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幕が下りたら会いましょう

松井玲奈「いつも誰か自分を想ってくれる人がいる」映画『幕が下りたら会いましょう』公開記念舞台挨拶

2021年12月4日、新宿武蔵野館にて、映画『幕が下りたら会いましょう』公開記念舞台挨拶が行われ、本作が単独初主演となる松井玲奈、日高七海、江野沢愛美、前田聖来監督が登壇した。(動画&フォト)
本作は、過去と現実、様々な出会いと再会の“揺らぎ”の中で主人公の麻奈美が成長していく物語。

舞台挨拶レポート

■トークノーカット動画

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■印象深いシーンは食べ物が必ず絡んでる

幕が下りたら会いましょう

江野沢愛美/松井玲奈/日高七海/前田聖来監督

-麻奈美(松井玲奈)と早苗(日高七海)の友情に感動したという声が多いですが、演じられたお二人にとって印象的なシーンはありますか?

松井玲奈(斎藤麻奈美 役)
たくさんありますが、その中でも特に印象深いシーンは食べ物が必ず絡んでるなと思います。
劇中でも二人がブラックコーヒーを飲んでるシーンがよくありますが、実はあれ、微糖なんです(笑)
スギ薬局の駐車場で2人で話しているシーンでも、最初にブラックコーヒーだと思って飲んだら微糖で、うわッ!ってなった思い出があります(笑)

幕が下りたら会いましょう

松井玲奈

前田聖来監督
コーヒーを口にした直後、松井さん、手に持った缶をちょっと見てるんですよね。そこは敢えて使いました(笑)

幕が下りたら会いましょう

前田聖来監督

松井玲奈
テスト(撮影)の時は缶は開けなくて飲んだふりだけなので、本番で開けて飲んだら微糖だったのでどうしようって思って(笑)
なんか間違えたのかなと思って、缶を見たんだと思います。

日高七海(水淵早苗 役)
私は、実はコーヒーが苦手なんです。

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日高七海

松井玲奈
そうだったんですか!?

日高七海
コーヒーとタバコも苦手なので、Wで大変でした(笑)
私が印象に残っているシーンは、麻奈美と早苗は親友だからなるべく目を合わさないでという監督の演出があった中、最後、ペンキを塗るシーンで目を合わす場面があって、その時の松井さんの目が潤んでいて、心がギュッとなったのを覚えています。

-江野沢さんはお二人の友情をどのように見られてましたか?

江野沢愛美(三橋ほのか 役)
私はお二人との共演シーンが多かったのですが、目を合わせないっていうのは今日初めて聞きました(笑)
私は後からの撮影参加でしたが、お二人の親友関係はすっかり出来上がっていたので、私は安心して撮影初日を迎えられました。

幕が下りたら会いましょう

江野沢愛美

■松井玲奈「アドリブの悪口は、私自身が思っているわけじゃない(笑)」

-松井さんと江野沢さんが泥酔して悪口で盛り上がるシーンはほぼアドリブだったとか?

江野沢愛美
アドリブです。「気持ちを盛り上げるために悪口を言っていきましょう」と監督から言われて、アドリブでやったので不安だったんですが、全部使われてるんです。使わないって監督は言ってたのに、まんまと使われてしまいました(笑)

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松井玲奈
おや?話が違う!ってね(笑)
でもそれだけの空気感があって、楽しいシーンだったから、監督もそれを活かそうと思ってくれたのかなと。

幕が下りたら会いましょう

前田聖来監督
テストの時、「悪口を言ってみましょう」という話をした時は、まだ二人とも、新山隼人を演じる木口健太さんのことを気にして抑え気味だったんです。
なので、本番では「もっと素直に率直な気持ちで言ってみてください」って言って、あのシーンになりました。

-けっこう具体的にディスってましたが、あれはアドリブだってことですよね?

前田聖来監督
私は何を言うかまでは指示してません(笑)

松井玲奈
思わず麻奈美として出てきた言葉であって、私自身が思っているわけではありません(笑)

江野沢愛美
木口さんに対してじゃなく、新山に対して麻奈美が思っていることです。

前田聖来監督
女性の友情関係って、誰かに対する悪口から始まることもあると思っていて、それがお酒も相まって出てきてしまったというシーンにしたいなとは思いました。

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■大切な人への想いの変化

-本作は想いを伝える大切さや難しさが描かれてますが、演じられた皆さん自身が大切な人への想いの変化はありましたか?

