Mステ

Mステ番組制作の裏側はどうなってる?撮影・照明・美術に興味ある人は必見

テレビ放送の裏側、カメラマン、美術、照明などのいわゆる裏方スタッフたちがどのような仕事をしているのか一度は興味を持った人は少なからずいると思う。今や数少ない生放送の音楽TV番組「ミュージックステーション(Mステ)」の制作の裏側が前編後編に分けて、テレビ朝日の公式YouTubeチャンネルで紹介されている。

映像業界を垣間見れる!

運良くMステのスタジオ観覧に当選したことがある人は、その裏側を垣間見たことがあると思うが、約245坪(テニスコートおよそ3つ分)のスタジオで総勢約270名のスタッフが稼働している。
計20名程度のカメラスタッフ(カメラマン5~6名・カメラアシスタント14~15名)と、大勢の美術スタッフによるセット転換の計算し尽くされた動きに感嘆した人は少なくないはず。それが、年末のMステSUPER LIVEになるとさらに大きな規模となる。

そのMステの制作の裏側が、【前編/カメラ編】と【後編/美術照明編】の2部に分けて、テレビ朝日の公式YouTubeチャンネルで紹介されている。
Mステを観ている・観ていないに関わらず、TV番組の制作に興味がある人、カメラ・照明・美術について興味がある人にとっても面白い動画だと思うので紹介する。

■Mステの裏側大公開!【前編/カメラ編】

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2022年11月11日に放送された、LiSA、あいみょん、緑黄色社会、なにわ男子、RADWIMPS(歌唱順)出演回を例に、カメラリハーサルを中心に紹介。
カメラの種類(ペデスタルカメラ、ローペデスタルカメラ、クレーンカメラ)、カット割り確認用タブレットの紹介。カメラマンがカット割りをもらうのは本番のわずか1日前。それからカメラマンは撮影するアーティストの曲を何度も聴きながら絵のイメージを固めていくんだそう。そして、リハーサル中はカメラ同士が衝突することもある。
スタジオのすぐ上に位置している副調整室(通称サブ)の紹介も。サブは、ディレクターからの指示のほか、映像・音声・照明・美術・CGなどの調整を行う操作室のこと。
Mステチーフカメラマン・宮本邦慶(カメラマン歴13年)氏のインタビューも収録されている。

■Mステの裏側大公開!【後編/美術照明編】

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後編は同じく11月11日放送分をベースに、照明部、美術部の紹介。テレビでは映らない生放送ならではの美術・照明の準備風景やこだわり。そしてタモリさんやアーティストたちが座るひな壇の設置、2曲続けてアーティストがパフォーマンスする時(緑黄色社会→なにわ男子など)の舞台転換の裏側を見ることができる。それら美術進行の指揮を取っている、美術進行の三木晴加氏のインタビューも収録。

■撮影・照明に興味があるYouTuberや一般の人向けのノウハウ動画がたっぷり!

さて、Mステからは話がガラリと変わるが、テレビ朝日向けを含み、テレビ番組の制作を請け負っている会社のひとつに、テレビ朝日映像株式会社がある。当メディアも過去、何度か映像素材を納品したこともある。
この会社に所属する現役カメラマンの2人、ドヤ顔カメラマン・清原氏、紳士風カメラマン・長﨑氏が、テレビ番組制作の裏側だけではく、撮影に興味がある一般の人やYouTuberにも参考になる撮影ノウハウを多数紹介している。
撮影ノウハウ系YouTuberはたくさんいるが、現役テレビマンの観点での解説は大変興味深いので、自分が関心があるテーマを探して見ると参考になるはずだ。下記は、いくつかの例。

物撮りライティングの基本を現役テレビカメラマンが伝授!【照明の基礎】

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テレビカメラマンが教えるカメラワークの基礎【フィックス・パン・チルト・ズーム・ドリー】

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【WB】プロが教える正しいホワイトバランスの取り方【白】

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◆テレビ朝日映像撮影部公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@tvasahipro_shooting

 

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