岩田剛典、新田真剣佑ら、神田明神・御社殿にて“絆結び”大ヒット祈願
1月19日、江戸総鎮守「神田明神」、映画『名も無き世界のエンドロール』“絆結び”大ヒット祈願イベントが行われ、岩田剛典、新田真剣佑、山田杏奈、中村アン、そして佐藤祐市監督が登壇。
イベント前には、同神社の御社殿にて、映画の成功と、本作のテーマとなっている大切な人との“絆”が結ばれるように、ゲスト全員で祈願した。(動画&フォトギャラリー)
イベントレポート
■ご祈祷の思いを漢字一文字で!
-先ほど御社殿にて、ご祈祷されてきました。どういう思いでご祈祷されたのか、代表して岩田さんにここで一筆書いていただこうと思います。
岩田剛典(キダ 役)
“絆”と書かせていただきました。めちゃくちゃ緊張しました。練習なしのぶっつけ本番です。
-お習字されてたんですか?
岩田剛典
まったくないです。
-“絆”という文字を選ばれたのは?
岩田剛典
今日この文字を書こうっていうのは、キャストとスタッフ皆で話し合って決めました。
やっぱりこの作品の一つの大きなテーマでもある、“人と人とのつながり”を一文字で表すなら“絆”という文字しかないだろうということで、選ばせていただきました。
新田真剣佑(マコト 役)
(岩田が習字している姿は)ものすごいカッコよかったです。字もすごく上手で素晴らしいです。
■本作で生まれた “絆” “縁”
-この映画で出会ったことで生まれた“絆”や“縁”があれば教えて下さい。
中村アン(リサ 役)
私はですね、この映画の後に監督と違うドラマ(「危険なビーナス」)でご一緒させていただきまして、それですごく縁を感じました。ありがとうございました。
-山田さんはいかがですか?
山田杏奈(ヨッチ 役)
皆さんと出会えたこと自体がすごくご縁だなって思います。
先日も、成人のお祝いをサプライズでしてくださったりとか、そういうのって本当にタイミングとかが合わないというのもありますし、皆さんの思いやりを感じて、いろいろ含めてご縁だなぁと思って嬉しかったです。
-岩田さん、新田さんと共演してどんな方だと思われましたか?
山田杏奈
お二人ともストイックというか、一言で表すと“プロ!”現場の姿を見ていてもすごく尊敬していました。
-新田さんはいかがですか?
新田真剣佑(マコト 役)
僕は作品に関わらず、自分が演じるすべての役、今回は“マコト”と出会えたのは嬉しかったですね。それはもうご縁だと思います。
あとは、数年前にアカデミー賞新人賞を岩田さんと同じ年に獲ったんです。そういった岩田さんとこういう映画で共演できて、とってもご縁を感じました。
-新田さん、実際に岩田さんに会われてみていかがでしたか?
新田真剣佑
テレビで見ていた王子様のイメージそのままでした。ままなんですけど、どんどんお話しさせていただくにつれ、お兄ちゃんのような存在で。
映画の中では幼馴染という設定なんですけど、ものすごく二人が楽しそうでした。この二人のシーンと、山田杏奈ちゃんとの三人のシーンがあるんですけど、実際は歳は離れてるけど、本当に仲の良い幼馴染に見えたので、映画をご覧になる方も笑顔になると思います。
-岩田さんは改めて新田さんとの共演はいかがでしたか?
岩田剛典
今回初共演っていうこと、歳も離れているので、まっけんとどういう風にコミュニケーションとろうかなって現場に入るまで考えてはいたんですけど、まったくそんなことは杞憂でした。
初日から意気投合して、本当にスムーズに撮影が進んでいった現場だったので、本当に頼もしかったですし、すごくやりやすかったです。
まっけんも言ってくれましたが、僕としても彼は人懐っこい弟みたいな感じに思えて、なんかそれもご縁だなと思うし、そういう“絆”を作品の中で生めたっていうのはすごく嬉しかったですね。
-中村さんは、岩田さんと新田さんのシーンはどんな印象を持たれましたか?
