【インタビュー】“リアルドール”多屋来夢「初めて会う人にイメージと違うと言われる」

12月2日(水)に自身初となるスタイルブック『多屋来夢1stスタイルブック RAIMU』を発売した多屋来夢。“リアルドール”“ドール系モデル”として活躍する彼女に、スタイルブックのこと、自身の普段の過ごし方などの話を伺った。（撮り下ろしフォト）

多屋来夢（たやらいむ）は、小学生からモデルとして活動し、高校時代に「ミスiD 2015」にも選出、ファッション誌「non-no」(集英社刊)の専属モデルを経て、さらに活動の幅を広げている。プライベートでもロリータ、ゴシックなスタイルを愛し、ドール収集やカスタマイズ、ゲームやアニメを趣味とするオタクな一面にも注目が集まっている。

多屋来夢インタビュー

■自分らしさがつまったスタイルブック

－まず最初に、“1stスタイルブック”として本書を発売することになったきっかけについて教えて下さい。

多屋来夢
KADOKAWAさんからお声がけいただきました。最初は写真集をという話をしていましたが、スタイルブックのご提案をいただきました。

－スタイルブックということで、より多屋さんらしさが出ている内容に感じます。

多屋来夢
はい、スタイルブックにしてよかったなって思ってます。

－ちなみに、多屋さんが思う自分らしさってなんだと思いますか？

多屋来夢
なんだろう？暗い感じ？（笑）
いろんな雰囲気で写真を撮ったんですけど、私らしいのはやっぱりメイド服で撮ったカットです。
私がふだん着ている服やメイクの感じとか、プライベートに近いですね。

－そのメイド服などが好きになったきっかけは？

多屋来夢
「KERA」という雑誌に出ていて、そこでメイド服やロリータ服を着ることがあって、こんなに可愛くなるんだって思って、それから好きになりました。

■自分の部屋を初公開！

－そのほか、このスタイルブックにはどんなこだわりがありますか？

多屋来夢
自分の部屋で撮った写真です。特徴的というか、ゴチャゴチャした部屋なんですが（笑）、初めて公開しました。
私の好きなものがいっぱいの部屋で、そういう意味でも私らしいのかなと思います。
あとは、黒系の服を着ているカットが好きですね。普段も黒を着ることが多いんですが、気づいたらそうなってました。

－写真以外のこだわりは？

多屋来夢
一問一答です。インスタでファンの方にアンケートしたんです。今まではちゃんと答えるということはしてなかったんですけど、今回、初めてちゃんと答えました。

■自分に似せたドールを発売してみたい

－ドールを集めることが趣味だそうですが、共感してくれる人が周りにあまりいないと伺いました。

多屋来夢
はい。けっこう寂しい気持ちになりますね。イベントも一人で行くんですが、周りはみんなで楽しそうにしてるし、いいなっていつも思っています。

－多屋さんの好みで、こういうドールをプロデュースしたいっていうのはありますか？

多屋来夢
自分でプロデュースするんだったら、リアル系ドールですね。自分の好きなメイクを反映させやすいので。

－多屋さんに似せたドールとかはどうですか？ご自身もドール系モデルとの評判もありますし。

多屋来夢
よくほしいって言われますし、一度はやってみたいですね。それで私と同じメイクと同じ服を着せたりして。

■どうやって仲間を作ったらいいのかみんなに聞きたい（笑）

－好きなことに夢中になるのは素晴らしいと思いますが、なかなか共感してくれる友だちがいない！っていう方々に多屋さんから送るメッセージってありますか？

多屋来夢
私はほんとに一人でやってるから。アニメのグッズを集めるのも一人でやってるし、フィギュアも共感してくれる人は周りにはいないけど、一人でもぜんぜん楽しくやっています（笑）
FPS系のゲームもやるんですけど、私の周りにはやる人がいなくて、それも一人でやってます。オンライン上では１人、２人話す人はいますが、会って話する人はいないです。
私もどうやって仲間を作るんだろう？ってみんなに聞きたいです（笑）

－お好きなファッションでも共感してくれる人はあまりいない？

多屋来夢
いないですね。いないですし、以前、外を歩いていたら通すがりの人に「こんな服着ている女はイヤだ」って言われたこともあります（笑）

－えぇっ？ヒドイ！とは思われなかったですか？

多屋来夢
ヒドイ！って思ったけど、まぁそうだよねとも思って（笑）
目立ちたくないんです。目立ちたくはないんですけど、自分の好きな服は着たいという矛盾（笑）

■多屋流オフの日の過ごし方

－ふだん、家からあまり出られないとか？オフの日は何をされてますか？

多屋来夢
外に出ないです。基本、ゲームをしているか、ベッドの中にいるか。朝起きてベッドの中にいるまま夜になることも多いです（笑）
食事する時だけベッドから出て。そのパターンがいちばん多いですね（笑）

