• HOME
  • News
  • 演劇
  • 串田和美が全身全霊で挑む舞台「キング・リア」ビジュアル解禁
KING LEAR -キング・リア-

串田和美が全身全霊で挑む舞台「キング・リア」ビジュアル解禁

まつもと市民芸術館総監督を務める串田和美がシェイクスピア四大悲劇のリア王を演じる舞台「KING LEAR -キング・リア-」の宣伝ビジュアルが公開された。

44年前、自由劇場時代に「リア王」を演じ、その後も多くのシェイクスピア作品を手がけてきた串田自らが舞台に立ち、全身全霊で挑むーその舞台を演出するのはシェイクスピア作品を上演し続けて きたカクシンハンの木村龍之介。
裏切られ狂気に囚われていく孤独な老王リア。誰もが知る本作で、互いにシェイクスピアを追求し続ける木村龍之介×串田和美がどのような化学反応を起こすのか期待だ。

KING LEAR -キング・リア-

宣伝ビジュアル

●串田和美 コメント
「リア王」は、当時、何を考えていたのか思い出せないくらい昔、今から 44 年前の自由劇場時代に演じたのですが、その時とはまた違う解釈が沸いてきて、長く生きていくのは良いことだなぁと感じてい ます。この作品は若いころに感じた魅力とは全然違う、かといって歳を重ねたから悟れるものじゃない。分からないものは分からない、怒りはさらに沸いてくるし、それが虚しいことも感じながら、それでも 怒りしかない。そんな風に感じていて、そう感じさせるシェイクスピアは、すごい作家だと改めて思います。演出の木村さんは、僕が育った時代のおっかない演出家とは違い(笑)紳士的でとても丁寧。で もきっとそういう人ほど、芯が強くて心の奥の方には絶対に譲らないものを持っていると思っていま
す。老王リアが娘たちに裏切られていく話です。騙したり、騙されたり、そしてそこに「怒り」を覚え、そ の先に悲しみがある・・・そういう物語は、現代でも実感できると思います。
今までにはない新しい舞台が生まれると思います。是非、ご期待ください。

串田和美プロフィール
1942年生まれ。俳優、演出家、舞台美術家。まつもと市民芸術館総監督。TCアルプ座長。
1966年、劇団自由劇場を結成(後のオンシアター自由劇場)。『上海バンスキング』など数々の作品で人気を集める。85年~96年まで東京のBunkamuraシアターコクーン初代芸術監督を務める。
2003年4月、まつもと市民芸術館館長兼芸術監督に就任(08年から芸術監督、21年より総監督)。
まつもと市民芸術館での主な作品は『信州・まつもと大歌舞伎』『空中キャバレー』『K.テンペスト』など。劇場を自由自在に使いこなす演出や地域を巻き込んだ企画など、“松本ならでは”の事業を次々と実現。
16年には「Flying Theatre 空中劇場」、17年「トランクシアター」シリーズを始動し、劇場以外での上演にも精力的に取り組んでいる。
07年に第14回読売演劇大賞最優秀演出賞受賞。08年に紫綬褒章、13年に旭日小綬章を受章。
15年には代表作のひとつである『スカパン』がルーマニアのシビウ国際演劇祭に正式招聘され、同年にシビウ・ウォーク・オブ・フェイム賞を受賞。

木村龍之介プロフィール
1983年生まれ。演出家・作家。カクシンハン主宰。
東京大学で英米文学を専攻し、シェイクスピアを研究。シェイクスピアシアター、蜷川カンパニー、文学座附属演劇研究所などで俳優・演出を学び、劇団カクシンハンを立ち上げ、『ハムレット』『夏の夜の夢』『リア王』『タイタス・アンドロニカス』『薔薇戦争 〜ヘンリー六世 + リチャード三世〜』『マクベス』など、シェイクスピア作品を連続上演し、全作品の演出を務める。
外部作品では、『新作能 鷹姫』や『ローマ帝国の三島由紀夫』を演出。

舞台「KING LEAR -キング•リア-」

この悲しい時代の重荷は、我々が背負って行かねばならない。言うべきことではなく、感じたままを語り合おう。

日時:2022年3月12日(土)~16日(水) 全5回公演
会場:まつもと市民芸術館 小ホール

作:W.シェイクスピア
翻訳:松岡和子
演出:木村龍之介
出演:串田和美/岩崎 MARK 雄大、大山大輔/
加賀凪、串田十二夜、近藤隼、下地尚子、武居卓、深沢豊、細川貴司、堀田康平、毛利悟巳

【チケット料金(整理番号付き自由席•税込)】
一般:4,000円、U18:2,000円(枚数限定)
※未就学児入場不可
【チケット一般発売日】
2022年1月29日(土)10:00~

 

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA