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神尾楓珠が「あのおじいさんの言うことは聞かなくていいですよね?」と言った相手の正体とは?映画『裏アカ』公開記念舞台挨拶

4月3日、渋谷シネクイントにて、映画『裏アカ』の公開記念舞台挨拶が行われ、主演・瀧内公美、加藤卓哉監督が登壇。本作撮影時、黒澤明監督作品にも従事した巨匠・木村大作が撮影支援に訪れ、そこで起きたある裏話を明かした。(動画&フォト)

本作は、木村大作、降旗康男、原田眞人、成島出ら日本を代表する数々の名監督の下で厚い信頼とともに助監督を務めてきた加藤卓哉がTSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2015で準グランプリを受賞し長編監督デビュー作となる。
脚本は、『そこのみにて光輝く』『オーバー・フェンス』の高田亮と、加藤卓哉の共同脚本。
その題材は、今の社会や時代が持つ二面性を象徴する“SNSの裏アカウント”。裏アカウントを通して出会う男女の姿から、現代に生きる者が抱える葛藤や欲望、そして性への衝動を赤裸々に描き出し、観る者の心に突き刺さるセンセーショナルな人間ドラマへと昇華させた。

舞台挨拶レポート

■トークノーカット動画

■自分とはかけ離れたキャラクターだった

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瀧内公美/加藤卓哉監督

-コロナ禍で公開が延びに延びた本作ですが今のお気持ちは?

加藤卓哉監督
企画を考えたのが2015年で今から6年前になるんですけど、 ようやくお客さんに観ていただける日がきて嬉しいです。私にとって監督デビュー作でもあるので、昔の友達とか俳優さんとかが連絡をくれたり劇場にきてくださったりして、舞台挨拶が初めての私としては、今日は感謝する日なんだなと感じました。

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加藤卓哉監督

-瀧内さん、本作の出演を決められたきっかけは?

瀧内公美(伊藤真知子 役)
真知子のキャラクターは、自分自身とはかなりかけ離れていたし、理解するのが難しかったんです。私はSNSをふだん活用しない人間ですが、芝居の中では体験できることがたくさんあるので、(自分とは)かけ離れた役をやるのはやり甲斐がありますし、加藤監督がご一緒してみたいと言ってくれたことがすごく嬉しかったのと、オリジナル脚本で勝負するというところが魅力的だなと思ったことが一番の決め手です。

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瀧内公美

加藤卓哉監督
僕は監督としては新人ですし、オリジナル脚本ですし、逆に女優さんの立場からすると話を受けにくい条件だったとは思うんです。なので、僕は主演を受けてくださる方には絶対にお会いして、熱意含めてちゃんと伝えたいと思っていました。それに瀧内さんが応えてくれました。

-撮影現場ではどんなことが印象に残っていますか?

瀧内公美
監督と沢山ディスカッションしたことですね。撮影時間は13日間で準備期間の方が長かったのですが、監督と過ごした時間すべてが濃厚でした。
あと本作は監督が助監督時代の仲間と一緒に進んでいったみたいな感じでしたね。みんなが監督と真摯に向き合って、アイディアを出す人がいっぱいいました(笑)

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■スタッフに任せるところは任せる

-加藤監督はこれまで巨匠と言われる映画監督の元で映画製作に関わってこられましたが、今回、どんなことが礎となって活かされてますか?

加藤卓哉監督
僕は、助監督を10年くらいやってたんですけど、自分がやる気がでる時ってどういう時だろうって思うと、監督が任せてくれる時だなって思って。
なので、自分が監督する時も、助監督、スタッフに任せて、放り投げるという意味じゃなくてちゃんと、彼らが主体的に考えて動けるようにというのは意識してやりました。
たとえば、ガラスに表の真知子が映るシーンの絵コンテを書いたら、みんなにつまらないと言われまして(笑)
何度も書きなおしたなんてこともありました。
瀧内さんも「台本にはこう書いてるけど、真知子の気持ちはこうだと思う」って意見を言ってくれたり、皆さんのいろんな意見の中から贅沢に選ばせていただけてありがたかったです。

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■黒澤明監督作品も撮影した巨匠・木村大作が業界的にザワつくことを!そして神尾楓珠が・・・

-印象に残っているシーンは?

加藤卓哉監督
真知子とゆうと(神尾楓珠)との出会いのシーンは雨が降って、それが良い演出になりました。そして二人が二度目に会うシーンも雨が降ったんです。撮影は13日間でしたけど、こことここで雨が降ってくれたらシーンがつながるというところで雨が降ってくれて、映画の神様と言うと仰々しいんですけど、ついてたなって思います。

瀧内公美
あと、居酒屋のシーンも思い出深かったです。
先輩方が自由なお芝居をするシーンだったので、何が起こるかわからない撮影で(笑)、その場その場で反応しなくてはいけないので大変でしたね。
そのシーンは、加藤監督への応援の意味もあり、木村大作さん(81)という名キャメラマン(黒澤明監督作品でも撮影技師を務め、第1回日本アカデミー賞優秀技術賞以降、数十の受賞歴のある大御所中の大御所撮影技師兼映画監督)が撮ってくださったシーンでもあります。そのせいもあり、誰が監督がわからなくなる状況でした(笑)

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-木村大作さんがほんとにカメラを回してくださったんですね?

