【インタビュー＆撮り下ろしフォト】永岡拓真「役者としてもモデルとしてもトップクラスを目ざしたい」

2021.12.27

ABEMAで放送中の「恋愛ドラマな恋がしたい～Kissing the tears away～」（シーズン8）。12月26日放送でついに主役を勝ち取った永岡拓真(ながおかたくま／25)に撮影中のこと、そして俳優活動に力を入れていきたいという本人の思いについて話を伺った。

永岡拓真（ながおかたくま）プロフィール
1996年8月3日生まれ、福井県出身。
「ミスターコン2016」グランプリを受賞。第31回メンズノンノモデルオーディションファイナリストにも選出。
ドラマやCMで活躍する１０頭身モデル。
また、ABEMA「恋愛ドラマな恋がしたい～Kissing the tears away～」新シーズンの出演者に抜擢。
若手俳優の登竜門になる番組だけにこれからの活躍が期待される。

永岡拓真インタビュー

■芝居経験として充実している「ドラ恋」出演

－今のモデルや俳優のお仕事を始められたきっかけを教えてください

永岡拓真（ながおかたくま）
大学２年生の時に、大学のミスターコンテストに出てグランプリになったことと、その同じ年（2016年）にメンズノンノのオーディションを受けてファイナリスト10人まで進めたことです。それがきっかけで今の事務所に所属することになりました。

永岡拓真

－「ドラ恋」に出演しようと思われたのは？

永岡拓真
シーズン７に友人の樫尾篤紀が出演していて、「ドラ恋」出演はお芝居経験の場として充実しているし、同じ空間で同じ志をもった役者たちが集っているのがとても楽しかったと聞いたからです。あと本当に偶然なんですけど、お芝居を頑張りたいと思っていてマネージャーさんに相談している時にこのお話を頂けたので絶対に参加しようと思いました。

■みんな自炊できる！

－8人でのシェアハウスでの共同生活はいかがでしたか？

永岡拓真
今回のシーズンは特にみんな自立していて、皆でワーっと楽しむ時と、それぞれ独りで過ごす時間も大切にする時とメリハリがあってやりやすいなと思いました。

－シェアハウスの料理は自炊されてましたが、メニューは自分たちで決めていくのでしょうか？

永岡拓真
はい。最初の頃は、料理長のけん（島津見）がある程度メニューを決めて、ひとつのものを皆で作ることもありましたね。だんだんと慣れてくると、それぞれの食事の時間が違ってくるので、僕はひとりでパスタ作って食べてたりとか、のぶながはチャーハンを作ってたりとか、それぞれバラバラに作るようになっていきました。

－皆さん、自炊できるんですね。

永岡拓真
みんなできると思います。のぶなが（大地伸永）はチャーハン、ルイ（川合ルイ）はハンバーグ、けんは麻婆豆腐、僕は塩焼きそばと、みんな料理できますね。

－たくまさんはふだんから自炊を？

永岡拓真
はい、料理するのが好きなので自炊しています。外食は友だちと行く時くらいです。

■普通とは違う番組内オーディション

－この番組内のオーディションは、たくまさんが普段作品などで受けられているオーディションとは違うものですか？

永岡拓真
はい。ペアを組んでオーディション前に稽古をすることは、普通のオーディションではまずありません。

－演技指導の澤田育子さんの印象は？

永岡拓真
育子先生はしっかりと目をすごく見て喋って頂けるのがとても印象的でした。意外とアドバイスはほんとにひとことくらいしかおっしゃってくれないので、僕の場合はどこをどうすればいいのかというところまでは教えてくれなかったので、とても苦戦しました。

－たくまさんは一番最初に指名したのは、かやの（中村加弥乃）さん。その理由は？

永岡拓真
第一話のオーディションのペア決めはオーディション直前だったので、ひととおり全員と稽古したんですけど、その中で、かやのとのお芝居がいちばん楽しくて、合うなぁという感じがあって、「かやのとだったら主演取れるな」と思ったからです。その時の指名はくじ引きで順番を決めてからという方式で、僕は２番だったんですけど、最初から“かやの”と決めていました。

－逆に指名された時はどういう心境になりますか？

永岡拓真
素直にめちゃくちゃ嬉しいです。

－かやのさんから指名されてペアを組んだ告白オーディションでは、まさかの一般視聴者の投票が１票だけでした。その結果についてはどういうお気持ちでしたか？

永岡拓真
他のペアのオーディションシーンは見れていないのですが、少なくともかやのの告白はとても素敵でリアルにも感じて手応えがあったので、まさか１票だとは思ってませんでした。その結果は、かやのの告白に問題があったわけじゃなくて、僕がそれまでかやのにちゃんと向き合ってこなかったことが出たのかなと思いました。

