【完全レポ】土屋太鳳「人は、どの水槽(環境)で生きるかで変わっていく」映画『マッチング』大ヒット御礼舞台挨拶
2024年3月5日、TOHO シネマズ 六本木ヒルズにて、映画『マッチング』大ヒット御礼舞台挨拶が行われ、土屋太鳳、佐久間大介、金子ノブアキ、内田英治監督が登壇。大ヒットを受けて、SNSに寄せられた感想についてコメントした。
なお、3月8日(金)より、全国の劇場にてコメンタリー上映が実施される。作品を鑑賞しながら、土屋太鳳、佐久間大介、金子ノブアキ、内田英治監督による撮影秘話が聞ける。
舞台挨拶【完全】レポート
▼最初のあいさつ
土屋太鳳(唯島輪花 役)
唯島輪花役の土屋太鳳です。映画はいかがでしたでしょうか?
(会場拍手)
土屋太鳳
ありがとうございます!
大ヒットの御礼ができるのは、俳優部としてこんなに嬉しいことはありません。ほんとうにありがとうございます!
エンドロールをご覧になったように、ほんとうにたくさんの方々の力で出来上がった作品です。その方々の想いも含まて今日は楽しみたいと思います!
佐久間大介(永山吐夢 役)
大好きな舞台挨拶がまたできて嬉しいです!
皆さんが何回も何回も映画を観に来てくれているんだなと感じております。ほんとうにありがとうございます!
金子ノブアキ(影山剛 役)
おかげさまで、無事にヒットしているということで、さっきも佐久間くんと話していたんですが、我々が作ったキャラクターが、皆さんの応援によって更に成長していっているのが、ある意味親心的な気持ちで本当に嬉しく思っています。
内田英治監督
先日、佐久間さんと一緒にこの映画を観に行ったんです。そうしたらちゃんといっぱいのお客さんがいらっしゃって、ちゃんと大ヒットしているのを実感しました。もっともっと広げていきたいと思います。
土屋太鳳
なんで私たちを誘ってくれなかったんですか?
内田英治監督
順番に誘っていくから(笑)
▼大ヒット!
‐2月23日に劇場公開して、興行成績は、動員数が394,890名、興行収入が559,088,110円(3月4日時点)、内田監督による小説版も某所でSF小説ランキング1位となっています。
土屋太鳳
スゴイ!!
‐この好成績、皆さん、いかがでしょうか?
土屋太鳳
感無量です。輪花ちゃんが今後どうなっていくのか、私達ものぞいてみたいという気持ちがありますが、監督がその先のメガホンを取っていただかないと見れないなと思っています。
‐この大ヒットを受けて、身近な方々からの反響はいかがでしたか?
佐久間大介
今朝、「ラヴィット!」(TBS系列)に出させていただいたんですが、麒麟の川島さんが映画を観た感想を言ってくれたんです。「さっくんの役、怖すぎるだろ」って。あと、「太鳳ちゃんが可哀そすぎる」とも。
土屋太鳳
私、川島さんと同じ誕生日(2月3日)なんです!
佐久間大介
そうそう、一緒に音楽番組もやってるしね。だからか、太鳳ちゃんのことをすごく気にしていました(笑)
土屋太鳳
私は家族と一緒に観に行ったときに、(家族が)「えっ?」「おっ!」ってすごく声が出ちゃって、なるほどそういう映画なんだなと思いながら、ポップコーンをぜんぜん食べ進まないんですよ。劇場の売上としては申し訳ないなという感覚がありました。
‐食べることを忘れるほどのインパクトがありますからね。
金子ノブアキ
最初の方で食べきるしかないかもですね。
僕の周りで感じるのはリピーターの方が多いこと。いろんな観点で物語を楽しむことができるという評価を聞くので、それは冥利に尽きますし、嬉しいです。
土屋太鳳
感想と考察をたくさんいただきますよね。
佐久間大介
たくさん見ます。いろんな考え方と共に、キャラクターがどんどん膨らんでいって、嬉しいです。
内田英治監督
僕はこの映画に関わったスタッフから、ここに来てたくさんメッセージをいただきます。「ヒットして良かったですね」とか。長く一緒にこの作品に関わってきてくれた方々からのそういうメッセージは嬉しいですね。
▼SNSでの評判!
愛を求め愛に狂ったサイコスリラー作品!
狂気的な役を演じる役者陣の演技に震えた。
普段とのギャップがありすぎる佐久間くん、凄かった。
太鳳ちゃんもこういう役、良いよね。
映画と役者陣が最高にマッチングしてた映画でした!
金子ノブアキ
1行目、そのものズバリを言ってくれていますね。
佐久間大介
この作品は愛が大事ですからね。
土屋太鳳
「映画と役者陣が最高にマッチングしてた」という言葉が、ほんとうに嬉しいです!
私達はリアルを追いかけるじゃないですか。だから、そのときの現場のリアルをちゃんと感じてくださって届いたっていうのがめちゃくちゃ嬉しいですね。
‐佐久間さんのギャップも書かれてますけど。
佐久間大介
劇中の中では僕の役は静かな方ですが、物語が進むに付いれて人間味が出てくる側面もある役です。そこが素敵だなって思います。
内田英治監督
劇中のが本当の姿かもしれないですしね。
佐久間大介
(笑)
今の俺が偽っているかもしれないですね(笑)
いや、この間監督と一緒に飲みに行ったから、(僕の性格は)わかっているでしょ?
太鳳ちゃんがこの作品を
「マッチングアプリの善し悪しでない」
と言っていたけど、本当にそう思う。
マッチングアプリを使用してもしなくても、
いつか、ああなっていたかな…と思うなぁ。
それはそれで怖い
土屋太鳳
そうなんですよね。どっちにしろ、吐夢と影山って、輪花に会う努力を積み重ねているんですよ。だから、マッチングアプリがあっても無くても、輪花に会っていたのかなって思いますよね。
でもすべては、◯◯◯さん(※ネタバレ回避)のせいなんですけどね(笑)
映画見終わった後、
マッチングアプリから通知来てちょっと
怖かった…タイミング良すぎよ
佐久間大介
友達から『マッチング』を見終わった後の帰り道が怖かったってすごい言われます。
土屋太鳳
確かに!後ろ見ちゃう。
佐久間大介
そう、後ろに吐夢がいるんじゃないか?って言われます。
‐演じられた皆さんも怖い瞬間ってありましたか?
土屋太鳳
私は、四つ葉のクローバーを見るだけで怖い。
佐久間大介
金子さんの今日の衣装を見て「えっ?それ、クローバーじゃないですよね?」って言ってたよね。
金子ノブアキ
パンジーです。
土屋太鳳
でも、パンジーの花言葉をご存知ですか?
「私を想って」という意味もあるんです。
佐久間大介
この作品に近いものがありますね。
‐四つ葉のクローバーもそうですけど、水族館もね。
佐久間大介
クラゲを見つけたら、ウワっ!ってなる。
内田監督の作品って、金吾とか水槽を劇中でよく目にする気がする。
マッチングしかり、ミッドナイトスワンしかり。
なにかしら人の心を写したり心情を表す象徴に思える。
内田英治監督
意識していないんですけれど、確かに監督デビュー作(『GACHAPON!』)も松本まりかさんが水槽をずっと見ながらしゃべっているシーンがあったなと今思い出しました。
水槽は、見ている役者さんが自分と向き合えるから。金魚を見ているんじゃなくて自分を見ているから。
言われて確かに(水槽は)よく登場するなって、今思いました。
土屋太鳳
私の母が「人は、どの水槽(環境)で生きるかで変わっていく」と、人と金魚は似ているところがあるという話をよくしていました。
内田英治監督
それ、いただきます!
土屋太鳳
いつか母とお話してほしい!
内田英治監督
俺の考えとしていただきます!
土屋太鳳
(笑)
内田英治監督
いや、お母さん、いいこと言いますね!
アメリカのビックリサスペンスホラーに似ているような作風。
監督の楽しませようと精神を感じた。
登場人物を魅力的に作りこんでいるし、表現する役者さんみんな凄い!
吐夢を貞子みたいな新しいヒールにするっていう監督の狙い?もわかる気がする。
内田英治監督
僕は昔からアンチヒーローが好きなので、確かにそういうイメージはあったかもしれません。
例えばレクター博士(『羊たちの沈黙』)とか。
佐久間大介
悪いやつのカッコよさってことですね。
内田英治監督
そうです。みなさん、鋭いですね。
‐最後の吐夢の笑みも、皆さん、けっこう「ウッ!」ってなったんじゃないですか?
土屋太鳳
あれ、監督の意図はあったんですか?何パターンか撮ったじゃないですか。私、意外だったんですよ。
佐久間大介
俺も!あれはなんでかなって。
内田英治監督
ああいうのはもう、現場の空気感で、ライブ感でなるべく決めるようにしていますね。
ああいう空気感で、佐久間くんが演技をしたわけだから、やろうと思ってというよりは、自然に出てきた演技だから、その演技を信じるということです。
佐久間大介
おぉ~、嬉しい!
