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映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』

【インタビュー】鈴木梨央「興味があることを形にしていく20代を送りたい」映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』

「ゴジラ」「ガメラ」「大魔神」シリーズをはじめ、数多くの造形を手掛け、現在の怪獣造形の礎を作ったレジェンド、村瀬継蔵が初総監督を務めた映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』。新しい世代に贈る、アナログ特撮映画に主演した鈴木梨央に、本作出演のことを聞いた。(読者プレゼントあり)

鈴木梨央 インタビュー&撮り下ろしフォト

■初めての特撮映画

‐演じられた“時宮朱莉/ときみやあかり”とはどういうキャラクターでしょう?
 
鈴木梨央(主人公・時宮朱莉 役)
朱莉は、思ったことを相手に伝えることが苦手で、そういったところが少し不器用な女の子。でも、同級生の卓也(演:楢原嵩琉)くんと一緒に行動していくにつれて、だんだんと自分の想いを伝えられるようになっていきます。そういった朱莉の成長過程が重要なポイントだなと感じました。
映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』

鈴木梨央

‐現実世界と特撮世界を行き来するという物語ですが、役作りとして心がけられたことは?
 
鈴木梨央
小さい頃から特撮映画好きなお友達が多かったのもあって、『進撃の巨人』や『ゴジラ』シリーズなどを怖いながらも観てたんですけど、初めて自分自身が特撮映画に、しかも怪獣映画に参加することになり、改めて特撮映画を観直しました。目の前に大きな怪獣が現れたらどういう感じになるのかなど、参考にさせていただきました。
グリーバックでの撮影自体はしたことがあったんですが、本格的な特撮シーンの撮影は初めてで、大きな怪獣とか実際にそこにいないものに怯えるというお芝居は、思った以上に想像力が必要だなと思いました。
 
‐劇中、まだパソコンが普及する前の古い時代に書かれた手書きの作品プロットが登場して、朱莉が「手書き?」って驚くシーンがありますね。
 
鈴木梨央
はい。あのプロットには実際に、森林や怪獣などの細かい場面描写が書かれていて、卓也役の楢原くんと一緒に思わず見入ってしまいました。
 
‐本作の総監督の村瀬継蔵さん(88歳)は、1958年から特撮映画に関わり、歴代のゴジラシリーズ含めて日本の特撮映画の歴史を築いてこられた方で、それが昨年公開の『ゴジラ-1.0』に繋がっていくわけですが、改めて、本作でも採用されているアナログの特撮撮影が作られていた時代の作品について感じたことがあれば教えてください。
 
鈴木梨央
今回の作品では、映像の描写がフィルムチックな感じになっていて、私が幼かった頃、両親から見せてもらった特撮映画の時の記憶が蘇ってくるような、どこかなつかしい気持ちにさせられる映像だなって感じました。
実際の特撮の撮影現場には伺えなかったんですが、あとで映像を見せてもらったら、怪獣が暴れる街並みや山などは小さな模型で撮っているんですが、完成した映像では、実際に本当にあるかのように大きく映し出されている。今のCGの映像ももちろん素晴らしいんですけど、例えば、街を壊す場面は、その瞬間に合わせていろんなものをセッティングして1発撮りだったりしていて、そういった撮影方法には、映像に緊張感も映し出されているように感じて、とても感動しました。

映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』

‐村瀬総監督とお話されてどんな印象を持ちましたか?
 
鈴木梨央
初めてお会いしたのは衣裳合わせの時で、その時に“朱莉”としてどういう風に演じたらいいかを伺ったら、「素直に自分が思った朱莉ちゃんを演じてください」と。現場でも毎回アドバイスをくださり、本当に優しく温かく見守ってくれていました。
特撮のシーンの撮影では、リアルな表情になるために、目線や距離感を的確にアドバイスしていただきました。
 
‐そのほか撮影全体を通して印象に残っていることは?
 
鈴木梨央
撮影の多くは、卓也役の楢原くんと一緒でした。2人で驚いたり、逃げ出すシーンでは、息を合わせるためにどういう風にする?って話し合ったり、待ち時間では、「今流行っていること」を聞き合ったりとかもしていました。2人共今何が流行ってるのかっていうのをあまり知らなくて、「お互いちょっと流行りに疎いね」って話しながら楽しんでいたりもしました(笑)。
斎藤工さんとは8年ぶりで、前回はファッションイベントでランウェイを一緒に歩かせていただいた機会があったんですけど、今回、お会いした時にそのことを覚えてくださっていて、「すごく大人になったね」って話しかけてくださったのはとても嬉しかったです。
 
‐劇中に登場する伝説の「神の筆(カミノフデ)」で絵を描くと、それが実体となります。もし、梨央さんが「神の筆」を手にしたら、何を描いてみたいですか?
 
