【インタビュー】映画初出演&初主演 織田ひまり「これからも熱量を持って演技の勉強をしていきたい!」
ガールズポップユニット「BREAK TIME GIRLS」で活躍中の織田ひまり(16)。映画初出演&初主演となる『泥の子と狭い家の物語』(12/2公開)での撮影エピソードや、本作出演を通して感じたお芝居に対する思いなどについて話を聞いた。(直筆サイン入りチェキプレゼントあり)
『泥の子と狭い家の物語』は、大阪で平凡に暮らす内田家に、加賀美と名乗る女が祖母・松子の介護の手伝いに来たことから始まる、家族の崩壊と再生の物語。
織田ひまり インタビュー&撮り下ろしフォト
■映画初出演&初主演!
-この作品はオーディションで映画初出演&初主演が決まったそうですが、合格した時のお気持ちは?
織田ひまり(内田小豆/うちだあずき 役)
マネージャーさんから連絡いただいたんですけど、サプライズにしたかったらしく、「ひまりちゃん・・・」って低いテンションで話しかけてきたんです。
その暗いテンションで最初は「落ちたのかな」って思ったんですけど、まさかの合格ということで、嬉しいと同時にとてもビックリ!という気持ちも強かったです。
-台本を最初に読んだ時の印象は?
織田ひまり
現実にありそうなお話だなと思ったのが第一印象なんですが、“泥人形”“魔女”というワードも登場するので、非現実的なところも同時に感じて、読み進めるのが楽しかったです。
-月丘七央さん演じる加賀美玲子の正体が何者か?というところは、映画を観る者に委ねられているところもありますね。
織田ひまり
そうですね。果たして魔女なのか詐欺師なのか。
-演じられた“内田小豆”はどういう女の子だと捉えて演じられましたか?
織田ひまり
まず、狭いお家と家族に不満を持っているのもあって、家族との会話も少ないし、内面になにかを抱えている少し暗い感じで、感情もあまり表に出さない女の子です。
家が狭いせいもありますけど、押し入れの中に自分の部屋を作ったりするのは、相当家族とはうまくいっていないのかなと感じます。
■お芝居への取り組み方の成長につながった
-初めての映画撮影の現場はいかがでしたか?
織田ひまり
撮影当時はまだ中学生だったので、1日の終りの時間は決まっていたので、すこしせかせかしたところはありましたが、例えば雨に濡れるシーンでもカットがかかると、すぐにタオルで包みにきていただいたり、とても温かく、そして明るい現場だったなというのが強く印象に残っています。
-9月の劇団Do It Over第4回公演「その日、そのステージの上で」での会見で、『泥の子と狭い家の物語』の経験がお芝居への取り組み方の成長につながったとおっしゃってましたが、具体的にはどういう点でしょうか?
織田ひまり
この映画の出演が決まったとき、マネージャーさんが演技の先生を呼んでくださって、台本を深く読み込んで、役についての考え方を学びました。
以前の私だったら、役本人の表面的なところだけを解釈するだけでしたが、周囲の人、この映画でいうと、お父さん、お母さん、おばあちゃんとどういう関係性があって、どう思っているのかということも考えないといけないということを知ったんです。
実際の撮影現場では、共演の役者さんたちのプロフェッショナルなお芝居を生で感じられる空間に居られたので、どういう熱量でやれば、映像にはどう映るのかというのを感じることができました。
-たとえばどういうところに“プロ”を感じましたか?
織田ひまり
撮影の合間は楽しく談笑しているのに、いざ「よういスタート」と本番になった途端、さっきまでの笑顔が消えて“役”になりきるのを目の当たりにして、急に世界が変わるのを感じました。そのおかげで、私もその世界に引き込まれて、役になりきることができました。
-なるほど。では、役本人としては不気味な月丘七央さんも撮影の合間では優しいんでしょうか?
織田ひまり
はい、ニコニコしていてほんとに優しいし、面白いんですよ!
でも、本番になった瞬間、ほんとの魔女みたいに不気味な雰囲気を漂わせるのがほんとにすごくて、どうやって切り替えているんだろう?って思いました。
-先ほど明るくて温かい現場だったとお話がありましたが、そういう中で大変だったことはありましたか?
織田ひまり
主演をさせていただいているので、香盤表(=映画用語・撮影スケジュール)上、ほとんどのシーンに出演していて、とても忙しかったという点では大変でした。でも同時に楽しくもありました。
あとは、猫ちゃんとの共演シーン。動物なのでなかなか思い通りに動いてくれないこともあり、それは何回も撮り直すことになり、大変でした(笑)
-今回の映画出演を通して、今後のお芝居への取り組み方について思うところはありますか?
