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吉田美月喜

【インタビュー】“鬼JK”の親友役を演じた現役女子高生女優・吉田美月喜「見たことないマメが!」映画『鬼ガール!!』

10月9日より大阪で先行公開となっている映画『鬼ガール!!』が、16日(金)より順次全国公開となる。主人公が女子高生でしかも“鬼”という前代未聞の本作で、主人公の親友役を演じた吉田美月喜に、見せどころの和太鼓シーンや、女優をめざしたきっかけなどについて話を伺った(撮り下ろしカット)。

『鬼ガール!!』は、今も鬼伝説が残る大阪の秘境・奥河内が舞台。主人公・鬼瓦ももか(おにがわらももか)が、自身が鬼族の血をひく“鬼”であることにコンプレックスを持ちながらも、憧れの高校生活に奮闘し、仲間たちと“映画作り”にかける日々を、恋と友情、笑いと涙、青春のすべてを鬼盛りで描いた青春映画だ。

主人公・鬼瓦ももかを演じるのは、本作が映画初主演となる井頭愛海(いがしらまなみ)。
有名映画監督の父に憧れ、ももかと助け合いながら映画作りに青春をかける蒼月蓮(あおつきれん)役に、板垣瑞生(いたがきみずき)。
そして、ももかが信頼を寄せる親友・宇佐美雪(うさみゆき)役を演じるのが吉田美月喜(よしだみづき)。

本作には「TRAIN-TRAIN」の元THE BLUE HEARTSドラマーの梶原徹也も地元出身という縁から音楽プロデューサーとして参加。音楽で本作をよりパワフルに彩る。劇中では、ももかの妹・りりか(深尾あむ)がボーカルとして率いるガールズバンド“鬼ロック”が「TRAINTRAIN」をカバー。エキストラとして参加した地元の人々とともに撮影されたライブシーンは、熱気溢れる迫力満点な映像として収められている。

予告篇

なお、本作のロケ地となった大阪府河内長野市を拠点とする地元のフィルムコミッション「奥河内ムービー・プロジェクト」が本作製作に大きな貢献を果たしている。ロケ地マップも存在するため、コロナ禍の状況は留意しつつ、観光スポットの有力候補のひとつとすることで、作品世界をさらに楽しむことにつながるだろう。

吉田美月喜インタビュー

吉田美月喜

吉田美月喜

吉田美月喜(よしだみずき)プロフィール
誕生日: 2003年3月10日、東京生まれ。2020年1月に放送されたドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」に東山楓役でレギュラー出演した話題の現役女子高生女優。スターダストプロモーション所属。

■本番撮影で気づいたらマメができていた和太鼓シーン

-本作は、吉田さんの和太鼓のシーンが大きな見どころとなっています。元ブルーハーツの梶原さん、鼓童の陽介さんの元、初めて和太鼓に挑戦ということですが、実際にどのような指導を受けましたか?

吉田美月喜(宇佐美雪 役)
小学校3年生から6年生の時、鼓笛隊みたいなのに入っていて、そこで小太鼓をやっていたんです。
マーチングで、和太鼓のような大きなふりで叩くものではなかったですが、リズム感はその時についたのかなと思っています。そのおかげか、陽介さんと梶原さんが褒めてくださって。私は、褒められて伸びるタイプなので(笑)、楽しみながら和太鼓の練習ができました。その中でももっと大きく腕を振り上げてとか、叩き方の型は厳しく指導していただき、私もやるからにはカッコよく見えるようにちゃんとやりたかったので、真剣に取り組みました。

-和太鼓ならではのリズムというのはあるのでしょうか?

吉田美月喜
そうですね。太鼓を叩くだけじゃなくて、腕を高く上げるタイミングや、身体の反り方がリズムの裏になっていたり、精神統一の意味もあるそうです。そして呼吸の取り方含めて全体がリズムになっていて、そういうリズムの取り方は初めての経験だったので、最初はぜんぜんわからないことだらけでした。教えていただきながら、和太鼓ってカッコいいなぁって思っていました。

-練習期間はどれくらいでしたか?

