濱口竜介監督新作映画『偶然と想像』でベルリン国際映画祭授賞式参加に出席決定
濱口竜介監督の新作映画『偶然と想像』(英題:wheel of fortune and fantasy)が第71回ベルリン国際映画祭にて審査員グランプリ(銀熊賞)を受賞し、現地での授賞式に濱口竜介監督の出席が決定した。
『偶然と想像』は、タイトル通り「偶然」と「想像」をテーマにした3話オムニバスから成る濱口竜介監督初の短編集。
濱口監督自身が『ハッピーアワー』等のプロデューサー高田聡とともに企画立ち上げを行い、2019年夏から約1年半をかけて製作した。脚本はすべて濱口監督自身が手掛け、撮影は3話ともに『うたうひと』『ひかりの歌』の飯岡幸子が務めている。
出演は、今、映画、テレビドラマで大注目の古川琴音をはじめ、中島歩、玄理、渋川清彦、森郁月、甲斐翔真、占部房子、河井青葉らが名を連ねる。
濱口監督スケジュール・概要 ※( )内は日本時間
▶授賞式:6月13日(日) / 会場:Open Air Cinema Museumsinsel
19:30~フォトコール (14日 AM2:30)
19:45~レッドカーペット (14日 AM2:45)
21:00~30分程度 授賞式(14日 AM4:00)
▶「偶然と想像」公式上映日(15日のみ監督参加)
1)6月15日(火) 18:45~ @ Freiluftkino Museumsinsel(16日 AM1:45)※濱口監督 登壇&上映参加(予定)
2)6月16日(水)22:00~ @ARTE Sommerkino Schloss Charlottenburg(17日 AM5:00)
3)6月17日(木)22:00~ @Frischluftkino@Studentendorf (17日 AM5:00)
プロフィール 濱口竜介(はまぐち・りゅうすけ)
1978年、神奈川県生まれ。2008年、東京藝術大学大学院映像研究科の修了制作『PASSION』が国内外の映画祭に出品され高い評価を得る。2015年『ハッピーアワー』(2015)でロカルノ国際映画祭・ナント三大陸映画祭で主要賞を受賞するなど世界の注目を集める。『寝ても覚めても』(2018)が第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品。現在、村上春樹原作・西島秀俊主演
『ドライブ・マイ・カー』が2021年夏に公開待機中。(生年月日:1978年12月16日、現在42歳)
映画『偶然と想像』
第1話 『魔法(よりもっと不確か)』
モデルの芽衣子(古川琴音)は親友のヘアメイク・つぐみ(玄理)が「いま気になっている」と話題にした男が、2年前に別れた元カレの和明(中島歩)だと気づく。芽衣子はどうすべきか思案する。
第2話 『扉は開けたままで』
大学教授・瀬川(渋川清彦)は50代にして芥川賞を受賞した。彼に落第させられた男子学生・佐々木(甲斐翔真)は逆恨みから彼を陥れようと、同級の女子学生・奈緒(森郁月)に瀬川の研究室を訪ねさせる。
第3話 『もう一度』
仙台で20年ぶりに再会した二人の女性。夏子(占部房子)は東京でシステムエンジニアに、あや(河井青葉)は仙台在住のまま2児の母になっていた。高校時代の思い出話に花が咲くが、会話は次第にすれ違ってゆく。
監督・脚本:濱口竜介
出演:(第一話)古川琴音 中島歩 玄理
(第二話)渋川清彦 森郁月 甲斐翔真
(第三話)占部房子 河井青葉
撮影:飯岡幸子 プロデューサー:高田聡 製作:NEOPA fictive 121分 ©︎ 2021 NEOPA / Fictive
2021年冬、劇場公開決定!
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