織田ひまり
プロの俳優さんやスタッフさんに囲まれてお芝居をさせてもらったことで、改めて楽しいなと感じましたし、多くの方々が全力でひとつの作品を作り上げていくという中の一人として携われたことがとても嬉しかったので、今後もそれぐらいの熱量で作品を作れるように、これからも演技の勉強をして頑張っていきたいなと思います。
■ガールズポップユニット「BREAK TIME GIRLS」の魅力
-BREAK TIME GIRLS(以降、BtG)で活動されていますが、グループの魅力は?
織田ひまり
5人組のガールズポップユニットなんですけど、全員関西出身なのがまずひとつのポイント。そしてみんなとても仲が良いし可愛いんですけど、パフォーマンスはとてもカッコいいし、キュートだし、クールで、そのギャップも魅力のひとつです。
-確かに、グループの公式YouTubeチャンネルでは、学力テストの回のユルユルなところと、一方で、MVではかっこいダンスを披露されてますね。
織田ひまり
そうなんです。お茶目な感じもあるんですけど、ステージに立つとキレッキレに踊っています。
-学力テストの回では、ひまりさんが見事1位となっていましたが、実際のところ得意な科目と苦手な科目はなんでしょう?
織田ひまり
私は絵を描くのが好きなので得意と言っていいかわからないんですけど、美術は好きです。工作も好きですし。
-YouTubeでは蝶のイラストも披露されていて、たしかに上手でしたね。
織田ひまり
ありがとうございます!
で、特に苦手な科目は、英語と数学です。あと、古文・漢文も苦手です。
-そもそも古文・漢文は必要な科目なのか議論は常にありますよね(笑)
織田ひまり
あります。たぶんみんな思っているんじゃないかな(笑)
■第9回日本制服アワード グランプリ!
-YouTubeチャンネルでの学力テスト1位つながりで、今年2月の第9回日本制服アワード(CONOMi主催)ではグランプリでした。その時の気持ちを教えてください。
織田ひまり
2回目の挑戦だったんですが、まさかグランプリをいただけると思っていなかったので、ほんとに嬉しかったです。制服はファッションとしての一面もあるので、学校だけじゃなくて、テーマパークに遊びに行くときに着ていくこともあるし、CONOMiさんの制服はいろんな種類があるので、たくさんの方に知っていただきたいなと思いました。
-グランプリ後のインタビューでご褒美にお母さんにお寿司をごちそうになりますとおっしゃってましたが、その後食べられましたか?
織田ひまり
あっ!まだかも!?今度(お母さんに)言っておきます!
■みんなに愛されて感動と元気を与えられるような人になりたい
-イラスト含めてひまりさんが得意なことや好きなことがほかにあれば教えてください。
織田ひまり
イラストは2次元チックな女の子やお洋服を描くのが好きで、最近は、小さい頃に描いていたイラストをリメイクすることもあります。
あとは、ポケモンがすごく好きで、ポケモンのゲームにハマっています。11月に出る新作もやりたいです!
-BtGの活動はもちろん、今回の映画でもダンスシーンが出てきますが、ひまりさんにとってダンスとは?
織田ひまり
ダンスは私の人生を変えてくれた存在なんです。
BtGに入るまでは、ダンスも歌もまったくやったことがなかったんです。なので、BtGに入ってダンスができるようになったことは、とてもよかったなと思っています。『泥の子と狭い家の物語』に出演できたのも、ダンスができることが理由のひとつかもしれません。
ダンスは、見てくれる方を元気にして、感動させることができるパフォーマンスだと思いますので、これからも頑張っていきたいです。
-今後の抱負はありますか?
織田ひまり
BtGのメンバーの一人として、俳優として、みんなに愛されて感動と元気を与えられるような人になりたいです。
そして、今私を応援して支えてくれている家族にも恩返しができるようになりたいです。
-最後に『泥の子と狭い家の物語』の見どころと共に読者へのPRメッセージをお願いします。
織田ひまり
最初は家族に不満を持っている小豆ちゃん。その小豆ちゃんの家に加賀美さんが入り込んできてから、家族がだんだんと崩壊に向かっていきます。でも、それを小豆の強い気持ちで、家族が再生していくところが見どころとなっています。是非劇場でお会いできるのを楽しみにしています!
