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映画『風のマジム』全国公開二日目舞台挨拶

伊藤沙莉、沖縄方言の苦労と夫婦でのキッチンの楽しみ。映画『風のマジム』全国公開二日目舞台挨拶

2025年9月13日、新宿ピカデリーにて、映画『風のマジム』全国公開二日目舞台挨拶が行われ、伊藤沙莉、高畑淳子、染谷将太、シシド・カフカ、尚玄、肥後克広、芳賀薫監督が登壇。(動画&フォト)
 
累計発行部数が14万部を突破している原田マハによる同名小説を伊藤沙莉主演で映画化した本作『風のマジム』。
「南大東島の風に吹かれて育つサトウキビで特別なラム酒を作りたい」と思い立ち、社内のベンチャーコンクールを活用してビジネスを立ち上げ、契約社員から社長になった金城祐子氏の実話が基になっている本作は、平凡に生きてきた契約社員の主人公・伊波まじむが、人と出会い、周囲の人々を巻き込みつつも、家族に支えられて、夢を実現していく、主人公の成長と彼女に関わる人々の“真心”の物語。主演は社会現象となったNHK連続テレビ小説「虎に翼」で主人公の佐田寅子を熱演した伊藤沙莉が務める。

舞台挨拶レポート

■トークノーカット動画レポート

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■フォトレポート

映画『風のマジム』全国公開二日目舞台挨拶

尚玄/シシド・カフカ/染谷将太/伊藤沙莉/高畑淳子/肥後克広/芳賀薫監督

全国公開二日目を迎え、沖縄でも満席が続く現状を見ての感想を尋ねられた主演の伊藤沙莉(伊波まじむ 役)は、「とっても幸せです気持ちがいいというか、ほっとして本当に嬉しい状況に今おります」と心境を話した。
映画『風のマジム』全国公開二日目舞台挨拶

伊藤沙莉

沖縄での舞台挨拶での反響については、「沖縄の方たちがどう受け取ってくださるか結構ドキドキしていたんですけど、とても温かくて、私たちがすごく気にしていた『うちなーぐち(沖縄方言)』的なところも大変褒めていただいて、良かったなと思っています。これで堂々と全国に、お届けできるなと思っています」と、地元の観客からの好意的な反応が大きな自信につながったことを語った。

映画『風のマジム』全国公開二日目舞台挨拶

続いて、芳賀薫監督に、本作が自身初の映画監督作品であることから「ご自身の子供に例えるならどんな子供に成長しましたか?」と質問が投げかけられた。
芳賀薫監督は、「『鳶が鷹を生む』じゃないですけど、僕が想像していたことをはるかに超えて、素晴らしい俳優陣と、頑張ってくれたスタッフの力で、皆さんの心に届くような本当に優しい映画ができていると思っています。子供に例えるともう僕を超えた素晴らしい子供になっているんじゃないかなと思います」と、キャスト・スタッフの尽力への感謝と、作品への大きな手応えを示した。
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芳賀薫監督

続いて伊藤沙莉に、高畑淳子演じる「おばあ」をはじめとする個性豊かなキャラクターたちとの現場での印象的なエピソードの質問が。
伊藤は「色々あってとても楽しい時間だったんですけど、本当にとっても感謝していることがあって」と切り出し、「沖縄はポカポカしている印象で、すごく暖かいと思っていたけど、私たちが行ったのは12月で、思いのほか寒かった」と明かした。
半袖しか持っていなかったため「え、結構終わったかも」と思っていたところに、「肥後さんに『意外と寒いんですね』なんて話をしていたら『そうだね』みたいな感じだったのに、次の時にパーカーとロンTを2着ほど買ってきてくださって、そんなことあるんだって思って、今もめちゃくちゃ大事にしています」と肥後へ改めて感謝していた。

