貴重な“生・いてまえ”再現!『空母いぶき』大ヒット御礼舞台挨拶
累計観客動員62万人、興行収入7.5億円
6月7日、映画『空母いぶき』の大ヒット御礼舞台挨拶がTOHOシネマズ日比谷で行われ、いぶき艦長・秋津竜太、護衛艦いそかぜ艦長・砲雷長が夢の共演。本作で話題となっている「いてまえ!」のセリフを、“生・いてまえ”として再現した。(動画&フォト)
5/24(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国331スクリーンで公開された映画『空母いぶき』は、5/24(金)〜6/3(月)で累計観客動員62万人、興行収入7.5億円を記録する大ヒット中。
それを記念して行われた大ヒット御礼舞台挨拶に登壇したのは、西島秀俊(空母いぶき艦長 秋津竜太 役)、山内圭哉(護衛艦いそかぜ艦長 浮船武彦 役)、和田正人(護衛艦いそかぜ砲雷長 岡部隼也 役)の3人。
本作のファンの中で大きな反響を呼んでいるのは、山内圭哉演じるいそかぜ艦長が「いてまえ!」と発するシーン。
台本を読んだ当初の山内は「この状況でこんなこと言うてエエんかと思った」と戸惑っていたことを明かしたが、原作コミックにも登場するセリフということで納得したという。
この日登壇した、西島、山内、和田の3人は、それぞれ乗艦している艦が違うこともあり、撮影現場では直接の共演は無かったが、なんと舞台挨拶上で“生・いてまえ”を実現することに。夢の共演となった。(本シーンの動画あり)
また、来場者10名に空母いぶきのオリジナルキャップをプレゼントするコーナーもあり、キャストの3人が当選者に舞台上で直接手渡した。
舞台挨拶レポ
18回目!の舞台挨拶
西島秀俊(空母いぶき艦長 秋津竜太 役)
今日は大人気のいそかぜの艦長と砲雷長が来てくださったということで、たぶんたくさん裏話をしてくれると思います。
山内圭哉(護衛艦いそかぜ艦長 浮船武彦 役)
最初に台本を読んだ時、いろんなことを考えました。
今日、ご家族、ご友人でいらっしゃってる方もいますが、映画を観たあと、ぜひ語り合ってください。平和について語り合っていただけたらと思います。
和田正人(護衛艦いそかぜ砲雷長 岡部隼也 役)
公開して2週間で舞台挨拶させてもらって、劇場にもこれだけたくさんの方々が足を運んでくださっているということで、とても嬉しいですし、この作品に参加させていただいたこと、とても光栄に思っています。
私はまだこういう舞台挨拶みたいな場所が慣れていないんですが、西島さんはもうかなり経験されているということで余裕を感じます。
西島秀俊
18回目です(笑)
– 西島さん、いろんな方から反響がおありだと思いますけども、この大ヒット、どんなお気持ちですか?
西島秀俊
ほんとにありがとうございます。大人気でテーマが深い原作ですので、僕だけじゃなくて、キャスト、スタッフ全員、クランクイン前も撮影中もすごくプレッシャーがありました。
この作品は、観客の皆さんに観ていただいて完成するものだと思っていましたので、こうやってたくさんの方に観ていただけて、感無量です。
– 山内さんも、ご家族やご友人と本作を観ていただきたいとTwitterなどでご発言されてました。今日も女性や、カップルなどいろんな方がいらっしゃいます。
山内圭哉
そうですね。たくさんの方に観ていただけているんだなと今日、実感しました。
“いてまえ”大反響!
– ちなみに、「いてまえ」の反響は山内さんのところには届いていますか?
山内圭哉
はい。ちょいちょい来ます。親族などからも。叔母なんかは「いてまえ言うてたな」ってLINEが来ますからね。
「いや、俺のセリフなんで知ってるて!」って返信するんですが(笑)
– 和田さんはいかがですか?周りの反響。
和田正人
やっぱり劇場に足を運んでくださった仲間たちもたくさんいますし、SNSだとかいろんなニュースを見ていると、『空母いぶき』が大ヒットしているというのは耳に入ってくるので。
でもどこか実感が無いというか、私も山内さんも撮影が1日で終わったんです。1日ですよ(笑)
たった1日の労働時間でこんな大ヒットにあやかっていいのかな?みたいな(笑)
なんか申し訳ない気持ちがすごいあるっていうのが正直なところです。
– 西島さんは今回で18回目のプロモーションということですが、「いてまえ」のシーンが人気だということもご存知ですか?
