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ベイビーわるきゅーれ

伊澤彩織のアクションに衝撃「ありえないことが目の前で起きていた」映画『ベイビーわるきゅーれ』初日舞台挨拶

2021年7月30日、テアトル新宿にて、映画『ベイビーわるきゅーれ』の初日舞台挨拶が行われ、髙石あかり、本宮泰風、三元雅芸、秋谷百音、飛永翼(ラバーガール)、大水洋介(ラバーガール)、阪元裕吾監督らが登壇した。
髙石あかりと共にW主演となる伊澤彩織は、現在ドイツで撮影中のため、彼女からの手紙の代読された。

本作は、社会不適合者な“元女子高生”殺し屋コンビが社会に馴染もうと頑張る物語。
主演は、舞台「鬼滅の刃」の竈門禰豆子役で最注目の髙石あかりと、女性スタントアクションの異端児・伊澤彩織。殺し屋としてのアクションシーンが見所なのはもちろんのこと、社会不適合者としての私生活部分では、オフビートのコメディセンスも発揮している。アクション監督は、『THE NEXT GENERATION パトレイバー』シリーズやジャパンアクションアワード2014でベストアクション作品賞他三部門を受賞した『BUSHIDO MAN』の園村健介。

舞台挨拶レポート

ベイビーわるきゅーれ

飛永翼(ラバーガール)/大水洋介(ラバーガール)/三元雅芸/髙石あかり/本宮泰風/秋谷百音/阪元裕吾監督

髙石あかり(杉本ちさと 役)
このステージにこの皆様と立て、映画初主演ということもあって、女優さんとしてすごく特別な1日になりました。今日はすごく楽しみにしていました。

ベイビーわるきゅーれ

髙石あかり

秋谷百音(浜岡ひまり 役)
このような状況の中、劇場に足を運んでくださってありがとうございます。

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秋谷百音

本宮泰風(浜岡一平 役)
私の娘役だった秋谷さん?さっき裏で一緒にいたけれど、全然わからなかった。(撮影当時と)全然雰囲気が違う。

ベイビーわるきゅーれ

本宮泰風/秋谷百音

阪元裕吾監督
撮影ぶりに会って今気づいたみたいです(笑)

(会場大爆笑)

飛永翼[ラバーガール](須佐野 役)※MC
本作で初主演を飾った、スタントパフォーマーの伊澤彩織さんは、今ドイツで撮影中で本日欠席ですので、手紙を代読します。

ベイビーわるきゅーれ

飛永翼(ラバーガール)

伊澤彩織(深川まひろ 役)※手紙
今、撮影でドイツにいます。奇遇なことに、(タイトルに含まれる)“ワルキューレ”も、あかりちゃんと2人で歌った挿入歌のタイトル「らぐなろっく」もドイツ語なんです。“ワルキューレ”は戦士の神、オーディンに仕える武装した乙女たちのことで、ドイツ語で“死者を選ぶ女”を意味するそうです。
この作品がクランクインする前、 監督から送られてくるタイトルが6回くらい変わったんです。監督はなんでこのタイトルにしたのか聞いてもいいですか?

ベイビーわるきゅーれ

髙石あかり/伊澤彩織 ©2021「ベイビーわるきゅーれ」製作委員会

阪元裕吾監督
最初は『JKわるきゅーれ』みたいにしようかという話もあったけれど、JKはよくない単語だと言われた。でも『わるきゅーれ』はずっと変わらず、それこそ天からの授かりものです。

ベイビーわるきゅーれ

阪元裕吾監督

■「ありえないことが目の前で起きていた」

飛永翼[ラバーガール]
監督、W主演の髙石さんと伊澤さんの魅力はいかがですか?

阪元裕吾監督
こんな役者がいたんや!というか、それぞれが面白いキャラクターで、二人は当て書きではないですけれど、前の現場の様子をそのまま脚本に入れています。
髙石さんは熱しやすく冷めやすくというキャラクターを当ててみたりとか、伊澤さんはおどおどしている感じだったので、こういうのがやりやすいだろうなと思って作った結果、凸凹がバッチリはまりました。
菅田将暉さんと小松菜奈さんみたいに、男女で邦画でよく見る二人とかっているじゃないですか。それに匹敵する、髙石あかりの隣には伊澤彩織にいてほしいみたいに相性がバッチリあったと思いました。

髙石あかり
(伊澤さんと)前作でご一緒した時から、話のテンポ感がとても合って、今回二人で主演と聞いて、楽しみの方が大きくて、またやれたことがすごく光栄です。

ベイビーわるきゅーれ

髙石あかり

大水洋介[ラバーガール](コンビニの店長 役)※MC
僕は主演の二人とのシーンがあったんですけれど、二人の中に異物感のあるおじさんが入っている感じがしました(笑)

飛永翼[ラバーガール]
髙石さんは、伊澤さんと三元さんのラストのアクションシーンは現場にはいらっしゃらなかったそうですね。

髙石あかり
はい。試写で見て、こんなに感動するアクションというのを初めて体感して泣きそうになりました。なんでこう涙が出てくるんだろうというような感覚で、不思議な感覚でした。

三元雅芸(渡部 役)
伊澤さんは普段はスタントマンをやっているんですけれど、芝居もよくて、スタントの業界の中でも彼女はトップレベルなんです。なので、彼女を女性だと思わずに、本気でバチバチやりました。いいものにしたいという彼女の思いが伝わってきたので、多少ヒットはありました。
伊澤さんとの共演は、映画やテレビだけでなく、PVやゲームの仕事もあるんですけれど、彼女はほとんどヒロインの役をやっているので、本作で初主演で、今日来れなかったのは残念。けれど、いい門出になったと思います。

ベイビーわるきゅーれ

三元雅芸

飛永翼[ラバーガール]
ラストのアクションシーンは現場でも拍手が起きたそうですが、監督から見ていかがでしたか?