映画『風のマジム』全国公開二日目舞台挨拶

沖縄の観客から「本物のおばあがいる」と絶賛された役作りについて聞かれた高畑は、「おばあは自信がありますよ。だって自分はもう70歳ですし、普段はこんなピンクの洋服を着ていますが、何にも作らなくてもおばあですもん」と、実年齢を交えて自信をのぞかせた。
しかし、沖縄の方言の習得には苦労したといい、「言葉がね、もう毎回テープを聴いて、起きたら聴いても『もうダメかも』って思うぐらいで、やっぱり大変でしたね」と告白した。
方言指導の先生が芝居も上手だったため、「それも真似してもう全部真似です。言葉に関しては」と、先生の演技も参考にしたことを明かした。
さらに、主演の伊藤沙莉との共演も役作りに良い影響を与えたと述べ、「沙莉ちゃんとおしゃべりすることとかすごく楽しいので、なるべく作らないように、普段のまんまの自然体な自分でいようと心がけていました」と語った。

映画『風のマジム』全国公開二日目舞台挨拶

高畑淳子

伊藤への、高畑淳子と富田靖子(母・伊波サヨ子役)との家族のシーンで意識したことがあったかという質問に伊藤は、「リハーサルの時から、『ただいま』って思う空気だった」と述べ、「何を『作る』とかっていうよりも、緊張の無い空気を大先輩のお2人が作ってくださいました。私、先輩の前ですけど、ずっとゴロゴロしたりとかしてたんで、それくらい力(りき)を抜いていられる空気だったのはとってもありがたかったですし、そのままで良かった感じがありました」と、共演者たちの懐の深さに感謝した。
また、「セットもすごく強かったです。あの風が入る作りのお家がとっても良かったです」と、実際の撮影場所が雰囲気作りに貢献したことを付け加えた。

映画『風のマジム』全国公開二日目舞台挨拶

続いて方言をどのように習得したかについて質問された伊藤は、「私もとにかく聞いて聞いてで、方言指導のコンさんに『これで合ってますか』と言って、似た言葉とか音が似ている言葉を台本に書き込んだりとか、点を打ったりとかして、とにかく練習あるのみでした」と苦労を語った。
また、「間違えると突然広島弁っぽくなったりとか、今京都弁喋ってる?みたいになったりとか、迷子になってよく分からない状態にワープしちゃう時があるので。でもそういう時は、コンさんがすぐに横に来て『こうだよ』って言ってくださったんで、本当に心から感謝しています」と、方言指導の先生への感謝を述べた。

映画『風のマジム』全国公開二日目舞台挨拶

染谷将太には、自身が演じるバーテンダー吾朗役について、まじむにラム酒を教える重要な役柄であること、バーのシーンも印象的であることに触れ、撮影で思い出に残っていることがあったか尋ねられた。
染谷は、「もう本当にもうお二人(伊藤と高畑)のお芝居を見てるのがただただ楽しくて、ただただ楽しんで帰りました。本当にとても豊かな時間にしていただいて、それを見守るだけで自分としては自分の役回りも全うできる楽しくて幸せな現場の時間でした」と、共演者とのシーンを振り返った。
さらに、カウンター越しに孫と祖母の関係性を見てどうだったか尋ねられると、「もう本当に、まじむ(伊藤)とカマル(高畑)さんしか見えなくて、2人の家族をただ見守っているという、なんかそこの空間に入ってしまったような気持ちになりました」と、役柄と同様に見守る立場で、その家族の温かさを感じていたことを語った。
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染谷将太

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染谷将太/伊藤沙莉/高畑淳子

シシド・カフカには、自身が演じる上司・糸数啓子が、一見厳しく見える役柄について、現場はどんな雰囲気だったか尋ねられた。
「伊藤さんは本当に太陽みたいな人なので、現場全体はすごく和やかでした。私の役柄は、この映画を見なくても多分私のキャラクター的に、(まじむに)食ってかかるのがすごく多いので、その時にまじむが向ける表情が切なくて切なくて…。でも実際のシシド・カフカは平和に行きたい人間なんです(笑)」と、役柄とのギャップを語った。
また、「(まじむに)向けられる寂しそうな表情が本当にたまらなく、私も心の中では同じような表情をしていたんですけど、ただ、カットがかかるといつもの太陽のような伊藤さんに戻ってくださったので、すごく和やかに楽しく撮影できました」と、伊藤沙莉の明るさに救われたと話した。
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シシド・カフカ

