秋葉原映画祭2019プレミア上映&舞台挨拶 映画『クロノス・ジョウンターの伝説』
1月12日、声優の下野紘、井桁弘恵が実写の主演・ヒロインに挑戦した映画『クロノス・ジョウンターの伝説』が、第4回秋葉原映画祭2019にてプラミア上映。その舞台挨拶が神田明神ホールで行われ、今だから話せる撮影裏話や、戻りたい過去についてなどをたっぷりトーク。一般公開は2019年4月予定。(フォトギャラリー)
『クロノス・ジョウンターの伝説』
イントロダクション
大ヒット映画「黄泉がえり」や「この胸いっぱいの愛を」で知られるSF小説界の巨匠・梶尾真治の叙情SFの傑作「クロノス・ジョウンターの伝説」を「アリス・イン・ドリームランド」や「サンタクロースがやってきた」など海外との合作映画を手掛けてきた蜂須賀健太郎監督が完全映画化。
主演には、実写映画に初主演する「進撃の巨人」「うたの☆プリンスさまっ♪」などの人気声優・下野紘。ヒロインには、広瀬すず、吉岡里帆などを輩出した「ゼクシィ」11代目CMガールに起用された井桁弘恵を迎えて描いたタイムトラベルロマンス映画が誕生。
ストーリー
住島重工の開発部門・Pフレックに勤めている吹原和彦(下野紘)は、通勤時に通りかかる花屋で働く蕗来美子(井桁弘恵)に想いを寄せていた。
一方、会社では、時間軸圧縮理論を採用し、物質を過去に送ることの出来る放出機『クロノス・ジョウンター』の開発に成功した。
そんなある日、突然の事故で、来美子を失ってしまう。
クロノス・ジョウンターに乗り込み、来美子を救う為、過去に戻る和彦だったが、クロノス・ジョウンターには重大な欠点がある事が隠されていた…
原作:梶尾真治『クロノス・ジョウンターの伝説』(徳間文庫)
出演:下野紘、井桁弘恵、尾崎右宗、岩戸秀年、五十嵐健人、寺浦麻貴/赤山健太
監督:蜂須賀健太郎
企画・プロデュース:大橋孝史
公式サイト:https://www.chronos-jaunter.com/
(C)梶尾真治/徳間書店・映画「クロノス・ジョウンターの伝説」製作委員会
2019年4月全国順次ロードショー
第4回秋葉原映画祭2019
開催期間:2019年1月12日(土)~14日(月)
公式サイト:www.akibafes.com
舞台挨拶
声優と役者の違い
– 初めての実写映画で初主演ということで、声優との違いはありましたか?
下野紘
普段は声の仕事で自分の姿がないのもあって、実写は責任重大だなというプレッシャーはすごく感じてました。
蜂須賀健太郎監督
本作は5分くらいの長回しシーンもあって、下野さんはその間のセリフや演技を全部飲みこんで対応いただきました。
井桁さんも努力家で勘が良くて、そしてお芝居が上手で。
テストシーンとして撮影したものをそのまま本番採用することもありました。
ヒロイン役として難しかったこと
– 初の映画ヒロインということで、難しかったことや苦労した点は?
井桁弘恵
やっぱり吹原(下野紘)さんが助けに行きたいって思うヒロインじゃないといけないので、監督とプロデューサーとどういうヒロイン像にするか話し合いました。
表情だったり笑顔だったり、声だったり仕草だったりをどうすれば映画を観ている人も守りたいって思ってもらえるのかを考えるのがすごく難しかったです。
井桁弘恵
もうひとつは、クロノスに乗ってタイムトラベルするシーンがあるんですけど、もちろんあれは実際に乗っている感覚はないですから、自分の頭の中の想像力だけで乗っている感じで演じるのがすごく難しいなぁと思いました。
下野紘
あと、そのクロノスの「枠」がすごく臭かったんですよ(笑)
撮影のためにそれに近づかないといけなくて、「臭っせぇなぁ」と思いながら撮影していました。
今だから話せる撮影裏話
– 今だから話せる撮影の裏話ってありますか?