阪元裕吾監督
本当にありえないことが目の前で起きていました。ワイヤーやCGもなく、超能力バトルでもなく、リアルな戦いなんですけれど、超人同士の戦いが起きているようでした。
カウントで「1、2、3、4」の「1、2、3」はアドリブで、4で決まっている殺陣に戻るということをやっていて、「1、2、3」を本当に打ち合っていたということですよね?

三元雅芸
はい、アドリブで。

阪元裕吾監督
アドリブで打ち合うということがまずすごくて、それが撮れた時にみんなで「すっげー!」って拍手になりました。型だけ覚えてという人ではできない、戦闘者二人が戦っているのがカメラに収まっているというようなラストバトルになっています。

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伊澤彩織(クライマックス)©2021「ベイビーわるきゅーれ」製作委員会

飛永翼[ラバーガール]
三元さんは、本作のアクション監督の園村健介さんと主演作『HYDRA(ヒドラ)』等でもご一緒されています。園村さんとはどんな方ですか?

三元雅芸
生っぽさを追求する方です。逆に生を出すために、きっちりするんです。伊澤ちゃんは、左手でパンチを打つというだけの練習を数時間数日間やらされたんですって。これをやれていないと、バチバチバチというアクションができないんです。修行みたいなことをやらせるんですよ。

飛永翼[ラバーガール]
『ベストキッド』の世界のようですね。
さて、髙石さんはガンアクションに挑戦されてますが、いかがでしたか?

髙石あかり
こんなに本格的なガンアクションは初めてだったので、園村さんに立ち方や、銃を撃った後の反動まで細かく教えていてだいて、セロから作ったような感じです。
あと、伊澤さんがつきっきりで指導してくださって、ご自身が出ていないシーンでも撮影中のモニターをわざわざ見に来てくれて、アドバイスしてくれたりとか、すごく優しい方でした。

ベイビーわるきゅーれ

■殺し屋の日常生活とは?

飛永翼[ラバーガール]
この映画の特徴といえば、かっこいいシーンもあれば、高校を卒業したばかりの殺し屋コンビが、社会に馴染もうと頑張る姿、たとえば、公共料金の支払いもままならないグダグダなプライベートのユルいシーンも描かれています。こういうのを取り入れようとされた理由は?

阪元裕吾監督
キャラクター重視で撮ろうとは最初から思っていました。殺し屋の家の中のシーンというのは、本当はカメラが入らないというか、ほんまやったらいらないような、「洗濯機が壊れてめっちゃ喧嘩する」だとか、殺し屋の映画だったら絶対カットするようなシーンを中心に入れて、個性を出して、際立つように作っていきました。結果、本当に素晴らしい映画になりました!

ベイビーわるきゅーれ

伊澤彩織/髙石あかり ©2021「ベイビーわるきゅーれ」製作委員会

飛永翼[ラバーガール]
本宮さんは、印象に残っているシーンは?

本宮泰風
これ言っちゃうと、、、ネタバレになっちゃうしね。俺がみんな殺しちゃうところとか。

阪元裕吾監督
そんなシーンは無いです!(笑)

本宮泰風
監督が全然俺の目を見て話してくれなくて。才能があって、映像で見せる表現に長けた監督って、どこかちょっと(人間的に)欠けたところがあるからかなと思っていたら、俺以外の女性陣とかとがっちり会話してて、「俺だけなんだ。そういう人なんだ、あーよかった」と思って(笑)

ベイビーわるきゅーれ

本宮泰風/秋谷百音/阪元裕吾監督

飛永翼[ラバーガール]
秋谷さんは、娘役として本宮さんはいかがでしたか?

秋谷百音
お芝居じゃないところだとか、お芝居もなんですけれど、すごいオーラもあるし、本当にヤクザのボスみたいな雰囲気。ご一緒のシーンで厚底の靴を履いていた時に、こけそうになったら、すっと支えて下さったり、たぶん無意識なんですけれど、裏でもかっこよかった。

飛永翼[ラバーガール]
印象に残っているシーンはありますか?