鈴木梨央
やっぱり、自分にしか描けないオリジナルキャラクターがいいです。それが自分の目の前に現れてくれたら、すごく嬉しい気持ちになるのかなって思います。
 
‐絵を描くのはお得意ですか?
 
鈴木梨央
中学の時、卓球部に入る前は美術部にいたんですけど、画力はちょっと無いかなぁ・・・(笑)。
 
‐なるほど。上手に描かないと変なクリーチャーが誕生したりする恐れは?
 
鈴木梨央
(笑)
でも、自分が描いたものだったら嬉しいですね。

映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』

■「ポカリの子」って声をかけていただく機会も。

‐鈴木梨央さんはずっとポカリスエットのCMに出演されていて、毎年夏と冬の風物詩のように定番化していますが、もうかなり長いですよね?
 
鈴木梨央
はい。今年で10年目になります。
 
‐1つのCMシリーズで10年間出演し続けてこられて、改めて振り返っていかがですか?
 
鈴木梨央
小さい頃の自分の映像を見るとちょっと不思議な気持ちになりますし、吉田羊さんとの親子の掛け合いをずっと続けてきて、それが毎年更新されていくことにすごくありがたいことだなと感じています。この時にはこの歌を歌って、この踊りやったなとか、ウクレレを弾いたこともあったなとか、その時その時の思い出もあり、懐かしくも思います。
CMを見てくださった方からは、「どんどん大きくなったね」とか「成長したんだね」っていう声はたくさんいただきますし、「ポカリの子」って声をかけていただく機会もたくさんあります。改めて振り返ると、自分の中で(このCMシリーズは)大きい存在だなって感じます。
 
‐確かに、今回このインタビューの機会を頂いて、昔のCMからずっと見返してみたら、やっぱりちょっとずつ成長されていってるなぁって改めて感じました。
 
鈴木梨央
(笑)
 
‐毎回、CMの撮影現場では、吉田羊さんとはどんな雰囲気なんですか?
 
鈴木梨央
吉田羊さんとは、毎回良い意味で久しぶり感がなくて、それぐらい羊さんは本当のお母さんのようなにとても温かく接してくださるので、撮影はとても楽しいです。
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■興味があることを形にしていく。そんな20代を送りたい

‐梨央さんは、役者としても10年以上のキャリアを続けてこられて、改めて俳優というお仕事のことやご自身の成長についてどう感じられていますか?
 
鈴木梨央
小さい時は、求められてることに対して素直に応えるとか、そういったことが多くて、自然と役に対して演じているっていうことが多かったんですけど、だんだんと年齢を重ねていくにつれて、役に向き合う深さが深くなったのかなっていう気がしています。
今回の作品で言えば、「朱莉ちゃんだったらどう思うかな?」っていうことだけではなくて、自分自身のこれまでの経験と照らし合わせることもしました。これは、小さい時にはしなかったことで、そういった自分の経験とその役との共通点を探したりとか、そういったことが多くなっていくにつれて、自分自身もだんだんと大人になっていってるんだなって実感しています。
 
‐劇中、朱莉が「自分がやりたいことが見つかったかも」と言うシーンがありますが、来年20歳を迎える梨央さんは、どんな20代を過ごしたいですか?
 
鈴木梨央
早く10代の壁を突破したいんですが、でもなんで突破したいのか自分でもわからなくて(笑)。
でも、20歳とか21歳は、私の中ですごくキラキラしているイメージがあって、その時に興味を持ったことや、その時に知りたいことを形にしていきたいなって思っています。今は好きで終わってることを、例えば好きよりも上のことがあるとしたら何だろう、何か資格を取ったら、例えば好き以上の形になるのかなっていう風に考えたりすることもあります。
何かちょっとでも興味があることを形にしていく、そんな20代を送りたいなって感じてます。
 
‐そういう梨央さんがオフの日の好きな過ごし方や最近ハマっていることは?
 
