映画『私にふさわしいホテル』

【のん×滝藤賢一 インタビュー】「あまちゃん」第135話を再現!?映画『私にふさわしいホテル』

映画『私にふさわしいホテル』(12/27公開)で、主人公の新人作家・加代子を演じるのんと、その加代子を酷評した大御所作家・東十条宗典を演じる滝藤賢一。10年前、「あまちゃん」やCMでも共演したことのある2人に本作での久しぶりの共演について話を聞いた。(読者プレゼントあり)
インタビュー場所は、映画のロケ地ともなった山の上ホテル。
 
《STORY》
新人賞を受賞したものの、大御所作家・東十条宗典の酷評により、華々しいデビューを飾ることなく、小説を発表する場も得られなかった不遇な新人作家・加代子。
この恨み、晴らさでおくべきか――。そう決意しながら憧れの「山の上ホテル」に宿泊する加代子の部屋の上階に泊まっていたのは・・・なんと東十条だった! 大学時代の先輩で編集者の遠藤の手引きによって東十条の執筆を邪魔し、締切日に文芸誌の原稿を見事落とさせる。だがここからが加代子の更なる不遇と試練の始まりだった……。
加代子 VS 東十条の因縁の対決は、誰にも予想できない方向へと突き進んでいく!
果たして加代子は文壇に返り咲き、作家としての道を歩むことができるのか!?

のん×滝藤賢一 インタビュー&撮り下ろしフォト

■目の輝きが10年前と変わっていない!

‐お二人は、約10年前のCMでも共演されていますが、当時のことで覚えていることがあれば教えてください。
 
滝藤賢一(大御所作家・東十条宗典 役)
とても不思議なCMだったよね。
 
のん(不遇な新人作家・中島加代子 役)
踊りました。
 
滝藤賢一
踊った踊った!(笑)
長いCMだったけど、1日で撮りきったので、スケジュールとしては大変だったけど、台本はとても面白かったし、監督も素敵な方でした。
楽しい撮影でした。
 
のん
不思議な世界観のCM撮影を楽しみました。
映画『私にふさわしいホテル』

のん/滝藤賢一

‐今回、『私にふさわしいホテル』で久しぶりに共演されてみていかがでしたか?
 
のん
本当にすごく楽しくて、とても充実感がありました。原作と脚本を読ませていただいたときに、(滝藤さんが)東十条先生をどうやって演じるんだろう?って思っていたのもあって。
 
滝藤賢一
(笑)
 
のん
原作だと、振りの部分も描かれていて、どうやったら魅力的になるんだろうって、とてもドキドキワクワクしてたんですけど、実際に滝藤さんが演じているのを見瞬間に、「すごい!素敵!大好き!」って思って、そんな大好きな東十条先生と楽しくお芝居ができました!
 
‐滝藤さんはいかがでしたか?
 
滝藤賢一
(のんちゃんの)目の輝きが10年前と変わっていなくて、まるで産まれたての赤ちゃんのようなキラッキラの目をされていますよね。長く芸能界で生きていれば、いい意味でも悪い意味でもちょっとくすんでくるというか、酸いも甘いも知っていくみたいなところもありそうなもんですけど、のんちゃんはあの頃と変わらない目の輝きで、こんな俳優さんがいるんだなと思って驚きました。
のんちゃんが主演というのを聞いた上で、原作と脚本を読んだので、もうのんちゃんのイメージしか湧かないぐらい、のんちゃんのイメージで読んでいましたし、一緒にお芝居をしていても、この役はのんちゃんにしかできないだろうなって思いました。たくさんの刺激をいただいて、僕の東十条は、のんちゃんがいなければ成立しなかったと思います。
 
‐劇中、2人で首を絞めたり、ヘッドロックしたりのシーンでのお二人の息がとても合っているなと感じました。
 
のん
嬉しい!
 
