちら)
ゲネプロ&初日会見
動画
フォトギャラリー
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初日会見(テキスト)
役どころ・見どころ
– 本日のゲネプロでこれから演じられる自身の役どころと見どころは?
浅川梨奈(ジップ役/キャンディ役)
(※ゲネプロではジップ役)
ジップは最新型のロボットなんですけど、原作の絵本ではジップが作られた工程だったりとか、ジップの過去だったりとか、どういうふうに生きたというのは描かれていないので、音楽劇『Zip&Candy』ではそういうところを観て楽しんでいただけたらと思います。
ジップはとてもわがままで横暴な男の子、劇中のセリフでもあるように生まれたての赤ちゃんのようでもあるんですけど、キャンディと出会うことによってどんどん成長していくのではと思います。
最新型のロボットなので空を飛べます。両翼、右と左の翼も劇中では登場するので、3人での飛行シーンも注目して観てください。
秋山ゆずき(ジップ役/キャンディ役)
(※ゲネプロではキャンディ役)
キャンディはジップとは正反対な旧型のロボットで、研究所から一歩も外に出たことがないという役柄です。
舞台版は音楽劇ということでいろんな要素が加わっています。絵本の中のキャンディはあんまり自分の気持ちを言ってないんですけど、舞台版では、キャンディの気持ちを歌った歌もあります。音楽劇という形で、皆んなが自分の気持を歌いながら、この世界観に合わせて進んで行く物語となっています。
キャンディを演じるにあたっては、動き方もしっかり旧型ロボットっぽく考えてきましたので、そういうところも注目していただけたらなと思います。
校條拳太朗(ステイ区長役)
ロボットと人間が共存している世界なんですけど、共存の仕方に強い理想を持っていて、それを実現しようと日々奮闘している役柄です。
米原幸佑(ビン役)
僕は、“ガラクタの森”で育った孤児の役です。妹と、あとお父さんの脳を移植した犬というすごい変な3人組です。
ほんとにバカで、でも愛らしいシーンが多いです。3人のチームワークが見どころです。
ジップとキャンディの演じ分け
– ジップとキャンディと公演ごとに演じ分けることになっていますが、どちらが演じやすいですか?
浅川梨奈(ジップ役/キャンディ役)
ジップは私が小学生の頃にそっくりで、つい役と自分とを重ねて見てしまうところがあります。演じていて、しゃべり方だったり、言葉だったりとかがすごいしっくりきます。
逆に、私にとってキャンディを演じることはすごい難しいです。キャンディはとても女の子らしい女の子なので、私の理想だったりを投影しながら演じるようにしています。
もちろん、両方演じていて楽しいです。
秋山ゆずき(ジップ役/キャンディ役)
浅川ちゃんとは逆に私は、キャンディの気持ちの方がわかりやすいです。
作品を読んだ時、最初はキャンディに気持ちを入れて読んでいたので、自分の中で近いのはキャンディなのかなと思います。
どちらの役も、男の子と女の子、新型と旧型ということで対照的で、演じ方が変わるのでとても楽しいです。
– 校條さんと米原さんは、共演されていて、お二人の違いをどう感じてますか?
米原幸佑(ビン役)
二人は全然違うよね。それこそ浅川さんは、ほんと、男なんじゃないかなって思いますし(笑)
校條拳太朗(ステイ区長役)
ジップには親近感がわきます。僕たちが少年だった頃を思い出す感じで。
米原幸佑(ビン役)
キャンディは、旧型ならではの動き方が可愛くて、そういうところはキュンキュンします。
音楽劇の苦労
– 数ページの原作の絵本が、舞台では、音楽劇ということで歌も入って2時間の物語になってますが、苦労した点は?
米原幸佑(ビン役)
思った以上に歌が多くてビックリです。
浅川梨奈(ジップ役/キャンディ役)
ジップとキャンディに関しては、2人合わせて10曲くらいあります。ソロだったり二人でだったり。
あと、けっこう踊ります。
秋山ゆずき(ジップ役/キャンディ役)
歌詞はそれぞれの物語を歌っているので、歌詞の内容も聞いて観ると、舞台の世界観がより一層わかって、“そんなこともあったんだ”って思えるようになっています。なので、歌のシーンも見どころです。
ロボットに生まれ変わるとしたら?
– ジップがAI搭載の最新型ロボット、キャンディは旧型ロボットということですが、ご自身が生まれ変わるとしたら、旧型ロボット・新型ロボットのどちらがいいですか?
浅川梨奈(ジップ役/キャンディ役)
どっちかなぁ?あ、四次元ポケットがあればいいかな。
秋山ゆずき(ジップ役/キャンディ役)
最新型ってこと?