中村アン
三人のシーンを見ていてすごく心が痛くなりましたし、私の役柄としてもなんか本当に申し訳ありませんでした(笑)
でも三人のようすは羨ましかったですね。
短い時間の中で、本当に集中してできたので、私の中でも心に残る作品になっています。
-中村さんは新田さんとの濃密なシーンもありましたが、共演されていかがでしたか?
中村アン
集中力がすごいので、特に最後のシーンなんかはすごく引き込まれますね。負けないようにという思いで臨みました。
-山田さんは出来上がった作品をご覧になっていかがでしたか?
山田杏奈
私は、三人のパートに参加していたので、その数年後の世界のことは現場でご一緒してなかったので、映画で初めて見たんですけど、みんなそれぞれが目標のためにまっすぐに向かってる姿は、私が“ヨッチ”を演じた時の心情とも重なってとても感慨深かったです。
■この1年に感じた“絆”
-この作品は“絆”をテーマにしていますが、考えてみますと、ここ最近の世の中は、人と直接会いにくい状況にもなっています。そんな中、改めて皆さんが“絆”を感じたこと、もしくは“絆”を深めるためにご自身がやっていることがあれば教えてください。
中村アン
このコロナの現状はすごく大変ですし、ふだんそんなに連絡を取ってない方とも気遣い合ったり、それこそ今までやったことがないオンラインでの会話や、オンライン飲み会もしました。
オンライン飲み会は、最初はそんなに楽しくないだろうなって思ってたんですけど、意外と楽しいですね。そういう意味では新しいことを知ったという年でもありました。
山田杏奈
私も家から出てなかった時期は、実家に帰省もできなかったので、父の日や母の日に果物やお肉を取り寄せて送ったりしてました。
直接会えないんですけど、ちょっといいもの食べて、ご飯作って楽しんでもらいたいなって思って。
電話も毎日のようにしてたんですけど、喜んでくれてました。
佐藤祐市監督
いい子ですねぇ。
でも山田さんは20歳になったからお酒も飲めるし、すごい飲むんでしょ?
山田杏奈
なんて答えたらいいかわかんないですけど、ちょっとずつ知り始めました(笑)
-新田さんはいかがですか?
新田真剣佑
僕は電話ではなく、テレビ電話します。そしたら「テレビ電話やめて」って言われました(笑)
その人は親友なんですけど、夜とか撮影から帰ってきて、テレビ電話して、(スマホを)目の前に置いてずっと歯磨きしてます。
佐藤祐市監督
じゃ、電話の相手はお前の歯磨き姿を見せられているってこと?
新田真剣佑
そうです!
-岩田さんはいかがですか?
岩田剛典
会いたい人に会いたいタイミングでなかなか会えないという時代だからこそ、久しぶりに連絡を取る友達が増えたなと思っていて、中学校の同窓会とかをリモートでやりましたね。
太っちゃったやつもいれば、全然見た目が変わっちゃった人もいたり。でも、会話になると当時のまんま、中学校の時の関係のまんま変わらない会話になってました。お互いの立場だったりとか、職業も違うわけですけど、環境が変わっても、中学の時に築いた関係は変わらないんだなって改めて感じましたね。
-岩田さんの印象について何か言われましたか?
岩田剛典
印象というか、僕だけ芸能の仕事をやっているせいか「岩田が入ってきた!」とは言われましたね(笑)
久しぶり感も楽しんでもらいましたね。
-監督はいかがですか?
佐藤祐市監督
僕はもう本当に引きこもりで、なんか鬱になるんじゃないかってくらいに引きこもって、家で一人で飲んでいる感じですね。実家にも帰れなかったし。
エンタメ業界もそうですけど、個人的にも(今のコロナ禍を)早く乗り越えていきたいなって。
撮影現場もマスクしながらやるっていうのが本当に大変で。多分僕がそうなのかもしれないすけど、顔の表情で気持ちを伝える演出家なので、だからマスクしてると、ほぼ伝わらないですね。
新田真剣佑
あぁ、そういえば(監督は)よく変顔してました。
佐藤祐市監督
マスクしていると相手の気持ちも読み取りづらいことがあるので、そういう時代が早く過ぎてくれればいいなって思うし、でも今は我慢かなと。
今、蓄えているものを、出せる時にドカンと出せるようにしたいなと。思いっきりネガティブになってそのエネルギーを貯めたいと思います。
新田真剣佑
(挙手して)ハイ!