滝藤賢一
お互い何の遠慮もなくやってたよね?(笑)
 
のん
「ヘッドロックするんだ!?」って演出を受けたときには驚きましたけど、やっているときは楽しかったです!(笑)
 
滝藤賢一
久しぶりに会ってヘッドロックって、お芝居じゃないとできないもんね(笑)
映画『私にふさわしいホテル』

場面写真   (C)2012柚木麻子/新潮社 (C)2024「私にふさわしいホテル」製作委員会

■のん史上、いちばん性格が悪い役

‐のんさんは、加代子という役をどう解釈して取り組まれましたか?
 
のん
けっこう悪い奴なので、とにかく突き抜けさせるということを意識して、気持ちのいい悪さに見えたらいいなと思いました。
 
‐これまで演じられきた役には無いような感じでしょうか?
 
のん
私がこれまでいただいてきた役の中では一番性格悪いです。
 
滝藤賢一
(笑)
映画『私にふさわしいホテル』

山の上ホテルに「Bar Non Non」があるのは偶然!

‐そんな加代子の好きな部分はありますか?
 
のん
自分が小説を書くという自分の人生を守って、そしてのし上がっていくために、手段を選ばないところは、本当に清々しくて可笑しいし、変な作戦も実行するし、すごく好きです。そういう悪い部分が好きです。
 
‐のんさんは、創作活動において「怒りがパワーの根源にある」と、これまでもいろんなところでお話されていますが、過去一性格が悪いという加代子と、“怒り”という点でご自身との共通点を感じられたところはありますか?
 
のん
怒っている時って、エンジンをかけるのが容易というか、一番手っ取り早く動けるエネルギーになるので、とても気に入ってる感情です。
で、加代子も怒ってる時に頭が冴えてくるんだろうなという感じがしますし、怒ってどんどん前に進んで、下剋上していくという感じはとてもしっくりきます。
映画『私にふさわしいホテル』

場面写真   (C)2012柚木麻子/新潮社 (C)2024「私にふさわしいホテル」製作委員会

■恐怖だったけど、みんなに会って初めてホッとしました

‐滝藤さんが東十条先生を演じるうえで取り組まれたことは?
 
滝藤賢一
典型的な昭和の堅物という感じですね。男尊女卑クソジジイですから。
ただ、映画を観ている方が、こういうオヤジ、マジで嫌だ!と拒否られてしまうとちょっともったいないかなと思ったので、どこか可愛らしさもあるといいなとも思いました。
でもそれは、のんちゃんとか(田中)圭くんとの掛け合いの中で、生まれればいいなと思いましたし、堤監督もそういう演出をされていらしたように思います。
なので、僕が何かやろうというよりは、共演者、監督に身を委ねて、流されるままに演じたように思います。しかしあんなに騙されますかね?(笑)分かっていても何故か騙される。東十条が愛おしく思えてきましたよ。
加代子とぶつかりながらも、ときには一緒に手を組んだり。似た者なような気がしますし、そういうところが演じていてとても楽しかったです。

 

映画『私にふさわしいホテル』

滝藤賢一

‐滝藤さんはリリースで「演じることがとても困難で、連日恐怖との闘いだった」とコメントされていますが、具体的にどういう恐怖だったのでしょうか?
 
滝藤賢一
原作、脚本があまりにも面白いと、演じるのは恐怖です。読んだ方が面白いじゃんってなるのがものすごく怖いからです。
連日恐怖だったというのは、共演者の皆さんとお会いする前、一人でセリフを覚えている間ですね。「どうしよう、どうしよう。どうやったら東十条が映画の中で自然と生きることができるのか」と考え込みました。一人で取り組んでいるときはいつもそうなんですけど、今回は特に怖かったです。
 
‐例えば主演された『ひみつのなっちゃん。』のときともまた違う感じでしょうか?
 
