北野武監督

北野武監督、イタリア入りを急遽断念

北野武監督は、第24回ウディネ・ファーイースト映画祭にて、本年度の生涯功労賞であるゴールデン・マルベリー賞を受賞するために、イタリア入りする予定だったが、自身の体調や世界情勢を考慮し渡伊を断念、オンラインで現地と繋いで日本から受賞することが確定した。

【イタリア現地時間:2022年4月29日】
北野武監督からの正式コメントとして「私は、直前までイタリアに行く準備をしていました。しかし、世界中で引き続き被害を及ぼしている新型コロナウイルス感染症や、ウクライナで今も続いている戦争、そして何より現在の私の体力がイタリアまでの長期移動に耐えられない状況であることから、苦渋の選択として、渡伊を断念せざるを得ないという結論に達しました。」

現地時間4月29日に生涯功労賞を受賞する予定で、北野武監督の過去作品『ソナチネ』(1993)の回顧上映や授賞セレモニーも予定しておりましたが、同日の19:30(現地時間)にてオンラインで会場と北野武監督を繋いでセレモニーを遂行することが予定されている。


ウディネ・ファーイースト映画祭は、イタリア・ベネチアから1時間ほど山間部に位置する、ヨーロッパ最大のアジア映画祭として知られている。
過去、北野武監督と同じ生涯功労賞を受賞した方の中には、ジャッキー・チェン、久石譲、大林宣彦監督などが名を連ね、アジアを代表する映画人たちがイタリア・ウディネ入りを果たし、授賞してきた。
本映画祭は、今年で24回目を迎え、現地時間4月30日で閉幕予定。

映画祭公式サイト:https://www.fareastfilm.com/

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