鈴木梨央
最近は、広い公園を一人で歩いて写真を撮ったりすることが好きです。あとは友達と一緒にピクニックをしてお弁当を広げて一緒に食べたりとか、外に出て人と会ったり、自然に触れることも好きで、そういう瞬間が一番好きです。
今は登山することにも興味があって、その予定を組んだので今から楽しみです。
 
‐最後に『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』の見どころ含めたPRメッセージをお願いします。
 
鈴木梨央
『ゴジラ』や『大怪獣ガメラ』など、数多くの怪獣映画シリーズの造形を手がけてきた村瀬継蔵さんが初めて総監督を務めた作品でもありますし、特撮が好きな方はもちろん、特撮作品はあまり見たことがないよって方にも、どこか懐かしさを感じるような描写がたくさんあります。そして、怪獣だけではなくて、朱莉にたくさんのヒントをくれるムグムグルスという可愛らしい小動物のキャラクターも登場するので、そういったところにも注目して見ていただきたいです。

映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』

鈴木梨央(すずき りお)プロフィール
2005年2月10日生まれ。埼玉県出身。
5歳から芸能活動を開始し、NHK大河ドラマ「八重の桜」(13年)で主人公の幼少期を演じ、NHK連続テレビ小説「あさが来た」(15年)では主演の幼少期と主演の娘役を演じて注目。『こどもしょくどう』(19年)で映画初主演を務めたほか、『屋根裏のラジャー』(23年)などでは声優としても活躍。24年7月24日から上演のブロードウェイミュージカル「ピーター・パン」ではウェンディ役で出演。

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鈴木梨央

■撮り下ろしフォトギャラリー

[インタビュー・写真:三平准太郎]

関連動画
 
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映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』

《INTRODUCTION》
総監督を務めるのは、美術造形家、村瀬継蔵。「ゴジラ」シリーズや「大怪獣ガメラ」、「仮面ライダー」などの造形を手掛け、怪獣造形の礎を作ったと言われているレジェンドです。
本作は、そんな村瀬が1970年代に香港のショウ・ブラザーズに依頼され、書き留めたプロットを基にしたオリジナルファンタジー作品。
「仮面ライダー」以降の“変身ブーム”を支えた高橋章や『ゴジラ』平成VSシリーズの西川伸司ら、村瀬と同時代を生きた屈指のクリエイター達が本作のために集結しました。
伝説の生物「ヤマタノオロチ」など、すべてを着ぐるみ・ミニチュアによるアナログ特撮で表現しつつ、最新鋭のカメラとレンズ効果や合成技術を用いることによって、CGとは異なる味わい深い世界観を作り上げています。
本作には、鈴木梨央や楢原嵩琉といったフレッシュな若手俳優に加え、斎藤工、佐野史郎、釈由美子、樋口真嗣監督といった特撮作品に縁のある豪華キャストも参加。
また、国民的アーティスト、DREAMS COME TRUEが主題歌「Kaiju」を本作のために書き下ろしています。
 
《STORY》
特殊美術造形家・時宮健三が亡くなった。祖父である時宮の仕事にあまり良い思い出がなかった朱莉は複雑な心境でファン向けのお別れ会を訪れていた。そこには特撮ファンである同級生の卓也の姿もあった。
朱莉と卓也は時宮の古い知り合いだという穂積と名乗る若い男と出会う。祖父が映画を作ろうとしていたことを初めて知る朱莉。穂積はおもむろに鞄から『神の筆』の小道具である筆を手にする。「世界の消滅を防いでください」穂積のその言葉とともに朱莉と卓也は光に包み込まれた。
気づくと二人は映画『神の筆』の世界に入り込んでいた。そして映画に登場しないはずの怪獣ヤマタノオロチがこの世界のすべてを破壊し尽くそうとする光景を目の当たりにする。
元の世界に戻るため、二人は時宮が作るはずだった映画『神の筆』の秘密に迫っていくことに……。
 
出演:鈴木梨央
 楢原嵩琉 町田政則 馬越琢己 吉田羽花 樋口真嗣 笠井信輔 春日勇斗
 釈由美子 斎藤工 佐野史郎
原作・総監督:村瀬継蔵
プロデューサー・特撮監督:佐藤大介
脚本:中沢健
音楽:小鷲翔太
主題歌:DREAMS COME TRUE「Kaiju」(DCTrecords/UNIVERSAL SIGMA)
エグゼクティブプロデューサー:村瀬直人
協力プロデューサー:八木欣也
アソシエイトプロデューサー:牛田直美
オリジナルコンセプトデザイン:高橋 章
怪獣デザイン:西川伸司
造形監修:村瀬継蔵
特殊造形:村瀬文継 若狭新一 松本朋大
製作:ツエニー TSKさんいん中央テレビ ストリーム ロスガトスワークス
制作:ツエニー
制作協力:スーパービジョン
配給:ユナイテッドエンタテインメント
特別協賛:ディーシーティーエンタテインメント
© 2024 映画「カミノフデ」製作委員会
公式サイト:https://kaminofude.com/
 
2024年7月26日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて順次全国公開!
映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』

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