秋谷百音
殺し屋のお二人もかわいいんですけれど、浜岡家も結構かわいいシーンがあるので、ぜひ観ていただきたいです。

ベイビーわるきゅーれ

秋谷百音

阪元裕吾監督
ギャップがありますよね。あまり見ないヤクザ像というか、結構攻めた作品なので、観ていただきたいです。

飛永翼[ラバーガール]
せっかくですから、大水さんも自分の見どころのシーンがあれば。

大水洋介[ラバーガール]
今回役作りをするにあたって、やっぱりロバート・デ・ニーロアプローチだなと。歯をいったん全部抜いたんです。

ベイビーわるきゅーれ

大水洋介(ラバーガール)

飛永翼[ラバーガール]
コンビニ店長の役でですか?

大水洋介[ラバーガール]
コンビニ店長は歯があった方がいいなと思って、もう1回全部入れ直しました。体重も30キロ落として、戻しました。そのへんを注目して観ていただければなと。

(会場笑)

■最後にメッセージ

伊澤彩織(深川まひろ 役)※手紙
『ベイビーわるきゅーれ』が今日、ついにここから始まります。この始まりを見届けてくれているみなさまの第一声から広がって、日本各地、世界各国までこの映画が届くように一緒に育ててもらえたら嬉しいです。阪元監督の会話劇と園村アクション監督が作った尋常ではないアクションの融合を、ごゆっくりご堪能ください!

阪元裕吾監督
オリジナルで自分で書かせていただいて、自分が本当に好きな映画が撮れたなと実感できる作品になっていますので、SNSだったりでどんどん映画が広まって、色んな人に届いたらと思います。

ベイビーわるきゅーれ

■フォトギャラリー

[写真:金田一元/記事:桜小路順]

映画『ベイビーわるきゅーれ』

INTRODUCTION
女性とて侮れない、本格的なアクションシーンと、今の時代ならではの、若い世代の考え方や価値観が散りばめられた物語の、新しい映画が誕生した!
主演は、舞台「鬼滅の刃」の竈門禰豆子役で最注目の髙石あかりと、女性スタントアクションの異端児・伊澤彩織。殺し屋としてのアクションシーンが見所なのはもちろんのこと、社会不適合者としての私生活部分では、オフビートのコメディセンスも発揮している。アクション監督は、『THE NEXT GENERATION パトレイバー』シリーズやジャパンアクションアワード2014でベストアクション作品賞他三部門を受賞した『BUSHIDO MAN』の園村健介。

主題歌はKYONOによる「STAY GLOW feat.TAKUMA (10-FEET)」。そして挿入歌「らぐなろっく~ベイビーわるきゅーれ~」では、本作の主演を務める髙石あかりと伊澤彩織がオリジナルソングで歌声を披露!そしてなんと、feat.として、YouTube総再生数426,023,107 回視聴、チャンネル登録者数127万人と、ビートボックスで国内外で人気を博すDaichiが参加!この映画にふさわしい、等身大の女子たちの歌声と、今作の監督である阪元裕吾による作詞協力も話題になること必至。

あらすじ
女子高生殺し屋2人組のちさととまひろは、高校卒業を前に途方に暮れていた・・・。
明日から“オモテの顔”としての“社会人”をしなければならない。組織に委託された人殺し以外、何もしてこなかった彼女たち。
突然社会に適合しなければならなくなり、公共料金の支払い、年金、税金、バイトなど
社会の公的業務や人間関係や理不尽に日々を揉まれていく。
さらに2人は組織からルームシェアを命じられ、コミュ障のまひろは、バイトもそつなくこなすちさとに嫉妬し、2人の仲も徐々に険悪に。
そんな中でも殺し屋の仕事は忙しく、さらにはヤクザから恨みを買って面倒なことに巻き込まれちゃってさあ大変。
そんな日々を送る2人が、「ああ大人になるって、こういうことなのかなあ」とか思ったり、思わなかったりする、成長したり、成長しなかったりする物語である。

髙石あかり  伊澤彩織
三元雅芸 秋谷百音 うえきやサトシ 福島雪菜 / 本宮泰風
水石亜飛夢  辻凪子 飛永翼(ラバーガール) 大水洋介(ラバーガール) 仁科貴

監督・脚本:阪元裕吾
アクション監督:園村健介
音楽:SUPA LOVE
主題歌:KYONO「STAY GLOW feat.TAKUMA (10-FEET)」
挿入歌:髙石あかり×伊澤彩織「らぐなろっく ~ベイビーわるきゅーれ~ feat. Daichi」
エグゼクティブプロデューサー:鈴木祐介 プロデューサー:角田陸、後藤剛
音楽プロデューサー:松原憲 撮影・照明:伊集守忠
美術・装飾:岩崎未来 録音:五十嵐猛吏 スタイリスト:入山浩章 ヘアメイク:赤井瑞希 編集:阪元裕吾
CG・エフェクト:若松みゆき 音響効果:吉田篤史 演出補:工藤渉 制作:吉田浩太
「ベイビーわるきゅーれ」製作委員会(TOKYO CALLING/ライツキューブ/SUPA LOVE/渋谷プロダクション)
制作プロダクション:シャイカー 配給:渋谷プロダクション
©2021「ベイビーわるきゅーれ」製作委員会
95分/DCP/ビスタ/ステレオ
公式サイト:https://babywalkure.com/
公式ツイッター:https://twitter.com/babywalkure2021

7月30日(金)テアトル新宿ほか全国順次公開

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