吉田美月喜
2ヶ月ぐらいでしたが、陽介さん、梶原さんから直接教わる時間は限られているので、それ以外は、家で枕を太鼓代わりに叩いて練習してました(笑)
クランクインして奥河内に行ってからも、撮影の合間にお寺の太鼓を叩いて直前まで練習していました。

吉田美月喜

-劇中、願昭寺(がんしょうじ/富田林市)での護摩法要で和太鼓を叩くシーン。ここは吉田さんの見せ所ですが、このシーンはどのような撮影でしたか?

吉田美月喜
和太鼓を使わない法要は、実際に行われているそうで、今回撮影のために特別に太鼓を置かせていただいたんです。
なので、周りにいる方々は実際のお寺の方々で、お経もとても迫力ありました。

-吉田さんの和太鼓はもちろん、カメラアングルやカット割りがとてもカッコいいシーンでした。

吉田美月喜
このシーンの撮影はもちろん緊張もしていましたし、監督からは「もっともっと本気でやれ」と何回も言われてたのもあり、カメラアングルがどうか気にせず、周りが見えてないくらい和太鼓を叩くことに集中していました(笑)
実は叩いている時の記憶があまり無いくらい、それぐらい一生懸命にやっていて、撮影が終わってふと気づいたら、手に大きなマメができていたんです。

-そのマメは本番でできたものなんですか?

吉田美月喜
はい。練習期間中にはなかったものです。本番で叩きすぎたからかもしれません(笑)
法要の火が消えるまでの短い時間での撮影だったのに。

-本番中、痛くなかったんですか?

吉田美月喜
はい。撮影中は全然気づかなくて、終わってから手に違和感を感じて見てみたら、見たことないような大きなマメができていたんです(笑)

-本番ならではの集中力ですね。

吉田美月喜
そうですね。なので、その後しばらく手が痛くて辛かったです(笑)

吉田美月喜

■連鎖劇のシーンはライブ収録のようだった

-吉田さんが和太鼓を叩くシーンは、終盤の映画祭での連鎖劇()でもあります。このシーンもどのようにして作られたのか教えて下さい。
連鎖劇:1つの作品を演劇と映像で交互に上演・上映するもの。『鬼ガール!!』の連鎖劇のシーンでは、映像に合わせて吉田美月喜が和太鼓の生演奏をする)

吉田美月喜
このシーンの撮影は、リハーサル含めて3日間まるまるかけました。
本番では、一部のアップのカット割をのぞき、基本的に通しでライブ収録さながらに撮影しています。
桜田ひよりさん(松丸星愛姫/まつまるてぃあら 役)が舞台裏で猛ダッシュしていたり、みんな汗かきながら励まし合っていたり、リアルに大変な撮影でした。
だからこそ、そのリアルさが映像にも表れていてカッコいいシーンになったなって思います。
私も和太鼓を叩きながらみんなを応援もしていました。

吉田美月喜

■「吉田美月喜の太鼓の音でいい」

-さて、吉田さんが演じられた“宇佐美雪”とはどんな女の子ですか?

吉田美月喜
雪は、ももか(主人公。演・井頭愛海)にとても頼りにされていたり、和太鼓など好きなことに対して一生懸命でカッコいいキャクラターだと思います。
でも、ももかの相談にのっているシーンで「私も(自分のことで)好きじゃないところがある」というセリフがあるんですが、雪は、きっと強くてカッコいい女の子だからこそ、周りからすごく頼りにされて、自分の弱さをなかなか素直に言えない子なのかなとも思いました。
瀧川監督からは、「太鼓を叩く姿で雪の性格を表したい」と言われました。連鎖劇での太鼓を叩くシーンでも「もっともっと魂を込めて!」と何度も演出を受けましたし、私も雪の真っ直ぐさを太鼓で表したいと思いました。
そのおかげで、もともとは太鼓の音はプロの方の別撮りを使う予定だったのが、監督から「吉田美月喜の太鼓の音でいい」って言っていただいて、それはほんとにすごくうれしかったです。腕が死にそうになるくらい練習して本番にも臨んだので、ほんとに頑張った甲斐がありましたし良かったです。

鬼ガール!!