それを受けて伊藤は、「糸数さんとしてのカフカさんと現場に入った最初は、ちょっと怖い感じもあって緊張感持ってやってたんですけど、やっぱり待ち時間とかにカフカさんとお話すると、とても優しいので心穏やかになれました。糸数さんになった瞬間はキュッとなるけど、普通になったらフニャってなるみたいな。(その切替が)忙しかったです(笑)」と、役柄と素顔のギャップに戸惑いつつも、楽しい現場であったことを語った。
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シシド・カフカ/染谷将太/伊藤沙莉

尚玄には、自身が演じる部長・儀間鋭一が、シシド・カフカ演じる糸数啓子とは異なるキャラクターで、まじむの背中を押すような人物であったことについて、「演じる上で意識していたことは?」と質問された。
「やっぱりバランスですね。うちの新規事業開発部は、キャラが濃いんですよ。でも、僕は一応部長なので、バランスを取りながら」と、個性的な部署の中で自身の役割を意識したと述べた。
また、「沙莉ちゃんは、10年前にも共演したことがあって、キャラクターもなんとなく分かっていたんですけど、周りの方々は初めてだったので、僕は現場で色々バランス見ながらと、自分のキャラクターで最初迷ってたんですけど、ギリギリまで監督と相談しながら役作りのさじ加減を考えました」と、役作りに監督と密に連携したことを明かした。
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尚玄

MCが、尚玄も沖縄出身であることから、伊藤と現場で話したり相談したりしたことはあったかと尋ねられた伊藤は、「いろいろと確認させていただきましたけど、コンさんと尚玄さんが喋ってるとリアルな沖縄の音で2人が喋っているので、それに耳が慣れていく私があって、それはとてもありがたかったです」と、2人の沖縄弁が自身の役作りに良い影響を与えたと感謝した。

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肥後克広には、自身が演じる東江大順が、まじむを温かく応援する役柄であり、沖縄での撮影はホームグラウンドであったこと、伊藤沙莉との共演が多かったことに触れ、沖縄出身として伊藤沙莉と話したことなどが質問された。
「糸数(カフカ)さんとまじむ(伊藤)って、なんか僕の中で通じるような、同じような空気感を持ってる方なんで、役もそうなんですけど、やっぱりまじむを支えてあげたいとか、少しでも力になってあげたい。『寒いならロンT買ってくるぞ』『短パンとTシャツでロケに来る浮かれすぎてるぞ』といろんな思いがありましたけど(笑)、そういう気にさせる魅力が(伊藤さんには)あるので、演じていて、とても楽しかったです」と、伊藤沙莉の魅力が自然と役柄に重なったと語った。
それを受けて大笑いする伊藤に対して肥後はさらに、「紅白の司会頑張れっていうのもありましたし、なんかね、いい思い出でした。そのタイミングだったわけですね」と、撮影当時、伊藤沙莉が紅白歌合戦の司会に選ばれたタイミングでもあったことに触れた。
MCが、伊藤と高畑の衣装がちょうど紅白のめでたい感じになっていると触れると高畑は、「めでたい感じになってます(笑)」と応じた。
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染谷将太/伊藤沙莉/高畑淳子/肥後克広

映画のタイトルにもなっている「まじむ(真心)」にちなんで、「ご自身が真心込めてやってる」ことを発表

伊藤は、「ありきたりかもしれないですけど、ご飯を作るのは大変真心込めてやらせていただいております。やっぱり美味しさ違うかなって思うので、真心込めてやってます」と答えた。
忙しい中でも頻繁に作るのかと問われると、「頻繁ではありません。気が向いたら、時間ある時とかはやらせていただいています(笑)」と答え、その時は「めっちゃ込めてます」と茶目っ気に語った。
最近真心込めて作ったものについては、「ゴーヤの唐揚げを真心込めて揚げていたら、つまみ食いしたらやっぱ揚げたてが1番美味しいってなって、ちょっとこれは揚げたてじゃないとダメだぞって思って夫(劇作家・演出家の蓬莱竜太)をキッチンに呼んで、揚げながら飲みながらみたいな感じでやらせていただきましたね。美味しいですよ。めちゃくちゃ。おすすめです」と、夫とのエピソードを交えつつ、ゴーヤの唐揚げを薦めた。
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高畑は、「私はもう本当グダグダ女なんで、せめてお芝居をする時だけはスケベ心を省いて、人のセリフだけを聞いて、真心込めてっていうとおこがましいですけど、なるべく芝居しないように感じるままに、人間として物体として素朴にいようと思ったりしてます」と謙遜しつつ、芝居への真摯な姿勢を語った。
MCが「まさにこの役もですよね」と尋ねると、「いやいや、もう素朴さ満載でやってるんですよ。やってるんですけど、そうならないようにもう思ってます」と返した。

