将来性のある新人監督を選出する2022年度「新藤兼人賞」受賞者決定。金賞『こちらあみ子』、銀賞『マイスモールランド』
2022年度「新藤兼人賞」受賞者が決定した。2022年度は、201作品が選考対象となり、11月15日に最終選考監督10名(10作品)が発表されていた。「新藤兼人賞」は、今年度公開作品の中から将来性のある新人監督を選出するもので、協同組合 日本映画製作者協会が主催する。
「新藤兼人賞」第27回授賞式は、12月2日に如水会館にて開催される。
2022年度「新藤兼人賞」金賞・銀賞、プロデューサー賞
金賞:森井勇佑(もりい ゆうすけ)監督
『こちらあみ子』
作品公式サイト:https://kochira-amiko.com/
銀賞:川和田恵真(かわわだえま)監督
『マイスモールランド』
作品公式サイト:https://mysmallland.jp/
プロデューサー賞:深瀬和美(ふかせかずみ)プロデューサー
『死刑にいたる病』
作品公式サイト:https://siy-movie.com/
2022年度ノミネート作品
≪監督と作品≫ ※劇場公開順
(監督) 片山慎三『さがす』
(監督)のん『Ribbon』
(監督)川和田恵真 『マイスモールランド』
(監督)満若勇咲『私のはなし 部落のはなし』
(監督)加藤拓也『わたし達はおとな』
(監督)早川千絵『PLAN75』
(監督)森井勇佑『こちらあみ子』
(監督)村山和也『とら男』
(監督)淺雄望『ミューズは溺れない』
(監督)竹林亮『MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』
新藤兼人賞について
■金賞・銀賞
日本映画の独立プロ53社によって組織される日本映画製作者協会に所属する現役プロデューサーがその年度で最も優れた新人監督を選ぶ。
完成度や将来性のみならず、「この監督と組んで仕事をしてみたい」「今後この監督に映画を作らせてみたい」というプロデューサーの観点を含む日本で唯一の新人監督賞だ。
本年27年目を迎える本賞は「新人監督たちを発掘、評価し、今後の日本映画界を背負ってゆく人材を育てたい」というプロデューサー達の思いから1996年に 「最優秀新人監督賞」 として始まり、2000年より、日本のインディペンデント映画の先駆者である新藤兼人監督の名前を冠した現在の名称となった。
受賞者には、正賞の新藤兼人監督デザインのオリジナルトロフィーと、副賞として、金賞には賞金50万円並びにUDCast賞※、銀賞には賞金25万円が贈呈される(2022年度は201作品が選考対象となった)。
※UDCast賞:Palabra株式会社より、金賞受賞作のバリアフリー版制作及びUDCastを提供。受賞作がバリアフリー化されている場合は、金賞受賞監督の次回作に提供。
■プロデューサー賞
“優秀な作品の完成に貢献を果たしたプロデューサーや企画者”の功績を称えることで映画製作者への刺激を与え、日本映画界の活性化に繋げたいという願いから2005年に創設されたプロデューサー賞は18回目を迎える。受賞者には正賞のクリスタルトロフィーと、副賞として賞金50万円が贈呈される。
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