西島秀俊
そうですね。大阪ではもちろん人気でしたけど、全国どこに行っても司会の方が「いてまえのシーンがね」っていうとドーンってウケてたんで、まぁ、いそかぜ人気がすごいですね。
本田翼さんと深川麻衣さんもそれぞれ別のところで、「西島さん(秋津)と佐々木蔵之介さん(新波)のどちらが好みですか?」ってインタビューで、「いやぁ、いそかぜが好きです」って答えられてましたからね(笑)
山内圭哉
最初台本を読んだ時、“いてまえ”って書いてあって、「この状況でこんなこと言うてエエんか?」って思ったんですけど、原作がそうなってるんですね(笑)
– 山内さん流に関西弁を変えたところがあるとか?
山内圭哉
変えましたね。「当たらんかった」とかもそうかな。
関西弁のニュアンスっていろいろあるんですよ。2つ3つの意味が入った言葉もありますし、一番オイシイ感じでやれたらなとは思っていました。
和田正人
いそかぜ人気がすごいということですが、いそかぜというより、浮船艦長が人気あるっていうだけで。僕はそこに便乗させてもらっているという空気感はあります(笑)
山内圭哉
和田くんも関西出身で、すごく努力されているのは、僕の関西弁につられそうになると。
でもブレずにやってくれているのでこっちが立ってくるということです。
和田正人
普段こういうところでは、僕は関西弁はしゃべらないんですけど、関西弁でしゃべる方がいるとつられてきます。
山内さんの「いてまえ」よりも、僕個人的にツボっているのは、敵の砲撃をかわすためにいそかぜが後ろに下がるシーンがあるんですね。その時、「バックや、バック~!」っていう浮船艦長のセリフがあるんです。
個人的にはこのセリフがツボです。
山内圭哉
少年野球のコーチみたいなね(笑)
和田正人
そうなんですよ!まさに甲子園球場にいる阪神ファンのオッサンといっしょなんですよ、その言い方が(笑)
実現!生“いてまえ”
– 西島さんは艦が違うので撮影現場も別で直接の共演はされてないんですよね?
西島秀俊
そうですね。声で指示しているだけのシーンだったので。
なので、出来上がりを見て、こんなのになっているんだっていう(笑)
それぞれの艦の空気があって、それは脚本にも書かれているんですが、山内さんと和田さんのお二人の役者としての力によってより増幅されていると感じました。
– 映画では叶わなかった直接の共演。もしよろしければ、このお三方でこの場で“いてまえ”のシーンで共演していただけるというのはいかがでしょうか?
(会場大拍手)
最後のメッセージ
西島秀俊
今こうやって皆さんと楽しく過ごしている時も、自衛官の皆さんは文字通り命がけでこの平和を維持するために頑張ってくださってます。僕は映画の撮影が始まる前にたくさん自衛官の方にお話を伺って、それをすごく感じました。
そして、公開してこうやってたくさんの方に観ていただくことで、改めてより一層、今の平和の大切さ、そしてそれを支えてくださっている方たちがいらっしゃるっていうことを強く強く感じるようになりました。
映画は楽しんで観ていただいて、是非そのあと、大切な方と平和について語り合っていただけたら、これほど幸せなことはありません。
フォトギャラリー
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映画『空母いぶき』
国籍不明の軍事勢力から突如、攻撃を受けた日本。国民の命と平和が脅かされたとき、日本はかつて経験したことのない24時間を迎える―。初の防衛出動を命じられた最前線の自衛官たち、総理大臣を中心とする政治家や官僚、そして、ジャーナリストや一般市民は、それぞれ日本人として何を考え、何を選択するのか。その一つ一つの行動がこの国の未来をつくる―。
【出演】
西島秀俊 佐々木蔵之介
本田翼 小倉久寛 髙嶋政宏 玉木宏 戸次重幸 市原隼人 堂珍嘉邦 片桐仁 和田正人 石田法嗣 平埜生成 土村芳 深川麻衣 山内圭哉
中井貴一 村上淳 吉田栄作 佐々木勝彦 中村育二 益岡徹 斉藤由貴 藤竜也 佐藤浩市
【原作】かわぐちかいじ「空母いぶき」(小学館「ビッグコミック」連載中・協力:惠谷治)
【企画】福井晴敏 【脚本】伊藤和典 長谷川康夫 【音楽】岩代太郎 【監督】若松節朗
【製作】『空母いぶき』フィルムパートナーズ 【配給】キノフィルムズ
©かわぐちかいじ・惠谷治・小学館/『空母いぶき』フィルムパートナーズ
公式サイト:kuboibuki.jp
全国公開中
[写真・動画・記事:Jun Sakurakoji]
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