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染谷は、真心込めていることについて「(僕も)料理かお芝居だったんですよね(苦笑)」と前置きし、「サウナに入る時は、自分へのご褒美として『お前よく頑張ったな』と自分に真心込めながら整ってます」と、意外な一面を披露した。

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シシドは、「仕事以外で言えば、観葉植物に凝っています。今回ご一緒した滝藤賢一さんとも植物の話で盛り上がって、何株か分けていただいたりもしたんですけど、そのうちの一つが最近虫にやられてしまいまして、毎日、丹念に葉を拭いております。真心を込めて虫を潰しております。おかげで元気を盛り返してきました。」と話した。
MCから「何株ぐらいお部屋にあるんですか?」と聞かれるとシシドは「40株です」と明かし、共演者たちの驚きを誘った。

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尚玄は、「普段から手を合わせたり、人々が信仰しているいろいろなところに寄ったりするんですけど、特に現場中はそれが普段より長くなります」と語り始めた。その理由として、「いろんな土地に行くので、そこの土地の人たちが信仰しているものだったり、海外だったら教会へも行きますし、映画は、自分たちの力以上のものが働くことがいっぱいあるので、少しでも真心を込めたいなとその時は(手を合わせます)」と、作品の成功を祈願していることを明かした 。

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芳賀監督は、「真心って実はこの映画のテーマでもあるので、映画を撮るにあたってすごく考えたんですけど、実は難しい言葉だと思うんですよね。調べてみても結構難しいし、英語にも訳しにくい。多分、人の心の奥にある優しさだと思っていて、そこを感じていただく映画なので、簡単なことは言えないなと思ってるんですけど」と、真心の深さに言及し、「僕の中の解釈は、『感謝』『ありがとう』が真心かなと思っているので、僕はいつも最後に打ち上げを大事にしています。打ち上げで、自分と話さない部署の人も含めて、みんなに『感謝』『ありがとう』伝えることを大事にしてます。打ち上げが大事っていう話です」と、感謝の場としての打ち上げを重視していることを語った。
MCが、本作でもしっかり真心込めて打ち上げをやられたのか尋ねると芳賀監督は、「そうですね。沖縄では一部の人たちでやりましたけど、全体ではまだできてないので、この映画が世の中に広まりましたらやりたいなって思います」と、今後の盛大な打ち上げへの期待を語った。
MCが「打ち上げは皆さんにかかってるってことを多分言いたかったんですよね」と補足すると、監督は「その通りです」と笑顔で応じた。
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芳賀薫監督

最後に、肥後は真心込めていることについて、「僕は今、家庭菜園に凝ってまして」と、趣味を明かした。さらに、「オーバー、大倉(オクラ)、スイカとか、夏野菜とかやってまして、これから秋になっていくんで、じゃがいもとかニンニクとかあるんで」と、育てている野菜について語り、「その家庭菜園に真心と、今日沙莉ちゃんから聞いたゴーヤで唐揚げをして、ぜひ食べてみたいと思います」と、伊藤沙莉の話に触発された様子を見せた。

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MCが伊藤沙莉に、ゴーヤの唐揚げを美味しく揚げるコツを尋ねると伊藤は、「ナツメグを絶対に入れてください。風味が出て美味しいから。ゴーヤの量は多めでもいいと思います。揚げると意外に小さくなるので、ゴーヤ1本まるまるでも多分ペロっと食べれちゃうから、いっぱいいっぱい揚げるとずっと楽しめると思います」と、具体的なアドバイスを送った。
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伊藤沙莉/高畑淳子/肥後克広