加藤卓哉監督
そうなんです。木村さんは基本、フィルムのカメラマンなんですけど、今回撮影に使ったカメラは、SONYのVENICE(ヴェニス)という、ジェームズ・キャメロン監督も、映画『アバター』などで使っている素晴らしいシネマカメラで、本作では格安で使わせてもらったんですが、木村さんにデジタルシネマカメラ(のファインダーを)のぞいてもらったんですよ。それは映画業界的にはザワつく出来事だったのかもしれません。
現場では、木村さん、最初は黙ってたんですけど、だんだんいつもの調子になってきて、「おまえ、それ、あそこ!」って、神尾楓珠くんにも「おまえ、こっち向いてしゃべれ!」って始まっちゃったんですよ。
瀧内さんにはあんまり言わなかったから、たぶん、木村さんの中にはスッと入っていったんだと思いますけど、神尾くんには注文が多くて。
そしたら、神尾くんが珍しく僕に「ちょっといいですか?」って相談に来て、「あのおじいさんの言ってることは聞かなくていいですよね?」って(笑)
「映画界の大巨匠だから、聞けることは聞こうね」って感じで諭したんですけどね(笑)
そんなこともありました。

-神尾楓珠さんは今、大注目されている俳優さんですけど、本作撮影当時は、19歳?20歳?

加藤卓哉監督
20歳だったと思います。

■SNS裏アカウントを持ったとしたらどんなことをつぶやきたい?

加藤卓哉監督
昔付き合っていた彼女の動向を探るとか?(笑)

瀧内公美
同じく。それいいかも(笑)
私、フレンチブルドックが大好きなので、それをずっと見ていたい(笑)
でも結局、仕事の愚痴になっちゃいそう。あるあるですよね?(笑)

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■最後にメッセージ

瀧内公美
期間限定で2週間の上映なので、何か感じていただけたらSNSなどで宣伝していただけると嬉しいです。

加藤卓哉監督
自分の表裏を決めるのは自分自身。自分がどう感じてどう動くか、真知子の心情を通して考えるきっかけになれば嬉しいです。

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この日のために誂えたという「裏“赤”」なスーツを披露する加藤卓哉監督

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■フォトギャラリー

[写真:金田一元/動画・記事:桜小路順]

映画『裏アカ』

STORY
青山のアパレルショップで店長を務める伊藤真知子は、どこか満たされない毎日を送っていた。自分の意見は採用されず、年下のカリスマ店員・新堂さやかに仕事を取られ、ストレスが溜まる日々。
そんなある日、さやかの何気ない一言がきっかけで真知子はSNSの裏アカウントを作り、胸元の際どい写真を投稿する。
表の世界では決して得られない反応に快感を覚えた真知子の投稿はどんどん過激になっていき、それに呼応するようにフォロワー数も増えていった。
「リアルで会いたい」「もっと自分を解放して」 そんな言葉に誘われ、フォロワーの1人と会うことになった真知子。その相手は、“ゆーと”という年下の男だった。
真知子は自分と同じ心の乾きを持つ彼に惹かれていく。しかし、その関係は1度きり。それがゆーととの約束だった。
ゆーとと会えないことから、真知子は他の男と関係を持つようになるが、その心は満たされない。
裏の世界でフラストレーションがたまっていくのとは裏腹に、表の世界は、店の売り上げ不振回復への施策に自身のアイデアが採用され、大手百貨店とのコラボレーション企画が決まるなど充実していく真知子。
やりがいのあるプロジェクトに意気込む真知子だったが、その百貨店担当者の原島努こそが、あのゆーとだった。表の世界で再会を果たした2人。平静を装う原島に対し、心乱れ動揺を隠せない真知子。
原島ではなく、ゆーとに会いたいという思いが日増しに募っていく。
表と裏、愛情と憎悪、真実と嘘、理性と欲望・・・相反する2つが激しく交錯する中、真知子に突然訪れる結末とは…。

出演:瀧内公美 神尾楓珠
市川知宏 SUMIRE 神戸浩 松浦祐也 仁科貴
ふせえり 田中要次
監督:加藤卓哉
脚本:高田亮 加藤卓哉
製作:映画『裏アカ』製作委員会
配給:アークエンタテインメント
製作幹事:カルチュア・エンタテインメント
(C)2020映画『裏アカ』製作委員会
公式サイト:http://www.uraaka.jp/
公式SNS:https://twitter.com/uraaka_movie
公式SNS(裏アカウント):※閲覧するには表アカウントをフォローする必要あり。

予告編

4月2日(金)新宿武蔵野館、池袋HUMAXシネマズ、渋谷シネクイントほか全国ロードショー

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