のん 7つの冒険 SWITCH刊行記念トークイベント

2018.01.21

のん – 雑誌SWITCH「特集のん 7つの冒険」刊行記念トークイベント

2018年1月20日に発売された「SWITCH Vol.36 No.2 特集：のん 7つの冒険 SEVEN WONDERS OF NON」刊行記念として、1月21日、のんさん登壇のトークイベントが、代官山蔦屋書店で40分以上たっぷりと行われました。本誌は、「特集のん 7つの冒険」ということで、7人の写真家がのんさんの様々な表情をとらえています。本特集の制作秘話などをのんさん自身が語ったイベントの模様をお届けします。（動画ニュース＆フォトギャラリー）

3日間で撮りきった！

本誌の特集は、11月にやることが決まりましたが、当時、のんさんは仕事が立て込んでいて、7本のうち6本は3日間で撮影しきったそうです（レコーディングスタジオの撮影だけ別の日）。忙しい中での撮影でしたが、のんさんは、「当時、いろんな仕事がたてこんでいたけども、３日間の撮影はとても楽しくて、お仕事だったんですけど、リフレッシュできたように思えました。」と、とてもリラックスして撮影に臨んだことを語りました。

川島小鳥さんという写真家

本誌の表紙は、川島小鳥さんという写真家が撮影したもの。彼は、デジタルカメラ全盛の昨今、フィルムカメラをメインで活動されている方で、のんさんとは過去、何度か仕事でご一緒されています。のんさんも、川島小鳥さん撮影の表紙はすごく気に入っているということと、彼独特のライブ感がある写真がすごいと感じていると語りました。 “WALK”というテーマでの撮影は、散歩しながらの撮影だったそうで、ちょうどよい日向があると、「ここの影と影の間に座ってください」とか、まさしく“ライブ”な撮影だったそうです。ちなみに、表紙の黄色い文字のタイトルは、のんさんが蛍光色が好きだからということで編集部で採用した色だということです。

ぶりっ子は一番遠いキャラ

“ACT”というテーマでは、さまざまなキャラクターをのんさんは演じています。その中で、特に一番精神的にきつかったのは、ぶりっ子の仕草（本誌P.41左下写真）だそうで、のんさんいわく「のん的には新鮮な表情だと思います。これは難しかったー！自分のキャラからは一番遠いです。」

いろんなことに挑戦して大変？

声優、ミュージシャン、創作あーちすとなど、のんさんは、いろんなことに挑戦されているということで、今回のSWITCHの特集「７つの顔」ということになりました。こんなにいろんなことするのは大変では？という問いかけに、のんさんは、「大変です。自分でやりたいと思ってやっていることなんですけど、やっているうちに自分の首をしめている気分になってきて（笑）こんなに大変なのかってやり始めてから気づく感じなんですけど、打ち込んでいる時はすごく楽しいので、やりたくなっちゃうんですよね。」と、とても嬉しそうに語っていたのが印象的でした。

アルバム制作中。レジェンドな方々が曲提供

4月頃、アルバム発売予定で現在レコーディング中だそうで、なんと、矢野顕子さんや高橋幸宏さんが楽曲を提供しているとのこと。高橋幸宏さんの曲はすでにレコーディングは終わっていて、矢野顕子さんの曲はこれからだそう。日本音楽界のレジェンドな大物ミュージシャンの楽曲提供に、のんさんは「なんか無鉄砲な感じですよね。（私って）生意気？」と謙遜していました。（記事註：2017年末の「のんフェス」でライブフォトグラファーを務められたのは三浦憲治さん。三浦さんは、高橋幸宏さんが所属してた「YMO(Yellow Magic Orchestra)」や「サディスティック・ミカ・バンド」の写真撮影を担当されたりとか、こういうところでも、のんさんをバックアップする大御所の方々が登場しています。）

みんなに楽しんでほしい！

2017年末に行われた「のんフェス」の話になると、のんさんは、「のんフェスは楽しかったです。最初、のんフェスやりましょうとなった時、音楽デビューしていきなりでできるのかな？と思ったんですが、ほんとに、RUN!!（1月1日発売2nd シングルタイトル）って感じで、走るペースでいろいろやっちゃってて、なんか生意気で嫌われないかなって思ったりもしました（笑）」と、今の充実した彼女の活動を自身ではハイペースと思っているのか、少し気にするそぶりも。そして続けて、「私は、“気にしぃ”（＝関西弁。気にしやすい人、という意味）なんですよ。よくばりなんですけど、すべての人におもしろいと思ってほしいみたいな欲望がうずまいているので、気にしちゃいますね。」と、その気持ちを語りました。なお、「のんフェス」の模様は映像化も予定されているそうです。

フランスでのんさんの作品展示

2017年末、のんさんはフランスを訪問しています。ルーブル美術館と地下でつながっている施設カルーゼル・デュ・ルーブル内でのんさんの絵が展示されていて、それを実際に現地に見に行ったそうで、自分の作品を現地の展示会で見つけたとたんにすごい興奮したとのこと。ちなみに、その作品は仕掛け絵みたいになっていて、キャンバスに空いた穴から中をのぞく構造になっているそうです。