最後にメッセージ

時間も迫り、最後にこれから映画を観る観客へのメッセージとして、伊藤沙莉と芳賀薫監督から一言ずつ挨拶があった 。
伊藤「改めて本日は本当にこんなにたくさんお集まりいただきありがとうございました。これから見ていただくということで、どういう感情になるのか、何を受け取ってくださるのか、すごくワクワクドキドキしていますが、肩の力抜いて本当に優しい映画ですので、シンプルにリラックスして見て楽しんでいただけたらいいなと思います。また、面白かったなと思った方は、いろんな周りの方々に宣伝していただけると協力していただけると大変嬉しく思っておりますし、SNSとかやられている方はですね、私はエゴサーチしているので、めちゃくちゃ皆さんのご意見、ご感想、めちゃくちゃ見てますので、皆さんがどういう風に感じたかとか見れたら嬉しいなと思いますので、その辺もぜひぜひよろしくお願いいたします。映画楽しんでください。ありがとうございました。」

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芳賀監督「ここに並んでらっしゃる素晴らしい俳優陣の皆さんとか、この他にも沖縄の俳優陣の皆さんとか、この物語を一緒に作り上げて、そこに本当にその家族がいて、会社があって、一人の女性が成長していってるっていう姿を追える作品になっていると思います。ぜひ楽しんでいただいて、沙莉さんも言ってましたが、身近な方にお勧めしていただけたら本当に嬉しく思います。今日は本当にありがとうございます。」
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芳賀薫監督

映画『風のマジム』全国公開二日目舞台挨拶

染谷将太/伊藤沙莉/高畑淳子

映画『風のマジム』全国公開二日目舞台挨拶

尚玄/シシド・カフカ/染谷将太/伊藤沙莉/高畑淳子/肥後克広/芳賀薫監督

■フォトギャラリー

[動画・写真・記事:三平准太郎]

映画『風のマジム』

南大東島の風に吹かれて育つサトウキビで特別なラム酒を作る――
いち契約社員から起業した、ある女性の実話に基づくストーリー
 
《INTRODUCTION》
累計発行部数が14万部を突破している原田マハによる同名小説を伊藤沙莉主演で映画化した本作『風のマジム』。
「南大東島の風に吹かれて育つサトウキビで特別なラム酒を作りたい」と思い立ち、社内のベンチャーコンクールを活用してビジネスを立ち上げ、契約社員から社長になった金城祐子氏の実話が基になっている本作は、平凡に生きてきた契約社員の主人公・伊波まじむが、人と出会い、周囲の人々を巻き込みつつも、家族に支えられて、夢を実現していく、主人公の成長と彼女に関わる人々の“真心”の物語。主演は社会現象となったNHK連続テレビ小説「虎に翼」で主人公の佐田寅子を熱演した伊藤沙莉が務める。
 
《STORY》
伊波まじむ(伊藤沙莉)は那覇で豆腐店を営む祖母カマル(高畑淳子)と母サヨ子(富田靖子)と暮らしながら、通信会社・琉球アイコムの契約社員として働いている。まじむは沖縄弁で「真心」を意味する言葉で祖母がつけた名前だ。
いつも祖母と一緒に通うバーで、ラム酒の魅力に取り憑かれたまじむは、その原料がサトウキビだと知る。折しも社内ベンチャーコンクールが開催され、まじむは、南大東島産のサトウキビからラム酒を作る企画で応募するが、それはやがて家族、会社、島民をも巻き込む一大プロジェクトへと発展していくーー。
出演:伊藤沙莉 / 染谷将太 / 尚玄 シシド・カフカ 橋本一郎 小野寺ずる / なかち 下地萌音 川田広樹 / 眞島秀和 肥後克広 / 滝藤賢一 / 富田靖子 / 高畑淳子
 
脚本:黒川麻衣
監督:芳賀薫
原作:「風のマジム」原田マハ(講談社文庫)
主題歌:森山直太朗(ユニバーサル ミュージック)「あの世でね」
エグゼクティブプロデューサー:笹岡三千雄
製作:オーロレガルト
製作・配給:コギトワークス
共同配給:S・D・P
制作プロダクション:ポトフ
企画プロデューサー:関友彦
プロデューサー:佐藤幹也
公式サイト:https://majimu-eiga.com/
公式X:@majimu_eiga
公式Instagram:@kazenomajimu_movie
 
本予告
YouTube player
 
2025年9月5日(金)沖縄県先行公開
9月12日(金)全国公開
映画『風のマジム』

本ビジュアル

映画『風のマジム』

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