織田ひまり(おりた ひまり)プロフィール
大阪府出身 2006年6月8日生まれ 高校1年生。
NHK Eテレ「すイエんサー」、ダイハツCM、ベネッセコーポレーション広告などに出演。ガールズポップユニット「BREAK TIME GIRLS」のメンバーとしても活動中。趣味は絵を描くこと。
■織田ひまりさん直筆サイン入りチェキ読者プレゼント
織田ひまりさんの直筆サイン入り撮り下ろしチェキを抽選で2名様にプレゼントします。
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当選者には、TwitterのDMにてお知らせいたします。(参考:個人情報の取扱いについて)
応募締め切り:2022年12月26日(月)23時59分
【インタビュー&撮り下ろしフォト】
映画初出演&初主演 #織田ひまり
「これからも熱量を持って演技の勉強を!」
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応募:本TweetをRT&@NB_Press_Onlineフォロー
締切:12/26 詳細は記事にて#BtGhttps://t.co/LNuUBvSSPW— NB Press Online (@NB_Press_Online) November 30, 2022
※チェキは2種類ありますが、ご当選した場合でも、チェキをお選びいただくことはできませんので予めご了承ください。
■撮り下ろしフォトギャラリー
[ヘアメイク:土肥千夏/スタイリスト:前璃子(JOE TOKYO) /インタビュー・写真:三平准太郎]
[衣裳アイテム/価格/ブランド]
ワンピース/¥53,900(taxin)/AOIWANAKA
ロングベスト/¥46,200(taxin)/AOIWANAKA
パンツ/¥52,800(taxin)/AOIWANAKA
カットソー/¥15,400(taxin)/AOIWANAKA
その他スタイリスト私物
AOIWANAKA TEL:03-6876-6855
映画『泥の子と狭い家の物語』
【INTORODUCTION】
ガールズポップユニット「BREAK TIME GIRLS」での活動に加えて、近年舞台やTVでの活躍が目覚ましい注目の新人、織田ひまり待望の映画初出演&初主演作『泥の子と狭い家の物語』の公開が、2022年12月2日(金)から池袋HUMAXシネマズ他全国順次ロードショーと決定した。
大阪で平凡に暮らす内田家に、加賀美と名乗る女が祖母・松子の介護の手伝いに来たことから始まる、家族の崩壊と再生の物語。
主人公・内田小豆を演じるは若干16歳の新星、織田ひまり。映画初出演しかも初主演という大役にもひるむことなく、時に激しく叫び、時に思春期特有の憂いを含んだ表情で、この難役を見事に演じ切った。
加賀美によって次第に 様子がおかしくなっていく小豆の母・康子役に、NHK連続テレビ小説「あぐり」(97)のヒロインで女優デビュー後、ドラマ、 舞台、映画と幅広い活躍を続ける田中美里が熱演。内田家に入り込む加賀美玲子役には、宝塚歌劇団82期生、男役 のスターとして11年在籍した月丘七央が、圧倒的な存在感を放ち怪演。
他に、内田家の父・幸男に有田洋之、祖母・松子に四天王寺紅、小豆が助言を求める猫屋敷の主人役に藤井佳代子、井之頭役に湯浅崇ほか個性的な実力派俳優と、早坂風海、筒井俊旭など期待の若手俳優が本作に結集。原作はオカモト國ヒコが書き下ろして2012年に劇団テノヒラサイズで舞台化、翌2013年にNHKオーディオドラマ「青春アドベンチャー」でラジオドラマ化された「泥の子と狭い家の物語」。
監督はCMディレクターとして多数の受賞歴があり、本作が長編映画デビューとなる西岡眞博。
【物語】
小豆とその家族は、不動産屋曰く「ちょっと狭めですけど、みんなが幸せになれる家」で、さまざまな問題を抱えながらも、平凡に暮らしていた。
そんなある夕立の日、加賀美と名乗る女が、祖母・松子の介護の手伝いにやってくる。鍼灸師だという加賀美は、父・幸男の酷い腰痛も一瞬にして治してみせ、見事再就職を叶えた。母・康子も明るさを取り戻し、少しギスギスしていた夫婦仲も良くなったかのように見えた。
しかし、そんな加賀美を次女・小豆だけが最初から疑っていた。最初は幸せを運んでくる天使のように見えた加賀美だったが、徐々にその正体を見せ始め、一家をじわじわと蝕んでゆく…。
出演:織田ひまり/田中美里/月丘七央/有田洋之/筒井俊旭/四天王寺紅/藤井佳代子/早坂風海/湯浅崇/岩本佳穏/坂田琴音
監督:西岡眞博
原作:オカモト國ヒコ「泥の子と狭い家の物語」
脚本:弥重早希子
タイトル:撫子・立沢トオル 宣伝デザイン:北嶋直樹
劇判:クスミヒデオ 主題歌:FONK MIKE
宣伝・配給:ベストブレーン 劇場営業:FLICKK
製作:team TANIYON Inc.
2022 年/カラー/シネスコ/stereo/117分
©チーム谷四/文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業
公式サイト:https://doronoko.com/
公式Twitter:@doronoko_movie
予告編
2022.12.2 Fri 池袋HUMAX シネマズ他全国順次ロードショー!
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