歴史の教科書に載ってない戦時中“ごはん”史。グルメ漫画「戦争めし」第4弾発売。テレビドラマ放送も。
戦時中を生き抜く人々の生活を食の視点から描いた、切なくて温かい一話完結のグルメ漫画「戦争めし」(著者・魚乃目三太)第4弾が、2018年7月20日、秋田書店より発売された。
また、8月11日(土)には、駿河太郎さんや壇蜜さん、その他豪華なキャストが出演する59分実写ドラマがNHK BSプレミアムの終戦特集にて放送される。
戦時中だって現代と同じように、食を含めて日常の楽しさを求める人々の暮らしがあったことは、映画「この世界の片隅に」でもわかりやすく紹介されているが、本作でもそれを柔らかなタッチで描いている。
グルメ漫画「戦争めし」とは?
「戦争めし」は、戦争を知らない世代のグルメ漫画家・魚乃目さんが、戦争の記録や取材を元に、戦火を生き抜く人々の持つ美味しい記憶を柔らかなタッチで描くグルメ漫画。
暗く語られることの多い戦時中だが、時代の大きな歯車が動く中にも、生きることの基本である「食」を巡り市井の人々の愛や小さな幸せがあったことを感じることができる。
戦時中の美味しい記憶たちを一話完結で収めた本コミックスは老若男女問わず楽しめる内容だ。
「食べる」とは生きること!
瀕死の日本人捕虜の夢を叶えるため、リンゴから作る「パイナップル」(第1弾其の五「極寒のパイナップル」)、みんなの嫌われ者の野菜・キャベツを一躍人気者にさせるお好み焼き(第4弾其の参「希望のお好み焼き」)。
物がない時代だからこそ人々の工夫と知恵を凝らして生まれた、戦時中ならではの“絶品グルメ”の数々が紹介されている。
テレビ放映決定&シリーズ初の2作連続発売!
8月11日(土)には、駿河太郎さんや壇蜜さん、その他豪華なキャストを迎えた59分実写ドラマをNHK BSプレミアムの終戦特集にて放送される。
ドラマ化を記念して7月31日(火)には特別装丁本「漫画 戦争めし~命を繋いだ昭和食べ物語~」が発売される。
5つのコミックス未収録作と過去作品から選び抜いた傑作エピソード、そして、漫画評論家・石子順による重厚戦争コラム記事などがまとまった一冊は、初めて作品に触れる方にもファンの方にも満足できる内容となっている。
書籍概要
「戦争めし4」
発売日: 2018年7月20日(金)
価格: 600円(税別)
出版社: 秋田書店
仕様:コミックス
「漫画 戦争めし~命を繋いだ昭和食べ物語~」
帯の推薦人は、「不死身の特攻兵」(講談社)著者の鴻上尚史さん!
発売日: 2018年7月31日(火)
価格: 1200円(税別)
出版社: 秋田書店
仕様:単行本(ソフトカバー)
著者:魚乃目三太(うおのめさんた)プロフィール
漫画家。1975年生まれ、奈良県出身。2007年にデビュー。
数々の青年誌で連載を抱える通称“グルメ漫画マスター”。
主な過去作品は「しあわせゴハン」「昼のセント酒」等。
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