落ち込む鬼瓦ももか(井頭愛海・写真右)に優しく語りかける宇佐美雪(吉田美月喜・写真左)(C)2020映画「鬼ガール!!」製作委員会

■たこ焼きパーティでロシアンルーレットを。

-鬼瓦ももか役の井頭愛海(いがしらまなみ)さん、蒼月蓮(あおつきれん)役の板垣瑞生(いたがきみずき)さんとの撮影現場はいかがでしたか?印象に残っていることなど教えて下さい。

吉田美月喜
みんな、同じ旅館に泊まらせていただいてたんです。なので、撮影後に旅館のロビーに集まってみんなでゲームしたりとか、たこ焼きの材料を近所のスーパーで買ってきて一緒に作ったりとか、なんだか修学旅行みたいな感じでした。
たこ焼きでは、ロシアンルーレットもやって、ひとつだけ辛いものを混ぜるとか(笑)
そのおかげで、撮影でも実際の友だち同士のような自然な演技ができたと思います。

-一緒に泊まるというのは地方ロケならではのところもありますね。出演者同士がカメラが回っていないところでも、実際の役に近い状態で生活したり過ごしたりする“役積み”という手法は、河瀨直美監督がよく取られる手段ですが、本作でもそれに近いことができたということですね。

吉田美月喜
そうですね!年齢が近い同士で合宿みたいなところもあり、ほんとに楽しかったです。

鬼ガール!!

写真右から、吉田美月喜、板垣瑞生、桜田ひより (C)2020映画「鬼ガール!!」製作委員会

■街全体で『鬼ガール!!』を温かく迎えてくれていた

-本作は、地元のフィルムコミッションとして、奥河内ムービー・プロジェクトがサポートされています。実際の撮影現場で、出演者として感じられたことはありますか?

吉田美月喜
私が撮影で現地に入った時、すでに作品のポスターが街に貼られていたり、1度だけ使ったタクシーの社内にもフライヤーが置いてありました。
タクシーの運転手の方が、「撮影か?応援しているよ。」って言ってくださって、地元の方が『鬼ガール!!』の撮影があることを知ってくださっているのはもちろん、ことあるごとに応援の言葉をかけていただいて、とても心強い印象を持ちました。
そして、実際の撮影でも奥河内の方がエキストラで参加されていたり、キャストや撮影スタッフがいただく食事も作っていただいたんですけど、ほんとに新鮮で美味しくて、食べ過ぎちゃうくらい食べてました(笑)とても楽しかったですし、街全体で『鬼ガール!!』を温かく迎えてくださっているのを感じました。

吉田美月喜

■東京に帰ってもしばらく関西弁が抜けなかった

-奥河内は、関西弁の中でも個性のある言葉遣いとイントネーションですが、東京出身の吉田さんは、セリフでいわゆる河内言葉をしゃべるのに苦労されましたか?

吉田美月喜
オーディションの時、関西弁の指示は無かったんですが、私は、関西弁だからこそのキャラクターがあると思ったので、完璧ではないんですけど、関西弁を練習して臨みました。
それでも実際の撮影となると、やっぱり不安はありましたが、撮影中の1ヶ月は奥河内に行きっぱなしだったので、地元の方と実際にお話しする機会が多かったりとか、主演の井頭愛海(いがしらまなみ)さんは関西弁の方なので、教えてもらったりしました。
撮影の最後の方は、リアルに自然に関西弁が出てくるようになっていて、東京に帰ってからもしばらくは、「せやなぁ」とか言っちゃってました(笑)

■ベリーショートのスポーツ少女だった

-今のお仕事を始めることになったきっかけについて教えて下さい。

吉田美月喜
今のマネージャーさんにスカウトしていただいたことがきっかけです。
演技をやってみたいと思っていたので、今の事務所に入らせていただくことにしました。

-吉田さんのプロフィールを拝見すると、バスケ(3年)、テニス(6年)、バレエ(8年)と、長く続けられているものがありますが、ご自身をどのように分析されてますか?

吉田美月喜
そうですね、今でもスポーツすることは大好きなんですけれど、事務所に入る前は、ファッションにはほとんど興味無いくらい、スポーツ少女でした。
髪もベリーショートで男の子によく間違われるくらいでした。とにかく身体を動かすことが好きで、バスケもテニスもやりたいって言ったら、母が背中を押すような感じでやらせてくれてました。
今は、メイクやファッションも勉強中ですけれど、身体を動かすが好きなのは今も変わってないです。

-その中で演技に関心を持たれたのは?