松井玲奈
私は心配性な質で、大切な人たちに、大丈夫かって手厚くなにかをしてしまう傾向があるんですが、一歩そっと身を引いて見守る、言葉をかけずに抱きしめるということだけでも想いが伝わることがあるんだってことを、尚(演:筧美和子)を抱きしめるシーンを撮影した時にすごく感じました。
言葉じゃなくて、触れ合うことでこんなに伝わることってこんなにあるんだなと思いました。

日高七海
これまで一緒に住んでいた妹が一人暮らしを始めちゃって、よく電話をするようになりました。

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江野沢愛美
この作品はコロナ禍での撮影だったので大変でしたが、今こうして舞台挨拶をさせてもらって、お客さんに実際にお会いできるということは、貴重なことだなと思います。1年前だったらできなかったかもしれませんし。作品の舞台挨拶を通してより実感しています。

前田聖来監督
この作品をご覧になった方が、大切な人へはもちろん、あるいは今はあんまり大切とは言えない人も含めて、一言でも気持ちを伝える機会になればいいなと思っています。

■最後にメッセージ

松井玲奈
劇中の麻奈美は孤立した人だと思っていましたが、俯瞰的に見れば、周りに早苗がいたり、いつも誰が想ってくれる人が側にいる状況の中にいました。
自分が一人ぼっちだと思っても、誰かがそっと見守ってくれていたり、遠くにいても想ってくれているんだなということを、この作品に出会って改めて気づくことができました。
皆さんも、もし寂しい気持ちになった時は、それを思い出して、誰かが自分のことを想ってくれていると思って、是非明日を続けられるようになっていただけたら嬉しいなと思います。

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前田聖来監督
この作品は私にとって初の商業長編作品で、たくさん迷惑をかけて作りました。プロット段階から右往左往し続けた私を温かく見守って、意見をいただいて、キャストやスタッフの皆さんと一緒に作れたことが、私にとってひとつの財産になりました。
この作品がひとりでも多くの方に観ていただけるよう、皆さんも応援のほどよろしくお願いします。

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■フォトギャラリー

[写真・動画・記事:桜小路順]

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映画『幕が下りたら会いましょう』

STORY
冴えない日々を送る売れない劇作家に、1本の電話が妹の死を告げた。過去と現実、様々な出会いと再会の”揺らぎ”の中で見つけた物とは—―。
実家の美容室を手伝いつつ、鳴かず飛ばずの「劇団50%」を主宰している麻奈美(松井玲奈)。劇団員の結婚祝いで集まって馬鹿騒ぎをしていたある夜、
妹の尚(筧美和子)が資材置場で亡くなった。その日、尚からの着信があったにもかかわらず電話に出なかった麻奈美は、複雑な思いを抱えてしまう。
母親・京子(しゅはまはるみ)との新たな確執が生まれる中、劇団仲間の早苗(日高七海)と妹の部屋を引き払いに東京へ。麻奈美は、様々な人々との出会い
と再会を経て、自分自身と向かい合っていく事になるが—–。
過去と現実、様々な出 会いと再会の”揺らぎ”の中で主人公の麻奈美が成長していく物語。

出演:松井玲奈/筧美和子 しゅはまはるみ 日高七海/江野沢愛美 木口健太 大塚萌香(新人) 目次立樹 /安倍乙 亀田侑樹
山中志歩 田中爽一郎/hibiki(lol-エルオーエル-) 篠原悠伸 大高洋子 里内伽奈/濱田のり子 藤田秀世 出口亜梨沙/
丘みどり(友情出演) /袴田吉彦

監督:前田聖来
脚本:大野大輔、前田聖来
主題歌「CRY~戻りたい夜を~」:JamFlavor
製作・宣伝:エイベックス・エンタテインメント
制作協力:Ippo
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
公式サイト:makuai-movie.com

予告編

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2021年11月26日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開

幕が下りたら会いましょう

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