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志尊淳「みなさん、どうか生きてください。」映画『人と仕事』公開記念舞台挨拶

2021年10月9日、映画『人と仕事』公開記念舞台挨拶が行われ、志尊淳、森ガキ侑大監督が登壇。元々劇映画だった作品がコロナ禍によって制作中止になり、ドキュメンタリー映画作品へと変わった経緯や、演者ではなく、役者本人として画面に登場し、さまざまな立場の人々へ話を伺うことを通して感じた心境の変化などを明かした。

舞台挨拶レポート

■トークノーカット動画

■人前に立つのは久しぶり

10月8日(金)に公開を迎え、映画を鑑賞した観客たちと初めて対面した志尊淳と森ガキ侑大監督。
まずは本作に出演している志尊が「本日はお集まりいただきありがとうございます。僕自身こうやって人前に立たせいただく機会は久しぶりなので少し緊張していますが、今日は最後までよろしくお願いいたします」と挨拶。
続いて森ガキ監督が「本日は昼間からこの映画を選んでいただきありがとうございます。今日は皆さまと何か感じるものを共有できればと思っております」とそれぞれ挨拶をした。

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志尊淳/森ガキ侑大監督

■コロナ禍により、劇映画からドキュメンタリー映画へ。

元々は劇映画を制作する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で中止に追い込まれた。しかし、河村光庸エグゼクティブプロデューサーの「ドキュメンタリー映画として制作しよう!」というアイデアから生まれた本作『人と仕事』。
森ガキ監督はその時の心境を「大学生の時にドキュメンタリーを1本撮ったんですけど、本当に苦しいんですよね。ドキュメンタリーを自分がもう一回、有村さんと志尊くんとできるのかなと不安はありました。でも、コロナ禍だからこそ、この映画の企画は今しかできないし、今残さないときっと後悔すると思って、本能的にやらせてくださいと話をしました」と語った。

人と仕事

森ガキ侑大監督

そして、劇映画からドキュメンタリー映画に形を変えた作品で出演をオファーされたことについて、志尊も「予定していた劇映画の制作がなくなってしまうことにショックはありましたけど、そこでもなお作品を届けられる機会をいただいたことが、まずありがたいなと思いました。このドキュメンタリーは人と人とのコミュニケーションで成り立つ映画だと思うので、先が分からないなか人に寄り添えるか不安でしたけど、皆さんで『伝えていこう』とベクトルが同じ方向を向いたので、一生懸命やらせていただきました」と振り返った。

■「志尊淳なので、主観で見てしまう」

劇映画とは違い本作ではドキュメンタリーならではの段取りをとらない手探りの撮影が行われ、出演した志尊にとってもメガホンを取った森ガキ監督にとっても難しい映画となった。
それでも完成した本作を観た志尊は「普段は役柄を演じているので物語としてみれるけど、今回は志尊淳なので、主観で見てしまいました。作品全体っていうことではなく、自分がインタビューさせていただいた方とか、出てくださった方々が、『この作品に出て良かったな』と思えたかなという目線で見させていただいていました。」と語った。そんな志尊に対し、プライベートでも親交のある森ガキ監督は「インタビューをしていく中で志尊くんの心境がポロッと出ていて、自分の中でも新たな志尊くんを知れて嬉しいなと感じました」と、本作での志尊の変化について言及した。

本作の冒頭シーンは、今回の舞台挨拶が行われた場所でもある渋谷の街を、志尊が歩き回って取材を試みるシーンから始まる。
看護学生の話を聞く志尊の姿も印象的なシーンだが、この時の撮影について「カメラもあって、森ガキ監督もいたので『ちょっと歩いてみますか』って感じでしたよね?」と志尊は振り返り、森ガキ監督も「マスクもしてるので、志尊くんが声かけても『すみません」って無視するんですよ。いやいや、ここに志尊淳いるよ?って(笑)でもやっぱりカメラがあるとなかなか心を開いてくれなかったです」と笑いを交えつつ語る。
志尊も改めて「カメラがあると僕でさえ心を開けないですし、どう声をおかけするのが一番いいのかなと思いながらの撮影はすごく難しかったです。」とその撮影時の苦労を語った。

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志尊淳

■「有村さんとお互いの思いを共有し合った」

有村・志尊の変化を感じたという、本編の中でも一際印象的な会議室のシーンについて。
カメラを設置してあとは全てを2人に委ねた森ガキ監督は「ドキュメンタリーは本当にナマモノなので、本当に怖かったですよね。カメラを置いたところで2人がどこまで話してしてくれるのか分からないので。でも普段言えないことを話してくれて、感謝したいですね」と語る。

