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サイダーのように言葉が湧き上がる

市川染五郎×杉咲花出演&公開日決定。劇場オリジナルアニメーション『サイダーのように言葉が湧き上がる』

劇場オリジナルアニメーション『サイダーのように言葉が湧き上がる』が、2020年5月15日(金)に松竹配給で公開が決定した。本作のキャストに、初映画、初主演、声優初挑戦となる市川染五郎、そして実力派若手女優杉咲花の出演も決定。また、あわせてティザービジュアルも解禁となった。

サイダーのように言葉が湧き上がる

『サイダーのように言葉が湧き上がる』ティザービジュアル

『サイダーのように言葉が湧き上がる』は、人とのコミュニケーションが苦手な俳句少年と、コンプレックスを隠すマスク少女。何の変哲もない郊外のショッピングモールを舞台に出逢ったふたりが、言葉と音楽で距離を縮めていく、ボーイ・ミーツ・ガールStory。

その主人公であるチェリー役には、初映画、初声優、初主演となる歌舞伎界の超新星・八代目 市川染五郎を起用。
一方、ヒロインのスマイル役は、若低随一の確かな表現力で高い評価を受ける杉咲花が担当。杉咲花は、2020年秋より放送の NHK連続テレビ小説「おちょやん」でヒロイン竹井千代を演じることがすでに発表されている。

今回声優に抜擢された市川染五郎、杉咲花の2人、そしてイシグロキョウヘイ監督からコメントも到着した。

■市川染五郎コメント
僕が勤めさせていただくチェリーは人と話すことが苦手で、声が小さいことを指摘されるシーンは僕自身と重なって見えました。
本格的な声優のお仕事は初めてですが、チェリーとの共通点を大切にしながら、自分の声でチェリーに命を吹き込むことができるよう、一体になれるよう、精一杯勤めたいと思います。

市川染五郎

市川染五郎 (C)KAZUMI KURIGAMI

■杉咲花コメント
チェリーとスマイル、2人の姿に何度も胸をきゅっとさせられました。
私が声を担当させていただくスマイルは前歯が出ていることを気にしていて、なんだか共感できる部分がありました(笑)
けれどそんなコンプレックスを抱えながらも、どんな時も明るくしゃんと立っているスマイルに勇気をもらいました。
チェリーのなかでどんどん言葉が湧き上がるように、スマイルが心の底からにこりと笑うように、自分の中でしゅわしゅわと湧き上がる感情を大切に、頑張ります。

杉咲花

杉咲花

■イシグロキョウヘイ監督コメント
テクノロジーの進歩によってコミュニケーションが簡易になったこの時代、果たして“リアルな言葉”は必要なのだろうか?僕のなかにあるこの問いに、作品を通して答えを出しました。
オリジナル映画に必要なのは作り手の強い意思。突きつけられるプレッシャーに打ち克つため、自ら声をかけた最高のスタッフでこの重責にのぞみました。ストーリー、デザイン、色、映像、音楽、あらゆる要素に進むべき道を示してスタッフと共に邁進し、大画面で映える作品を作り上げたのです。

そして、主人公ふたりの声。チェリー役の市川染五郎さん、スマイル役の杉咲花さん。

チェリーの声は、シナリオを書き進めてもキャラデザインを描き起こしても色を塗っても、なかなか聞こえてきませんでした。声優や俳優だけでなくもっと広くアンテナを張った時、僕の耳は若き歌舞伎役者、当代の市川染五郎に行き着きます。歌舞伎座に足をはこび、彼のお芝居をこの目で見て、耳で聞いた瞬間、僕のなかでチェリーが完成してくれました。遠く離れた席で観劇していた僕にも“表情”が届くその芝居の技術は、まさしく声優として必要な要素を兼ね備えていたのです。
マスク越しでも澄んでいるスマイルの声は、シナリオ執筆時から僕の中でハッキリと聞こえていました。少しキーが高く特徴的、しかも聞きやすいその声の持ち主は、杉咲花さん。感情をのせた声をメロディーのように彩るセンスは圧巻で、表情が見えない場面でも、その声の芝居と佇まいですべてを観客に伝えられる。映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で輝いた才能は僕のなかに強く印象付けられていたのです。いつか僕の作品に出演してもらいたい、そんな願望をずっと秘めていました。
僕はふたりをこの作品に導くため、僕なりの“リアルな言葉”を、“どうか届いてほしい”という強い意思を便箋に込めて、ふたりに読んでもらいました。こうしてキャスト発表をふたりと共に迎えられたことは、僕にとって、作品にとって、大きなプレゼントです。ふたりに届いた僕の意思こそがこの作品そのものである、そう感じています。