確かに、一番最後にやったのがアレなんですよね。
土屋太鳳
3回目?
佐久間大介
そう!
Aimerさんの800聴いてる エンディングに
800が流れた瞬間、一気に涙が溢れた。
切なくて、胸が痛くて。でも愛とか人生って
そうだよなと。また映画マッチングが観たい。
800が聴きたい。よし、仕事休みの日に行こう。
佐久間大介
ほんとに素敵ですよね。Aimerさんが作り出す世界観と『マッチング』との調和性、親和性が高いな!って思います。Aimerさんもすごい『マッチング』を気に入ってくれていて。
金子ノブアキ
初めて試写で関係者と共に観たとき、エンドロールで(Aimerさんの曲が流れて)空気が浄化されていくのを感じました。
▼最後にメッセージ
内田英治監督
『マッチング』の上映は始まったばかりです。これからまだまだ上映が続くと思うので、ぜひぜひ周りの方に広めていただければと思います。どうぞよろしくお願いします!
土屋太鳳
コメンタリー上映も始まりますし、もっともっと深く、そしていろいろな視点から観て、輪花ちゃんたちと繋がって、大切なこと、人、物について語り合っていただけたらなと思います。登場人物はもちろん、それ以外にも存在感を出している美術、照明、カメラワークについてもコメンタリー上映で聞けますので、是非そちらも楽しみにしてください!
■フォトギャラリー
[写真・記事:三平准太郎]
映画『マッチング』
今、あなたの「出会い」が狙われているー
身近すぎるアプリから始まる恐怖を描く、新感覚サスペンス・スリラー
《INTRODUCTION》
代表作Netflixオリジナルドラマ「全裸監督」(19)、映画『ミッドナイトスワン』(20)の内田英治が原作・脚本・監督を務め、マッチングアプリによって増えた“出会い”の裏に仕掛けられた恐怖を完全オリジナルで描く、新感覚サスペンス・スリラー『マッチング』が2024年2月23日(金・祝)に全国公開する。
ウェディングプランナーとして仕事は充実しながらも恋愛音痴な主人公・輪花(りんか)役には土屋太鳳、輪花とアプリでマッチングする“狂気のストーカー”永山吐夢(ながやま とむ)役にSnow Manの佐久間大介が実写映画単独出演として大抜擢。
輪花に想いを寄せるマッチングアプリ運営会社のプログラマー・影山剛(かげやま つよし)役を金子ノブアキが演じる。
そして輪花、吐夢、影山が巻き込まれていく「アプリ婚連続殺人事件」を杉本哲太、片山萌美、真飛聖、後藤剛範、片岡礼子、斉藤由貴ら実力派キャスト陣が、逼迫した演技のリアリティで恐怖を煽る。
《STORY》
ウェディングプランナーとして仕事が充実している一方、恋愛に奥手な輪花(土屋太鳳)は、親友で同僚の尚美(片山萌美)の勧めでマッチングアプリに登録をする。
この日を境に生活が一変するー。
マッチングした相手の吐夢(佐久間大介)と待ち合わせると、現れたのはプロフィールとは別人のように暗い男。さらに、吐夢に出会ってから輪花のスマホの通知が鳴りやまない。「次いつ会えますか?」「次いつ会えますか?」「次いつ会えますか?」・・・
恐怖を感じた輪花は、取引先でマッチングアプリ運営会社のプログラマー影山(金子ノブアキ)に助けを求めることに。
一方、同じ頃、”アプリ婚”した夫婦が惨殺される悲惨な事件が連続して発生し、世間を騒がせていた–。
アプリでの出会いをきっかけに、一変する輪花の日常。家族や友人、輪花を取り巻く人物たちの”本当の顔”が次々に明かされていく中、事件の魔の手は次第に輪花の身にも迫っていく–
出演:土屋太鳳
佐久間大介(Snow Man) 金子ノブアキ
真飛聖 後藤剛範 片山萌美 片岡礼子
杉本哲太 斉藤由貴
原作・脚本・監督:内田英治
共同脚本:宍戸英紀
製作:『マッチング』製作委員会
制作・配給:KADOKAWA
©2024『マッチング』製作委員会
公式サイト:https://movies.kadokawa.co.jp/matching/
公式X(Twitter):@movie_matching
公式Instagram:@movie_matching
全国公開中
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