吉田美月喜
母が厳しくて、中学2年生までテレビ禁止だったんですよ(笑)
携帯もずっとキッズ携帯で、中学1年でガラケーになったんですけど、検索もできないほどにフィルターをかけられていたんです。でもそのガラケーにはワンセグ機能があって、布団の中でこっそりワンセグを観るのが唯一のテレビの時間でした(笑)
でも事務所に入るまでは演技については漠然としていましたが、今、演技レッスンも受けるようになって、作品にも出させてもらって、演技というものは、私自身が生きてくだけでは経験できない職業だったり、人格だったりを疑似体験しているようで、すごく面白いものだと気づくようになりました。

吉田美月喜

■大人になったらカッコいい女教師役をやってみたい

-そうして今、徐々に出演作も増えてきていますが、今後の抱負などありますか?

吉田美月喜
大人になったらなんですけど、カッコいい女教師役をやってみたいです。『黒の女教師』(2012年TBS系)のような。ちょっと怖いんだけど愛情もあるというような、そういうのに憧れています。
ただ、今の私はまだまだ経験値を上げていきたいので、いろんな役に挑戦していきたいです。

-吉田さんのプロフィールに「人を笑わせることが好き」と書かれていますが・・・

吉田美月喜
それ、違うんですよ!持ちネタとかがあるわけでもないんです(笑)
事務所に入って、プロフィールを書く用紙を渡された時、ただ友だちと会話をしていると楽しいと言ってもらえるというだけのことなのに、何を思ったのか、私は「人を笑わせることが好き」って書いてしまって(笑)それがそのままプロフィールに載ってしまってるんです(笑)

-そういうことですか。では、プロフィールを書き換えてもらわないとですね。

吉田美月喜
そうなんです(笑)

-でも、俳優としてコメディをやるのはいかがですか?

吉田美月喜
それはぜひ挑戦してみたいです!

吉田美月喜

吉田美月喜

■最後にメッセージ

-本作をご覧になる方にメッセージをお願いします。

吉田美月喜
この映画は“ザ・青春”という内容です。作品を観ていただいて、学生の方には自分を好きになって、学生だからこそできる夢、周りのことを気にしないでできる夢に挑戦してほしいなと思います。
そして、大人の方には、学生時代の青春時代を思い出してもらって、当時の友だちに連絡してみようかなって思っていただけたら嬉しいです。

吉田美月喜

[写真・インタビュー:Jun Sakurakoji]

映画『鬼ガール!!』

イントロダクション
恋×映画×鬼!? 笑って泣いてアツくなる、
2020 年代をまっ先に駆け抜ける青春鬼ロックムービー、誕生!
今も鬼伝説が残る大阪の秘境・奥河内を舞台に、鬼族の末裔である主人公鬼瓦ももかが憧れの高校生活に奮闘する日々を、恋と友情、笑いと涙、青春のすべてを鬼盛りで描く。

ストーリー
鬼瓦ももかは、ステキな恋、キラキラした青春にあこがれる、新高校 1 年生。でも彼女には、ゼッタイにバレてはならない秘密があった。それは、自分が鬼族の血をひく“鬼”であること。鬼のような天パーをストレートにし、鬼のような怪力をセーブし、興奮すると頭に生える“ツノ”もかくして生きてきた。これがもし見つかったら、彼氏も友だちもできっこない…。高校生活は、初日からドキドキの連続!にっくき幼なじみのせいで鬼のことがバレそうになったり、映画部の岬先輩からヒロインにスカウトされたり……。ソッコーで「女優になる!」と決め、岬先輩のことで頭がいっぱいのももか。あれ、ひょっとしてこれが恋ってやつ!?青春ってやつ!?しかし!映画のヒロイン決めはオーディションだった!はたして、ももかは、鬼バレせずにヒロインになれるのか?ももかの恋は、青春は、いったいどうなる!?

出演:井頭愛海
板垣瑞生 上村海成 桜田ひより 吉田美月喜 曽野舜太
深尾あむ 末次寿樹
テイ龍進 六平直政
山口智充
監督:瀧川元気
原作:中村航
脚本:中村航 作道雄 瀧川元気
音楽プロデューサー:梶原徹也
製作協力:奥河内ムービー・プロジェクト
配給:SDP
(C)2020映画「鬼ガール!!」製作委員会
公式サイト:https://onigirl.jp
公式Twitter:@onigirl_jp
公式Instagram:@onigirl_jp

大阪先行公開中
10月16日(金)全国順次公開

鬼ガール!!

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