滝藤賢一
僕はトランスジェンダーではないので、本当に僕が演じていいのだろうかという怖さはありましたが、『私にふさわしいホテル』はまた違う怖さ。いつもそうですが、みんなに会うとホッとするんです。余計なことを考えずに、奇をてらわず、セリフをストレートにぶつけていけばいいんだと。
そうすれば、みんながリアクションを取ってくれて、それに対して僕はリアクションを取って、それが積み重なっていく。みんなが僕は東十条なんだと信じさせてくれるんです。
 
‐なるほど。のんさんとの共演でもその恐怖感が解消されていったと。
 
滝藤賢一
もちろんそうです。のんちゃんに本当に助けられました。
 
のん
ありがとうございます。楽しかったです!

 

映画『私にふさわしいホテル』

■堤幸彦監督は、のんちゃんで遊んでいた?

‐のんさんは、初めての堤組で印象に残っていることは?
 
のん
机に倒れ込むシーンがあるんですけど、台本にはあのようには書かれてなかったんです。
現場で、「テコの原理で直角に倒れてください」って言われて、「えっ?」と思いつつもやってみたら、「これは筋力や技術がないと難しい!って思ったんです。なので、待ち時間に何度も練習しました。
 
‐堤監督は、台本に書かれていないことも現場で演出されることがあるということでしょうか?
 
のん
そうです。本番に入るまでは、傍にいてくださって、一緒にやるんですけど、いったんカメラを回し始めたら、遠隔でスピーカーごしに、都度演出くださるんです。いきなり「ここで梅干しを食べたときの顔になってください」とか。それも正解がわからないまま頑張りました(笑)
 
滝藤賢一
(笑)
 
のん
そういうのがすごく楽しかったですね。ここでそんなのを出すんだ?みたいな。笑わそうとしていないシーンでも出てくることがあったので、どういう意味だったんだろう?って思って面白かったです。
 
‐滝藤さんは堤監督とはお久しぶりだったと思いますが、今回はいかがでしたか?
 
滝藤賢一
とても面白かったです。今、のんちゃんが話されたことも横で見てましたけど、のんちゃんがそれを一生懸命、真剣にやろうとするから、可笑しくて可笑しくて(笑)
言い方悪いけど、堤さんは、けっこうのんちゃんで遊んでいたような気がします(笑)
 
のん
うわーっ!遊ばれてたのか!!(笑)
 
‐滝藤さんは今回は堤監督からはどんな演出を?
 
滝藤賢一
脚本があまりに面白いと面白い芝居をしないといけないんじゃないかというなんだかよく分からないプレッシャーに襲われるんです。
そういう僕のあざとさが出てくる前に、絶妙なタイミングで演出をしてくださったので、余計なことをせずにお芝居に集中できて面白かったです。

 

映画『私にふさわしいホテル』

■歌唱シーンはその場で歌ったものが使われています

‐のんさんはアーティスト活動のひとつとして歌も歌われていますが、本作でもそれがとても活きているシーンがありました。「夜霧よ今夜も有難う」など、今の時代からみていわゆるオールディーズに分類される楽曲を歌うシーンの取り組みについて教えてください。
 
のん
元々は、歌唱部分は後からレコーディングし直しましょうっていう手はずで進んでいたんです。でも、もしかしたら現場で歌ったものが使われるかもしれないから、完璧にしていこうと思ってしっかりボイトレと練習をして臨んだです。そうしたら現場で撮影しながら歌ったものが使われました。
説得力のある歌を聴かせなくてはいけなかったので緊張しましたし、動きも加えてそれっぽく見えたらいいなって思ってました。
 
‐そのシーンの撮影は滝藤さんも傍でご覧になっていたんですか?
 
滝藤賢一
ずっと見ていました。田中みな実さんと。
のんちゃんの歌がとても素晴らしくて、超ラッキー!と思って見てました。田中みな実さんも素晴らしいってずっと言ってました。
 
のん
田中みな実さんが「ディナーショーをやった方がいい!」ってずっと褒めてくれていました。
映画『私にふさわしいホテル』

場面写真   (C)2012柚木麻子/新潮社 (C)2024「私にふさわしいホテル」製作委員会

■田中みな実の愛犬とのんちゃんが似てる!?

