佐久間由衣×奈緒『君は永遠にそいつらより若い』公開日決定
芥川賞作家・津村記久子のデビュー作にして第21回太宰治賞受賞作品である『君は永遠にそいつらより若い』が実写映画化し、2021年9月17日(金)公開が決定。合わせてコメントも到着。
本作は、卒業間近の大学生である主人公がなんとなく過ごす日常の中で、ふとした折に「暴力」「児童虐待」「ネグレクト」などの社会の闇と、それに伴うやり切れない「哀しみ」に直面する物語。
4月29日(木祝)から、全国共通特別鑑賞券(1,500円税込)も発売される。前売特典として、初出しカットとなる特製ポストカードが付く。
●原作者・津村記久子先生コメント
自分の書いた小説はすべてどうやって書いたか思い出せないのですが、中でも書いてから十五年が経過したこの作品は、今となっては別の人が書いたようにも思えます。
けれども、今映画という形になって、自分が描きたかった堀貝佐世の鷹揚さは、確かに誰かの支えになるものだと、改めて信頼させてもらえたように感じました。
自分自身の物語に囚われすぎず、簡単に誰かの苦しみや使命を共有してしまう堀貝や吉崎の姿は、自分が小説を書き始めた頃から今まで、一貫して描きたいと願ってきたおおらかな人間の姿で、わたしが常に誰かに見出したいと思っている態度の具現でもありました。
映画に関わられたすべての方に、改めて、他者に優しくあることの力を強く肯定し、このように提示してくださったことに、感謝を申し上げます。この小説を書いてよかったです。ありがとうございました。
映画『君は永遠にそいつらより若い』
STORY
大学卒業を間近に控え、児童福祉職への就職も決まり、手持ちぶさたな日々を送るホリガイは、身長170cmを超える22歳、処女。
変わり者とされているが、さほど自覚はない。バイトと学校と下宿を行き来し、友人とぐだぐだした日常をすごしている。
同じ大学に通う一つ年下のイノギと知り合うが、過去に痛ましい経験を持つイノギとは、独特な関係を紡いでいく。
そんな中、友人、ホミネの死以降、ホリガイを取り巻く日常の裏に潜む「暴力」と「哀しみ」が顔を見せる…。
出演:佐久間由衣 奈緒/小日向星一 笠松将 葵揚 森田想 宇野祥平 馬渕英里何 坂田聡
監督・脚本:吉野竜平
原作:津村記久子『君は永遠にそいつらより若い』 (ちくま文庫)
主題歌:小谷美紗子「眠れない」
音楽:加藤久貴
製作統括:トリックスターエンターテインメント
制作プロダクション:マウンテンゲート・プロダクション
配給:Atemo
配給協力:アーク・フィルムズ
企画協力:筑摩書房
製作:「君は永遠にそいつらより若い」製作委員会 読売新聞社 トリックスターエンターテインメント キョードーグループ オセアグループ 博報堂DYミュージック&ピクチャーズ
2020|日本|日本語|シネマスコープ|5.1ch|DCP|PG12|118分
(C)「君は永遠にそいつらより若い」製作委員会
公式サイト:https://www.kimiwaka.com/
特報映像
2021年9月17日(金)テアトル新宿ほか全国順次公開
なお、本作は、第33回東京国際映画祭(2020年秋開催)のTOKYOプレミア2020選出作品で、同映画祭でワールドプレミアとなった。
『君は永遠にそいつらより若い』第33回東京国際映画祭オープニングイベント
『君は永遠にそいつらより若い』第33回東京国際映画祭ワールドプレミア舞台挨拶
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