■主役勝ち取りは嬉しいけど・・・

－12月19日、26日の放送は、ついにかやのさんとたくまさんが主役を勝ち取りましたが、そのお気持ちは？

永岡拓真
とても嬉しいのは嬉しいんですけど、、、その時は個人戦だったので、かやのが個人戦を勝ち取って、僕を指名してくれたからこそ取れた主演なので、素直に喜んでいいのか複雑な気持ちでした。
育子先生は、「たくまくんがかやの良さを引き出してくれた」とおっしゃってくれたので、その言葉にはとても救われたんですが、嬉しい反面、自分が勝ち取ったんじゃないという悔しさも正直ありました。

－19日の放送では、たくまさんとかやのさんペアで同棲ハウスにいるところに、まさかのナナ（織田奈那）さんが加わってきます。

永岡拓真
こればっかりはビックリしました。色々パニックです。それまでは美味しい食事をしてお風呂に入って、楽しい雰囲気だったのが、突然ナナがやってきて、一瞬にして空気が変わりました。
主役のドラマの台本には、女性Bの設定もあって、僕はかやのだけじゃなく、ナナとのキスシーンもあるんです。なので、かやのからするとナナは恋敵になりますし、僕がかやのの前でナナとキスシーンをすることになるので、その稽古を同棲ハウスでナナとしたんですけど、、、カオスです。僕が知っている同棲ハウスじゃないって（苦笑）

－２人の感情に挟まれたその時のたくまさんのお気持ちは？

永岡拓真
すでに色々パニックで深く考えたら気持ちがやられると思ったので、振り切ってこの場を楽しもうと思いました。

－実際のドラマの撮影はいかがでしたか？

永岡拓真
難しかったです。完成版の映像はオンエアで始めて見るのでなんとも言えませんが、見終わったらすぐにでも反省会を早くしたいなって思っています。
自分が思った通りのお芝居が映像で表現されているのか？という不安と、監督さんが求められたことにちゃんと応えられているのかという不安です。

－なるほど。今回の経験が、今後の俳優活動に活かされていくということは感じられますか？

永岡拓真
今回の経験でさらにお芝居って楽しいなと思いましたし、この仕事をもっとやっていきたいなと強く思うようになりました。

■ほんとに相手を好きになることはある？

－「恋ドラ」のテーマでもありますが、俳優さんは、作品の中で疑似恋愛シーンを演じられますが、相手のことをほんとに好きになってしまうことはありますか？

永岡拓真
僕は恋愛がテーマのドラマは経験したことがなかったので、今回が初めてでした。最初はうまく役になりきることができなかったんですが、元カレ、元カノの関係で、彼女は結婚しているというドラマ３話でかやのとペアを組んで稽古をした時、ある瞬間から急に役が入ってきちゃって、「僕はなんで彼女を幸せにできなかったんだろう？」と思うようになって、本気で泣いてしまったんです。涙が止まらくなって、独りでいたところに、かやのが気遣って来てくれた時、「幸せにできなくてほんとにゴメン」ってずっと言ってました。そういう瞬間ありましたね。不思議な感覚です。
そんなことがあって、ドラ恋で共同生活をしている間はこれは自分の本心なのか、役としての好きな気持ちなのかはわからなくなってずっと自問自答してましたね。

■役者としてもモデルとしてもトップクラスを目ざしたい

－オフの時間はどんなことをして過ごされてますか？（好きなことや趣味など）

永岡拓真
食事を作ることはもちろん、お店に行って、植物や花、お皿を見るのがすごく好きです。ほんとに気に入ったものがあれば買うこともあります。
あとは、銭湯、サウナによく行きます。
ファミリーマートさんのファミマセレクトシリーズのポップコーン塩味を溺愛してるので、最終的にアニメを観ながらポップコーンとお酒をいただきながら寝る（笑）
これが僕の完全オフの日の過ごし方です。

－得意な料理は？

永岡拓真
よく作るのは、納豆あんかけチャーハンです。これは最強に美味しいです。

－お気に入りのアニメ作品はなんでしょう？

永岡拓真
「ソードアート・オンライン」は大好きでずっと観てますし、最近だと「王様ランキング」をよく観ています。
アニメは累計700本くらい観てると思います。
高校卒業してからは、実写作品もよく観るようになりました。

－実写作品を観る時は、役者として観てしまうことはありますか？

永岡拓真
それはありますね。外国の作品だとあんまり思わないんですけど、邦画だと知っている役者さんが多くでているので、やっぱり芝居が上手いなっていう目線で見てしまうんですよね。でもほんとに良い作品だとそういうことを感じさせないので、そういう作品に僕も出たいし、そういう役者になりたいなと思っています。
将来は、役者としてもモデルとしてもトップクラスを目ざしているので、そのための準備はやっていきたいと思っています。