滝藤賢一
田中みな実さん、ずっとのんちゃんのこと褒めてらしたよね。のんちゃんのこと大好きなんだなって思いました。
 
のん
田中みな実さんが「飼っているワンちゃんとのんちゃんが似ている」って言ってくださって(笑)
それで、写真を見せてもらったんですが、犬なので似ているかどうかは私にはわからなかったんですけど、可愛く育てられているワンちゃんに似てるって言われるのは嬉しいです(笑)
 
‐もうずいぶん前のお話ですが、渡辺えりさんが「のんちゃんは黒目が大きくて、小動物に似ている」っておっしゃっていたことがありましたね。
 
のん
ありましたね。「小動物は感情を悟られないように黒目が大きいんだけど、似てるよね」って言われました。
それっていいのか?って思ったんですけど(笑)
 
滝藤賢一
(笑)

 

映画『私にふさわしいホテル』

■「無名塾」先輩との夫婦役は緊張でした

‐のんさんは、田中圭さんとの初共演はいかがでしたか?
 
のん
とても明るい方で、現場方々とも仲間になっていらっしゃいました。
あと、ジャンクフードがお好きなんだなって思いました。加代子が劇中で食べている焼きそばがあるんですけど、待ち時間に田中さんはそれを食べてました。それがすごい可笑しくて素敵な方だなって思いました。
 
‐滝藤さんは、夫婦役としての若村麻由美さんとの初共演はいかがでしたか?
 
滝藤賢一
「無名塾」の大先輩ですし、僕がこの世界に入った時にはすでに大活躍されていたので畏れ多いって思いました。
ご一緒させて頂ける機会なんて滅多にないので、緊張していたらもったいないなと思っていたんですけれども、やっぱり緊張しますよね。麻由美さんが大きく受け止めてくださったおかげで撮影現場はとても素敵な時間でした。
 
のん
東十条家の家族のシーンはとても素敵でした!

 

映画『私にふさわしいホテル』

■「あまちゃん」第135話を再現!?

‐お二人は「あまちゃん」の第135話でも共演されていて、そのシーンではまさしく今日のインタビュー取材のように、滝藤さんがライターとしてのんさん演じるアキちゃんへ「今ハマっているものは?」と質問をされています。このエピソードを再現じゃないですが、今度はのんさんが滝藤さんに同じ質問をしていただけますか?
 
のん
滝藤さんが今、ハマっているものはなんですか?
 
滝藤賢一
僕は白米のおにぎりです。毎日必ず2合以上食べます。
田中みな実さんに薦めていただきました。
 
のん
おっしゃってました!
 
滝藤賢一
それ以来ずっとハマってて、とってもいいですよ。
のんちゃんは今、何にハマってますか?
 
のん
私はマグネット。
 
滝藤賢一
マグネット?
 
のん
美術展とかに行ったら、展示されている絵のマグネットがグッズ売り場に売ってることがあるんですが、それを集めるのにハマってます。
 
滝藤賢一
それは、美術展限定ですか?
 
のん
美術展限定です。
 
滝藤賢一
美術館でマグネットなんて売ってるんだね。今度見てみよう。僕は、コップとかを買っちゃうんですだよね。
 
のん
コップもいいですよね。

■のん&滝藤賢一 ビデオメッセージ

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のん プロフィール
1993年7月13日生まれ、兵庫県出身。俳優・アーティスト。音楽、映画製作、アートなど幅広いジャンルで活動。2016年、劇場アニメ『この世界の片隅に』(監督:片渕須直)で主人公すずの声を演じ、第38回ヨコハマ映画祭審査員特別賞ほか多数の映画祭で高評価を受ける。その後も20年『私をくいとめて』(大九明子)、『星屑の町』(杉山泰一)、22年『天馬荘の三姉妹』(北村龍平)などに出演。同年『さかなのこ』(沖田修一)で演じたミー坊(さかなクン)役により第46回日本アカデミー賞優秀主演女優賞などを受賞。22年『Ribbon』では監督・脚本・主演・編集・アートを担当。17年には自ら代表を務める音楽レーベル「KAIWA(RE)CORD」を立ち上げ、これまでに2枚のフルアルバムをリリース。23年に発表したMV『荒野に立つ』、24年発表MV『夢が傷むから』では監督・演出・編集・出演を務める。他に個展の開催や絵本の執筆なども行い、その多彩な表現活動に対して、第16回伊丹十三賞が贈られた。
 