この映画はポジティブなメッセージにあふれています。映画を見終わったあとでほんの少し自分に自信が持てる、そんな僕たちのメッセージを、どうか受け取ってください。

映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』

2020年代、そのはじまりを告げる初夏――
サイダーのように甘く弾ける、少年少女たちの青春グラフィティ。

「四月は君の嘘」、「クジラの子らは砂上に歌う」などを手掛け、繊細で叙情的な演出に定評のあるアニメーション監督・イシグロキョウヘイ。バンドで活動した経歴を持ち、音楽にも造詣が深い彼が、言葉×音楽をキーワー
ドに、少年少女の「ひと夏の青春」を描いたオリジナルアニメが『サイダーのように言葉が湧き上がる』である。

音楽制作を務めるのは、「マクロス」シリーズをはじめ、アニメーションの劇伴やアニソン制作において第一線を⾛り続ける音楽レーベルフライングドッグ。同社の10周年記念作品ともなる本作は、『映画 聲の形』などの劇伴制作で知られる牛尾憲輔が担当。さらに主題歌や挿入歌にも豪華アーティストの参加が決定している。

今回初解禁となるティザーポスターは、俳句少年チェリーとマスク少女スマイルの2ショット。タイトルの通りサイダーの中をイメージした爽やかさで甘酸っぱい物語を想起させる。

STORY
17回目の夏、地⽅都市--。
コミュニケーションが苦手で、人から話しかけられないよう、いつもヘッドホンを着用している少年・チェリー。彼は口に出せない気持ちを趣味の俳句に乗せていた。
矯正中の大きな前歯を隠すため、いつもマスクをしている少女・スマイル。人気動画主の彼女は、“カワイイ”を見つけては動画を配信していた。

俳句以外では思ったことをなかなか口に出せないチェリーと、見た目のコンプレックスをどうしても克服できないスマイルが、ショッピングモールで出会い、やがてSNSを通じて少しずつ言葉を交わしていく。

ある日ふたりは、バイト先で出会った老人・フジヤマが失くしてしまった想い出のレコードを探しまわる理由にふれる。ふたりはそれを自分たちで見つけようと決意。フジヤマの願いを叶えるため一緒にレコードを探すうちに、チェリーとスマイルの距離は急速に縮まっていく。

だが、ある出来事をきっかけに、ふたりの想いはすれ違って--。

物語のクライマックス、チェリーのまっすぐで爆発的なメッセージは心の奥深くまで届き、あざやかな閃光となってひと夏の想い出に記憶される。

アニメ史に残る最もエモーショナルなラストシーンに、あなたの感情が湧き上がる!

【CAST】
チェリー:市川染五郎 スマイル:杉咲花

【STAFF】
原作:フライングドッグ 監督:イシグロキョウヘイ 脚本:佐藤 大
キャラクターデザイン:愛敬由紀子
音楽:牛尾憲輔
アニメーション制作:シグナル・エムディ×サブリメイション
製作:『サイダーのように言葉が湧き上がる』製作委員会
配給:松竹
公式HP:cider-kotoba.jp
公式Twitter:@CiderKotoba
©2020 フライングドッグ/サイダーのように言葉が湧き上がる製作委員会

2020年5月15日(金)全国ロードショー!

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