生歌唱で満席の観客席は大熱狂 ナオト新作映画イベント
11月23日から公開予定の映画『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー2』(前編)の公開直前プレミア上映イベントがTOHOシネマズ新宿で行われた。
上映後のトークイベントが始まると、客席から登場したナオト。観客席からは大きなどよめきとともに歓声が上がった。
さらに主題歌「Sunday」を初披露し、大いに盛り上げた。
『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー2』
【前編】2017年11月23日(木・祝)【後編】2018年1月5日(金)
TOHOシネマズ 新宿ほか全国ロードショー
配給:日活
©2017「ナオト・インティライミ冒険記 2」製作委員会
公式サイト: www.naoto-tabiuta2.com
公開直前プレミア上映会 イベントレポート
映画『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー2』は、忙しさに追われていたナオトが純粋に音楽を楽しむ心を取り戻したいと、原点回帰をするために、世界をめぐった旅の記録となっている。
その完成を記念し11月8日、TOHOシネマズ 新宿にてナオト・インティライミと加藤肇監督が登壇した舞台挨拶付き公開直前プレミア上映イベントが開催された。
実は舞台挨拶前の上映ではナオト本人もファンと一緒にサプライズで観客席から鑑賞していた。
舞台挨拶が始まると同時に、ナオトが一緒に鑑賞していたことを告げられた瞬間、観客席からは大きなどよめきとともに歓声が上がり、その歓声に背中を押されるようにステージへと駆け上がると、持ち前のマイクパフォーマンスで観客を最初から盛り上げた。
トークイベントが開始するとナオトは、
「初めてこの映画を観る瞬間を大切なみなさんと一緒に過ごしたいと思い、今まで観るのを我慢してきました。この旅を作品にしてくださりありがとうございます。自分のことではなく時間を忘れるような素敵な感覚になりました」
と本作の感性を喜びスタッフや待っていたファンへの感謝を伝えた。
また、トークイベント中、背後にあるキーボードとパーカッションの話題になると、ナオトから本作の主題歌「Sunday」を初披露することが発表。
「みんなにも歌ってもらわないといけないところがあります!ライブ会場ではなくて皆さん固いかもしれないけれど、ナオト・インティライミのファンの力を見せてください!Are you ready!?」
と観客を盛り上げるとファンで埋め尽くされた観客席からはより一層大きな大歓声があがった。
映画本編を観たばかりで会場全体のテンションが高まる中、エネルギッシュな曲調の「Sunday」の演奏が始まると、会場内はどんどん盛り上がり、ナオトとファンと演奏スタッフと、会場全体がひとつとなっていた。
ゲストコメント
Q:今回再び旅に出た理由、その時の心境は?
ナオト・インティライミ
ずっと音楽が好きで始めて、それを生業にやらせて頂き幸せ者で無我夢中でした。ただこの6年間はやるべきことに囲まれている状態を感じてこのまま続けていては良くないなと思い、10年後20年後も自分から音楽を追い続けるために、今回旅に出ました。
長い目で見ても、決意して旅に出られて良かったと、今でも思っています。
Q:ナオトさんの旅に同行され監督にとってナオトさんの印象は?
加藤監督
今回、旅の始まりの出発の日、成田空港でナオトさんに意気込みなどのインタビューをしようとしたところ、ナオトさんに「旅っていうのは、そういうものじゃないんだ」と出鼻から怒られてしまいました。
ナオトさんにとっては、そういった段取りのようなものがあるのとは違い、単にナオトさんにカメラが付いていくという気持ちだったようで、仕事には真剣な人なんだと思いました。
Q:現地の人と仲良くなる秘訣は?
ナオト・インティライミ
顔ですかね。表情で「僕は敵じゃない」と言うのをまずは伝えないといけないので、そこは大事にしています。ぶっきらぼうでしかめ面で近づいても子ども達は警戒するけれど、笑顔で接して現地の言葉を覚えて挨拶をすることで相手との距離を詰めることが出来ると思います。
僕の場合はサッカーと音楽をやっているのも役に立ちました。また相手の名前を手に書いたり、メモをしたりして覚えるのも大切でいつもやっています。
Q:リアルなドキュメンタリーならではのマル秘エピソードはありますか?
ナオト・インティライミ
レストランでのライブで上手く観客を盛り上げることが出来ず、悔しくて夜の公園で現地の曲を練習しているところなんかは「入ってないのかよ!」とも思いましたが、別に宣言して練習したわけでも撮られたくてやっていた訳でもないから仕方ないですよね(笑)。
Q:主題歌「Sunday」に込めた思いについて
ナオト・インティライミ
旅から帰ってきて、いろんな曲のアイデアが沢山あって、どれから手をつけようと思い、ギターを手にしたら最初に出てきたのがこの曲です。この曲を皮切りにコンセプトアルバム28曲になってしまいました。旅で本当にエネルギッシュな人や音楽に出会って体感して、今の自分の音になり、言葉になりました。
Q:締めの一言挨拶
加藤監督
本日はご覧いただき、本当にありがとうございます。
アフリカ音楽とナオトさんの音楽と、非常に音楽に溢れた作品になっています。アフリカ音楽などは聴き馴れないようなものでも、何度か劇場に足を運んでいただくうちに馴染んでいくと思うので、何度でも観て頂けると嬉しいです。
ナオト・インティライミ
音楽はもちろん、それだけではない旅の醍醐味が詰まっています。出会いや別れ、生と死など。
アフリカという特別な地でナオト・インティライミが旅をしたから、ああいったことが起こるというのではなく、世界のどこかでは普段の日常として同じようなことが起きて経験しているという、皆様の普段の生活の一部と重なる部分や心が動いてもらえるところがあると、我々としてもこの旅をひとつの作品にした意味があるのかなと思います。
一度観ただけだと見落としていたシーンが沢山あると思います。何度観ても、何通りもの違う見方があると思うので何度でも観てください。またこの映画マジで観といた方がいいよとSNSなどで広めてバズらせていただけたら嬉しいです。ありがとうございます!
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