滝藤賢一(たきとう けんいち)プロフィール
1976年生まれ。2000年、映画『BULLET BALLET/バレット・バレエ』(塚本晋也監督)で俳優デビュー。映画「クライマーズ・ハイ」(08/原田眞人監督)で一躍脚光を浴び、以降数々のドラマ、映画、CM等で幅広く活躍。主な出演作に、ドラマ「半沢直樹」(13)、「俺のダンディズム」(14)、「探偵が早すぎる」(18、22)、「グレースの履歴」(23)、連続テレビ小説「虎に翼」(24)等。映画に『踊る大捜査線THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』(10/本広克行監督)、『るろうに剣心‘’京都大火編‘’‘’伝説の最期編』(14/大友啓史監督)、『はなちゃんのみそ汁』(15/阿久根知昭監督)、『64-ロクヨン-前編/後編』(16/瀬々敬久監督)、『関ヶ原』(17/原田眞人監督)、『虎狼の血LEVEL2』(21/白石和彌監督)、『ひみつのなっちゃん。』(23/田中和次朗監督)、『ミステリーと言う勿れ』(24/松山博昭監督)、『若き見知らぬ者たち』(24/内山拓也監督)等多数。
映画『私にふさわしいホテル』

のん/滝藤賢一

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のんさん&滝藤賢一さん直筆サイン入り撮り下ろしチェキを抽選で1名様にプレゼントします。
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応募締め切り:2025年1月29日(日)23時59分

映画『私にふさわしいホテル』

■撮り下ろしフォトギャラリー

[撮影場所:山の上ホテル/写真・動画・インタビュー:三平准太郎/音声:金田一元/<のん>スタイリスト:町野泉美、ヘアメイク:菅野史絵/<滝藤賢一>スタイリスト:山﨑徹、ヘアメイク:山本晴奈]

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主演:のん×監督:堤幸彦×原作:柚木麻子
新人作家の逆襲が始まる!文壇下剋上エンタテインメント!
 
《INTRODUCTION》
話題作を次々と発表してきた柚木麻子のいちばん“危険な”作品ともいえる『私にふさわしいホテル』が2024年12月27日にて全国公開される。主人公・加代子を演じるのは『さかなのこ』で新たな魅力を発揮し、俳優、アーティストとして様々な分野で活躍するのん。監督にはテレビドラマ、映画、舞台……あらゆるジャンルでヒット作を生み出し、社会現象を作ってきた堤幸彦が務める。
 
《STORY》
新人賞を受賞したものの、大御所作家・東十条宗典の酷評により、華々しいデビューを飾ることなく、小説を発表する場も得られなかった不遇な新人作家・加代子。
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のん
田中圭 滝藤賢一
田中みな実 服部樹咲 髙石あかり / 橋本愛
橘ケンチ(EXILE) 光石研 若村麻由美
 
監督:堤幸彦
原作:柚木麻子『私にふさわしいホテル』(新潮文庫刊)
脚本:川尻恵太 音楽:野崎良太(Jazztronik)
主題歌:奇妙礼太郎「夢暴ダンス」(ビクターエンタテインメント)
製作幹事・制作プロダクション:murmur
配給:日活/KDDI
企画協力:新潮社
特別協力:山の上ホテル
 (C)2012柚木麻子/新潮社 (C)2024「私にふさわしいホテル」製作委員会
公式X:@wands_movie
公式Instagram:@wands_movie
 
本予告映像
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2024年12月27日(金)全国ロードショー!
映画『私にふさわしいホテル』

ポスタービジュアル

映画『私にふさわしいホテル』

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