下野紘
私と井桁さんは初めましてだったんですが、最初の撮影シーンがラストシーンからだったという(笑)
井桁弘恵
そうでしたね(笑)
けっこうビックリしましたね(笑)
下野紘
台本は読んでるからこういうストーリーとか二人の関係性とかはわかるんだけど、ただ、初めましてで「これからよろしくお願いしまーす」の直後にいきなりラストシーンの撮影は(笑)
大橋孝史P
制作側の意図は無く、時間がなくて仕方なくそうなってしまって、ほんと申し訳ないなと(笑)
– 撮影がちょうどハロウィンの時期だったそうですが、それから3ヶ月ほどで上映というすごいスピードの編集ですね。
下野紘
はい。撮影も5日間でタイトでしたしね。
雨のシーンがありますが、あれはガチ雨なんです。雨降らし機とかは一切使っていません。
タイムトラベルは経験したことないので・・・
– 映画『バタフライ・エフェクト』など、現在と過去を行ったり来たりするタイムループものの映画がありますが、そういった作品を参考にされてたりしますか?
蜂須賀健太郎監督
もともとSF映画がすごく大好きで、『ある日どこかで』という映画があって、それを井桁さんに観てほしいということでプレゼントして参考にしてもらったりしました。
井桁弘恵
やっぱりヒロイン像とかイメージが湧きやすくなりましたし、なかなかタイムトラベルするってことは経験できないですし・・・
下野紘
そりゃそうでしょうね(笑)
井桁弘恵
ごめんなさい(笑)
監督の意図がすごく伝わってきたので、教えていただいてありがたかったです。
過去に戻ってやり直したいこと
– 一度だけ過去に戻れるとしたら、ご自身でやり直したい過去は?
井桁弘恵
強いて言えば、中学時代に戻りたいです。
当時、お父さんに対してすごい反抗期だったんです(笑)
今、父と話すことがあると、なぜあの時あんなに冷たくしちゃったんだろうってすごく後悔することが多くて。
下野紘
でもそれは生物学的には正しいらしいですよ。
思春期の女の子がお父さんに拒否感を覚えるのは、自分に近い遺伝子を本能的に避けるからなんです。
井桁弘恵
そうなんですね。えぇっと、じゃぁ(過去に)戻らなくて大丈夫です(笑)
– 下野さんはいかがでしょう?
下野紘
5年から10年くらい前の話なんですが、とある先輩と飲みに行った時の話です。
2件目、3件目とお店を変えて、最後にテキーラを飲んだ後、記憶がなくなってしまって。
気づいたらホテル前までタクシーで来ていて、でも、冬なのにコートも財布も持ってなくて。
先輩に電話してタクシー代を借りたんですが、けっきょく財布は戻らず。
なので、この時のテキーラを飲む直前に戻りたいです(笑)
最後にメッセージ
大橋孝史P
4月公開が決まったことと、今日公開したエディションは今日が最後で、今後主題歌が変わります。
またどこかのタイミングで発表しますので楽しみにしていてください。
蜂須賀健太郎監督
全員一丸となって作った映画ですので、なんとか皆さんのお力をお借りして、ヒットさせていきたいと思っています。よろしくお願い致します!ありがとうございました。
井桁弘恵
本日は短い時間でしたが、ありがとうございました。
4月から公開ということで、多くの方々に観て、楽しんでいただけたらいいなと思っていますので、よろしくお願いします。
下野紘
公開までまだちょっと時間はありますけど、是非ともたくさんの方々に観ていただけたら嬉しいなと思います。
そして声優業界ででも、けっこう話題になっている部分もありますので(笑)、「あ、クロノスやるんだ」って思い出してもらいつつ、公開の時は観に来ていただければと思います。よろしくお願いします。
フォトギャラリー
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[写真・記事:Jun Sakurakoji]
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