志尊はそのシーンに関して「いや、あれは記録用で使わないからって言われて。有村さんとお互いの思いを共有し合ったんですよね。全然使わないからって(笑)」と笑顔で話す。
ただ森ガキ監督は「何が撮れてるか分からないので、撮れた素材を見て編集の広がりが変わったんですよね。だから喋っている内容が変わっていたら、編集も変わっていたと思います」と本作だからこそ生まれたこのシーンを振り返る。

志尊も「でも使わないっていうことだけで荷が降りるんですよ。どうしても見られている自分と見られていない自分とで一枚フィルターがかかるので、使わないって言われたからこそ喋れた内容だし、かといって「使わないで」っていう訳でもなかったです」と語った。

■最後にメッセージ

最後には、満席の観客に向けて志尊が「本日はありがとうございます。この作品を通して何かを伝えたいというよりも、僕自身色々な方とお会いしないと分からなかったこと、知らなかったことがたくさんあって、それを作品を観てていただいて共有できたことが一番幸せなことです。コロナや地震など、まだまだ色々ありますが、皆さんどうか、どうか生きてください」と熱い言葉で挨拶。

森ガキ監督も映画を観ててくれた観客に対し「この映画は本当に、いま制作できたことを誇りに思える作品になりましたし、これが本当に今しかできなかった映画だなと思っています。この映画を観て、どうやって生きていけばいいか悩んでいる人たちがもう一度立ち止まって、何か考えてもらえる作品になってもらえれば嬉しいなと思っているので、ちょっとでも多くの人に観ていただければと思います。今日は皆さんこの映画を選んでくださり、ありがとうございました。」と感謝の言葉を伝え、本イベントを締めくくった。

志尊淳/森ガキ侑大監督

[動画:桜小路順]

映画『人と仕事』

INTRODUCTION
『新聞記者』(19)、『パンケーキを毒見する』(21)など、話題作を世に送り出しているスターサンズ・河村光庸エグゼクティブプロデューサーが企画、有村架純と志尊淳という、名実ともに今最旬の2人を迎え、コロナに打ちひしがれた日本の職場で働く、「エッセンシャルワーカー」と呼ばれる保育士、介護福祉士などの人々、その他、声なき仕事人達の現状をレポートする。
監督は、『さんかく窓の外側は夜』の森ガキ侑大。二人の俳優が、決して役ではなく、一仕事人として、現代社会と向き合い、仕事の意味を再発見し、私たちが生きて行く上で切っても切り離せない仕事とというものの価値を、改めて見出していく。

STORY
2020年、元々このチームで劇映画を制作予定だつたが、新型コロナウイルス感染拡大により、緊急事態宣言が発出されたことで撮影協力がなかなか得られず、撮影1ヶ月前にして中止せざるを得ない状況へと陥った。
しかし、世の中に―石を投じ続ける河村エグゼクティブプロデューサーならではのアイデアにより、コロナ禍で浮き彫りになつてきた「エッセンシャルワーカー」と呼ばれる仕事に従事する人々、また市井の人々の声なき声を聞き、今の世の中を体感する、全く新しいドキュメンタリー企画が始動することとなった。
今、映画界を代表する正統派女優 。有村架純。本作で垣間見える役者ではなく、一仕事人としての姿は、まさに新たなチャレンジとなっている。
そして絶大な人気を誇る志尊淳は、俳優にして圧倒的なバイタリティを本作で見せる。
挑戦するエンターテインメント集団・スターサンズと、コロナをきつかけに実現した豪華コラボレーション。コロナにより映画制作を断念せざるを得ない状況から生みだした本作はまさに、私たちが生きる “今”を描いたヒューマンストーリーとなっている。

有村架純 志尊 淳
監督:森ガキ侑大
企画・製作・エグゼクティブプロデューサー:河村光庸
製作:堀内大示 森田圭
プロデューサー:長井龍 小松原茂幸 花田聖
音楽:岩代太郎 編集:鈴尾啓太 編集助手:藤井遼介
撮影:森ガキ侑大 Junpei Suzuki 西山勲 佐野円香 森 英人/小松原茂幸 山崎裕
録音:森英司 黒木禎二
歌:吉田美奈子& W.I. 作詞:土城温美
制作:スターサンズ 配給:スターサンズ/KADOKAWA
製作:『人と仕事』製作委員会
©2021『人と仕事』製作委員会
撮影時期:2020年4月~2021年4月
公式サイト:hitotoshigoto.com

全国公開中

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