僕、撮影をしていて、佐藤監督とご一緒させていただいて、気づいたことがあったんです。(監督は)ものすごいお芝居がうまくないですか?
佐藤祐市監督
劇団東俳にいたのよ。
新田真剣佑
えっ!?
佐藤祐市監督
ウソだよ。
新田真剣佑
ヴぅー!!(苦笑)
でも、監督がシーンを説明してくださる時に、演じてくれるんですよ。それを見てて、「あ、監督がやってくれないかな」って思ったり。
佐藤祐市監督
でも、僕がそういうコミュニケーションの仕方をたぶんしているっていうことを、中村アンちゃんと「危険なビーナス」をやっている時に気づいた。
そして今は打ち上げもやりませんから、現場だけやってスタッフ、キャストとお別れっていうのは、なんかピリオドを打てていない感じがします。それがすごい寂しい。
■最後にメッセージ
佐藤祐市監督
1月29日から公開になります、『名も無き世界のエンドロール』という映画です。
いろんな宣伝文句がありますが、なるべく頭を真っ白にして観ていただけたら、がんちゃん(岩田剛典)演じる“キダ”と、まっけん演じる“マコト”の絆、ある青春、そういうものが伝わっていくんじゃないかなと思います。
なるべく頭を真っ白にして、顔面偏差値の高い映画だな、ということで観ていただけたら嬉しいです。
岩田剛典
いよいよ、映画公開まであと10日となりまして、たくさん取材等受けさせていただいたんですけども、本当にこの映画はプロモーションが難しい(笑)
ただ、今、監督もおっしゃった通り、頭の中を空っぽにして映画館に来ていただく方が、絶対にこの作品の良さを体感していただけることは間違いないのは強く言いたいです。
是非ともこのあの作品の根底にあるメッセージ、愛だったり、命、そして絆というものをたくさんの方に受け取っていただきたいなと、心から強く願っています。
■トークノーカット動画(御社殿のご祈祷映像も収録)
■フォトギャラリー
[写真:Ichigen Kaneda/動画・記事:Jun Sakurakoji]
映画『名も無き世界のエンドロール』
<あらすじ>
クリスマス・イブの夜。日本中を巻き込んだ、ある壮大な計画が実行されようとしていた―。
複雑な家庭環境で育ち、淋しさを抱えて生きてきたキダとマコトは幼なじみ。そこに同じ境遇の転校生・ヨッチも加わり、3人は支え合いながら家族よりも大切な仲間となった。
しかし20歳の時に、ヨッチが2人の前からいなくなってしまう。そんな2人の元に、政治家令嬢で、芸能界で活躍するトップモデルのリサが現れる。住む世界の違うリサに異常な興味を持ったマコトは、食事に誘うが、全く相手にされない。キダは「住む世界が違うから諦めろ」と忠告するが、マコトは仕事を辞めて忽然と姿を消してしまう。
2年後。マコトを捜すために裏社会にまで潜り込んだキダは、ようやく再会を果たす。マコトは、リサにふさわしい男になるために、死に物狂いで金を稼いでいた。マコトの執念とその“理由”を知ったキダは、親友のため命をかけて協力することを誓う。
以来、キダは〈交渉屋〉として、マコトは<会社経営者>として、裏と表の社会でのし上がっていく。そして、迎えたクリスマス・イブの夜。マコトはキダの力を借りてプロポーズを決行しようとする。しかし実はそれは、10年もの歳月を費やして2人が企てた、日本中を巻き込む“ある壮大な計画”だった─。
ラスト20分、衝撃のエンドロールが幕を開けるー。
原作:行成薫「名も無き世界のエンドロール」(集英社文庫)
監督:佐藤祐市(『ういらぶ。』、『累 –かさね-』 など)
出演:岩田剛典 新田真剣佑 山田杏奈 中村アン
制作プロダクション:RIKIプロジェクト、共同テレビジョン
配給:エイベックス・ピクチャーズ
(C)行成薫/集英社 (C)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
公式サイト:www.namonaki.jp
公式Twitter:@namonaki2021
公式Instagram:@namonaki2021
#名も無き
1月29日(金)全国ロードショー
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