－ベッドの中ではゲームをしない？

多屋来夢
しないです。ゲームをするにはけっこう気合を入れなきゃなので。ヘッドセットを用意したり（笑）

－PlayStation5って買う予定はありますか？

多屋来夢
応募はしているんですけど、当たらないです（笑）
なんとか買える機会を狙ってます。

－今いちばんやられているゲームタイトルは？

多屋来夢
11月に発売されたばかりの「コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー」です。

－ベッド、ゲーム、ドール以外に幸せを感じる瞬間はありますか？

多屋来夢
猫ですね。寝る時も、ごはん食べる時も机の上に乗らせていて、基本一緒にいます。すごい懐いてくれてるんです。

－そんなに可愛がっている猫がいたら家から出たくなくなりますよね（笑）

多屋来夢
ぜったいに出ないです（笑）

－猫はいつ頃から一緒に？

多屋来夢
子どもの頃からずっと家には猫がいたんですが、今年から一人暮らしを始めて、今の子だけを連れてきたんです。実家には２匹います。

－猫には服を着せたりはしないんですか？

多屋来夢
しないですね。着せたら怒ると思いますし（笑）

■暮らしやすい世の中に

－料理は得意じゃないとか？

多屋来夢
はい。したことがないです。

－ご飯はどうされてるんですか？

多屋来夢
大体デリバリーしてます（笑）

－なるほどそういう意味では暮らしやすい世の中になりましたね。

多屋来夢
はい、ほんとに便利な時代になって嬉しいです（笑）

■ゲーム配信が楽しかった

－そのほかやってみたいことはありますか？

多屋来夢
最近、YouTubeでゲーム配信をやったんですが、それがけっこう楽しかったんです。初めてだったんですけど、けっこう自分、ゲームしながらもしゃべってるなって思いました。普段はあまりしゃべらないので。
これからも続けていければいいなって思っています。

－いいですね。そしたら仲間が増えそうじゃないですか。

多屋来夢
増えたらいいですね。

■多屋来夢のイメージと実態のギャップ

－最後にあらためてこのスタイルブックのPRをお願いします。

多屋来夢
写真はもちろんですが、文章も読んでもらえたら嬉しいです。

－先ほどスタイルブックを拝見したんですが、文章が、多屋さんのミステリアスな雰囲気のイメージとのギャップを感じて面白いなって思いましたし、今日こうしてお話しててもギャップを感じましたし（笑）

多屋来夢
今日は（取材日だったんですが）いろんな人に言われました（笑）
ゲーム配信した時も、「えっ？そんな感じでしゃべるんだ？」っていう反応がありましたし（笑）

■インタビューカットギャラリー

[写真：桜小路順／聞き手：安田寧子]

『多屋来夢1stスタイルブック RAIMU』

著者：多屋来夢
定価：本体1,400円＋税
仕様：A5判／128ページ
ISBN：978-4-04- 604996 -4
発行：株式会社KADOKAWA
発売日：2020年12月2日(水）

公式ストア
https://www.tayaraimu.com/store/

【Amazon.co.jp限定】『多屋来夢1stスタイルブック RAIMU』 (特典：表紙別バージョン＋撮りおろし写真＋直筆メッセージ 配信データ）
https://www.amazon.co.jp/dp/4046049960

【電子版あり】『多屋来夢1stスタイルブック RAIMU』(特典：表紙別バージョン＋撮りおろし写真＋直筆メッセージ配信データ[電子版限定特典]）

画像クレジット：(C)KADOKAWA　(C)TAYA RAIMU　(C)NICHT

【多屋来夢プロフィール】
1997年東京生まれ、23歳、O型。小学生からモデル活動をスタート。高校時代に「ミスiD 2015」に選出され、テレビドラマ「コウノドリ」(TBS系)のテーマソングAlexandros「ワタリドリ」のMVに主演し話題に。雑誌「non-no」(集英社刊)専属モデルを経て、現在はモデルとしてカタログや雑誌、ウェブ広告など活動の幅を広げている。プライベートでもロリータ、ゴシックなスタイルを愛し、ドール収集やカスタマイズ、ゲームやアニメを趣味とするオタクな一面にも注目が集まっている。