浅川梨奈(ジップ役/キャンディ役)
そうですね。最新型なら四次元ポケットあるかな。
校條拳太朗(ステイ区長役)
最新型でも四次元ポケットがついているとは限らない。
浅川梨奈(ジップ役/キャンディ役)
なら、旧型でもいいかな(笑)
米原幸佑(ビン役)
(浅川の回答は)質問の趣旨に沿って答えてない(笑)
僕はといえば、最新型って苦手なんですよ。ガラケーとか懐かしいなって思うので。
旧式には旧式の良さもあるかなって思います。
校條拳太朗(ステイ区長役)
僕は純粋に長生きしたいので新型がいいかなと思います。
秋山ゆずき(ジップ役/キャンディ役)
私も最新型がいいですね。最新型の方がやれることが多そうだなと思って。旧型でのんびりマイペースで進むのもいいけど、新型で空を飛んだりとか、仲間を増やせそうだなって。新型で飛び回りたいです。
最後に公演をご覧になる方にメッセージ
米原幸佑(ビン役)
16公演とけっこう長い期間やるんですけど、作品自体が、絵本が原作というのもあって、お子さんが観てもわかりやすいし、楽しめる作品になっていると思います。是非、親子連れでもご覧になっていただきたいです。温かい作品になっています。
校條拳太朗(ステイ区長役)
「Zip&Candy」という絵本がとても素敵な世界観が、しっかりと舞台の中でも描かれています。
元々作品を知っている人にはさらに「Zip&Candy」のことを好きになっていただけるように、初めてご覧になる方も好きになって帰っていただけるようなそんな素敵な舞台になっています。最後まで楽しんでいってください。
秋山ゆずき(ジップ役/キャンディ役)
絵本から飛び出してきたキャラクターたちがたくさんいて、しかも、今回の舞台で登場する新しいキャラクターたちもたくさんいて、観ていてワクワクできると思います。推しキャラクターが日替わりで変わってしまうくらい、ほんとに可愛らしいキャラクターがたくさんです。観終わった後にほっこりして、原作の絵本を誰かにプレゼントしたくなるような作品です。
16公演、皆さんに愛していただきたいなと思います。よろしくお願いします。
浅川梨奈(ジップ役/キャンディ役)
16公演を8公演ずつ、ジップとキャンディを秋山さんとやらせていただくんですけども、ほんとに今、キャストの皆さんが言ったとおり、心温まる素敵な作品になっていると思います。
歌もあり、踊りもありで、キャラクターもすごく個性豊かなので、観ていてずっとワクワクしているなって、演じている私たちも思うので、きっと観てくださる方にも、舞台上の楽しさだったりとか、賑やかさだったりとかが伝染して伝わるんじゃないかなと思っています。
全16公演、誰一人欠けることなく、ケガなく無事に駆け抜けたいと思います。よろしくお願いします!
音楽劇「Zip & Candy」
【ストーリー】
これは地球から遥か遠くの土星の裏側のお話。ジップと名付けられたロボットは、カレルヤ博士と助手コケルの手によって誕生した最新型のロボット。ライトとレフトという左右のウイングを操り、どこまでも高速でひとっ飛び。だが、ある日、その最新鋭のロボットを欲しがるビン・カン・ボトルという貧困民たちに撃ち落とされる。ジップが墜落したのはサンドウィッチ博士の研究所。そこでキャンディという旧型ロボットと出会う。その研究所から一歩も出たことがないというキャンディのため、ジップは外の世界に連れ出すが、それが予期せぬ展開に・・・。土星の治安維持に努めるステイ区長、そのボンボン息子ヒア、はたまた、地球への帰還を企むカンバック一味ほか、個性豊かなキャラクターたちも巻き込むロボットファンタジー。
<公演概要>
原作:にしのあきひろ 「Zip & Candy」(幻冬社)
脚本・演出:なるせゆうせい
日程:2019 年 7 月 4 日(木)~14 日(日)
会場:俳優座劇場
チケット:プレミアム席¥9,800 S席¥7,800 ※プレミアム席は非売品プレミアムお土産付き
好評発売中!
キャスト:浅川梨奈 秋山ゆずき/校條拳太朗、米原幸佑、内海啓貴、反橋宗一郎、古畑恵介、加藤凛太郎、足立英昭、岩城滉太、田中孝宗(劇団俳優座)、後藤紗亜弥、中江早紀、中村翼、あまりかなり、西田薫子、平田りえ、松村泰一郎/緒月遠麻/星田英利 他
主催:音楽劇 Zip & Candy 製作委員会
公式サイト:http://zipandcandy-stage.com/
公式ツイッター:@zipcandystage
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